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オラボナ=ヒールド=テゴス。或いは、ロジャーズ=L=ナイア…

登場人物一覧

ロジャーズ=L=ナイア(p3p000569)
同一奇譚

名前:ロジャーズ=L=ナイア
一人称:私/我
二人称:貴様/汝
口調:筆舌に尽くし難い/平時に比べ尊大
特徴:クル・ウ・ウゥ
設定:
其は夜闇と嵐、悪意、戦争の化身である。
ある者はその姿を冥界より這い出た悪鬼のようだと形容した。またある者は、表皮を持たぬ邪竜のようだと形容した。そして、ある者は3つの眼を持つ悪魔のようだと形容した。
時には邪教徒たちの、時には勇猛果敢な戦士たちの、時には魔術師たちの、時には虐げられた奴隷たちの信仰を集める。
そのように、ロジャーズ=L=ナイアの容姿や性質は一貫しない。だが、それらの全ては真実であり、それと同時に虚構でもある。其は混沌そのものだ。存在そのものに、数えきれないほどの矛盾を孕んでいる。生きているのか、死んでいるのかさえも定かではないし、そこに「居る」のか「居ない」のかさえ定まっていない。「+」と「-」が中和されずに成立している存在など、ロジャーズ=L=ナイアを除いて他にはいない。
観測者によって姿を変える。貌を変える。ある者はロジャーズ=L=ナイアを「千の貌を持つ者」と呼び、ある者は「貌の無い者」と呼ぶ。ともすると、ロジャーズ=L=ナイアについて語る何者かすら、ロジャーズ=L=ナイアの有するある一面なのかもしれない。
例えば、今これを読んでいる“あなた”が「ロジャーズ=L=ナイアではない」保証など、どこにだってありはしないのだ。

オラボナ=ヒールド=テゴスとロジャーズ=L=ナイアは、同一の存在である。
けれど、本来であれば混沌世界にロジャーズ=L=ナイアが顕現するはずは無かった。ロジャーズ=L=ナイアは、この世界ではないどこか別の場所でオラボナ=ヒールド=テゴスという器を通し、彼女が見て、聞いて、体験するあらゆる事象を観測するだけのはずだった。
だが、ある日を境にオラボナ=ヒールド=テゴスとロジャーズ=L=ナイアは統一された。或いは、裏返ったというべきだろうか。虚実入り混じる混沌たる“4月1日”、ロジャーズ=L=ナイアは混沌世界へ引き寄せられたのである。
現在、その肉の奥底、痛みを感じるほどに甘い肉のうちにオラボナ=ヒールド=テゴスとロジャーズ=L=ナイアは混在している。もしもオラボナ=ヒールド=テゴスの体が著しく損傷することがあれば、その肉を引き裂き、ロジャーズ=L=ナイアは姿を現すことだろう。
その姿が悪鬼か、悪魔か、邪竜かは、観測する者次第である。


  • オラボナ=ヒールド=テゴス。或いは、ロジャーズ=L=ナイア…完了
  • GM名病み月
  • 種別設定委託
  • 納品日2023年04月08日
  • ・ロジャーズ=L=ナイア(p3p000569

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