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<終焉のクロニクル>始まりのレクイエム

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オープニング

●始まりのレクイエム
 君達はどれ程の道を歩んできた?
 今までこの世界で、どれ程の者達と意志を交え。
 今までこの世界で、どれ程の死闘を繰り広げてきた事だろう。

 その歩みに、どれ程の価値があった?

 この世界は救われるべきか?
 それほど価値のある世界か?
 ――少なくとも僕はそう思わない。

「この世界は――神は勝手がすぎる」

 ナイトハルト・セフィロトは自らを『始原の旅人』と名乗る。
 だがそれは誤り――いや正確ではない、と言うべきか。
 真なる『始原』は彼の『妹』だった。
 この世界の神に呼ばれた兄と妹。
 ほぼ同時だったが、恐らくタッチの差で妹の方が先だった。
 ……旅人は全てイレギュラーズだ。であれば彼女もまた、世界を救う可能性を秘めた者だった、が。しかし――彼女はつまらない事で死んだ。ありふれた死の一つ。定命であればいつか迎える結末の一つ。
 だがそんな事、納得できるか。
「神が呼ばなければ迎えた結末はきっと別のモノだったはずだ」
 この世界に呼ばれた者は『混沌法則』に縛られる。
 元々力強き者にとっては力を奪い取られるに等しい、この世のシステムだ。
 ――ナイトハルトはその影響を甚大に受けている。
 混沌法則に縛られなければ。きっと己は妹を救えた。
 こんな世界に呼ばれていなければ。きっと、きっと。
 この世を、この世のシステムを越えなければ。
 それが練達の始祖たる者の夢。
 この世を壊す。この世の神を殺す。
 ただそれだけを夢に生きてきた。

 最初期は只管に己を鍛え上げた。神に奪われた力を取り戻す為に。
 続けては足りぬ時を稼ぐために神の目を誤魔化す研究に没頭した。
 百年程度では時が足りぬ。届かぬ天に指を掛けるだけでも永き時が必要だったから。
 混沌法則にもなにがしかの隙と穴がある筈だと。そう信じて。
 中期に至りては憤怒と嘆きの最中にあったか。
 どれ程の研究をもってしても。どれ程の研鑽を得ようとも、届く目算至らぬから。

 ……あぁその折だっただろうか。
 彼に。イノリに会ったのは。
 永き旅の中で。半ばやけっぱちになって終焉の地へと赴いた際に。
 僕は彼に会ったんだ。
 そして僕は彼に『共感』した。
 彼の目的を知った時に。彼の見ている先を知った時に。
 だから僕は希望の可能性を秘めたイレギュラーズでありながら、彼に与する。
「さて。皆もそろそろ始めている所かな?」
 ナイトハルトは瞼を閉じよう。その裏に想起するは、己と立場を共にする者達。
 ファルカウ。ドゥマ。ヴェラムデリクト。ステラ。オーグロブ。ホムラミヤ。
 皆もまた、それぞれの理由があってこそイノリやマリアベルに与している。
 然らばナイトハルトは――なんとなし苦笑するものだ。
 本来僕はこっち側ではないのだろうけど。なんの因果か、全く。
「マスター」
「――あぁノア。丁度いいタイミングだね。うんうん。
 敵がやってくる。僕の愛しい後輩達だ。
 きっと彼らは全力で。全霊で立ち向かってくるだろう――
 抱きしめたいけれど、そういう訳にはいかない。
 全部殺してくれるかな?」
「承知シマシタ。オノゾミノ、ママニ。ソレガ望ミデ、アルナラ。
 コノ身全テヲモッテ、敵ハ全テ――通シマセン」
「うんうんいい子だ。頼んだよノア。流石は僕の傑作だ」
 と、その時だ。ナイトハルトの傍に現れたのは……まるで人形が如き存在。
 『ノア』と名付けられたソレはナイトハルトの忠実なる僕。
 方舟の名を冠し。しかし滅びを内包する『特別な』人形。
 プーレルジールで得た研究成果で作り上げた滅びのアークの結晶――
 彼女の髪を撫ぜてやりながら最前線へと送り込む指示を出そうか。
 ……誉める口調ながら、なんともわざとらしい様な色を端に含んでいるが。
「あ。それと彼は……ヴィッターはどうした? 見かけたかい?」
「ハイ。先程、ナニヤラ武器ヲ手入レシテイタ、ヨウデス」
「そうかそうか。彼も本気でやる気だね――ふふふ。
 我欲に満ちてる子達は本当にかわいいものだ。応援したくなる。
 何がどうなるにせよこれが最後だ。皆、満足するまでやるといい」
 同時。ナイトハルトはもう一人の協力者の顔を想起しようか。
 ナイトハルトに協力する『旅人』がいるのだ。まぁそれはナイトハルトの思想に共感している訳ではなく、あるイレギュラーズに固執しているが故だが……それもまた良し。ナイトハルトにとっては欲の儘に動く者は実に好ましいのだから。
 邪魔にならないのなら存分に動くがいい、と。告げようか。
 あぁ。
 僕は、どれ程歩んできたのだろう。
 世界なんぞ救ってやるかと憤り。
 その心を隠し。笑みの色を常に顔と言の葉に張り付けながら。
 僕は、どれ程歩んできたのだろう。
 だがそれも遂に終わる。
 神よ。滅びの時だ。あぁ――

 ――終焉の時は来たれり。


 終焉の地。『影の領域』とも呼ばれる場には『終わり』の気配が溢れていた。
 イレギュラーズ達は今まで何度と破滅的な気配に立ち向かって来た……七罪らの大規模な活動などその顕著たるものだろう。他にも海洋王国での戦い――滅海竜リヴァイアサンという神威に対しても絶望的な気配を感じえたか。
 が。終焉の地より零れ出でている気配は、また異質なものだ。
 世界自体が哭いている。
 敵が強大だから――とてつもない権能の気配があるから――
 そういう類とは違うものだ。
「さてさて。特異運命座標(アリス)、いよいよこの時が来てしまったようだね。
 元よりいつかはやってくる、とされていたものだが」
「こんな時でも飄々とした口調は変わらんな……危機感、という概念は知っているか?」
「まァまァ。これでも現状認識は出来ているでしょウ――恐らくの話ですガ」
 言の葉を紡ぐのは練達の三塔主の内の一人、マッドハッターか。傍には同じく佐伯 操やファン・シンロンの姿もあった。
 練達といえば先日Bad end 8が一角に襲撃を受けたばかりだ――しかしイレギュラーズの奮闘により辛くも敵の目論見は砕かれ、こうして終焉の地に増援を送る事が叶う余力を維持出来た。むしろ練達に開かれたワームホールを利用して逆侵攻を計画も出来たか。
 世界の終わりを感じればこそ余力を取っておく意味などない。
 先に開かれたフォルデルマン三世主催の会談の結果で――世界各国の歩みも揃っているのだ。持ちうる限りの全てをもって此処へ至っている。マッドハッター達が珍しくも此処にいるのはそういう事の一環であり……
「そして無論、来ているのは私だけではないようだね」
「――鉄帝国も支援しよう。どいつもこいつも、こんな緊急事態にむしろやる気を出している連中が多すぎて困……いや、臆するよりは遥かにマシだが、うむ……」
「さー頑張ろうね! どこを見ても敵だらけなら、全部斬ればいいって事だよね!」
 更には練達勢のみならず鉄帝国の者の姿も見えようか。
 それはゲルツ・ゲブラー (p3n000131)やアウレオナ・アリーアル (p3n000298)だ。その背後には最終闘争に闘志を燃やす鉄帝国軍人やラド・バウ闘士の姿もある――戦う事が本懐とする者達の瞳に恐れの感情は見られない。
 ゲルツは自国の相変わらずな様相に吐息を零すものだが。
 しかし世界的な終わりに恐怖する者も多い中、彼らの気概は実に頼りになるものである。
 今、この時戦わねば、全てが終わってしまうのだ。
 脚が竦んで動けない場合ではない。
 少なくとも戦える者にとっては……!
「し、深緑も加勢します……出来る事を、少しでも……!」
「――ありがたい。今回ばかりは、イレギュラーズ達だけでなんとかなるとは限らないからね。確認されている限りでも敵の数が多すぎる……それに、潜んでいる連中もいそうだ」
 それに勇気を振り絞りこの地に来ている者もいるのだ。それが深緑に住まう民であるメレス・エフィル (p3n000132)――駆けつけてきた迷宮森林警備隊と共に、かつてザントマン事件の折に救われた恩義を返しに来た。
 怖い。恐怖はある。だけど、今この時、助けてくれた皆を助けられなくてどうするのか。
 メレスは奥歯を噛みしめながら眼前を見据える――
 さすればローレットの情報屋として奔走していたギルオス・ホリス (p3n000016)はメレスらに感謝の意を伝えながら……しかし警告の声も走らせる。
 この場における最大の脅威はナイトハルト・セフィロト。
 彼を妥当しない限りこの戦場を抜く事は叶わないだろう――
 しかし。敵は確実に『彼だけ』ではないのだ。
「ギルオスさん……うん。私も感じる。きっと『あの人』もいる」
「全部ぶちのめしてはみせるけどね。やっぱり最後はハッピーエンドでないと!」
 その予感を感じているのはハリエット(p3p009025)か。ナイトハルトに与している、かつての知古の顔を彼女は思い浮かべる。彼もまたいる筈だ。ナイトハルトの近くか、そこまでは分からないが……
 しかしどうであれハッピーエンドはもぎ取ってみせる、と。同じく郷田 京(p3p009529)もギルオスに語り掛けようか。あらゆる戦いが今まであったが、きっとこれが最終決戦ならば――死力の尽くし所なのだから。
「ハリエット、京。あぁ……そうだね。そうだ二人共、あとでちょっと僕と一緒に来てくれるかい。僕はちょっと更なる増援というか――色々と声を掛けたい所があるんだ」
 ただ。彼女達を万一にも死なせたくないギルオスは未だ思考を巡らせている。
 この場には多くの者が訪れてきてくれているが。
 その中核は国家に関係している者が多い。
 まだ潜在的に味方になってくれる者達はいる筈だからと――そして。
「パイセーンにがさんぞ――!! うおー! いるでしょ、返事ぃ!!」
「――彼との決戦ですね。プーレルジールからの縁ですが、ここが終息地ですか」
「……どれ程、あなたが神を憎もうと、混沌はわたしの、大切は場所……!
 これ以上壊させたりなんか、絶対、しません……!!」
 その時。声を張り上げたのは茶屋ヶ坂 戦神 秋奈であり。
 グリーフ・ロスやメイメイ・ルーの姿も戦場に見えようか。
 ナイトハルトと幾度も邂逅した彼女らにはそれぞれの理由があり彼と相対する。更には。
「わたしたちは、終わらせない為に来たわよ。ナイトハルト」
 強き願いを瞳に宿し、メリーノ・アリテンシアも彼方を見据えようか。
 止めてみせる、その願いはと彼女は心に抱きながら。
 決着を付けるのだと――
 あぁ。
 君達は、この世界に必要とされている。
 外なる世界より訪れた者も。この世界にいて選ばれた者も。
 皆等しく、世界の希望なのだ。
 頼む。
 この世界を救ってくれ。

 滅びに立ち向かえる英雄達よ――君達の可能性だけが、明日を切り拓けるのだ!

GMコメント

●成功条件
 ナイトハルト・セフィロトの撃破。

●フィールド
 『影の領域』と呼ばれる地です。
 周囲には『終わり』の気配が溢れている、不穏なる地です。
 しかしこの地を突破し終わりを跳ね除けねばなりません――!

 第一章時点の状況では大量に存在する終焉獣や、それらを率いている中核である『ノア』らへの攻勢が重要となりそうです。
 ナイトハルトは攻撃できるような位置には姿は見えません。ただし、向こうは貴方達を見ているかもしれません……

●『パンドラ』の加護
 このフィールドでは『イクリプス全身』の姿にキャラクターが変化することが可能です。
 影の領域内部に存在するだけでPC当人の『パンドラ』は消費されていきますが、敵に対抗するための非常に強力な力を得ることが可能です。

////////////////////////
●敵戦力
●『始原の旅人』ナイトハルト・セフィロト
 始まりの旅人を名乗るイレギュラーズです。
 永き時を研鑽し続けた彼の実力は脅威の一言。五指に嵌めている指輪からは強大なる神秘を感じえます。『皆が混沌法則レベル1に縛られるなら。ヨーイドンで実力の伸びが始まるなら。イレギュラーズの中では僕がナンバーワンだ』とは彼の言。
 彼は個人的な『神』への恨みによりイノリ側に与しています。
 彼がイノリを裏切る事は絶対にありえません。
 つまり撃破する以外に道はないでしょう。

 第一章時点ではおよそ攻撃出来ない位置にいます。
 が、彼はなんらかの手段を用意していたのか、巨大な魔力の奔流による攻撃を仕掛けてくる事がある様です。
 ランダムに攻撃が降り注いでくる事があります。ご注意を!(毎ターン必ずといった頻度ではない様です)

●ノア
 ナイトハルトに忠実なる存在です。
 恐らくプーレルジールでの技術などを応用して作られたナイトハルトの『駒』だと思われます。なにやら特別な出来らしく、非常に強力な力と『何か』を内包しているようです。
 ナイトハルトの命に従い、イレギュラーズ達を殺さんと最前線で戦います。
 具体的な戦闘力には不明な所がありますが強い滅びのアークを身に纏っているようで、彼女の一撃を受けると『通常よりもパンドラ消費が激しい』場合があります。(必ずではありません。

●終焉獣『ヴェアヴォルフ』
 人の身になりすまし人を喰らう『人狼種』と呼ばれる終焉獣です。
 尤も、世界の終わりを感知してか元なる姿である巨狼の姿を隠そうともしません。卓越した身体能力の牙と爪で皆さんに襲い掛かってきます。

●終焉獣×無数
 様々な姿を持っている終焉獣達が無数に存在しています。
 ヴェアヴォルフ程強くはないようですが多彩な攻撃手段で襲い掛かって来る事でしょう。

●???
 仔細は不明ですが、潜んでいる敵戦力や増援として訪れる戦力がいる可能性が考えられます。
(シナリオ進行に伴って開示されます)

////////////////////////
●味方戦力
●練達ドローン×多数
 練達への襲撃を跳ね除けた事によって、練達の動きは妨げられませんでした。かの地から大量のドローン増援が送られ続けています。耐久力は左程でもありませんが、常に飛翔し素早い動きをしながら、遠距離射撃を行う事が可能です。皆さんの攻勢の支援を常に行います。時には身を挺して皆さんを庇ったりする事もあるでしょう。

●鉄帝国軍人×多数
 鉄帝からの増援です。ドローン程数は多くありませんが、一人一人の能力は遥かに上です。
 果敢に敵に立ち向かい皆さんの援護も行う事でしょう。

●迷宮森林警備隊×複数
 深緑からの増援です。優れた弓の使い手たちのようで、鉄帝軍人ほど多くはありませんが、精密な射撃で皆さんを援護します。

●味方NPC陣
 以下、参戦しているNPCを記述します。
 他、関係者を指定する事も可能です。
 いずれの場合も攻勢や治癒、支援などを皆さんに対して行います。

 マッドハッター(主に周囲に対し、戦闘支援の加護を齎します)
 佐伯 操(主にドローンなどの指揮を行い、皆さんに的確な支援を行います)
 ファン・シンロン(マッドハッターなどの護衛をしつつ皆さんにも援護を行います)

 ゲルツ・ゲブラー(主に射撃援護を行います)
 アウレオナ・アリーアル(主に近接戦闘による援護を行います)

 メレス・エフィル(主に周囲に対し、治癒支援を行います)
 ギルオス・ホリス(OPでは登場しましたが、今はいません。何かしようとしているようです)

●???
 現時点では不明ですが、増援が訪れる可能性があります。
(シナリオ進行に伴って開示されます)

////////////////////////

●備考
 本シナリオにおいては状況の変化により『敵戦力』の増加や『味方戦力』の増加が行われる場合があります。

●Danger!
 当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
 予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。

////////////////////////

●第一章目標
 ・敵最前線の突破(ノアや終焉獣を押しのけ、ナイトハルトに接近してください)


行動方針
 以下の選択肢の中から行動する方針を選択して下さい。

【1】攻勢方針
 敵勢力に対し、攻撃や攪乱などなどなんらかの攻勢を仕掛ける方針の方はこちらをお選び下さい。

【2】支援方針
 敵勢力に向かう面々に支援などを行う事を主としたい方は、こちらをお選びください。

【3】【ナイトハルト】への攻勢
 ナイトハルト・セフィロトの姿が見えました。彼に対する攻勢や干渉を行う事が可能です。
 また敵戦力『ノア』の脱落により、ナイトハルト周辺の防衛戦力(終焉獣)に乱れが生じています。
 つまり第二章時点までよりも、ある程度危険性は減っています。ただそれでもナイトハルトに近付くと危険はあります――ご注意を!

