クエスト
闘技場設定は『練習場』から!
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エッグハント・リトルワイバーン現在報酬:基礎EXP24%、最新闇市アイテム×1
●エッグハント
「おお、来たな、イレギュラーズ殿!」
あなたにそう声をかけたのは、珱・瑠貴(おう・るき)。ローレット・イレギュラーズに、ワイバーン調教の業を伝えた一人でもある。
「お前達も、しっかりと技術を継承した。ならば次は、実践と行こうじゃないか。
自分たちのワイバーンが、ほしいだろう?
というわけで、エッグハントと行こう!」
そう言って笑う瑠貴だが、少しばかりの罪悪感が、あなたの心に沸き上がったかもしれない。いくら放っておけば人類の敵になるとはいえ、卵を奪い取って調教するのは如何なものか……。
その考えを見透かしたのか、瑠貴は苦笑する。
「ああ、違う違う。というのも、今回ハントする卵は、フリアノン・リトルワイバーンと呼ばれる種族の卵なのだ。
フリアノン・リトルワイバーンは、奇妙な性質を持っていてな。
繁殖に適しないと判断した卵や、他の巣の亜竜の卵を、巣の外に捨ててしまうのだよ。
残酷に思うかもしれんが、これも自然の摂理だよ」
瑠貴の言う通りだろう。繁殖に適しない子供を育てるより、確実に子孫を残せる一匹を育てた方が、厳しい自然界ではプラスだし、他の亜竜の卵を襲って捨てるのも、それはそれで一つの生存戦略だ。あくまで、相手はこの厳しい覇竜領域の自然で生きる存在。人間の常識で、あれこれ語っていい行為ではあるまい。
「もうわかったな? 私達の狙いは、この『捨てられた卵』だ。この卵は、親も回収しに来ないし、放っておけば魔物によって食われてお終いだ。
ならば、私達が貰って育てても……これなら心はそう痛むまい?」
瑠貴は笑った。
「というわけで、さっそくフリアノン・リトルワイバーンの群生地に向ってほしい。
捨てられた卵は、探せばすぐ見つかるだろう……が! 私達と同様に、近くの魔物達も、卵を狙っている!
戦闘は避けられないだろう。それに、長々と戦っていては、親のワイバーンに襲われる可能性もある。
さっさと魔物どもと片付けて、卵を回収して戻ってこい」
瑠貴の言葉に、あなたは頷いた――。
さて、フリアノン・リトルワイバーンの群生地。上空を飛んでいる、比較的小さなあれが、親なのだろうか。身を隠していると、目の前に、どすん、と大きな塊が落ちてくる。それは間違いなく、亜竜の卵だ。それがフリアノン・リトルワイバーンのそれなのか、或いは別の亜竜の巣から捨てられたものなのかはわからないが、いずれにせよ、このまま放っておけば、後は魔物に食べられるだけだろう。
あなたは、意を決して、卵を確保する……が! 同時に、周囲に魔物の気配を感じる! 卵を待っていたのは、あなただけではないのだ!
あなたは武器を抜き放つと、魔物達と対峙する。さぁ、この場を切り抜けて、ワイバーンの卵を手に入れろ!