クエスト
闘技場設定は『練習場』から!
現在RC:0 (SRC:0)
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天義司祭からの小さな依頼現在報酬:基礎EXP24%、最新闇市アイテム×1
カルアと一緒に魔物退治を
●暗い教会の中にて
「やあ! よく来てくれたね、英雄」
『いねむりどらごん』カルア・キルシュテン (p3n000040)からの紹介のもと天義(聖教国ネメシス)のとある教会を訪れたイレギュラーズ達を待っていたのは、予想よりも気さくな表情をした一人の初老の聖職者であった。
簡単に挨拶を交わすと、司祭は『本当に小さな依頼なのだが』と何度も言い、ささやくようにイレギュラーズ達へ要件を伝える。
「わざわざローレットへではなくここで要件を伝えるのは、あまり大きな声で言えない事だからなのだ……ここから山を一つ越えた先、そこにある洞窟にいるという魔物を討ち払って欲しい」
「魔物退治って聞いたけど、違うのかな……?」
カルアの言葉に『そうなんだけれどもね』と頷く司祭。
「少々曰くつきでね――なんでも、死者に再び逢えるというデマが流れている」
「……」
かつて聖都フォン・ルーベルグを揺るがした『大いなる不正義』を例に挙げるまでもなく、死者が蘇ることなどありえない。
そうしたものを求めること自体が不正義であるとも言えた。
「噂は100%デマだ。しかしそれを求めてその洞窟へと向かう者は多く……そしてそのほぼ全員が亡き者となっている。
神に仕える者として、これ以上民の命が失われるのはあまりにつらい――だが私が真相を探ろうとすれば禁忌に近づいたととられかねない。そこで君達の出番というわけだ」
聖職者はそう言うと地図と小さなロザリオをイレギュラーズ達に手渡し、こう言い残すのであった。
「できれば完全な浄化を……頼んだよ」
●怪しい臭気の漂う洞窟にて
「……いるね……」
(確かに)
数時間後、地図を基にその洞窟へと足を踏み入れたイレギュラーズ達は慎重に呼吸を整え、ロザリオを手に身構える。
洞窟の内部は赤黒い液体の様な何かがべとりと付き、ゴブリンと思しき――とは言え仮面の様な何かを付け、完全に異形と化してしまっているようだが――魔物達が赤黒い棍棒を振り回しながらふらふらと歩いていた。
それだけではない、ここには何かがいる。
戦闘に慣れた自分達で無ければ気が付かないほど薄く、しかしドス黒い怨念にのみ込まれた悪霊達が目には見えないが『感じられた』。
これでは甘いデマに騙された住民達が数多く帰らぬ人となってもおかしくないだろう。そう思えるほどの危険であった。
イレギュラーズは覚悟を決めると、あえて大きな足音で一歩踏み込み魔物達の注意を引く。
ゴブリンは紅い目を大きく見開くと雄たけびを上げ、イレギュラーズ達を棍棒の汚れへと変えんとばかりに飛び掛かる。同時に辺りを包んでいる空気が一瞬で殺気立ち、『侵入者達』を滅ぼさんとしていた。
……さあ、魔物退治だ!
クエスト詳細
物騒な噂の流れる洞窟に彷徨う悪霊達とゴブリンの討伐依頼です。
物理攻撃力と体力に優れるゴブリンと、神秘攻撃力と回避に優れるレイスが数体ずつ現れますが、1体1体はそれほど強くないでしょう。
担当GM『塩魔法使い』