  • <終焉のクロニクル>始まりのレクイエムLv:50以上相談期間中
  • こんにちは、世界。さようなら、世界。
  • GM名茶零四
  • 種別ラリー
  • 難易度VERYHARD
  • 依頼公開日時2024年03月18日 21時45分
  • 第3章募集中27人
  • 総採用数203人
  • 参加費50RC

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第3章

第3章 第1節

「――なんだと?」

 ナイトハルトは感じ得る。戦場の変化を。
 ベヒーモスが押されている。いやそればかりか、何か一瞬動きが変だったような。
 ヴィッターが何かミスったかな――?
 竜である存在も訪れているのだ。歴戦たるイレギュラーズも大勢いるのだ。
 一手の間違いが致命になるだろうに――
 全く困った男だなぁ♪ まぁいい。
「そうはいかないためにノアを用意していたんだ。ノア――おや?」
 と。最前線の防衛中核を担っていた、己が人形ノア……が。
 反応が、ない――?
 おかしい。どういう事だ? なんらか戦闘出来なくなった時点で、滅びのアークを撒き散らす自爆を行うようにしていた筈なのに。そうなるようにプーレルジールという大舞台を実験場にしていたというのに。
 何か不測の事態があって失敗したというのか――?
 馬鹿な。
 いやそればかりではない。
 他の戦場の気配も――散っている気がする。
 ドゥマもヴェラムデリクトもホムラミヤも――
 まさか。ファルカウも落ちたというのか。
 ――すごい。

「流石だ……流石じゃあないかイレギュラーズ♪ ハハハハハ――!」

 だがナイトハルトの心中は歯ぎしりするような口惜しさと。
 同時に歓喜に振るえる高揚感に満ち溢れていた――
 ナイトハルトはBad end 8の中において唯一の旅人(ウォーカー)だ。
 本来であれば滅びの側に立たぬ者。
 だからこそ終焉が阻まれているという現状に喜びの感情も抱ける……いや厳密には終焉が阻まれている事、というよりも現在のイレギュラーズを全て『自らの後輩』と愛するが為の、彼らの活躍に対してと言えようか。
 あれだけの数の終焉獣を用意して。
 ROOデータからサルベージしたベヒーモスも用意して。
 プーレルジールでの研究を元に作り上げた爆弾も用意したのに。
 それでも君達は突破しうるというのか!
 多くの者が協力して! 世界中が一致団結しうる地盤を作った!
「どこか一つでも仕損じていれば、今の流れは大きく変わっていただろうに」
「あらぁ? どうしたの、ナイトハルト。追い詰められてるのに、元気そうね」
「原初の旅人。わたしも旅人としての立場に思う所はあるけれど……しかし!」
「てめぇの好きなようにはさせてやれねーんだよ!」
 ナイトハルトに相対するは彼への攻勢を果敢に仕掛けていた者達の一部――メリーノ・アリテンシア(p3p010217)やセレナ・夜月(p3p010688)、紅花 牡丹(p3p010983)の姿であったか。メリーノが話したい事があるからと送り出した面々。
 傍にはマリエッタ・エーレイン(p3p010534)や水天宮 妙見子(p3p010644)の姿もある。
 周囲の終焉獣を跳ね除け、時に治癒の力を展開し――
 ナイトハルトに抗しようというのか。
「ナイトハルト……私達の大先輩、原初の旅人。
 先程『妹』さんの件に問いかけた時、激しく憤っていましたね。
 やはり貴方にとっての全ては『妹』さんですか」
「そうさ。あの子が失われたのが僕の始まり。
 ――そしてその後でイノリに出会った事が僕の立場を決定づけたのかな」
「イノリ……影の城にいる、首魁ですか」
 マリエッタと妙見子の言。ナイトハルトは笑みと共に応えようか。
 繰り返すがナイトハルトは旅人だ。イレギュラーズと同様の立場。
 だがナイトハルトが鞍替えする事はありえない。
 ずっとずっと神を憎んでいた。ずっとずっと滅ぼす為に行動していた。
 なにより僕は君達なんかより先に。
 イノリに出会ってしまった。
 妹であるざんげ愛する――彼に。

「あぁ」

 偶然だったのかな。恐らく初めての旅人が兄妹であったのは。
 偶然だったのかな。それとも正に神の悪戯であったか――
 まぁ、いい。
 もういいんだ。
 どうでもいいんだ!

 さぁ決着を付けよう。世界を救う愛し子達――

「僕は――ちょっと強いぞぉ?」


 ※最終局面に移行します! 以下の変化が生じています!

●第三章目標
『ナイトハルト』の撃破

●『敵戦力』情報更新
・ベヒーモス:ヴィッターの指揮によるミスと、イレギュラーズの大攻勢。クワルバルツの攻撃により明らかに損耗しています――! しかし巨体から繰り出される一撃は未だ脅威でしょう。最後までご注意を!
・ヴィッター:非常に大きな負傷を負い、ナイトハルト側へと後退しているようです。ナイトハルトの傍で最後の防戦を行わんとしています。

・ナイトハルト:【1】【3】いずれでも攻撃を仕掛ける事が可能です。終焉獣が存在していますが、最前線を担っていたノアが脱落した事により、終焉獣の統制が乱れています。その為、妨害してくる終焉獣の数が減りつつあるようです――ただしナイトハルト自身は強力な力を宿しています。彼への攻撃はやはり危険が伴います、ご注意を!

●砲撃について
 第一章からナイトハルトは各地に砲撃を展開していましたが、この砲撃に関してはかなり消極的になっています。
 自身の傍における戦闘に魔力を集中させている様です。
 つまりランダムに生じていたダメージ(『騎兵隊』の行動により、途中から騎兵隊を中心に狙っていましたが)はほぼ失くりました。ただしナイトハルトへの攻勢が少なければ再開されるかもしれません――後は、ご武運を!


第3章 第2節

零・K・メルヴィル(p3p000277)
つばさ
行動方針 【1】攻勢方針
【泰平】
【1】にてベヒーモス狙い

此処が正念場って奴だな?!
よぉし、百合草、フラーゴラ、もういっちょ気合入れてくぜ!
イクリプス使用!
ベヒーモスも此処で確実にぶっ倒す!

エキスパート×オラクル使用

副行動で満漢戦黄→蒼竜纏影の順に付与
自付与外れた場合は再付与
基本は虹星C³
AP切れたら天星剣舞

弱点を直感的に見抜いて斬りまくるッ!

(狂気の治す際に死ぬのは無しだけど、全員生きるなら犠牲なしがいい、世迷言だってわかっててもな―――ただ、もし全部の決着がついたなら…)

無事戦いが終わってさ、イノリの方も終わったら…また会おうぜ、百合草
パンなりなんなり奢るぜ(楽しい未来を考えるぐらい、良いだろ?0ではない、はずだ)
ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)
【星空の友達】/不完全な願望器
行動方針 【1】攻勢方針
引き続き、ネロさんと一緒に戦い
星空の泥やパラダイスロストで攻撃し
終焉獣の数を減らしていくよ
「ネロさん、大丈夫?ナイトハルトからの干渉があったら言ってね…!」
※ナイトハルトからの干渉がある場合
 PPP発動しネロさんを守る

僕個人としてやりたい事はある
…けど、ネロさんを連れて行くのは難しい
ナイトハルトがネロさんへ干渉できる可能性はまだ残ってるんだ

もし他にネロさんと一緒に戦う人がいるなら
途中でネロさんとの共闘を任せ
僕はナイトハルトへの攻撃へ向かう
「ごめんね、これは僕の我儘。ネロさんの事、よろしくね!」

ナイトハルトへは
パラダイスロストか星の破撃で攻撃するよ!
「1回位は…とっておき、見せておきたくてね!」
スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
天義の聖女
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】

ここが正念場!
となれば前に出ながら積極的に支援を行うね
要のヴィッターを排除して、一気に押し切ろう!
士気を乱せばこっちのものだしね!

今回も回復役として立ち回るよ
クワルバルツの背に乗って戦場を駆け抜ける!
落ちたら格好悪いし、しっかり掴まっておくね

主行動優先度は回復>付与
攻勢を緩めなくて良いように周囲の仲間のHP、APを高い状態に保つ事を意識

回復は状況を見て使用
全体的にHPが減っていたり、BSが付与されているなら神域
周囲の仲間のAPが減ってる時は神の祝福
単体回復には聖華

燃費の悪い仲間には水鏡を付与
攻撃力の高いアタッカーを優先

副行動の優先度は移動>天地神明>祈請>銀翼
付与は効果が切れたら再付与

海音寺 潮(p3p001498)
揺蕩う老魚
行動方針 【2】支援方針
最後は笑って終わらせるためにわしも背中を押すくらいはしようかのう

負傷者の回復や支援をする
最優先は負傷した者、何らかのBSに掛かった者に各回復スキルを使用
対象の位置や数に合わせて範囲回復と単体回復を切り替える
歪曲運命黙示録をEXFが少ない者や盾役にかけ万が一に備える
支援の必要がなければ神気閃光で追撃
戦闘不能から回復できない対象は秘密の隠れ家に緊急避難

砲撃が飛んで来たらせめて周囲の者にだけでも知らせて伏せる、物陰に隠れる、防御態勢を取るなど対策を取らせる

敵が邪魔で進行できない仲間がいたら抱きかかえて飛行・敵を攻撃や挑発して気をそらすなどして進ませる
行きなさい、後悔しない様に
Alice・iris・2ndcolor(p3p004337)
シュレーディンガーの男の娘
行動方針 【1】攻勢方針
でーおーくれーたー!!危うく最終決戦に参加しそこねるとこだったわ、あぶないあぶない。
さて、現状は、と……ふむあのでかいの(ベヒーモス)を狙うとしましょうか。

EXA連スプラッシュの手数で勝負のビルド。
まずは魔術的パラダイムシフトで強化。
主行動でケイオスマジック・イクリプス、副行動で逢火破天で攻めたてるわよ。
オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
行動方針 【1】攻勢方針
鉄帝国軍人の方々と合流し、ベヒーモスに立ち向かいます。
勝利まであともう少しです。全力で押し切りましょう。鉄帝の力を見せてやります。

全力を叩き込むにはまず接近が必要です。
強射撃を撃ち込みながら突き進み、反撃には大袈裟なぐらいの回避を行います。
ここまで来て潰されて終わりなんて、御免被りますからね。

接近が成れば鋼覇連閃で一気に畳み掛けます。
連撃で肉と守りを削り取り、その芯、あるいは核に鋼覇斬神閃を届かせましょう。
特別な策などありません。ただ味方と剣を信じ、突き進むのみです。

消耗しても携行品を用いて回復し、限界まで全力を叩き込みます。
誰も彼もが死力を尽くしているのです。自分も負けていられません。
サクラ(p3p005004)
聖奠聖騎士
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
そうか、ネロさんも生きてたんだね
良かった

私もスティアちゃんと一緒にクワルバルツちゃんの背中に乗せて貰うよ!
ハリエットちゃん達を援護する為にベヒーモスを叩くよ!
このままではハリエットちゃんも危ないしね!

攻撃する時はクワルバルツちゃんにベヒーモスに近づいて貰って跳躍で飛び移って斬るよ!
飛び移る前にソリッド・シナジー、狂イ梅、毒泉を自分に付与
飛び移った時には死線の踏み込みでの竜墜閃でベヒーモスを斬る!

ベヒーモスが動く時はクワルバルツちゃんに飛び乗って退避するよ!
「クワルバルツちゃん、ベヒーモスの直上に移動して貰ってもいいかな!?」
ベヒーモスの直上に移動したらクワルバルツちゃんにお願いをするよ
新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
ソリッド・シナジー使用後にダニッシュ・ギャンビット。
封殺を高めたうえで主行動はジャミル・タクティール。
ヴィッタ―指揮下のベヒーモスを範囲攻撃に巻き込んでいき封殺しつつダメージを与えていく。

ヴィッタ―に対してはQT。
先ほどのフィニッシュを取りに行く動きとは逆に、ハリエットに取らせるような牽制・サポートの射撃に徹して、本来の狙いであるヴィッタ―へのヘッドショットを気取られないように立ち回る。
ハリエットによる攻撃やハリエットとの会話で意識が此方から逸れた瞬間を狙い、携行品使用しヴィッタ―へQTのヘッドショットを見舞う。

「ここから先はハリエット(ヒロイン)の舞台です。我々端役は、ここで退場だ」
モカ・ビアンキーニ(p3p007999)
Pantera Nera
行動方針 【1】攻勢方針

「『大いなるもの』は始末してきた。もう少し働きに来たよ」

攻撃目標:ベヒーモス
味方の集団に入って戦う。
自己付与はデスティーノ・コイントス→狂イ梅、毒泉→SSSガジェット3.0bの順に使用。
攻撃は副行動で攻撃集中を宣言し【泥沼】【停滞】が付与されていなければ残影百手。3回命中させて付与できなければ、抵抗が高いと判断して使用を終了。
その後は使用可能ならブルーフェイクIIの連続攻撃をおみまいしてやる!
ブルーフェイク使用不能の場合は終局舞曲で【恍惚】付きの華麗なる連続攻撃だ!

自分の身に危険を感じたら、無理せず周囲を警戒しながら後退する。
世界は守らねばならんが、私はこの後も世界でやりたい事があるのでな。
雨紅(p3p008287)
愛星
行動方針 【1】攻勢方針
ベヒーモスへの対処に切り替えます
…ノアは止めました、次はあなた
あくまで再現、心の有無さえ曖昧だとしても、あなたにも罪は背負わせません


舞台『干戚羽旄』でBS付与を狙いつつ、副行動の舞衣『長袖善舞』でFB消し
より確実に、自身の高回避を発揮できるよう

武舞『突』+攻撃集中で損傷を広げつつ
回避を更に上げ、敵の攻撃を避ける、避けきれなかったとしても軽減できるようにしておきます
被弾嵩んだりBS受けた際は、絶気昂で回復を

「たとえこの身が、罪を重ねたものだとしても。この武器が、誰かを傷つける罪と共にあるとしても」
「滅ぼさせない為に、私は私の意思で、この槍を振るいましょう!」
今の私は、この世界を愛しているのだから
一条 夢心地(p3p008344)
殿
行動方針 【1】攻勢方針
ベヒーモスを倒すのじゃ。

なんともしぶとい相手じゃが、まだまだここからよ。
ここまで使わず溜めてきたお殿様ゲージを使い、超夢心地技を発動しよう。

ウォーワイバーンを駆り、高高度からの急降下きりもみ突撃による……
シン・シャイニング・夢心地・アルティメット斬じゃ!!!!
輝いて!煌めいて!ときめいて!眩さ全開の光の剣で!斬る!!!!!

ここから先はどっちが気合い入っているかを確かめ合う、ガチンコ勝負よ。
前のめりに光を発し続けて、ただただ未来を照らす。
殿的存在、一条夢心地の在り方全てをぶつけて、このデカブツを打ち破ってみせるわ。

ぬぉぉぉおおおりゃぁぁぁぁあああああああああああああッ!!!!!!
フラーゴラ・トラモント(p3p008825)
星月を掬うひと
行動方針 【1】攻勢方針
【泰平】
瑠々さんと共に

泰平は…偲雪さんも願ったのは平和だったと思うから
手段や結果は違えど、願いは同じだったと思ってるよ
世界が滅んじゃったら意味がない!
ワタシと瑠々さんに決着もつけられない!

『ティスタ・ヴァージュ』を自分に付与
敵の猛攻が予想される
『ケイオス・ハーモニクス』で【復活】の準備
倒れる味方が多ければ『デウス・エクス・マキナ』
優先するのは瀕死の味方
多少の攻撃ならへっちゃら
回避で避ける
主行動『天上のエンテレケイア』副行動『百花号令』でリソースを供給

隙を見て『パラダイスロスト』で攻撃
ハリエット(p3p009025)
暖かな記憶
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
目的:ヴィッターさん撃破

「ヴィッターさん。これで最後だ。私は貴方の命を貰う。
そして、今まで犯した罪と貴方を殺した罪を背負って、これからも生きていく」
生きるために盗みをした。怪しい荷運びをした。死体を漁った。
殺人と自身を売ること以外はほぼ何でもやった。

そんな私が変わったのは。
「誰も信じられない私に言葉を……灯をくれた人がいたんだ」
人のあたたかさを教えてくれた人が、いたんだ。
だから…。
「過去は変えられないけれど、この先はその人に恥じない生き方を」

広域俯瞰と摂理の視使用。
ヴィッターさんに、ロングバレル・リコシェットとラフィング・ピリオド使用。
彼の関心を引きつつ、味方と一丸になって撃破を狙う。
ニル(p3p009185)
願い紡ぎ
行動方針 【1】攻勢方針
「おねえちゃん」にありったけの魔力を注ぎ込みながら
パラダイスロスト、ケイオスタイドでできるだけまわりのものも巻き込みながらベヒーモスを攻撃します
極彩アポトーシスで深くえぐり
接近時は全力のフルルーンブラスターを!

