PandoraPartyProject

冒険

闘技場設定は『練習場』から!


永遠の町へようこそ。

 ――永遠の町へようこそ。
 この町を訪れた者が、衛視に聞く言葉がそれだ。

 小さな、そして辺鄙な町である。
 一行はまず、石造りの門をくぐり抜けると、大通りへ足を踏み入れた。
 石畳の両端に並ぶのは様々な商店であり、ほどなく中央のマーケットへたどり着く。
 何の変哲もない、ただの田舎町である。
 街道に沿っている訳でもない。近隣の村落から特産品が集まるでもない。
 ならばこの町は、いかにして成立しているのか。
 それも、こんな大仰な名前をして。

 話を続ける前に、まずは依頼内容についておさらいせねばなるまい。
 一行が受けた依頼は、あろうことか『永遠を終わらせること』であった。

 町は小さいながらも、活気に満ちて見える。
 例えば――あちらでおしゃべりしながら歩く若者達は、その手に肉を挟んだパンを持っていた。
 そっちのご婦人は、店内で美しく織られた布を品定めしている。
 聞こえてくる怒鳴り声ほども大きな声は、八百屋の店主が値引きを始めた合図だ。

参加者一覧
ヴィクトール=エルステッド=アラステア(p3p007791)
懐中時計は動き出す
ギルオス・ホリス(p3n000016)
朔・ニーティア(p3p008867)
言の葉に乗せて
ラナーダ・ラ・ニーニア(p3p007205)
必殺の上目遣い系観光客

探索記録

 どこもかしこも盛況だ。

 そう見える。

 そうあれかし。

 ――そうであるならば、本当に良かった。

 実のところ、町の全ては、まやかしだ。
 手を触れると、するりとすり抜けてしまう。
 夢か、幻か。
 情報屋の調査によれば、この町は――とっくの昔に滅びているらしい。

 声は聞こえる。姿は見える。
 しかし触れることも出来ず、においも感じない。
 旅の武芸者が語るように『見えるものが全てではない』などとも言うが。
 いや、今回の場合は少し違うか。
 この町の特色とは、一体何であるのか――
 幻想(この国)に詳しい者ならば気付くかもしれない。鉄材を加工する工場(こうば)が散見される。
 鉄資源にあまり恵まれない幻想にあって、近くの村で多少の屑鉄が採れたのが、この町の強みだった。

 ともかく一行は、目的地へと足を進めた。
 案の定と言うべきか、情報屋の言葉通りと言うべきか。
 姿を見せたのは魔物だ。
 手早く打破し、浄化してやろう。


挑戦結果

 だめだ。思いの外、敵が強力だ。
 出直す他ないだろう。撤退するしかない。
 一行は無念の思いで町を後にした。

戦績

攻略状況:攻略失敗…(撤退)

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