クエスト
闘技場設定は『練習場』から!
現在RC:0 (SRC:0)
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はらぺこ王女とグレーターバンブーショット現在報酬:基礎EXP24%、最新闇市アイテム×1
あなた がローレットへ訪れると、不意に袖を引っ張られた。
顔をそちらへ向ける。が、誰も居ない。もう一度袖を引っ張られた。
視線を下へと向ければ、そこにゲッソリとしたルーニャ・エルテーシアがいた。
「あのね。私、お腹が空いたのよ……」
どこかで見た覚えのあるやりとりな気もするが、この娘はいつもこんなのだ。
「話を聞いてちょうだいよ……。それはとても大変な話なのよ……」
そうして語り始めたルーニャ。
「――つまり、美味しいもの食べ過ぎてお金がなくなったのよ……」
五秒で話は終わった。
無計画の自業自得であるのは明白だが、その姿はあまりに不憫だ。
「他の人に聞いても、誰も相手にしてくれなかったのよ~、助けてよ~」
そらこんなのを相手にしてる暇もないと言いたい所だが、その憐れな姿を見ていると少し助けてやるか、という気にもなってきた。
仕方が無い。少し助けてあげよう。あなたはそうルーニャに言うと、
「ほんとなのか!? よしならゴールドを……!」
性懲りも無く金を要求するとは、この娘は……。どうせ直ぐに美味い物を買って使い果たすに違いない。
というわけでお金はあげない。
「そんなぁ~、じゃぁどうやってこのぐーぐー鳴るはらぺこアラームを止めればいいのよ!!」
逆ギレを起こすルーニャ。大方こうして誰にも相手にされなくなったのだろう。
呆れつつ、あなたはルーニャが引き摺っている大剣を指さす。
金がないなら自力で稼ぐ。なんだったら食材を入手すればいいのだ。
「そっか! 前にもそうやって美味しい物食べたわね!! よし、それなら早速美味しいものゲットに行くのよー!!」
袖を引っ張られたまま、あなたはルーニャに連れられてローレットを飛び出していくのだった。
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で、これはどういうことなのだろうか。
「私のはらぺこチェッカーが今の旬はタケノコっていうのよ! だからコイツを倒してタケノコをゲットよー!!」
そういってルーニャが格好良く大剣を構える。
旬な食材というのはわかったが、なぜこんな凶暴そうな魔物――『グレーターバンブーショット』なる魔物に立ち向かおうというのだろうか。
「この世界の魔物は美味いからね。あなたも食べたら虜になるわよ!!」
勝ったら食べなきゃならないのか……。不味かったら、なにかの罰ゲームかな?
「数が多いけど私とあなたなら楽勝よね! いくのよー!!」
どこから沸いて出るのかその自信。
一つ大きな息を吐いて、あなたは仕方なしと武器を構えるのだった。
クエスト詳細
・敵
『グレーターバンブーショット』×8
タケノコの魔物です。
そう強い相手ではありませんが、数が多く厄介です。
攻撃力が高めなので注意しましょう。
・同行NPC
『はらぺこ王女さま』ルーニャ・エルテーシア (p3n000040)
近距離攻撃オンリーの突撃アタッカーです。倒れるまで突撃を繰り返します。
担当GM『澤見夜行』