怪我には天上のエンテレケイア
誰も失いたくない
……失うのは、かなしい、もの

たいせつなひとを、ばしょを
なくすのはかなしいこと、です
だから……そんなのは、ニルはいやだから
指輪に口付けて、杖を構えて、まっすぐ前を向いて
祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
優しい白子猫
行動方針 【2】支援方針
正直…ナイトハルトへ攻撃しに行きたくはある
…けど、誰かが倒れたり操られたりするのは嫌だから
僕は僕にできる事をします。みゃー!

パンドラの加護使用
姿変化(ID:85642)

皆の回復と支援を行うよ
副行動で球掴希端使い自付与
AP・BSは幻想楽曲オデュッセイアで
HPは無穢のアガペーやデウス・エクス・マキナで回復
戦闘不能の人はデウス・エクス・マキナで復活試みる
味方援軍…ネロさん達も回復
「あと少し!絶対に気を抜かないで…!」

ナイトハルト…妹さんの事、どの位覚えてる?
僕等は…その人の名前も、知らないんだ
話したい事があるなら、話したい人だけにでも、話した方が良いよ
死んだら、お話も自由にできなくなっちゃうから…。
郷田 京(p3p009529)
ハイテンションガール
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】

いや、逃がさないよ?
なに自分の目的優先みたいに動いてんの?
させねーって?

アタシが殺すって決めたんだから、アンタは死ぬんだよ

・行動
ヴィッターの殺害を優先
アンタ、邪魔なのよね

・戦闘
戦闘前にM.O.Fを自付与

近〜中距離で戦闘
魔離槍を主な攻撃手段にしつつ、全スキルでBS付与
副攻撃可能なら魔離槍を使用

ギルオス、イラスが危なければブレイズハート・ヒートソウルの【怒り】付与でアタシに引きつける

ヴィッター逃亡時に携行品を使用
機動力を上げて追い詰め、確実に殺す

ワタシね、彼を諦めた訳じゃないの
だから、あなたは本当に邪魔
色仕掛けでも既成事実でもいいんだけど……彼が死んだら、ワタシのチャンスがなくなるでしょ?
セチア・リリー・スノードロップ(p3p009573)
約束の果てへ
行動方針 【1】攻勢方針
いよいよ大詰めって所ね
さぁとっとと滅びにはお帰り願おうかしら!

パンドラの加護使用
ベヒーモス狙い
刑務所五訓、復唱!で看守の意志(抵抗力)を高め
デア・ヒルデブラントで全力攻撃よ!
「世界を滅ぼす悪意に看守が負ける訳ないでしょうが!」

イレギュラーズが救った者達が此処に集まっている
…クェイスは居ない
でも貴方はこの先で待っていてくれてるんでしょう?
それになんだか、居る気はするのよね不思議
Fragmentum Spemのお陰?

…なら大丈夫
私は世界救って生きて帰るわ!
それに…貴方が起きて見る世界に滅びなんて要らないものね!

「蘇った滅びの象徴よ、在るべき所へ還りなさい! 此処は…貴方が居て良い世界ではないわ!」
囲 飛呂(p3p010030)
きみのために
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
対ヴィッター、妨害でのサポートを継続
防戦も、ベヒーモスへの指示も、ナイトハルトとの連携も満足にさせない

まずソリッド・シナジー+副:SV:Set、次にB:S+副:全覚ノ奏者
高命中反応とFB0維持、より積極的に確実に【封殺】での妨害を

ヴィッターへB:P+攻撃集中
周囲の終焉獣やベヒーモスが邪魔になる場合は、そちらへB:Sの範囲+副行動でヴィッターへB:Pの単体
‥前と変わんなくて、相手も慣れてきて、避けられやすくなってきてるかもしれない
なら逆に利用してやる
油断したトコで、前は使わなかったR.R.I溜め+副:B:Pので確実に当てに行く

ハッピー★エリクサー使ってでも立ち続けて、妨害を途切れさせない
秦・鈴花(p3p010358)
未来を背負う者
行動方針 【1】攻勢方針
ネロと共に

どうしようもなく心が熱くなるのは、ひりつく戦いのせいか――隣にネロがいるからかしら
並んで突き進んで、時には背中を預けて
そんな風にもう一度戦えることが、楽しくて堪らない

「ねぇ、今度こそ約束してよ」
一緒に練達の美味しいスイーツの店に行くこと、似合う服を一緒に選ぶこと、そんな「また今度」の話をすることを
滅びの気配なんて、全部ぶっ飛ばせる気がするんだもの
だから、今度こそアンタを二度と喪わせないって決めたの

辺り一帯の終焉獣をぶっ飛ばせるほどの力を
狂イ梅、毒泉でギアを上げたら、ジャミル・タクティールで邪魔な敵を葬って
それでも残る敵なんて、魔哭天焦・月閃で全部の力を出して――黒顎魔王で食い尽くす!
メイ・カヴァッツァ(p3p010703)
ひだまりのまもりびと
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
ヴィッターさん?でしたか。もう逃げられないですよ。
「貴方の恨みは、世界を天秤にかけるほどの恨みだったですか?」

「生きるとは、楽しいことばかりじゃないのです。何かを憎んだり恨んだりすることも。
消えてしまいたくなるときも、あるのです。けど!」
生きているなら、生きている限り。
「メイは、明日を迎えようとする人たちの護り手です!誰一人、倒れさせやしないのです!」

コール・ファルカウとルーンシールドは常時使用。
ギルオスさん、イラスさんをルンシで守りつつ回復です!

幻想楽曲オデュッセイアで全体を回復。
一人突出して傷ついている人がいるならば無穢のアガペーを。
戦闘不能が複数出たら精霊種の祈りを。
大和型戦艦 二番艦 武蔵(p3p010829)

行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】
頼んだぞ、レイテ!!安藤!!
武蔵も共に往こう、ここが勝負所だ!!

ヴィッターの合流の阻止、並びに撃滅を目指す
連合艦隊旗艦の効果で連鎖行動を行い、隙を減らしていく
守りはレイテに任せ、武蔵は砲撃を続けていくぞ

砲撃戦用意!!を付与
ゲイ・ボルグをヴィッターに集中して攻める
距離を選ばぬ為味方との連携がしやすいのは利点だな
この時ファンブルしたならば流転の砂時計で振りなおす
外したと、思ったか!!

更に副行動が空けばラフィング・ピリオドで追撃を仕掛ける
敵味方の配置状況によっては、奴の周辺の取り巻きごと吹き飛ばした方が良い場合もある
その時はプラチナムインベルタによる識別範囲攻撃を行うのが良いだろう
レイテ・コロン(p3p011010)
武蔵を護る盾
行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】

ヴィッターを此処で墜とすよ!
ボクが盾役、武蔵と安藤さんが攻勢の形でヴィッター目指して突撃する!
接敵したら主行動で武蔵にソリッド・シナジー、福行動でボクにルーンシールド付与!
ヴィッターまで真っすぐ突撃できるなら良し、終焉獣が防いでるならブレイズハート・ヒートソウルで終焉獣を搔き集めて、武蔵にボクごと範囲攻撃で吹き飛ばして貰う!
流石にルーン・シールドが効いてる間だけね!
打ち漏らし防止に、ボクもH・ブランディッシュで攻撃。
負傷はイモータリティで回復。

後は武蔵への攻撃は「かばう」で肩代わりする!

ヴィッターと戦闘になったらナイトハルトから回復支援が飛ばないとも限らないし、呪刻奪命剣を撃ち込む。
安藤 優(p3p011313)
君よ強くあれ
行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】
レイテさんの大切な仲間なのであれば、ぼくにとっても仲間です
共に戦いましょう、武蔵さん!

さあ、決着は近い。最後の攻勢といきましょう!
ナイトハルトと戦う皆さんのため、ヴィッターを狙います
とにかく奴をナイトハルトの支援に向かわせないよう、徹底的に妨害します
勇気の鎧を常に維持しつつ、ン・カイの暗黒による【不吉】系BS付与、名乗り口上での【怒り】付与など、とにかく敵に何もさせないよう妨害です
それらが効かないか、付与し終わったら大いなる深淵で攻撃
さっさと退場していただきたい!
終焉獣が妨害してくるならン・カイの暗黒で【不吉】系BSをバラ撒いて動きを止め、連鎖行動で武蔵さんに攻撃していただきましょう


 衝撃音。
 遂に佳境へ至る戦局は、最大にして最後の意思のぶつかり合いに至るか――
 どちらが戦いを制するのか。それは無論、この場における首魁たるナイトハルトを倒せるか否かが要……故にこそ終焉獣達はイレギュラーズらの攻勢を阻まんとベヒーモスと共に終焉の悪意として立ちはだかる――!
「勝利まであと少しです。全力で押し切りましょう――
 こういう荒事にこそ鉄帝国の力の見せ所。
 単純な殴り合いにおいて比類する国が無い所――見せてやります」
「ぉぉお!! イレギュラーズに続け! 戦える奴は力を振るえ――!」
 言を紡ぐはオリーブだ。鉄帝国の中でも有数の名声を宿す彼と戦えるとなれば士気が上がる鉄帝国の者は数多に。戦いによって疲弊は大きいが、最後の余力を絞り上げ敵へ立ち向かわんとする。
 そう――誰も彼もが死力を尽くしているのだ。
 勝利の為に。成すべき明日の為に。ならば。
「自分も負けていられません」
 オリーブは往く。終焉獣の群れを乗り越え、ベヒーモスへと。
 連撃成してその身を削るのだ――踏み込む一歩は大げさなまでの大跳躍。
 ベヒーモスの巨大なる足を回避しつつ全身全霊の一撃を、此処に!
「……ノアは止めました、次はあなた。
 その命。あくまで再現にして虚ろであろうと……
 これ以上、その魂に罪は背負わせません――」
 続け様には雨紅もまたベヒーモスの下へと向かおうか。
 奴は、ヴィッターの指揮のミスにより動き乱れる様子があるが、それでもただ動くだけですら脅威たる威力を秘めている。故に雨紅は一片の油断もせず――卓越した動きと共に奴の一撃を回避しながら接近しよう。
 ベヒーモス。滅びの道具としてこの世に顕現させられた存在よ――
「たとえこの身が、罪を重ねたものだとしても。
 この武器が、誰かを傷つける罪と共にあるとしても」
 今の私は。この世界を――愛しているのだから。
「滅ぼさせない為に、私は私の意思で、この槍を振るいましょう!
 誰かに使われる道具の一端ではなく、此処に存在しうる『私』として!!」
『――――!!』
 確かなる決意と共に刃を振るう。迷いなく、直断しうる斬撃をベヒーモスへと。
 声高に叫びながら。慈しむ心の奥底から、吼えながら!
「『大いなるもの』は始末してきた。もう少し働きに来たよ。
 とんでもないモノがこっちにもいるみたいだけど……もう少し、かな?」
「でーおーくれーたー!! けれどまだ辛うじて間に合ったかしらね!
 なら――あのでかいのを盛大に狙うとしましょうか。加減は不要よね!」
 更にはモカやAliceもまた攻勢を畳みかけるように。
 周囲の仲間と共に動きを連動させながら戦おう。幸いにしてベヒーモスはデカすぎる――つまり攻撃を当てる事に関しては容易なのだ。Aliceは只管連打するように魔術を紡ごう。彼女の思考の中で昇華される混沌魔術は虚無を帯びベヒーモスへと襲来し。モカも奴を穿つ点を見据えたかのように、的確たる一撃を叩き込む。
 が、無茶はしない。ベヒーモスが嘆きと共に彼女らを払わんとすれば、警戒と共に備えようか。
「――世界は守らねばならんし、力の限り護るつもりはある、が」
 それでも。モカにはあるのだ。
 『この先』の世界でやりたい事が。
 生き残る意思がある故にこそ――こんな存在如きに命などくれてはやれぬ。
「ふぅむ……わしも、皆の背中を押すくらいはしようかのう。
 行きなさい、後悔しないように。
 生きなさい、満足しうるように」
「……失うのは、かなしい、もの。ニルはそんなの、いやですから」
 さすればそんな皆へと治癒の力を注ぐのが潮やニルであったか。終焉獣らの牙によっても傷つく者はいる。だからこそ命を繋ぐ為に潮はそういった者達を即座に癒すのだ。やりたい事をさせてやる為に。この身を賭して彼らの道を繋がんとする。
 そしてニルも失いたくないからこそ、力を振り絞るのだ。
 大切な人や場所を無くすのは、悲しい。
 ……分かっている。胸の奥で軋む何かが、きっとそうなのだと。
 だからこそ己は此処にいるのだ。
「いけます、まだまだ……『おねえちゃん』……!」
 ありったけの魔力を注ぐ。治癒だけに非ず、攻勢に転じて。
 狙うは滅びを齎さんとする全てへと。その魂全てを穿ち貫く神秘を、顕現す!
 湧き上がる魔力はきっとニルだけのモノではないのだ。
 おねえちゃんのアメジスト。
 テアドールのベスビアナイト。
 ニルのシトリン……
 それら全てが煌めいている。共鳴するように。救う意志に呼応するかのように。
 故に、ニルは。指輪に口付け。杖を構えて、まっすぐ前を見据えて――
 叩きつけてやろう。
 想い出を。皆を壊そうとする輩に『いや』だという意志を!
『――■、■■■、■■■■■■■■――!!』
 ベヒーモスが雄たけびを挙げる。それは積み重なる痛みが無視できぬ領域に至っているが故か。腕を振るい、足で払うような動作にてイレギュラーズ達を押しのけんとしている。
「世界を滅ぼす悪意に看守が負ける訳ないでしょうが! 悪意を外に出さないために私達はいるのよ……さぁ、とっとと御帰り願おうかしら! 永遠に出てこれない場所に――閉じ込め直してあげるわ!」
 だがそれでも、それでも――決して攻撃が途絶えぬのだ。
 今この時を逃す意は無いとセチアは撃を紡ぐ。いよいよ大詰めのこの段階で体制を立て直させたりなどするものか。全力で攻撃を重ねベヒーモスを仕留めんとする……が。
 あぁ。この場には深緑で縁を繋いだクェイスは、いない。
 でも。
(――貴方はこの先で待っていてくれてるんでしょう?)
 なんとなく、そんな『確信』があるのだ。
 それは彼女の身に纏っている彼の加護もまた――影響しているのかもしれない。だから。
「蘇った滅びの象徴よ、在るべき所へ還りなさい!
 此処は……貴方が居て良い世界ではないわ!」
 告げよう。滅びしか齎さない存在など決して許さないと。
 クェイスが帰ってこれるこれる場所を護る為にも、彼女は全霊を賭すのだ。
「見ろよ、さっきからバランスを保つのも一苦労って感じだ。
 限界が近いみたいだな……! いよいよ正念場ッ!
 よぉし、百合草、フラーゴラ、もういっちょ気合入れてくぜ!」
「うん――! 瑠々さん行こう! 世界が滅んじゃったら意味がない……
 私達の決着を付ける為にも、明日を切り拓くんだ……!」
「あぁ。望まれた泰平はきっとすぐそこだ……!」
 そして零とフラーゴラは引き続き瑠々と共に戦場に立ち続けるものだ。
 敵の反撃の猛攻に対しフラーゴラは治癒の力を紡ぎ続けよう。瑠々も終焉獣らを打ちのめしつつ、旗を掲げ周囲に加護を降り注ぐ――同時。フラーゴラが思考するのは……『泰平』への想いについて、だ。
 手段や結果は違えども。決して共に進めぬ一線はあったが――
 それでも偲雪さんも願ったのは平和だったと思う。
 願いは同じだったのだ。
 ならばこそ戦える。ならばこそ滅びに対し、同じ方向を向いて歩ける!
 そう信じればこそ湧く力はまるで無限の如く。
「行くぜ――そろそろぶっ倒れろよ、テメェはなぁ!!」
 更に零はフラーゴラからの治癒を受け取りながらベヒーモスへと吼えるものだ。
 巨体であるが故にこそ弱点となる箇所も大きかろう。力の限り斬りつけてやる!
 一閃、二閃。あぁこの一時が、微かに惜しい。
 ……可能であれば犠牲なく全員で生きて、また同じく笑い合いたいのだ。
 世迷言だと思われようと――あぁ。
 ただ、願うだけなら。なんの罪もあるまい。
 もしもこれから全部の決着がついて。もしも世界が存続出来たら……
「また会おうぜ、百合草。パンなりなんなり奢るからよ」
「――全く。パン以外に何かないのか?」
「ハハ。それが俺だからな」
 楽しい未来を考えるぐらい、良いだろ?
 0でないのなら。何を想ったって――良い筈だ。

