PandoraPartyProject

冒険

闘技場設定は『練習場』から!


柴犬さんとのんびり散歩

●今日の、柴犬さん
 マシュマロみたいなふんわり雲が青空に遊ぶ昼下がり。
 幻想のギルドを出たあなたに、柴犬さんがしっぽをふりふりおねだりします。

「く~ん、わぅん?」
 柴犬さんはとっても感情がまっすぐで、ピュアな瞳であなたの足元にまとわりついて。
「わんっ」
 あそんで、あそんでとアピールしているのは、誰の目にもあきらかなのです。

 あなたが頷けば全身によろこび溢れてくるくるまわり、しっぽをぱたぱた駆けだします。
「わう~ん!」
 自由奔放、なにものにも縛られないたましいが導くのは、予想不能の未知の道。
 ある時は色とりどりの花咲き誇る貴族の庭園、
 ある時は上演中の演劇ステージ、
 ある時は猫たちの集会場、
 またある時は温泉……?

 柴犬さんのおさんぽはスキルも何もいりません。気持ちも全身で「たのしい」「だいすき」が伝わりますから、だいじょうぶ。
 ただ、どこで何をするのかが、完全に犬の気持ちしだい(確率分岐のランダム)なだけなのです――。


 シナリオ:透明空気

参加者一覧
タクミ・サイオンジ(p3p009726)
特異運命座標

探索記録

●柴犬さんとお散歩日和
 タクミさんを時折ふりかえり、「たのしいね!」という顔をしています。柴犬さんは道をきままに選び、自由にたのしく駆けていきます。

「わんっ」
 ――うれしい!

 柴犬さんの鳴き声は、きく人全員にその喜びをつたえる嬉しそうな声でした。


 柴犬さんについていくと、やがて豪奢な門をとおりすぎ、貴婦人みたいな華やかなお花のそばを走り抜け――、


●貴族の庭園
 絢爛の花庭園に着飾った人々が集まっています。
 ここはきっと、貴族の庭園なのでしょう。

 はふはふとはしゃぐ柴犬さんをひっぱって、タクミ さんは薔薇の茂みに身を隠して人々の様子をうかがいました。おいしそうな香りがふわふわ風にのり、漂ってきます。貴族たちが囲むティーテーブルには、白を基調とした上品な食器と豪華なお食事がならんでいるのです。

 さて、タクミ さんの視線の先では―ー、
「此処で皆さまにお知らせしたいことがございます」
 ひとりの青年貴族が声をひびかせて、清楚な女の子の肩を抱いて華のある美貌の女の子に視線を向けています。
「わたしたち2人は愛し合っています。だから、彼女との婚約を破棄します!」
 おっと、これは異世界小説でテンプレと呼ばれる婚約破棄案件ではありませんか。そして――、
「わおーん!」
 一瞬の隙をついて。
「え!?」
「きゃあああっ!?」
 元気いっぱい、柴犬さんがテーブルにむかって飛び出して、女の子のスカートのしたを走り抜け、テーブルクロスをひっかけて。
「野良犬だ!」
「つかまえてーっ!?」
 たいへん、庭園は大混乱です!
 タクミ さんはあわててフォローに走ります……。

●おっといけない
「つかまえろ~!」
 タクミ は柴犬さんを抱っこして、一目散に逃げ出しました。


●あぶない、あぶない
「くぅーん、きゅぅん」
 しっぽを丸めて反省顔の柴犬さん。

 今日のお散歩は、ここまでにしましょうか。

挑戦結果

●お散歩、おつかれさまでした。
 柴犬さんは、すこし物足りなそうにギルドのはしっこで丸まってあなたをじーっと見ています。
 もっと遊んでほしいのかもしれませんね。

「くぅん、くぅん」
 やがて、甘えるように鳴き声をあげて。
「わう!」
 おねだりするように、あなたに近寄ってくーる、くる。まわりを走り回りはじめました。 
 目はきらきら輝いて、しっぽはやんちゃにぶんぶんと。

 ――ねえ、行こう。
 ――もういっかい、行こうよう!

 柴犬さんは一生懸命、あなたをお散歩に誘うのでした。

戦績

攻略状況:攻略失敗…(撤退)

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