冒険
闘技場設定は『練習場』から!
永遠の町へようこそ。
――永遠の町へようこそ。
この町を訪れた者が、衛視に聞く言葉がそれだ。
小さな、そして辺鄙な町である。
一行はまず、石造りの門をくぐり抜けると、大通りへ足を踏み入れた。
石畳の両端に並ぶのは様々な商店であり、ほどなく中央のマーケットへたどり着く。
何の変哲もない、ただの田舎町である。
街道に沿っている訳でもない。近隣の村落から特産品が集まるでもない。
ならばこの町は、いかにして成立しているのか。
それも、こんな大仰な名前をして。
話を続ける前に、まずは依頼内容についておさらいせねばなるまい。
一行が受けた依頼は、あろうことか『永遠を終わらせること』であった。
町は小さいながらも、活気に満ちて見える。
例えば――あちらでおしゃべりしながら歩く若者達は、その手に肉を挟んだパンを持っていた。
そっちのご婦人は、店内で美しく織られた布を品定めしている。
聞こえてくる怒鳴り声ほども大きな声は、八百屋の店主が値引きを始めた合図だ。
参加者一覧 | |
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神倉 五十琴姫(p3p009466) 白蛇 |
探索記録
どこもかしこも盛況だ。
そう見える。
そうあれかし。
――そうであるならば、本当に良かった。
実のところ、町の全ては、まやかしだ。
手を触れると、するりとすり抜けてしまう。
夢か、幻か。
情報屋の調査によれば、この町は――とっくの昔に滅びているらしい。
声は聞こえる。姿は見える。
しかし触れることも出来ず、においも感じない。
旅の武芸者が語るように『見えるものが全てではない』などとも言うが。
いや、今回の場合は少し違うか。
この町の特色とは、一体何であるのか――
幻想(この国)に詳しい者ならば気付くかもしれない。鉄材を加工する工場(こうば)が散見される。
鉄資源にあまり恵まれない幻想にあって、近くの村で多少の屑鉄が採れたのが、この町の強みだった。
ともかく一行は、目的地へと足を進めた。
案の定と言うべきか、情報屋の言葉通りと言うべきか。
姿を見せたのは魔物だ。
手早く打破し、浄化してやろう。
挑戦結果
だめだ。思いの外、敵が強力だ。
出直す他ないだろう。撤退するしかない。
一行は無念の思いで町を後にした。
戦績
攻略状況:攻略失敗…(撤退)