「逃さない……! ヴィッターを此処で堕とすよ! あそこだ、見つけた!」
「頼んだぞ、レイテ!! 安藤!!
 武蔵も共に往こう、ここを逃せば再び敵は体制を立て直すかもしれない……勝負所だ!!」
「ええ、共に戦いましょう、武蔵さん!
 レイテさんの大切な仲間なのであれば……ぼくにとっても仲間ですッ!
 決着まで駆け抜けましょう。あと一息、あと一歩を!」

 と、その時だ。ベヒーモスへトドメを刺さんと攻勢が最高点に達さんとしていると同時――レイテ、優、武蔵の三名は後退するヴィッターの姿を捉えていた。奴さえ崩し切ればベヒーモスの動きは完全に乱れ、趨勢を手にすることが叶うだろう。
 故に逃さぬ。
 レイテが盾役としてヴィッターからの射撃に抗し、武蔵と安藤が踏み込むのだ。
 終焉獣らが妨害しに来るが――その程度何のことがあろうか!
「さっさと退場して頂きたい! 悪たる演者は、舞台からの降り時を見誤らぬ事です!」
「僕の終わりは僕が決める。お前達如きに命をくれてやれるものか……!」
 優は終焉獣共を纏めて呑み込む形でヴィッターにも撃を放つ。
 それは黒き粘液状の生物の召喚だ。奴を押し留めんとする意志が底なし沼の様に顕現する。とにかく一歩でも進ませまいと。己に注意を向けんとして……直後には武蔵の一撃も続こうか。武蔵の射撃、例えヴィッターが彼方に逃げようとも飛来する砲撃。
「外したと、思ったか? ――甘いッ!」
「くっ――! なんてしつこい連中だ……!」
 ヴィッターの脚を止める為に降り注がせ続けよう。
 終焉獣共が守らんとするならば先の優と同様に纏めて吹き飛ばしてやる。
 時にはレイテも防から攻へと転じるものだ。集まりし敵を炎によって焼き尽くす。
「さぁ次はどいつかな……! 死にたいなら掛かっておいでよ!」
 あくまで盾としての役目を忘れるつもりはないが。攻撃を遮断する守護の術式がある間であれば、武蔵らに自分諸共敵を撃ってもらう手はあるのだ。限られた戦況の中でもやれる事を全て尽くして――勝利を目指さん。
 三者の猛攻たるや凄まじいものであった。その勢い、正に三つの鉾が如く。
 ヴィッターがほぼ進めぬ。終焉獣らの加勢も左程の影響もない程に。
 そうしてヴィッターの後退を遅延させていれ、ば。
「貴方の恨みは、世界を天秤にかけるほどの恨みだったですか?
 世界を滅ぼしてでも、成し遂げない、ことがあるのですか?」
 とうとうメイ達もヴィッターを捉えた。
 メイは、言う。生きるとは楽しい事ばかりではないのだと。
 生きていれば何かを憎んだり恨んだりする事も……
 消えてしまいたくなる時だって、ある。
 けど!
「生きているなら、生きている限り、進まないといけないのです……!
 それを邪魔しようと、するのなら、メイは……ゆるしません!
 メイは、明日を迎えようとする人たちの護り手です!」
「――黙れ!」
 ヴィッターが怒の感情を発露しながら引き金を絞り上げる、が。既にヴィッターとの交戦によって彼の射撃を見極めていたメイは、物理攻撃を遮断する術を張り巡らせておいた。万一の事を考えギルオスやイラスにも至らせれば万全である。
 誰一人倒させやしないと――メイは力を紡ごう。
 ヴィッターの行動を許す訳にはいかないのだ。だから――
「もう一度ベヒーモスを操らせる訳にもいかない。
 連携はもうここまでだ。ここで……終わってもらう」
 メイの治癒を受け取りつつ飛呂もまたヴィッターへと接近しよう。確実にヴィッターの動きを縛らんと彼は着実にヴィッターへと撃を成す。彼は負傷しているのだ。同じような攻撃を繰り返したとて、見切る余力があるかどうか。
「えぇい――どうして誰も彼もがやってくる。君達に一体」
「何の繋がりがあるかって?」
 ……俺はただ、故郷を、俺の帰りたい場所を守りたいし。
 帰りたい場所があるって人がいるなら、手伝いたいってだけ。
 ――それがそんなにおかしい事だろうか?
「帰りたい場所ってのはさ、土地とか世界だけじゃない」
 『人』だったりもするんだろう。
 ……ナイトハルトはそういうのを持ってない人だったり、或いは。
 失った人だったんだろうな、って思う。
 それは悲しいし、寂しいよな。でも。
「俺だけじゃない、きっと皆も帰りたい場所があるんだ。
 だからさせる訳にはいかない。乗り越えさせてもらうよ――」
「そうよ。言ったでしょ、させねーって。
 アタシが殺すって決めたんだから、アンタは死ぬんだよ。ここで一人、冷たくね」
「ぐ、ぅッ――!」
 直後。数多のイレギュラーズの攻撃によって意識が前面へと集中したヴィッターの横っ面を殴り飛ばしたのは――京だ。逃がさないつってんでしょーが。
 彼が銃撃で反撃してこようが今更そんなものに臆す彼女なものか。
 固めた五指はまるで鉄、いやそれ以上の金剛が如く。
 再度撃ち抜く。確かなる意志と共に……
 あのね。ワタシね、彼を諦めた訳じゃないの。
 だから。
「あなたは本当に邪魔」
「なんだと――?」
「あなたがどう動こうがね、もしも万が一彼が死んだら――」
 ワタシのチャンスがなくなるでしょ? 分かる?
 色仕掛けでも既成事実でもなんでもいいが紡ぎたい未来があるのだから――いや待ってくれ京、既成事実というのは――などという『彼』の声が聞こえてきたがするが本心なので関係ないし問題ない。それよりも、ヴィッターは仕留める。
 絶対に逃がさない。絶対に殺す。
 不安要素はここで終わりだ。仮にヴィッターが強引な逃亡を見せようと、備えもある。
 極限の殺意。京の猛攻がヴィッターの脚を完全に止めて……
「つまり――ええ。流石にお判りでしょう?
 ここから先は、ヒロインの舞台です。我々端役は、ここで退場だ」
「――ヴィッターさん。これで、最後だ」
「お、のれ……ハリ、エット……ッ!!」
 そして終焉に属した彼に『終わり』が至る。
 寛治が紡ぐ射撃が完全に彼の逃げ道を塞ごう。ベヒーモスや終焉獣などを撃ち抜く一撃を与え。そして直後には――因縁ありしハリエットも姿を見せる。
 その瞳に宿りし感情は、決意だ。
「私は貴方の命を背負う」
 そして。
「今まで犯した罪と貴方を殺した罪を背負って、これからも生きていく。
 ……灯をくれた人と共に。過去は変えられないけれど。それでも――
 この先は。その人に恥じない生き方をするんだ」
「欺瞞だ。背負うなんて、罪から逃れようとする者の都合のいいワードなだけだ」
「それでも。『そう』だと決めるのは、貴方じゃないんだ」
 例えヴィッターが何を言おうと心が惑わされる事はない。
 ……生きるためになんでもやった。殺人と自身を売ること以外はほぼ何でも。
 この手が汚れてないなんて決して言えない。けれど。

 ――君は他人を信頼したくないのか、それとも信頼できるなら信頼したいのか。

 あの時くれた言葉が、私の始まりだったんだから。
 前を向いて生きていく。
「幸せになんてさせるか――ハリエット!」
「――ッ!」
「どこ狙ってんのよ――アンタは、最後まで!!」
 だから動く。
 その言葉をくれた人を護るために。
 ヴィッター最後の足掻き。ならばと狙うはギルオスだ。
 傍にはイラスがいる。援護せんとヴィッターの動きに目を光らせている寛治もいる。メイの注いだ守護の術式もある。更には傍にいる京が狙いに勘付いてヴィッターの首筋へ蹴撃を繰り出さんとしているか――だからその一撃が彼の命を奪う事が出来る可能性は低い。だけどハリエットにとってはそんなの関係ない。
 護りたいと思うから護るんだ。
 射撃音。その音色はほぼ同時に鳴り響きて。
 一つはハリエットの肩を抉る。
 そしてもう一つは――
「――」
 ヴィッターの額に吸い込まれた。
 鮮血迸る。それは命を奪った、正にその証左。
 だけど。生きていくと、決めたのだから。
「ハリエット! なんて無茶を……! 君が死んだら、僕は」
「――ギルオス、さん」
 駆け寄って来る姿があった。肩を負傷し、倒れようとした彼女を支えるギルオス。
 暖かな手の平が、包み込む。
 あぁ。
 混沌に来てから随分経ったけど。時を重ねて、貴方に恋する気持ちを教えて貰った。
 いや、恋よりもっと大きくて、温かい。
 きっと、これは愛情。

 ――愛してるんだ。

「……さて。メインを邪魔する端役が退場――は良いとして。しかし雑音が満ちますね」
 直後。ベヒーモスの暴走が一段と激しくなった。
 見据えるは寛治だ。ヴィッターを喪い制御が外れたが故か?
 いや――それだけではない。むしろ度重なる攻勢に伴った最後の断末魔のように感じ得る。限界が近いのだと。ならば、と。
「しぶとい奴じゃの。しかしそろそろ限界であろう。
 然らば見るが良い。麿が真髄……超夢心地技を……」
 追撃するように至るは夢心地だ。練りに練り上げた御殿様ゲージは既に最終段階にまで至っている――ならば今こそ解き放つ時。ワイバーンを駆りながら飛翔せしめ、急降下。超速の儘に振るわれるソレは究極にして絶対奥義ッ!
 ――シン・シャイニング・夢心地・アルティメット斬!!
 輝いて! 煌めいて! ときめいて!
「ぬぉぉぉおおおりゃぁぁぁああああああああああッ!!!」
 夢心地の全霊が刀に宿る。眩いばかりの光が発せられればまるで太陽が如し。
 ベヒーモスを両断せんと――斬撃煌めく。
 奴の右頭頂部付近から左腰へと掛けて一閃。軌跡がまるで光の如く描かれ……
 さればベヒーモスの身が大きく揺らぐ。あと一歩――!
「よし、一気に押し切ろう! ベヒーモスさえ倒せればこっちのものだよ!」
「然り。だが手負いの獣の最後の足掻きを食らう訳にはいかん。
 速度は緩めぬからな――落ちるなよ」
「勿論! そこは任せて!」
 故。スティアは、この一瞬を正念場と見据える。
 クワルバルツの背に騎乗せし彼女は戦場を駆け巡りながら加護を齎し続けていた。治癒を。活力を満たす術式を。数多を用いて彼女はイレギュラーズ達の援護を成さんとする――
 同時に想うのは。カロル・ロゥーロルゥーの事だ。
 本物の方は竜と共にあったと聞く。彼女も遥か過去、こんな景色を眺めたのだろうか。
 竜の背より眺める地平は遥か彼方まで捉えられるが如し。
 ……偉大な聖女に肩を並べられたかは分からない、けれど。
「聖女と理由が力を合わせて勝てない敵なんているはずもないよ!
 ――ベヒーモスを倒そう。滅びの化身を倒して、人と竜の可能性を……見せるんだ!」
「そうだよクワルバルツちゃん! 相手が世界のなんだろうと、関係ない。
 私達は生きている。私達は此処に確かにいるんだって事を証明してみせよう!」
「むっ。おい、お前までいつのまに私に……!」
 刹那。スティア以外の声がしたと思えば、サクラではないか! まぁまぁいいじゃん! という形で乗せてもらい機を窺っていたのだ。ベヒーモスに隙が出来る瞬間を。そしてその時は来た……!
「細かい事はともかくクワルバルツちゃん、ベヒーモスの直上に移動して貰ってもいいかな!? そうしたら後は思いっきり叩き落して! 大丈夫、生き残ってみせるから!」
「注文の多い輩だな――! 死んだら自らを恨……せめて話を聞けェッ!!」
 重力の力を用いてベヒーモスへと撃を叩き込み続けるクワルバルツ。
 であれば、その周囲では非常に強い重力による奔流があるものだ――
 サクラはソレをあえて利用する。恐れなく地上方向へと向かって、跳躍。
 ――神速の勢いで跳び降りたのである。
 返事もろくに聞かず、しかし信じているからと。
 往く。ベヒーモスが悪あがきの如く巨大なる腕を振るってくるが。
 知った事か。
「お祖父様、力を貸して……!」
 紡がれた想いがあるのだ。こんな存在に断ち切らせなどしない――!
 腕が振るわれれば、その腕を逆に足場にしてやり、更なる跳躍と成せば。
「これが私達の! 人と竜の絆の一撃だぁ――!!」
 斬撃一閃。斬りこんだ。
 先程夢心地が斬りつけた方向とは逆の左側から斜めに。さればベヒーモスに刻まれるのはまるで――十字の刻みが如く。罰を与えし斬撃が……

 滅びの象徴たるベヒーモスを打ち倒そう。

 ――消えていく。R.O.Oデータよりサルベージされた存在であるベヒーモスは、まるで砂の如く。外殻より徐々にその形を保てなくなっていく。仕舞にはその巨体が地上へと倒れ込もうか。
 されば終焉獣達が幾らか下敷きになるものだ。
 衝撃波。後ろに倒れ込んだが故にこそ、イレギュラーズ達には左程の被害はなく。
 逆に終焉の側には多くの被害を齎す――滅びの化身の筈がなんたる皮肉であろうか。
 そして。眼下に生じる混乱をネロは見逃さない。
 終焉獣。人狼――それらを打ち倒し最後の道を作らんとして。
「ネロさん、大丈夫? ナイトハルトからの干渉があったら言ってね……!」
「大丈夫だヨゾラ。この距離ならば……そして今奴に加えられている攻勢を想えば、今私に干渉している余裕はないだろう。だがやはりこれ以上奥に進むのは難しいがな――すまんな」
「謝る事はないよ! あと少し、絶対に気を抜かないで……このまま行こう!」
 刹那。ネロに続く形ヨゾラと祝音は攻撃に加わっていた。ヨゾラはネロの身に異変が生じないか常に警戒もしながら、終焉獣らへと再び星空の魔力を紡ぎ続ける。彼を決して操らせたりなどしない……!
 そして祝音は治癒術によって皆の攻勢を助けよう。
 本当の所はナイトハルトに攻撃しに行きたい想いはある。
 だが――それ以上に誰かが操られたり、倒れたりするのは嫌だから。
「僕はここで、僕に出来る事をします、みゃー!!」
 力の限り振るおう。パンドラの加護を身に纏い、力を得ながら。
 同時。思考するのは……ナイトハルトの事も、だ。
 妹さんの事が彼の戦う理由だと聞いているが。
(どの位覚えてる? 妹さんの事……)
 僕らはその人の名前も知らない。きっとナイトハルトの想い出の中にあるのだろう。
 話したい事があるのなら。話したい人にだけでも話した方が良い。
 死んだらお話も自由に出来なくなっちゃうって――分かってるでしょ?
「ナイトハルトに、届くかな……!」
「ヨゾラ、私の事は気にするな。君は君の本懐を果たしに行きたまえ!」
「――うん、ごめんねネロさん。行ってくるよ!」
 同時。ヨゾラは視線の彼方、ナイトハルトがいるであろう地を見据える。
 全ての不安を潰す為にはやはりナイトハルトを倒す他ないのだ。
 だから、往く。
「それに一回位は……とっておき、見せておきたくてね!」
「おやぁ? ベヒーモスを完全に倒したのかい?
 それぐらいで調子に乗るのは早いよぉ――♪」
 パンドラの加護を纏いつつナイトハルトへと撃を叩き込む。
 光り輝くそれは星を纏ったが如く。破壊の意思を携えた撃で――ぶん殴る!
 遂にナイトハルトの下に集結する者も多くなる中。
 ネロの動きに続くのは鈴花もであったか。
 どうしようもなく心が熱くなるのは、生死かける程ひりつく戦いのせいか。
 それとも――
(隣にアンタがいるからかしら)
 並んで突き進んで、時には背中を預けて。そんなのがどうしようもなく心地良い。
「ねぇ、今度約束してよ」
「――何を?」
「オススメの店があるのよ」
 一緒に。練達の美味しいスイーツの店に行く事。
 似合う服を一緒に選ぶ事。街を巡って一杯楽しむ――
 そんな『また今度』の話をする事を。
「……ふっ練達か。行った事のない場所だ」
「いい場所よ。来るわよね?」
「ああ――そうだな。行こう」
 『また今度』が必ず来ると信じているから。
「ええ行きましょう――ええ! ネロ、一緒に行くわよ!」
 刹那。鈴花の胸中に過った思いは何だったか。
 この気持ちがなんなのかは分からない。だけど、なんとなくあったかいのだ。
 もっと知りたくて。もっと触りたくて。湿気た――悲しい顔をしてほしくなくて。
 そんでもってアタシがぎゃんぎゃん騒げば。
 困ったように笑う顔を見たいのよ。
 そう思えばこそ、かつてない程に己が奥底から力が湧き出でる。
 五指を固めた拳に力が宿ろう。あぁネロ――
 約束した。約束したのだから、今度こそ共に行こう、最後まで。

 未来を掴むのだと!

