冒険
闘技場設定は『練習場』から!
柴犬さんとのんびり散歩
●今日の、柴犬さん
 マシュマロみたいなふんわり雲が青空に遊ぶ昼下がり。
 幻想のギルドを出たあなたに、柴犬さんがしっぽをふりふりおねだりします。
「く~ん、わぅん?」
 柴犬さんはとっても感情がまっすぐで、ピュアな瞳であなたの足元にまとわりついて。
「わんっ」
 あそんで、あそんでとアピールしているのは、誰の目にもあきらかなのです。
 あなたが頷けば全身によろこび溢れてくるくるまわり、しっぽをぱたぱた駆けだします。
「わう~ん!」
 自由奔放、なにものにも縛られないたましいが導くのは、予想不能の未知の道。
 ある時は色とりどりの花咲き誇る貴族の庭園、
 ある時は上演中の演劇ステージ、
 ある時は猫たちの集会場、
 またある時は温泉……?
 柴犬さんのおさんぽはスキルも何もいりません。気持ちも全身で「たのしい」「だいすき」が伝わりますから、だいじょうぶ。
 ただ、どこで何をするのかが、完全に犬の気持ちしだい(確率分岐のランダム)なだけなのです――。
 シナリオ:透明空気
| 参加者一覧 | |
|---|---|
| 
						 | 
					ルウ・ジャガーノート(p3p000937) 暴風  | 
				
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					ネーヴェ(p3p007199) 星に想いを  | 
				
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						 | 
					ヘルミーネ・フォン・ニヴルヘイム(p3p010212) 凶狼  | 
				
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						 | 
					アルエット(p3n000009) 籠の中の雲雀  | 
				
探索記録
●柴犬さんとお散歩日和
 ジャガーノートさんを時折ふりかえり、「たのしいね!」という顔をしています。柴犬さんは道をきままに選び、自由にたのしく駆けていきます。
「わんっ」
 ――うれしい!
 柴犬さんの鳴き声は、きく人全員にその喜びをつたえる嬉しそうな声でした。
 柴犬さんがおおきな建物をぐるりとめぐり、裏口の戸をわふわふと叩いています。この建物は――?
「はあい」
 おばちゃんのあったかな声がして、戸がひらかれると柴犬さんは元気いっぱい、中にはいっていきました。
「あら。だめよ~、つかまえてちょうだい」
 おばちゃんがジャガーノートさんにあわてた様子で声をかけました。こうしてジャガーノートさんは柴犬さんを追いかけて、建物の中へ……
●演劇ステージ
 せわしなく動き回る人々の間を縫うようにして、柴犬さんを追いかけて。
 通路を抜けて、おどろき顔のおっちゃんの隣を走り抜け。
 パッ。
 眩い光がふりそそぎ――、
(???)
 人々が少し離れた場所に並び座って、視線をジャガーノートさんに注いでいます。ここは……演劇のステージ上ではありませんか。しかも、なんということでしょう、今まさに観客がみまもり、役者が熱演している真っ最中の舞台です。
 柴犬さんが目をきらきらさせて吠えると、最前列のこどもが「かわい~っ」と言って手をたたくのが視えました。おじさんもおばさんも、いちゃついていた恋人たちも、ニコニコしています。
 乱入者にびっくりしていた役者さんは気を取り直したように「アドリブでなんとかするよ」と目配せをして、「その柴犬はわが姫の呪われた姿に違いない、ならば貴様らは――」と台詞をまわしています。
「貴様らは~、え~、……敵かなあ、敵だな、うん!」
 役者さん、アドリブはちょっぴり苦手みたいです。兎に角、敵キャラに配役されたジャガーノート さんは役者さんとステージ上で演技することになったのです。
●おさんぽ、継続中
 柴犬さんは「ぼうけんたのしいねえ!」という顔で楽しそうに歩いています。
 今度はどこにいくのかな?
●ここは、古い洋館ですね
 柴犬さんとジャガーノートさんは、古い洋館に迷い込みました。
「おや、ちょうどいいところに」
 声がかけられて、視線を向けると召喚されたての旅人だと名乗るおじいさんがいます。
「わしは、はじめての依頼でここに来たんじゃが、この先の悪霊がたおせなくて困っておってのー」
 おじいさんはそう言って頭を下げました。
「ジャガーノートさんなら悪霊を退治できるんじゃあーないかーのー」
 そんなわけで、悪霊退治がはじまりました。
 無事悪霊退治をしたジャガーノート さんは、柴犬さんにそろそろ帰ろうかとアピールしてみました。
「くーん、くーん」
 柴犬さんはもうちょっと遊びたいみたいです……。
●柴犬さんは、冒険がしたい!
 柴犬さんは、ここで大胆な猛烈ダッシュをみせました。
 ジャガーノート さんは仕方なく後を追いかけます。そして、到着したのは――、
●おうまさんです
 紆余曲折あって、きづいたらジャガーノート さんはおうまさんが並ぶレース会場にいました。いわゆる、競馬でしょうか。
「わふ! わふ!」
 柴犬さんがおうまさんに混ざって走っています。
「いいぞー!」
「なんで犬がいるんだー!?」
 ジャガーノート さんは観客席でのんびりと柴犬さんの勇姿をみまもりました。
 
柴犬さんはおうまさんたちと並走してゴール付近まで行き、自由な目で観客席を見渡してジャガーノート さんを発見し、なんとなくドヤ顔でジャガーノート さんにもとに戻ってきました。
●のんびり気分逍遥
 それからジャガーノートさんと柴犬さんは、食べ物のにおいにつられて近くのお店に立ち寄り、好みの食べ物を味わって。
 ようやく、お散歩を終えて帰ることにしました。
今日のお散歩は、とてもハードで疲れるお散歩でした。
「わん! わぉん!」
 お散歩はもうおわり、と別れを告げるジャガーノート さんに柴犬さんがしっぽをふりふり、おめめもきらきら。
 ありがとう、だいすきだよ――柴犬さんは、そんなきもちを全身で一生懸命、あなたに伝えようと頑張っていました。
挑戦結果
●お散歩、おつかれさまでした。
 柴犬さんは、満足そうにギルドのはしっこで丸まってすやすや寝息をたてています。
 ゆるゆる、ふさふさと尻尾のさきっちょが揺れるのは、きっとたのしい夢をみているから。
 夢の中でも、冒険しているのかもしれませんね。
 あなたによく懐いたこの柴犬さんは、明日も明後日もそのあとも、あなたを見るたびに嬉しそうに寄ってくることでしょう。
「わんっ」
 と、元気いっぱい鳴き声をあげて、
 あそんで、あそんでとアピールしてくるのは、あなたのことがだいすきだから。
 どうしてそんな風に懐いているのか、
 理由は――柴犬さんに頷いて、いっしょにお散歩につきあうあなたを見れば、誰の目にもあきらかなのです。
「わぅ~♪ わぅ!」
 ――明日も元気なかおを見せて、いっしょに街を冒険してね!
戦績
攻略状況:攻略成功!