クエスト
闘技場設定は『練習場』から!
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公(´・ω・`)平?(´・ω・`)?
●最弱で最凶
『伝承』王都、メフ・メフィート噴水前広場。
あなたがR.O.Oに降り立った時、そこは多くのアバター達で賑わっていた。
空中神殿から接続される最初の場所だから、という事もあるだろう。例によって例の如く、世の多くのMMORPGで繰り返された光景が広がっている。往々にして最初は余り強くないプレイヤー達が一番最初に考えるのは『協力プレイ』だ。集まって敵を倒し、ある程度育つまで経験値を効率よく稼ごうというアレである。お誂え向きにR.O.Oではパーティを組んでいる時、経験値は公平に配布される。つまり、アタッカーであろうとサポーターであろうと問題ない。これは兎に角何とかせねばならぬプレイヤー達――つまりイレギュラーズにとっては大変好都合な事実であった。
「……この近くに効率のいいモンスターが出るんだって?」
「最初のエリアだから、配慮してくれてるのかな」
「すっげえ弱いらしいぜ。しかも数はいる」
「そりゃあいいな。すぐレベルアップ出来るだろ」
口笛等吹きながら気楽に話すプレイヤー達は『意外と親切』なR.O.Oに一つ安堵していた。
『バグっている』と聞く位だったから、一体何をさせられるのかと正直不安ではあったのだが……
何はなくとも一先ず強く出来るなら多少は心配も減じようというものだ。
「……お、見えてきた。アレが例の依頼のエリアか」
今回の依頼は兎に角弱いモンスターを倒しまくるだけらしい。
的に困らない位、的はいるからうってつけとの事である。
「さあて、腕が鳴るぜ。何なら競争するか?」
「そりゃいい。晩飯をかけて一つ勝負と行くか!」
死んでも死なないR.O.O内部に加え、敵が弱いと念を押されているあなたはあくまで気楽であった。
(´・ω・`)
(´・ω・`)(´・ω・`)
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)……
「う、うわあああああああああああああ――ッ!?」
無限に増殖する(´・ω・`)。
その、地獄のような風景を見るまでは。