成否

成功

状態異常
Alice・iris・2ndcolor(p3p004337)[重傷]
シュレーディンガーの男の娘
オリーブ・ローレル(p3p004352)[重傷]
鋼鉄の冒険者
ハリエット(p3p009025)[重傷]
暖かな記憶
レイテ・コロン(p3p011010)[重傷]
武蔵を護る盾

第3章 第3節

レイヴン・ミスト・ポルードイ(p3p000066)
騎兵隊一番翼
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

物語もついに大詰め、と言ったところか
眼前には敵の海、刃を届かせるベき敵は遠くにいる
ならば…騎兵隊が切り開くしかあるまいな?

・戦闘
突撃しつつ前方の敵をアイゼン・シュテルンで蹴散らし続ける
本隊に追従するため副行動は移動、溜2は高速詠唱2で省略

敵軍に飛び込むならこれしかあるまい
爆炎の花道を作ってやる…事ここに至ってはもはや司書殿を追って駆け抜ける他なし…!
ナイトハルト、原初の旅人と言ったか
個の力では確かにお前が強いのかもしれん
だがな、軍の力ならこちらも負けることは無いぞ…!
チャロロ・コレシピ・アシタ(p3p000188)
炎の守護者
行動方針 【2】支援方針
『パンドラの加護』使用
イクリプスモードは3メートルほどの全身機械の姿になる

この世界、まだ終わらせてなるもんか!

後衛や遠距離攻撃、回復メインの仲間たちをかばうよ
決死の大壁も使って届く範囲内を守る

攻撃の気配を見たり感情探知か人助けセンサーでかばってほしい気持ちなんかを探ってそこへ移動
移動不要な場合の副行動は防御集中

オイラも旅人だけど、混沌世界にきてたくさんの仲間や思い出ができた!
だから守りたいんだ!

敵が近づいてくるなど攻撃のチャンスがあればレオパードヴァラー

HP半分以下か行動阻害系BSを重ねられたらイモータリティ
HP三分の一以下で携行品使用

オイラが守るから、みんなは攻撃に集中して!

アドリブ絡み歓迎
ベーク・シー・ドリーム(p3p000209)
泳げベーク君
行動方針 【3】【ナイトハルト】への攻勢
ふむ……それでは一番危険が多そうなところで戦いましょうか。
ソリッド・シナジー、天衣無縫、ウロボロス・プロト。
自身の強化は念入りに行います。
余裕があれば嘆かわしきラメントを周囲に付与したいですが、そこまでの余裕があるかは分かりません。
そうしたらあとは向こうから飛んでくる砲撃を無理やり押さえ込んだり、周囲の終焉獣を退かしたりして皆さんを支援しましょう。
G・L・BやB・S・Fも必要に応じて使います。
本体を叩くのも重要ですが、周りもきちんと片付けないとですね。

「自由にはやらせませんよ」
志屍 志(p3p000416)
遺言代行業
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

強すぎたあまり、普通のひとも出来る《死を受け入れる》という事ができなかったのですね。お気の毒様。

>行動
忍法瑞雲で騎乗戦闘
ファミリアーを高く飛ばせ上空から陣形把握
細部は超視力/鷹の目で観察し戦略眼で自軍の弱くなった場所を把握
ナイトハルトさんが集めようとしている魔力をハイ・ウィザードの術式で、集積された先で周囲の魔力を巻き込んで拡散するように加工
なお、この工作は闇の帳で目立たないように。びっくり箱の開く時が楽しみです

>戦闘
敵軍にケイオスタイド、封殺担当へは闇の帳状態からソウルストライク
負傷した味方には幻想福音、疲弊した仲間にはクェーサーアナライズ
いのちだいじに
イーリン・ジョーンズ(p3p000854)
流星の少女
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
の総大将

【作戦概要】
必・全員生存
主1・真正面から敵布陣を食い破り味方の士気を沸騰させる
主2・その足でナイトハルトに肉薄し攻撃を敢行する
主1.2の完遂を以てして「数も砲撃も食い破ってきた、言い訳ナシの敗北」をナイトハルトに突きつける

【個】
・『パンドラ』の加護発動→前衛非戦フル指揮特化
・騎紫転換維持
・騎兵策道をEXAで展開、砲撃、奇襲対策。更に先手を打つ
「封殺役を狙う個体に反撃用意! 突撃位置設定。縛り付けて食い破る!」
織式で敵に後退を許さず、善鏡で支援を続け、ナイトハルトの眼前で旗を掲げる
「私ならもっとうまくやったわよ。先輩?」
返事を待たずに突撃と吠える
皆の忍耐、この瞬間の為に有り!
ヴァイス・ブルメホフナ・ストランド(p3p000921)
白き寓話
行動方針 【3】【ナイトハルト】への攻勢
さて、もう一度ナイトハルトの顔を拝みに行きましょうか。
ソリッド・シナジー、AAA、DEF、賽は投げられた……ハッピィ・トゥーンも効果があるなら使ってもいいわねぇ。
私が一人で戦うわけでもなし、可能な連携はするわ。
あとは声や通常攻撃でナイトハルトを削り取りにかかりましょうか。
BSや、回避を削ったりっていう妨害になるでしょう。
……あるいは、ちょっと無理をしてでも攻撃をねじ込みたいところね。
効果的なタイミングがあるならティタマノキアの閃光を使って重めの攻撃をしましょう。
ここがきっと正念場でしょうから。

「こんにちは、ナイトハルト。今日はもう逃げないのよね?」

イクリプス化、使用全身:『虹』
武器商人(p3p001107)
闇之雲
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

【心情】
真正面からぶち抜く、これぞ騎兵隊だね。
さァ号令を、イーリン・ジョーンズ。
『それをキミが望むなら』、皆何処までも行くさ。

【行動】
広域俯瞰+超視力で騎兵隊全体を把握
透視で遮蔽物による死角を潰す
ハイテレパスで騎兵隊全体へ素早く情報共有や号令
戦争屋で敵に畳み掛ける時を測る

【麗しの覇王】ギネヴィアに騎乗し騎乗戦闘

【戦闘】
■移動不要時の副行動
未付与状態なら拝謁せよ、瑠璃の骸套、レガリア・レガリア使用
付与済みなら頭を垂れよ、緋色の罪杖でナイトハルト狙い

■主行動
序盤は糸切傀儡で終焉獣狙いで攻撃
自身の残HPが40%以下であれば頭を垂れよ、緋色の罪杖でナイトハルト狙い
バクルド・アルティア・ホルスウィング(p3p001219)
老練老獪
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

戦局はいよいよ大詰め、ちと出遅れちまったが
「馬骨!お前さんがそれを望むんならやってやらァな」

エキスパート+エキスパート(弱)+シッディ+広域俯瞰で戦況把握
闘志全開で挑む
道中でシュトルム・リッター使用
「目指すは首魁の首」

道中はガウス・インパクト/隠し弾で突貫し道を作る

ナイトハルトには超遠~遠距離ならR.R.Iで多段連続狙撃しつつ前進
中距離からは放浪珍道中で多連撃を加える
BSを食らったらアークライト・インパルスで解除
背水状態になったら五光/猫騙しで最低でも六連撃を叩き込む

「行動力(EXA)がない老いぼれだと思ったか?生憎だが放浪者は手堅く大当たりする輩でな!」
ゴリョウ・クートン(p3p002081)
黒豚系オーク
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

モード・スレイプニルで機動力を上げ、騎兵達と共にナイトハルトに向けて突っ込むぜ

ぶはははッ!よぉ、『管理人』!初めて会った時から予感はしてたが、案の定だったな!
ってか俺にやたら寄生型嗾けてただろテメェ!
料理人的には寄生虫天敵なんだからやめろやマジで!?

一発(パラス・アテナという名の)拳骨を入れる勢いで突っ込むぜ
言葉と拳で気を逸らし隙を作れりゃ周囲のアタッカーの好機にもなるだろう(地廻竜の吐息)
その後はアムド・フォートレス+ルーンシールドで鉄壁を維持
決死の大壁で皆を『かばう』ぜ
『獣王』ル=アディン相手に真っ向から受け凌いだこの頑強さ、 とくと御覧じろってなぁ!
エレンシア=ウォルハリア=レスティーユ(p3p004881)
流星と並び立つ赤き備
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

ははは、んじゃあケリをつけようか!『先輩』よぉ!
ま、アタシは旅人じゃねぇんだがな!

・フリームファクシに騎乗
・攻撃スキル使用時は副行動で攻撃集中使用
・HPかAPが半分切ったらヴォルフヴベーカリーを使って回復
【戦闘】
邪魔な終焉獣に対してはワイルドキングストリームで範囲で巻き込めるだけ巻き込んで纏めて吹っ飛ばす
「騎兵隊の先駆け!赤備のお通りだ!道を空けやがれ!!」

ナイトハルトへの攻撃はコードレッド・オーバーゾーンを全力で叩きつける!
「アタシはあんたと違ってこの世界に生まれてこの世界に育ったんだ。神託だからって滅びを簡単に受け入れられるかよ!」

シャルロッテ=チェシャ(p3p006490)
ロクデナシ車椅子探偵
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

進め進め、食い破れ!【運命の一手】はいつでも進んだ先にある!
完全無欠の言い訳不能な勝利を我らの手に!

【エクレール&ラファール】で進んでいく力を
【ソリッド・シナジー】【クェーサーアナライズ】で進み続ける力を
【グロリアスレギオン】で無欠に勝利する力を
【クェーサードクトリン】【タクト・オブ・グレイゴースト】【英雄奇譚ラグナロク】で食い破る力を
【ダーティピンポイント】でボク自身も戦おう
【ストラテジー】【合理思考】で【テスタメント】を

悪いが…誰かさん<イーリン>より先には死ねないんだ、生きてこそ支えられるから
命尽きようとも…しかしそれは先の話だ、この最終決戦よりもね
カイト(p3p007128)
雨夜の映し身
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

少し、強かろうが関係ねぇ。行かせて貰う

非戦は全部エキスパート
『凍鮫』に騎乗戦闘 連鎖行動対象ならば追従
基本タンクの庇い範囲から出過ぎず、気配遮断を併用しつつの立ち回りで不必要な被弾は避ける
広域俯瞰+超視力で戦場確認し、エネミーサーチで敵陣の流れも把握し味方と共有

付与は冷え切った雨帳、完全逸脱
ナイトハルトが射程内に居て自HPが削れている場合紅イ月

付与を可能な限り維持しつつ
黒顎逆雨で封殺+BS撒き狙い

ナイトハルトが射程内に入ってきたらアルトゲフェングニス軸へ
それでも取り巻きが面倒な場合はナイトハルトごと黒顎逆雨
付与等で使っていないなら副でナイトハルトへ紅蓮封檻
オニキス・ハート(p3p008639)
八十八式重火砲型機動魔法少女
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

開幕ソリッド・シナジー、モード・スレイプニル付与。切れたらかけ直し。
機動力を上げ突撃。∞.∞で進行を阻害する終焉獣を纏めて吹き飛ばし、強引に進路を切り開く。

ナイトハルトには128mm連装マジカル対戦車砲で連続攻撃。
CTによる命中と防御無視で確実に削りつつ絶凍で回避低下を狙い味方の攻撃を通しやすくするよ。

BSや回避ペナにより攻撃が入りやすくなったら∞.∞を叩き込む。
終焉のレーヴァテインを乗せたフルパワーの大火力砲撃で一気にダメージを与えるよ。

キミが大切な人を守りたかったように、私はこの世界に生きる人たちを守りたい。
だから同情はしない。これで終わらせるよ。
ミヅハ・ソレイユ(p3p008648)
天下無双の狩人
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

「最初の旅人」か。俺達の大先輩ってワケだ!
んじゃ後輩としてセンパイの胸を貸してもらおうじゃねーか。現イレギュラーズの力を見せてやるぜ!
俺は星追いの狩人ミヅハ・ソレイユ!
一度放たれた矢は止まらねぇ、最後まで突っ走ってやろうじゃん!

■戦闘
小細工は抜きだ、真正面からぶち抜く!ハハッ、俺の好きな言葉だ
前衛の後ろに付き、連携して援護射撃を行うぜ。ま、援護ってほど慎ましい攻撃は苦手でね、ド派手な狙撃が俺の売りなんだぜ
周りが霞むような破壊力の滅棘ミストルティン、肉薄されたら不意討ちの背面穿ちの曲矢で反撃
弓矢は後衛職だと思ったか?「狩人」にそんな隙があるわけねぇよなぁ!?
ノルン・アレスト(p3p008817)
願い護る小さな盾
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

パンドラの加護使用

遅ればせながら、お手伝いさせていただきます
皆がナイトハルトに迫るまで、戦線を維持できるよう癒し続けます
騎兵隊は、イレギュラーズは、人はここまでやるのだと、見せつけてあげましょう

戦闘
陸鮫騎乗、騎乗戦闘を使用
立ち位置は前線メンバーよりやや後方、自域の範囲に収められる位置
主行動はコーパス・C・キャロル
副行動はクェーサーアナライズ(必要な場合は移動優先)

移動と回復に専念し、道を拓こうと進む皆を支えます
一人ではできなくても、皆でなら!

誰かが集中的に狙われている(もしくはその兆候がある)場合はカバーするよう周りに伝える
リースヒース(p3p009207)
黒のステイルメイト
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

蝶よ、霊達よ。騎兵隊の勢いを止めぬよう、最大限の後押しを。
戦線を押し上げるために私自身は回復に専念、グランド・マギステルで周囲の諸霊に敵の攪乱などの助力を呼びかける。吹けば飛ぶような妨害でも、僅かに気を割かせれば、奴の隙になる。


・戦闘
ソリッド・シナジーを維持。
御身の死はここにありで支援。影踏まず+黒蝶讃歌で回復しつつ行動。移動する際はBS解除の影踏まず優先。AP、HPが低いものには影の慰撫。
負傷者、気絶者がいた場合は冥府騎行で操作している黒現のアバンロラージュで回収。前進しつつ回復。

剣掲げ叫び続けよう。
「我々はまだ、生きている!」
まだ、戦えるのだと。
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
挫けぬ笑顔
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

SS、FFA、CoHの順で自付与。切れないように付与を回す。付与とEXAの機動力で足並みを揃える
主行動一回目BFⅢ。2回目以降は希望の喊声。BSを回復しきれない時は適宜BFⅢ使用
希望をもって倒れた味方を復活させる
突撃の勢いを弱めさせないようにSoB使用。騎兵隊という波濤の威力、味わってもらうよ!

パンドラの加護使用。『黒竜魔人』の姿に
EXAを活かして砲撃対応。広域俯瞰でベヒーモスに邪魔されないようにも注意する
正面から群を圧倒し、砲撃も受け、ナイトハルトを裸の王様にする
言い訳を許さない完全な勝利をいただくよ!喜んでもらえて光栄だけど、悔しいとも思わせてみせる!
佐藤 美咲(p3p009818)
無職
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

私はナイトハルトとは立場が違うんで、そういう話は他の人に任せる感じになりそうスかねー
(私はこの世界で与えられた側だから。友人もケジメも佐藤美咲という自己さえ、元の世界では得られなかったから。それらの下地を整えた相手だとしても)

●連鎖行動
封殺組優先

●戦闘
バーベに乗って騎乗戦闘

攻撃重点で行動
SSSガジェット3.0b>デコイ展開>完全逸脱>継戦運用で付与維持

イーリン近く位置取りつつ閉所戦闘の【識別】を活かして味方に近い敵を攻撃

EXA発動時1ターンに一回デウス・エクス・マキナ
乱れ、不吉、重圧系統がついた味方、戦闘不能の味方重点

保護結界で流れ弾対策
エーレン・キリエ(p3p009844)
特異運命座標
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

旅人の大先輩を殴ってやる時がついにやってきたな。

パンドラの加護使用。
騎兵隊としてナイトハルトを殴りに行くのだから、先鋒たる俺はその道を開く助けとなる。
索敵手の仲間の情報と鷹の目でナイトハルトへの道を認識、塞ぐ敵に先んじて【散華】を叩き込む。
続く味方の範囲火力が敵を薙ぎ払い、道を開けるように。

「初めまして、始原の旅人。騎兵隊先鋒、鳴神抜刀流の霧江詠蓮だ。――覚えなくていいぞ。どうせ短い付き合いだ」
対ナイトハルト戦で軌道カタパルトを解禁。自分にかけて【一閃】をぶち込む。
俺一人の力はたかが知れている。だが皆の力が結束した騎兵隊の力はどうかな!
刻見 雲雀(p3p010272)
最果てに至る邪眼
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

終焉獣の数が減ってきた以上、ネロさんに対して洗脳を仕掛ける可能性も否定できない。
そろそろカチコミ時ってところかな。
冠位魔種の波を乗り越え続けた騎兵隊の本領、見せてあげないとね!

