朱き煌めき纏う魔法剣を携えて。
現世も対人競技に名を連ね上に行く為に。

どうぞよしなに。

腕試し

避けるよ

赤いひつじを数えたらいけないよ。
悪い夢を見てしまうから。

レオン・カップ開催――最初にそれを耳にした時、エクスマリアは別段興味を示さなかった。
自身が弱者とは思わない。しかし数多いる特異運命座標の中で、頂点に立てるとも思わない。
そも、彼女は元来戦士に非ず、その在り方は狩人に近い。
戦場においては、よりその状況に適した者が勝利を手にするだろう。
そういった意味で、彼女はこの大会に積極的に参加する意思はなかった。
ではなぜ、彼女は大会に名を連ねているのか。それは――

ボクが一番うまく主人公クラスを使えるんだーっ！

一つ、剣舞をご覧に入れましょう。

折角の機会だ、俺も足を運ぶとしよう。……普段あんま闘技場行かないけど。

お互イ、ぶつかっても恨みっこなしだゼ？

お師匠が名前だけ自分のを使って、危ないところは弟子に任せた結果出来上がったチーム。

参加するなんて聞いてない。

皆、いっぱい遊ぼうぜ！！！！

探偵やあらへんよォ

ブラコンじゃないんだからねっ！