PandoraPartyProject

冒険

闘技場設定は『練習場』から!


永遠の町へようこそ。

 ――永遠の町へようこそ。
 この町を訪れた者が、衛視に聞く言葉がそれだ。

 小さな、そして辺鄙な町である。
 一行はまず、石造りの門をくぐり抜けると、大通りへ足を踏み入れた。
 石畳の両端に並ぶのは様々な商店であり、ほどなく中央のマーケットへたどり着く。
 何の変哲もない、ただの田舎町である。
 街道に沿っている訳でもない。近隣の村落から特産品が集まるでもない。
 ならばこの町は、いかにして成立しているのか。
 それも、こんな大仰な名前をして。

 話を続ける前に、まずは依頼内容についておさらいせねばなるまい。
 一行が受けた依頼は、あろうことか『永遠を終わらせること』であった。

 町は小さいながらも、活気に満ちて見える。
 例えば――あちらでおしゃべりしながら歩く若者達は、その手に肉を挟んだパンを持っていた。
 そっちのご婦人は、店内で美しく織られた布を品定めしている。
 聞こえてくる怒鳴り声ほども大きな声は、八百屋の店主が値引きを始めた合図だ。

参加者一覧
皇 刺幻(p3p007840)
六天回帰

探索記録

 どこもかしこも盛況だ。

 そう見える。

 そうあれかし。

 ――そうであるならば、本当に良かった。

 実のところ、町の全ては、まやかしだ。
 手を触れると、するりとすり抜けてしまう。
 夢か、幻か。
 情報屋の調査によれば、この町は――とっくの昔に滅びているらしい。

 声は聞こえる。姿は見える。
 しかし触れることも出来ず、においも感じない。
 旅の武芸者が語るように『見えるものが全てではない』などとも言うが。
 いや、今回の場合は少し違うか。
 この町の特色とは、一体何であるのか――
 幻想(この国)に詳しい者ならば気付くかもしれない。鉄材を加工する工場(こうば)が散見される。
 鉄資源にあまり恵まれない幻想にあって、近くの村で多少の屑鉄が採れたのが、この町の強みだった。

 ともかく一行は、目的地へと足を進めた。
 案の定と言うべきか、情報屋の言葉通りと言うべきか。
 姿を見せたのは魔物だ。
 手早く打破し、浄化してやろう。


挑戦結果

 だめだ。思いの外、敵が強力だ。
 出直す他ないだろう。撤退するしかない。
 一行は無念の思いで町を後にした。

戦績

攻略状況:攻略失敗…(撤退)

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