エキスパートで非戦強化
タイニーワイバーン騎乗戦闘
広域俯瞰/超視力/気配消失/闇の帳常時使用
副:秘咒・点照(都度

EXAにモノを言わせて回避を殺しに行くよ
まずはアンジュ・デシュで広範囲に重圧と呪いを撒き
パラダイスロストで終焉獣の残党を片っ端から薙ぎ払いつつ
ナイトハルトに向けて恒常性グランギニョルで恍惚付与とリソース削りを両立
範囲内に味方がいなければ【流星流転】天墜災厄で道を拓く!
夢野 幸潮(p3p010573)
敗れた幻想の担い手
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

これは物語だ。
我ら特異運命座標が混沌に在る数多の戦場に赴き駆け抜ける素晴らしき英雄譚。
立ち塞がるは勝手だが我らが痛快無比なる騎戦の象徴は止まらないもの。
乱雑なる砲撃など抵抗など我が"万年筆"の下に無かった事と成り下がる。
当然だ。
調子に乗った強敵が、哀れにボコられる事程愉しい事はないだろう?
さぁ突撃だぜ英雄共。
ハッピーエンドを見せつけてやれ──!


……上手く上に入らなかったので以下行動ね
パンドラ加護で『略奪稼業』
『舞台掌握』し帷の王となりて『描写編纂』。
余分なる行間は『幻想讃歌』と『混沌朗吟』で埋め。
『描写強調』はいつも通りレイリーに。
何人にも、劣らぬ輝きを。
火野・彩陽(p3p010663)
晶竜封殺
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】
美咲はんの連鎖行動適応
やあ、先輩。
気分はどう?最悪やろ?
あんたに俺らはどうしようもでけへんよ。
未来に絶望した者と未来に希望を持つ者。どっちが勝つかなんて今までの歴史を辿れば明らかやんなあ!

広域俯瞰+超視力で周囲索敵、不意打ち防止
説得+扇動+人心掌握術で味方の士気向上目的
副ダニッシュ・ギャンビット→完全逸脱で自強化。FB失敗等都度使用
アンジュ・デシュ、ケイオスタイド、我冀う。その力を奇跡と成す事を。(味方巻き込まない状態での使用)で封殺+BS管理徹底
味方封殺持ちとは対象ずらしてより多く巻き込む
手が空いたらナイトハルトへマグナス・オーケストリオンで回避減衰狙う
シェンリー・アリーアル(p3p010784)
戦勝の指し手
行動方針 【1】攻勢方針
【騎兵隊】
【イーリンの作戦概要に従う】

盤局もいよいよ大詰めを迎えている。総大将がお目見えだ。
後はその首を落とすだけ。僕らの軍勢はそれが出来る。さあ、分析の芸術を始めよう。

『春花秋月』を初手に自身に付与。その後は花鳥風月を全て味方に付与。
ターン数が切れ次第、再度付与。
『鳥』は味方のカウンターが切れ次第、再度付与。
付与の必要が無いときは【反】を活かして前衛組に立ち、アウレオナさんを狙う敵に偽・竜天覇道をぶつける。

広域俯瞰とストテラジー、統治をエキスパートで強化でして戦場を予測。
大規模な作戦はイーリンに任せて、戦術の次の一手を示していく。

君のわかりやすい方で言うなら、チェックメイトだ。ナイトハルト。
陰房・一嘉(p3p010848)
特異運命座標
行動方針 【2】支援方針
最初の旅人か・・・まあ、彼には、同情する部分も無くは無いが、それで彼の行いを肯定できるわけでも無い。
さて、旅人として、同じ旅人の不始末を止めに向かうとしよう。

最前線で、盾役として、攻撃に進む者達を護り、支援する。
射程に問題が無いなら、ブレイズハート・ヒートソウルで火炎系BSを付与しながら、【怒り】を付与して、敵を搔き集める。
基本的には、主行動は全力防御、福行動で移動や立ち位置の調整を行う。
但し、攻勢の必要ありと判断した場合、H・ブランディッシュで攻撃を行い、【流血】を範囲の敵に付与して回る。
体力の回復は、イモータリティで行ない、ヴォルフベーカリーは、パンドラでの強制復活時に使用する。


 ベヒーモス倒れる。その光景は彼方からでも目に映ろうか。
 傍では雄たけびのような鬨の声も挙がる――誰も彼もの士気が最高潮だ。
 であれば当然、ナイトハルトもその自体は把握している事だろう
 ――だが。

「僕はちょっと――強いぞ♪」

 その事態にすら彼は淀まない。
 むしろイレギュラーズ達を歓迎するかの如く――彼は待ち構えよう。
「こんにちは、ナイトハルト。今日はもう逃げないのよね?
 お互い。ここが正念場になりそうね」
「勿論さ♪ 僕が死ぬか、君達が……世界が死ぬか。
 どちらかの白黒をハッキリさせようじゃないか――♪」
「この世界、まだ終わらせてなるもんか! 思う通りにはさせないぞ……!
 オイラが守ってみせる! 皆も! 世界も!」
 故。そんなナイトハルトの下へと決着を付けに向かうはヴァイスやチャロロだ。
 これより先はない。これより後はない。
 故にこそ全霊を紡ぐ。あと一歩。あと一息――
 ヴァイスは己が身に数多の戦の加護を纏いて、ナイトハルトの余力を削り取らんと往こうか。その身はパンドラの可能性を昇華せしめれば……七色の剣と共に在る。振るう腕の動きに連動し剣もまた彼の下へと高速に。薙ぐ形でナイトハルトへと連撃斬りこもうか。
 が、当然ナイトハルトも座して受けはしない。
 そのヴァイスの動きに合わせる形で指輪に魔力を収束させようか――放たれる一閃はまるで地を抉るが如く。強烈なる一撃を、だからこそチャロロが割り込もう。
「オイラが守るから、みんなは攻撃に集中して!
 ――オイラだって旅人だけど……混沌世界に来て、沢山の仲間や想い出が出来た!
 この世界にだって愛着があるんだ! ――守りたいんだ!」
「訪れた不幸に同情する部分も無くはないが……
 だからといって世界を滅ぼす行いを肯定できるわけでもない。
 同じ旅人として――不始末を止めさせてもらうとしようか。加減は出来ないぞ」
 チャロロはナイトハルトによる撃を、特に後衛たる者達には届かせまいと防ぐ動きを見せる。彼の魔力が直撃すれば凄まじい衝撃がチャロロに襲い掛かる、が――奥歯を噛みしめ踏みとどまるものだ。
 護りたい世界があるのだから。絶対絶対、滅ぼさせたりなんてするもんか……!
 ナイトハルトと同じ旅人ではあるが彼には同調できぬのだから。
 故、一嘉もチャロロ同様に皆を護る為最前線へと踏み込もう。
 狙うはナイトハルトの周辺にて彼を守護せんと蠢いている終焉獣達だ。連中へと炎の一撃を投じ、己へと注意を集めんとする。敵をかき集め自らに撃を集中させれば他の者達の危険が減ろう……無論ナイトハルトも狙えるならば狙う。
 彼を止める為に、此処に来たのだから。
「最初の旅人であろうが、世界をどうこうする権利があるものか」
「自由にはやらせませんよ。ここで止まっていただきましょう」
 続け様にはベークも周囲の連中の足止めにと援護の動きを見せようか。
 危険領域である事は分かっている。故に己が身へと至らせる加護は念入りに。
 その上でベークは立ち回ろう。周囲の終焉獣らを押しのけ、ナイトハルトへの道を作るために。本体であるナイトハルトを叩くのも重要だが――将を射んとする者はまず馬を射よ、とも言うだろう。
「こうしていれば――皆さんが戦いやすくなる事でしょう」
「うざいたい焼きだなぁ♪
 そんなに終焉獣が邪魔なら、僕が焼いてあげよう。君達と一緒にね――♪」
 であれば。ナイトハルトは天を指差した、直後に。
 その指を地へと振り下ろす。
 さすれば生じたのは巨大なる魔力の奔流。先程まで戦場各地に行っていた砲撃だ。
 轟音と衝撃波が周囲を襲う――
 始原の旅人たる彼が、今の今まで蓄積してきた力が宿っているのだ。
 並大抵のものではない。百でも二百でも鍛えうる時間があったのだから。
 ――しかし。

「成程。やはり、本命の場所ともなれば容易くとはいかんだろうな……
 しかしだからこそ。我々が――騎兵隊が切り開くしかあるまいな?」

 あえて。あぁ、あえてその死中に跳び込もうという者達がいた。
 最早言わずとも分かるであろう。騎兵隊という栄えある命知らず達の事ならば!
 往く。砲撃による余波の衝撃が鳴りやまぬ内からナイトハルトの下へと。
 先の言を呟いたはその内の一人――レイヴンであり、彼は術を紡ぐ。
 降り注がせる隕石の術式が敵を薙ぐのだ。敵軍の懐へ跳び込むのならば……
「これしかあるまい。ナイトハルト、原初の旅人と言ったか。
 個の力では確かにお前が強いのかもしれん。
 だがな、軍の力ならこちらも負けることは無いぞ……!
 大勢の者達を指揮したことはあるか――? その強さにまで勝った事はあるか――!」
 吼える。数多の戦場を駆け抜けた自負があるならば。
 今日と言う日も――あぁ我らは此処に在りと示す為!
「封殺役を狙う個体に反撃用意! 突撃位置設定。縛り付けて食い破る!」
「目指すは首魁の首。何者にも邪魔ァさせねぇよ――
 馬骨! お前さんがそれを望むんならやってやらァな!」
 高らかに宣言せよ。イーリンの旗の示す先が終着点にして勝利点。
 支える一人がバクルドだ。戦局はいよいよ大詰め、ちと出遅れたが……
 本命攻めには間に合ったかと。
 ――ならばこそ紡ぎあげよう。皆の道を。世界の行く末を。
「まーた煩い連中が来たなぁ……♪ ならば魅せておくれ♪
 君達の可能性を。君達の未来を。僕の見た事のない希望を」
 直後。騎兵隊へと穿ち放つは神秘の塊。
 雷撃。暴風。天割る程の轟音が再び鳴り響き――騎兵隊に直撃せんとする。
「ぶはははッ! よぉ、『管理人』! やっとこそここまでこれたぜ、しかし初めて会った時から予感はしてたが案の定だったな! ってか俺にやたら寄生型嗾けてただろテメェ! なーにしてくれてやがんだ、料理人的には寄生虫天敵なんだからやめろやマジで!?」
「おや、トンカツ君かい♪ 君は内側に面白いモノがありそうだったから、あわよくばと思ったんだけどねぇ……♪ まぁいいか、キミともプーレルジールからそれなりの付き合いだ。寄生虫がイヤだったなら殴られてあげようじゃないか♪ 出来るもんならだけど」
「言ったなぁ、テメェ!!」
 と、その時だ。
 危険な撃が来たからこそ最前線を突き進む動きを見せたのは、ゴリョウか。
 正に鉄壁たる彼は皆の守護にならんとしながらナイトハルトへと文句の如き言を繰り返す。『面白いモノ』とは一体何のことだろうか――? 気にはなる、が。ひとまずは『獣王』ル=アディン相手に真っ向から受け凌いだこの頑強さ――
「とくと御覧じろってなぁ!!」
「ハハハ。ホントにとくと御覧じていいのかい?」
「ぁあん?」
「君の心中にあるのは自信じゃあない筈だ。
 もっと別の……そう、焦燥のような……まぁいい。僕には関係のない事だ。
 君の中にあるものが溢れたって――僕の不都合にはならないだろう♪」
 刹那。ナイトハルトが言うのは一体『なんの事』か。
 それはゴリョウ自身が自覚していない、身中に根差す『何か』を指していた、のだが。
 言われるゴリョウは心の臓の鼓動が刹那に高まれど――頭を振ってナイトハルトに集中する。なんであれ死ねない。あぁ砕ける訳にはいかないのは事実なのだから。
「ははは! いきなり全開たぁなぁ――んじゃあケリつけようか! 『先輩』よぉ!
 アタシは旅人じゃねぇから異世界に縁も所縁もないがまぁ、んな事はぁ些細だろ!!
 オラァ! 騎兵隊の先駆け! 赤備のお通りだ! 道を空けやがれ!!」
「『最初の旅人』、あぁ俺達の大先輩ってワケだ! それなら一つ、ここは後輩としてセンパイの胸を貸してもらおうじゃねーか。なぁいいだろ? 現イレギュラーズの力を見せてやるぜ!」
 次いで、ナイトハルトの攻撃により巨大なる爆炎生じる中をエレンシアにミヅハは――突っ切る。終焉獣らの牙を押しのけ。エレンシアは数多を引き潰しながらナイトハルトを見据えるのだ。直後にはその後ろにいるミヅハがナイトハルトを狙撃せんと弓の糸を絞り上げる。喰らえよセンパイッ!
 俺は――星追いの狩人ミヅハ・ソレイユ。
「小細工は抜きだ、真正面からぶち抜いてアンタを超えてやるよ!
 一度放たれた矢は止まらねぇ、最後まで突っ走ってやろうじゃん!」
「ったく、誰も彼も急ぎやがる。ま、俺も似たようなモンだがな
 動けない老いぼれと思ってくれるなよ。生憎だが放浪者は手堅く大当たりする輩でな!」
「ふふん♪ 楽しそうでなによりだ……だがお祭り気分で僕を倒せると思うなよぉ♪」
「お祭り、ねぇ――言ってくれるじゃねぇか。
 だがよ、アンタが少し強かろうが関係ねぇ。行かせてもらう」
 ミヅハの剛弓が戦場穿つ。空裂く音鳴らしナイトハルトへ襲来すれば、立て続けにはバクルドも道を作らんと超磁力の力を振るおうか。振るう暴は老いぼれなどという領域に非ずんば終焉の獣共を捻じ伏せよう――! そうして紡がれた刹那の軌跡をカイトは逃さぬ。
 ナイトハルトへ解き放つ。魔を封滅する破邪の結界を、絶好のタイミングにて。
 『先輩』。アンタの動機は分かったよ。
 だがな『同意はしてやれない』んだよ。
「復讐の為に世界を滅ぼす――?」
 冗談じゃねぇ。俺は此処で自分自身の在り方を見つけたし。
 俺自身として動く生き方を覚えたし。それ故に練達だけじゃない。
 ――混沌(ここ)を滅ぼされるのも我慢ならねぇんだ。だから。
「『その面を張り倒しにもう一度来た』ぜ。
 見せてくれるよな、そのへらへらした面の……アンタっていう本当の一個人の表情をな」
「さぁねぇ――♪ 見たいなら強引に引き摺り出してごらん♪
 それでこそ世界を救う英雄だろう」
「言われずとも!」
「やってやらぁな! アタシはあんたと違ってこの世界に生まれてこの世界に育ったんだ。神託だからって滅びを簡単に受け入れられるかよ! 故郷だって世界だって救ってやんよ――!」
 出せるものを出し尽くさんとする。カイトは、エレンシアは、この場で全てをと。
 周囲の味方と連携し、決して一人で突出せず。
 しかしその上で全身全霊をぶち込んでやる。
 ナイトハルトによる反撃の一手は重く鋭い――針の穴を通すような術式が皆の身を抉ろうか。一方でバクルド達が成さんとする攻撃は、ナイトハルトに直撃する前に『停滞』するかのようにやや動きを鈍らせる。
 指輪の力か。彼の指先で妖しげに煌めくソレは、強大なる神秘の塊。
 ――だからなんだってんだ。
 誰かが呟いた。誰かが吐き捨てた。
 七罪とも戦って来た。届かない程に強い者達を乗り越えてきたのだ。
「初めまして、始原の旅人。騎兵隊先鋒、鳴神抜刀流の霧江詠蓮だ。
 ――あぁ覚えなくていいぞ。どうせ短い付き合いだ。
 これは只の礼儀のようなモノでな。死にゆく者への、習慣だ」
「ハッハッハ♪ 面白いね、キミ♪ どっちが先に三途を渡るか、試してみようか♪」
 故に此度も届かせるのみだ、と。エーレンは即座に斬りこもうか。
 騎兵隊先鋒が一角として踏み込もう。死の領域へ。ナイトハルトのすぐ傍へ。
 神速の一閃にて切り結ぶ。得体の知れない神秘の壁がエーレンの刀筋に割り込むが。
 知った事かと振り切ろう。膂力を込めて。決意を込めて。
 俺一人の力はたかが知れているかもしれないが――
「騎兵隊の力はどうかな! 皆の力全て合わせての、俺達騎兵隊だ!」
「然り。如何なる者であろうとも、究極は存在しないのだから」
 続け様にはリースヒースも至る。ナイトハルトの暴力的な神秘の嵐から騎兵隊の面々を護らんと動くのだ。全ては『総員生存』の誓いと共に。死を払いのけんと死霊術の一端である術式を紡ぎ、そうして蝶を舞わすのだ。
 蝶よ、霊達よ。
 騎兵隊の勢いを止めぬよう、最大限の後押しを。
 ――奴に僅かでも隙を。その一端導くまで、死は遠き狭間に。
 鼓舞するように剣を掲げ叫び続けよう。あぁ――
「我々はまだ――生きている!」
 まだ、戦えるのだと。
 まだ、我々は此処にいるのだと!
「そうだ。そう! 進め進め、食い破れ! 運命の一手はいつでも進んだ先にある!
 完全無欠言い訳不能な勝利を我らの手に!
 至大至高の栄誉を! 類稀なる勝利の美酒を――我らの手に!」
 さればシャルロッテも胸に宿りし高揚感をさらけ出すように宣誓しようか。
 勝つと。生きて帰ると。
 彼女は紡ぐ。数多の加護を。数多の力を。前に進む活力を――!
 悪いが『誰かさん』より先には死ねないんだ。
「生きてこそ支えられるものがある」
 故に。命尽きようとも……おっと、しかしそれは先の話だ。
 この最終決戦よりも続く。遥かなる未来の話。
「まだ見えもしないものの事を話すと鬼が笑うよ――♪
 まぁ鬼もなにも存在しない世界にする為に僕が此処にいるのだけど♪」
「どうかな。これは物語だ。
 我ら特異運命座標が混沌に在る数多の戦場に赴き駆け抜ける素晴らしき英雄譚。
 英雄譚の仕舞は必ずや幸福なる結末が訪れて然るべきもの。
 ならば未来の話を紡いでもなんら矛盾はない。
 そも――立ち塞がるは勝手だが我らが痛快無比なる騎戦の象徴は止まらぬ」
 鬼が笑う? 斯様な言になんの意があるかと告げるは幸潮。
 知れ。乱雑なる砲撃など抵抗など我が"万年筆"の下に無かった事と成り下がったと。
 知れ。調子に乗った強敵が――哀れにボコられる事程愉しい事はないと!
 さぁ突撃だぜ英雄共。
「何人にも、劣らぬ輝きを此処に。何人にも穢せぬ栄光を此処に」
 ハッピーエンドを見せつけてやれ――ッ!
 パンドラの加護を纏う幸潮の姿は略奪者たる軽装の身へと至ろうか。
 高揚をそのままに力と成し。皆の舞台を整えよう。
 さぁ埋めよう。英雄譚の物語を――!
 騎兵隊の突撃力が増す。ナイトハルトの下へ行かんと、突き進む力はどこまでも。
 奴が幾重に神秘の術を備えようと無駄だ。
 壁は突き砕き、砲撃が至ろうと踏み超える。
 さすれば段々と彼の笑みも、やや硬くなって――きたろうか。
「やるねぇ♪ だがまだまだこんなものじゃ、どうとだって出来るものさ」
 それでもナイトハルトは指輪の力を用いて終焉獣達をけしかける。
 命を文字通り『尽くし切る』程の動きを成させようか。
 自らの盾として。敵に向かわせる特攻の砲弾として。
 数の差は数で埋めると言わんばかりに。
「終焉獣を操る力――それでネロさんを洗脳するって可能性も否定できないね。
 させない。折角彼が戻って来たんだから。そろそろ終わらせてもらうよ。
 冠位魔種の波を乗り越え続けた騎兵隊の本領――見せてあげないとね!」
「イレギュラーズは、騎兵隊は……人はここまでやれるのだと見せつけてあげましょう。可能性の塊こそがイレギュラーズの本懐。ならば、イレギュラーズが集った騎兵隊は……世界のどこよりも希望に溢れているはずですから……!」
 であればと雲雀は同じく終焉の獣の一確たるネロの事を想起しながら攻勢を強めようか。ナイトハルトに幾重にも重ねる呪いの一撃は彼の動きを縛らんと執拗に狙い続ける――直後には治癒の術を皆に行き渡らせるようにアレストも力を振り絞る。皆がナイトハルトに迫るまで戦線を維持できるように。
 一人ではできなくても、一人では届かなくても。
「皆でなら……未来を紡げます!」
「いいや此処で終わってもらおう。君達はよく頑張ったが、ここで行き止まりだ」
「行き止まり――? それは其方の事だろう、ナイトハルト。
 君の分かりやすい方で言うなら……そうチェックメイトだ」
 ナイトハルトはアレストらの治癒の速度よりも早く――騎兵隊を叩き潰さんとする。
 天より堕とされる三つの軌跡。それはまるで隕石の如く迫りて、着弾。
 大地を揺らす万物を薙がんとする、今までにない威力の砲撃だ。
 吹き飛ばされるはイレギュラーズだけではない。終焉獣も巻き込まれていようか。
 ナイトハルトにとっては所詮駒に過ぎねば、そうもあろうか。
 ――それでもシェンリーはこの盤面を覆させはすまいと奮戦す。
 戦術点を見据えるのだ。被害の及ばぬ一点へ、騎兵隊を誘導せんと声を張り上げ、次の一手を示していく。途絶えさせない。この大詰めの盤面において繋ぎ続ける。どこまでもどこまでも――奴を詰ませるまで!
「そうだろう、総大将?」
「――ええ。私達ならやれる。私達なら行ける。さぁ行きましょう!」
 同時。視線を滑らせれば――そこにはあるものだ。
 イーリンの影が。彼女の抱く旗が。
 騎兵隊の方針は変わらない。真正面から敵を食い破り味方の士気を沸騰させ。
 そしてナイトハルトにも肉薄し――彼への攻撃を敢行する。
 それを果たすまで地を舐める事など出来るものか。
「真正面からぶち抜く。あぁこれぞ騎兵隊だね。さァ再度なる号令を」
 イーリン・ジョーンズ。『それをキミが望むなら』
「皆、何処までも行くさ」
 然らば。イーリンの耳に届く様に。
 武器商人が、斯様な言を耳元に告げれば。
 戦場に響き渡るように述べてやろうではないか。
 あの不遜なセンパイに聞こえなかったなどと言わせてはやらない。
 全てを完遂し。
 言い訳なんて、させてやらない。
「私達が勝つわ」
 ただ奮戦しているだけではない。私を、私が走る先を、未来を信じてくれている。
 ヤケになってるんじゃない。慢心をしているわけでもない。
 私達はただ選んだだけよ。過去でもない、現在でもない。
 ただ今、そしてその一歩先にある。
「明日を、掴む。生きて、掴む! 勝つのは――私達よ!」
 ――謳え、英雄達。
 狂おしいまでに勝利を求めよ。
 知っているはずだ。勝利の美酒の味を。忘れられぬ至高を――!
 皆の忍耐、この瞬間の為に有りッ!
 『死力を尽くす』正にその言葉が似合う突撃を――敢行しよう!
「――やぁれやれ。噂には聞いていたけれど、七面倒な。ゾンビかい君達は」
「なんとでも今の内言っておきなよ! 最後は私達が――完全なる勝利を頂くよ!
 ここからが騎兵隊の本領! 騎兵隊という波濤の威力……味わってもらうよ!」
「全火力を集中させる。逃がしはしない」
 であればナイトハルトは吐息零すような感情を示しつつ、イレギュラーズを払わんと迎撃するものだ。しかしイレギュラーズ達はどこまでも足掻く。どこまでも食らいつく。奴に一息すらつかせんと。故にヴェルーリアにオニキスが撃を成すのだ。
 突撃の勢いを弱めさせぬようにヴェルーリアは三頭身の己より力を宿し。
 同時に黒き竜の如き姿を維持しながらナイトハルトの撃に抗する。
 彼を裸の王様にしてやるのだ。終焉獣も、砲撃も、全て除けて!
「悔しいって思わせてみせる! 今までの生涯で何度味わったかな!」
「――僕の後悔は身内を喪った時からずっと続いてる。それ以上の経験をさせてみたければ、そうだね。僕を止めてみなよ。騎兵隊などという器が壊れなければの話だけどね――!」
「壊れるものか。そう脆いものではない――あぁそれに。
 キミが大切な人を守りたかったように。私はこの世界に生きる人たちを守りたい」
 だから同情はしない。だから負けてなどもやれない。
 オニキスは言を紡ぎながら次弾装填。一切の淀みなくナイトハルトを狙いて。
「これで終わらせるよ」
 解き穿つ。128mm連装マジカル対戦車砲……オニキス屈指の一撃が常に襲い続けるのだ。魔術を込め。意志を込め。始原の旅人の守護を貫かんと轟音響かせる――!
 さればナイトハルトが己の周囲に張り巡らせていた神秘の防御術式が異常をきたし始める。彼の指輪の一つが。宿していた光が妙な、まるで点滅するかの如き異変を生じ始めるのだ。それは……
「限界が来てる……みたいな感じかねぇ? やぁ、先輩。
 気分はどう? ずーっと夢見てたのが邪魔されそうで最悪やろ?」
 彩陽が看破する。ナイトハルトの余力は想像より削れているのではないかと。
 未だ顔を歪ませる程ではないかもしれないが。しかし余裕面の仮面も剥がれるだろう。
 その身の芯に到達しうる撃があれば。
 彼は魔種ではない。彼はあくまで旅人だ。
 ならば鍛錬し尽くした技量はあっても肉体はイレギュラーズと同様であろう――!
「あんたに俺らはどうしようもでけへんよ。
 未来に絶望した者と未来に希望を持つ者。
 どっちが勝つかなんて今までの歴史を辿れば明らかやんなあ!」
「関係ないね。それは今までの歴史の話だろう――?
 僕達が、イノリが紡ぐのは滅びだ! 誰も見た事ない滅びの地平に常識は通じない!」
「それを一歩手前まで成せる力を持ちながら……いや持っていたからこそ、でしょうか。強すぎたあまり、普通のひとも出来る《死を受け入れる》という事ができなかったのですね」
 お気の毒様、と。志は彩陽に続く形でナイトハルトに攻勢を加えようか。
 彩陽は周囲の死者の霊魂を力と成し、解き放つ。敵の動きを纏めて鈍らせんと。
 一方で志はナイトハルトに聞こえるように囁きつつ敵の軍勢に根源の泥を投じようか。
 ナイトハルトという一個人を追い詰める為に。ひっそりと動いていく――あぁ。
 死を受け入れるなんて、皆やっている事なのに。
「結局、始原の旅人だろうがなんだろうが、人間なのでしょうね」
「まぁ。世界を滅ぼすに加担しようが、只の人間だろうが――こっちのやる事は変わらないさ」
 更に武器商人は白き妖精馬を駆りながら動く。
 皆の位置を、敵の攻勢を見極め念話で情報共有しながら。
 武器商人もナイトハルトを狙おう。数多の攻撃により圧を強めている、そこへ。
 紡ぐは緋色の罪杖。影の茨の権能が彼を狙おうか。
「やれやれ、皆ホント色々想いがありますよねーナイトハルトも含めて」
 同時、美咲も動きを見せようか。ナイトハルトの攻撃によって動きが乱れ、疲弊が溜まりつつある者達を支援するのだ。イーリンの近くに位置取りつつ、時に治癒を、時に攻勢を。敵のみを穿つ技量をもってして騎兵隊の力と成ろう。
 ……思うは『佐藤 美咲』という一個人の歩みだ。
 この世界では『与えられた側』だ、と。友人もケジメも佐藤 美咲という自己さえ――
(元の世界では得られなかったから、スね)
 思えば色々歩んできたものだ。
 あちこち行って。色んな事をしでかして。仕舞にはこんな終焉の地にまでいるとは。
 吐息零しながらも、そのままナイトハルトの攻勢支援に加わろうか。
 此処における『佐藤 美咲』を果たす為に。
 続け様にはナイトハルトの迎撃に負傷しながらもバクルドが接近。
 ――俺はお前さんの痛みなんかは要わからん。家族もいた試しがない。
 が。もしもトルハを喪えばと考えたら――
 いや、だがそれでも。
「バッドエンドを踏み倒すために俺達がいるんだ。
 先達は後輩に託して去っていくのが相場ってもんだ――違うか?」
「知った口を叩くね。僕がどれほど待ったと思っている。
 後輩だからって譲ってはやれないさ!」
「妹さんを喪った哀しみと怒り……さぞ深いことだろう。
 俺も兄がいるから、気持ちは理解できる。もしも同じ立場だったら――
 だけど。『だけど』なんだ。そうはならなかった」
 バクルドが攻め立て。同時に雲雀もナイトハルトに更なる圧を加えよう。
 ……彼の立場が理解できない訳ではない。
 それでも。俺はこの世界に救われたから。
 護るんだ。当然だろう?
 悲劇が降りかからなかったら――良い関係を築けただろうね。
 もしも来世が。もしも今度があるのなら。
 そこでなら、仲よくしよう。
 ――で。
「それはそれとして、その顔凄く殴りたいから一発入れさせてもらうよ!」
「ハッハッハ! なんて酷いんだ君は――!」
 ニヤケ面は癪に障るのだと!
 雲雀は一撃ぶち込む。遂にナイトハルトの防御が間に合わなくなってきたか――ッ!
 さすれば、その時。

「――面白い。面白い! やはり最高だ君達は! 最高に――邪魔だッ!!」
 
 ナイトハルトの周囲に無数の魔法陣が浮かび上がる。
 一瞬。一瞬の事だった。直後に生じるは、まるで機関銃の如く打ち出される神秘の杭。
 先の天より堕とされし砲撃が大砲であったのならば、小回りを利かせた刃とでも言おうか。
 肉など容易く抉り。大地を高速に削り落としていく。
 音の壁を突き破っているのか射出される度に破裂するような音も響き渡る――
 奏でる音色は真に機関銃の如く。只人ならば容易く屠られて終わりだろう。
 だが。
 ここにいるは誰しもが一騎当千の英雄達。
 剣を。槍を。盾を。旗を。神秘を。
 数多の武器を携えナイトハルトの杭を――討ち落としていくッ!
 金属音にも似た響きが戦場に鳴り響こう。無数たる死と抗いの音色が此処にある!
「――ぬぅぅッ!!」
「いよいよ仮面が剥がれ始めたわね。なら、この地で倒れる覚悟、いいわね?」
 ナイトハルトの内側より神秘が全力で注がれ始める。
 だが彼の口端には微かに苦の色が混ざっていた。
 ここだ。この場を乗り切ればこそ彼に届くとヴァイスは跳躍。
 全霊たりうる斬撃を――紡ごうか。
 この世界の全て、貴方にぶつけてあげましょう。
 勝つのは。

 ―― 私 達 だ ッ !

成否

成功

状態異常
チャロロ・コレシピ・アシタ(p3p000188)[重傷]
炎の守護者
イーリン・ジョーンズ(p3p000854)[重傷]
流星の少女
ヴァイス・ブルメホフナ・ストランド(p3p000921)[重傷]
白き寓話
武器商人(p3p001107)[重傷]
闇之雲
バクルド・アルティア・ホルスウィング(p3p001219)[重傷]
老練老獪
ゴリョウ・クートン(p3p002081)[重傷]
黒豚系オーク
エレンシア=ウォルハリア=レスティーユ(p3p004881)[重傷]
流星と並び立つ赤き備
シャルロッテ=チェシャ(p3p006490)[重傷]
ロクデナシ車椅子探偵
カイト(p3p007128)[重傷]
雨夜の映し身
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)[重傷]
挫けぬ笑顔
エーレン・キリエ(p3p009844)[重傷]
特異運命座標
刻見 雲雀(p3p010272)[重傷]
最果てに至る邪眼
夢野 幸潮(p3p010573)[重傷]
敗れた幻想の担い手
火野・彩陽(p3p010663)[重傷]
晶竜封殺
シェンリー・アリーアル(p3p010784)[重傷]
戦勝の指し手
陰房・一嘉(p3p010848)[重傷]
特異運命座標

相談掲示板

[2024-04-28 21:56:46]
迷ったけど…3章も【2】支援方針で行くね。
今まで通り、回復メインで動くと思う。
[2024-04-27 23:55:47]
【泰平】
【1】にてベヒーモス狙い
瑠々さんの援護を受ける感じ
誰でも参加どうぞ!表明なくても大丈夫。4月29日朝8時が実質〆切だね。

ワタシのプレイングは提出済みだよ。他のチームタグや参加者の人たちもがんばって!ワタシもがんばる!
[2024-04-27 23:53:27]
今の所の行動予定は【1】。
引き続きネロさんと一緒に戦いたいけど
ナイトハルトもぶん殴りたいしやりたい事もあり…うーん悩ましい!
27~28日中にはプレ送信予定だよー。
[2024-04-27 23:33:21]
>水天宮 さん
【残夢】のみなさん、そしてメリーノさん
ありがとう。そちらもご武運を。

【暁星】
>囲さん、京さん
来てくれて嬉しい。ありがとう。頼りにして、ます。
[2024-04-27 19:48:55]
【暁星】
アタシも引き続き、付き合うよ
[2024-04-27 14:44:09]
遅くなってごめんね、【2】で仲間をかばおうと思ってるよ。
[2024-04-27 11:10:35]
>【暁星】
今回も付き合わせてもらうよ。
動きも変わらず、妨害重視ってつもり。うまく使って、決着しっかり付けてきてくれ。
[2024-04-27 00:26:25]
っと牡丹様に追記で…という形になりますが…【残夢】の人数確定とプレイング提出予定も記入しておきますね!

【残夢】
人数確定は27日22:00
プレイング締切りは29日の締め切り…実質28日中になると思います!
行先は【3】、ナイトハルト様への攻勢です。
…といいつつこちらのタグの目的はあの賽銭泥棒金髪馬鹿……おっと!メリーノ様の援護を目的としております。

もしも来て頂ける方いらっしゃいましたら、神社の相談までお願い致しますね!
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899

【暁星】…ハリエット様の方も、ご武運をお祈りしておりますね。
戦場は違いますが…ともに頑張りましょう!
[2024-04-26 21:16:11]
【暁星】
・プレイング提出:28日中
・目的:【1】にてヴィッターの撃破
・サブ目的:イラス、ギルオス両名が死なないよう援護
*ナイトハルト、ベヒーモスを範囲攻撃に巻き込む等は個々にお任せ

という感じでいるよ。
参加宣言はあると嬉しいけど、なくても構わない。
相談場所を設けたりもしていないから、今まで縁等ない人も気が向いたら来てくれたら。
よろしくお願いしま、す。
[2024-04-26 21:02:08]
オリーブ・ローレルと申します。
【1】でベヒーモスを攻撃する予定です。
[2024-04-26 19:39:47]
【騎兵隊】
からの定時連絡よ。騎兵隊は【1】で出発予定。敵を正面から食いちぎりつつ、ナイトハルトに打撃を加えに行く予定。あいつにはたっぷり楽しんでもらうつもりだから。皆よろしくね
[2024-04-26 01:31:14]
【残夢】だ。
メリーノの馬鹿が自分で立てたチーム抜けて、ワガママを通しに行くみてえだ。
こうと決めたらやり切る頑固なやつだから、やると言ったら派手にやること間違いなしだ。
つうわけでだ。
頼む。あいつのダチや、あいつを死なせたくねえやつは【残夢】で共に戦ってくれ。
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899
[2024-04-26 00:33:37]
第3章も【3】に行く予定だ。攻撃役になると思う。
[2024-04-26 00:30:23]
【1】に【泰平】で瑠々さんと共に行こうと思うよ
[2024-04-25 23:55:13]
此処だ。
此処で確実に奴から夢を貰ってくれる。
【3】
[2024-04-25 22:53:37]
【暁星】
ヴィッターさんがまだ生きているなら、私は彼と決着をつけるために動くよ。
ただし、ナイトハルトさんにも手が届く現状。
前回同行頂いた方がそちらに向かうなら、それでいいと思ってる。
屹度これが最後だから、後悔のないように動いてくれたら、いい。

でも、もう一度一緒に来てくれるなら、嬉しい。
来てくれる方がいらっしゃるならば、どうかよろしくお願い、します。
[2024-04-15 16:36:40]
イロン=マ=イデンと申します。
遅ればせながら、馳せ参じました。

【2】に行くつもりなのです。
[2024-04-14 19:42:36]
【1】【泰平】はそうだな、〆切は16日の23時に設定しておくね。
でも絶対必ず行きたい!って思ったらプレイングははやめに、かな
[2024-04-14 16:41:28]
携行品『ドキドキ☆Hadesめもりある』を試しに使ってみたいって人いないっすか?
このデータウィルス、今なら何か使い道あるのでは?と思ったっす。あ、2個あるっす。
[2024-04-14 01:21:15]
【暁星】
ここへの書き込みはないけれど、参加表明してくれた人がいることをお知らせしておくね。
[2024-04-11 14:48:38]
>ハリエットちゃん
んまー、アタシもちょっとギルオスさんの動き待ってたところもあるんだけどね!

【暁星】
ギルオスさんとイラスはアタシが注意しとくよ
[2024-04-11 13:07:10]
【3】だ
私の夢の為に。私が眠る為に。
[2024-04-11 08:46:07]
第2章は【3】の予定だ。
終焉獣を倒してナイトハルトに負担をかけていこうと思うよ。
[2024-04-10 23:27:40]
>【暁星】
ああ、よろしくな。
行動方針も了解だ。かばうとかは難しいけど、封殺で敵止められるようにそっちも意識しておくよ。
[2024-04-10 21:35:52]
【暁星】
囲さん、京さん。来てくれて嬉しい。ありがとう。
一緒にがんばろう、です。

状況更新されたので、【暁星】の行動方針も若干変更する、よ。
タグ【暁星】
【1】攻勢方針
目標:ヴィッター・ハルトマンの撃破
(及びベヒーモスへの攻撃*範囲攻撃に巻き込むとか)
プレイング締め切り:12日0時頃

上記に加え、副目標として…イラスさん、ギルオスさん両名に危険が及びそうになった場合は彼らを守ってほしい。
私ができればいいんだけど、私はヴィッターさんの餌だから難しいかもしれなくて、ね。
[2024-04-10 21:31:06]
>京さん
ギルオスさんが別所に出てきた場合、そっちの援護に向かってほしいって思ってたから、声をかけるの迷ったんだ。
彼の眼前では私に限らず誰一人として死なせたくないんだ。悲しませたくないから……ね。
[2024-04-10 20:32:32]
ふんふん、そうだな………人数が現状の人数とかだったらベヒーモス狙いも良いかな、とは考えてるぜ。少数精鋭って感じによ。
[2024-04-10 20:23:34]
零さん……!!ありがとう、是非とも、だよ!!
敵は特に指定せずに蹴散らす感じか、ベヒーモスを相手に、と考えているよ。
[2024-04-10 20:21:32]
―――ッ!

このタイミング、このタイミングとはなぁ‥どんぴしゃりって奴だな。だがきてくれたのはどうあれ嬉しいぜ…!
フラーゴラ、俺も【泰平】の方、参加して大丈夫か?
[2024-04-10 20:04:49]
瑠々さん……!

えっと【1】にて瑠々さんの恩恵を受けながら【泰平】ってチームタグを作ろうと思うよ。偲雪さんも願ったのは平和だと思うから。
[2024-04-10 13:34:31]
【暁星】
はいはーい、アタシ行くよー
水臭いなー、ハリエットちゃん
アタシに声かけてくれたらいいのにー!

アナタが危ない目に遭っちゃ困んのよ……悲しむヤツが居るでしょ?
[2024-04-10 13:03:49]
【暁星】お邪魔させてもらおうかな。
ヴィッターの撃破手伝いに行くプレは出してたんだ。早めに無力化した方が良さそうだしな。

動きとしては封殺だのでの妨害狙いと、こっちの攻撃への対処意識させることで、少しでも味方が動いたり接近しやすいようサポートを、っての考えてた。
範囲もあるんで、可能な限りベヒーモスも同時に狙っとくよ。
[2024-04-10 00:27:41]
以下の内容で同行者を募集する、よ。
プレイングをすり合わせるとかはしないし、相談場所もない、です。
参加の意思表明はあれば嬉しいけれどなくても大丈夫。
同じ目標に向かう人がいたら、よろしくお願いします。

タグ【暁星】
【1】攻勢方針
目標:ヴィッター・ハルトマンの撃破
(及びベヒーモスへの攻撃*範囲攻撃に巻き込むとか)
プレイング締め切り:12日0時頃

目標は、私を狙う…私と同じ世界から召喚されたヴィッターさんの撃破。
因縁もありはするけれど、ベヒーモスの動きを乱すために狙いたいところ。

そうそう。同じ場所に居るアユアは友人なんだ。
彼女は口は悪いけど、なんだかんだ言いながら力になってくれると思う。
プレイングの文字数に余裕があれば、彼女にも声をかけたいな。
[2024-04-08 17:03:42]
引き続きノアへの対処で動きます。選択肢としては【1】攻勢方針ですね。
【飛】により味方の集まっている場所から引き離すことと、あと不殺での対処を考えています。
爆弾処理だというなら、爆発するタイミングも調節せねばならないでしょうから。
[2024-04-08 08:41:40]
【1】に行く予定。
ヴィッターさんは私を見たら狙って来るだろうけれど、友人(アユア)が来てくれたことだし、行かなきゃ。
タグを作るかどうかは少し考えてからにするけど、今の行き先予定を表明しておく、ね。
[2024-04-08 00:20:28]
【残夢】です。
行き先は【3】ナイトハルトです。危ないのはわかっているから、無理には誘わないけれど、行先が一緒の方はご一緒できたらなによりだわ!
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899
相談所も貼っておきます。どうぞよろしくねぇ
[2024-04-07 23:44:15]
…この時を、あの日からずっとずっと、待っていました。
わたしも、【1】でネロさまと共に戦い、ます。
[2024-04-07 22:20:17]
【騎兵隊】
からの定時連絡よ。
現在方針の策定中。
予定としては現在ナイトハルトの攻撃が向いているというのを戦術的に利用したい。
ナイトハルトへ向いて更にヘイトを引くか、あるいは解体中のベヒーモスを相手にするか。その辺りは意見を皆から聞きながら決めるから、時間をちょうだいね。
[2024-04-07 21:52:15]
普段は【騎兵隊】に所属しているけど今回は単独で行動するよ。
【1】でネロさんの加勢に向かうから、同席するみんなはよろしくね。
[2024-04-07 19:35:24]
制御不能なブリンクスター貰ったのでちょっとやってみることにするっす。
[2024-04-07 18:59:01]
>ノア
パンドラに余裕あるボクが抱きついて遠くまで持ち運ぶとか考えたっす。制御不能なブリンクスターとかあればっすけど。
他には【飛】でできる限り遠ざけるように吹き飛ばすとかっすか。
[2024-04-07 18:29:16]
ネロさん…ネロさんだ…!
僕は【1】でネロさんと一緒に戦う予定。
ノアを倒すと滅びのアークの放出で危険みたいだし、対処法も考えてみる。
[2024-04-07 18:03:30]
章がかわったから、色んな方がプレイング書く前に最初にこれだけ

ノア:
体の内側にアークの塊というかそういうものを詰め込まれてて、破壊される時に爆発する爆弾みたいなもの
これ、このまま壊しちゃったら味方のイレギュラーズに甚大な被害を及ぼされることが考えられるわ 対処をしなきゃまずいとおもうの
壊れかけ爆発直前の、爆弾を抱えているのと同じだわ。被害範囲も書いてない、大きな被害、としか書いてないから、十分に注意して欲しいの
[2024-04-05 23:28:21]
【騎兵隊】
ごめんなさい。当初予定より唐突に締切が変更されたから作戦は変更。
前線を全力で押し上げるシンプルなものに変更するわ。
申し訳ないけど、よしなに。
[2024-04-04 22:32:21]
騎兵隊からの定時連絡よ。
「章変更がない場合、4/6にナイトハルトへ向けての進撃。からの奇策として強引に攻めた段階で回頭。友軍と合流する形で敵を挟撃する」
という挙動を取ろうと思う。ちょっと強引に状況を回したいと考えるからね。
うまく使って頂戴。
[2024-04-02 23:18:06]
私も身動きが取れない状況で、戦況が動くのを待っている、よ。
どうなるのかな……。
[2024-04-02 01:01:30]
まだプレイング募集中だから、戦力は求められていそうではある。
ただ、運営スケジュールの都合で低速にしてる可能性もありそうな気はする……。
まぁ、プレイング確認済で待つしかない俺が言っても仕方ないことだが。
[2024-04-01 23:24:35]
まさかここまで騎兵隊が敵の数と、ナイトハルトのヘイトを集められるとはね。
しかし、章が変わらずに、この状態か……。
少し待ってね。【4/3以降に次の行動を決定する】から。
[2024-03-31 21:24:01]
はっ、流石騎兵隊!
部隊規模の怒りみてえなもんか!
ナイトハルトのマップ攻撃引き付けてくれてるのありがてえ!
注意も騎兵隊に傾いてるってことだしな!
[2024-03-29 12:11:47]
https://rev1.reversion.jp/scenario/show_playing/10854/17620?key=3d3c6504

カイフクナゲトクネ
[2024-03-27 10:59:04]
完全に相殺とは流石にいかなかったけど、ある程度の効果はあるみたいだったから
次はナイトハルトからの砲撃を迎撃していこうかなって思ってるよ
[2024-03-24 00:24:17]
遅ればせながら。雨紅と申します。よろしくお願いいたします。
思うところもありますので、ノアへの対処を行います。
[2024-03-23 23:58:11]
遅くなったけれど。騎兵隊からの提示連絡よ。
第一陣は(12名)
イーリン、シェンリー、雲雀、エレンシア、黒子、ゴリョウ、彩陽、オニキス、カイト、フォルトゥナリア、武器商人、シャルロッテ
作戦目標は「鶴翼の陣を用いて友軍と効率よく殲滅を行うための攻撃」よ。
第二章以降は追って連絡するわ。
相談場所は下記の通り。迷ったら参加、いつでもよろしくね。
https://rev1.reversion.jp/guild/520/thread/23894
[2024-03-21 23:45:47]
怒りバラ撒き、シナリオ時効果での引き付け予定だ。宜しく頼む。
[2024-03-21 11:12:52]
俺は飛呂、【封殺】持ちのスナイパーってとこだな。よろしく。
ノアへのアタッカーや抑えのつもり。
[2024-03-20 23:21:58]
【残夢】出発は21日予定です。夕方以降くらい。それまでは随時相談場所で話を進めておくので、参加していただける方はどうぞよろしくねぇ!
[2024-03-19 23:36:09]
(しゃり、と錫杖の音がする)
――【騎兵隊】よ
https://rev1.reversion.jp/guild/520/thread/23894
この場所で相談中
【ナイトハルトへの道を作るための突撃】を敢行しようと思うわ。
そうすれば、私達へナイトハルトの攻撃が向きやすくなるはずだから。
皆の周辺掃討が用意になると思う。
出発予定日は22日、前倒しになる可能性アリよ。
参加者などはいつでも――よろしくね。
[2024-03-19 23:33:36]
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899

取り急ぎ、たみちゃんに神社を借りて相談場所を作ってきたよぉ
【残夢】ご参加いただける方は来ていただけるとありがたいわぁ!よろしくねぇ!
[2024-03-19 22:32:28]
泥人形のマッダラーだ。ノアに向かう仲間をサポートしようと思う。庇い役だな
[2024-03-19 22:00:00]
成程…では、メリーノさんに助力と行きましょうか
【残夢】に私も参加させてもらいますね
[2024-03-19 21:29:51]
【残夢】ねぇ。楽しそうなタグだ、1枚噛ませてもらうぜ。
[2024-03-19 21:01:31]
メリーノです。ナイトハルトちゃんのところまで行かなきゃねえ!終わらせない為に。
最初は終焉獣狙いで行くよぉ、一応タグ置いておくねぇ!ご一緒できるようなら、是非ご一緒しましょ
【残夢】
見果てぬ夢の先、という意味を込めて。ナイトハルトちゃんが壊したい未来、よりもっと先を目指さないとね!
[2024-03-19 18:24:07]
会長だよ。大先輩をボコりにきたよ。
なんか今は無理らしいからとりあえずノアをボコろうかな。
[2024-03-19 15:11:43]
郷田京よ、こんなところで死ぬ気はないわ!
どいつもこいつもぶっ飛ばして、ハッピーエンドをもぎ取りましょう!

ひとまず撹乱していくわ、BSばら撒くわね!
[2024-03-19 01:35:53]
ハリエット。宜しく。
とりあえずは無数にいる終焉獣の数を減らしていこうと思ってる。
私の命を取りに来る人がそのうち現れるだろうから、その時は対処する。
今度こそ、決着をつけないといけない、から。
[2024-03-19 00:59:26]
安藤です。
敵将までの道を切り開きます!
[2024-03-19 00:25:39]
紫電だ。

ヴェアヴォルフを…狩る。
運営
[2024-03-18 21:45:02]
シナリオ[<終焉のクロニクル>始まりのレクイエム]の相談掲示板です。参加者はこちらに書き込んで打ち合わせをしてください。

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