PandoraPartyProject

シナリオ詳細

残念だったな! ※後略

完了

参加者 : 7 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●(前略)俺達は火事場の馬鹿力には滅法弱い上に目一杯追い詰めていくスタイルだから窮鼠猫を噛むようなケースは全く考えないまま追い詰めていくぞ!
 ローレット・イレギュラーズは追い詰められていた。
 練達のど真ん中で繰り広げられる戦闘は熟練の者であってもそうでなくてもかなりの強敵で、それら全てが「同じイレギュラーズ」なのだから始末が悪い。
 他国ならいざしらず、練達である。旅人の国であるのだから、旅人同士の子でもなければ総じてイレギュラーズ。普通に戦って相手を殺す心配はないんだけどもその分経験がモノを言う。
 そういう意味で、魑魅魍魎有象無象がひしめきあうこの国で敢えて拳や得物をぶら下げて威圧的に振る舞う者が弱いわけもない。それでいて、練達の警備機構に目をつけられない程度の悪ぶり方をするのだからたちが悪い。
「これで終わりとは言わせねえぞローレット! 噂を聞いてウズウズしてたんだからなぁ!?」
「そうだそうだ! オイラ達は簡単に勝てるような連中相手にするつもりはねえんだからなあ!」
「こ、こいつら……言わせておけば……!」
 敵方がゴリゴリに挑発してくるが、さりとて反論する余裕があるか? と言われればまず無いのである。
 いまや回復とか込みでもイレギュラーズの体力は総じて四割を切っているし、怒りが先に立つがそれ以上の自分達への不甲斐なさがこみ上げる。
 この悪漢達をなんとかするのがローレットからの依頼だっていうのに、このままではおめおめ敗走して資料を見た情報屋に「お疲れ様でした。どうやら荷が勝ちすぎたようですね」みたいなまず上司が殴って止めるレベルの感想を叩きつけられて終わりになるのだ。そんな屈辱的な話があってたまるか!
「ローレットの皆! これを飲むんだ!」
 そんな時、一同の前に転がってきたのは各1本のドリンク瓶だった。なんでアスファルトに落ちて割れなかったのかとか割れ物を投げるなという話はさておき、その瓶には「一発逆転V.S.(ビクトリーサイン)」といういかにも怪しげなロゴが貼り付けてあったのだ!
「それは新製品のドリンク薬だ! それさえ飲めばどんな窮地も一発逆転! ……するかもしれない!」
「何ィ!? そんなヤバい薬飲まれたら俺達どうなるかわからねえぜ!」
「クソっ! 早く止めねえと!」
 そうして一同はドリンクを手に……とった!

●カーット!
「いいよいいよ、さっきまでの不利を被っていてギリギリですみたいな演技最高だったよ! その調子で飲んでからバリバリ勝ちに行く姿勢を見せて彼らをバッチリ倒す流れでいこうか!」
 ……というわけで、今これまでの流れは『一発逆転V.S.』の宣伝CMの撮影だったのだ。とはいえ、薬効をきちんとアレしないといけないので一同には一定レベルの傷を負う必要があったのである。だってメタな話で悪いけど【背水】とか【復讐】ってHP満タンだとあんまり意味ないじゃないですか。そういう薬なんすよこれ。宣伝のためだからちょっと傷ついてくれない? パンドラは減らないからヘーキヘーキ。君たちはぜひともなんか前半のヤラレ具合と後半の逆転劇について熱く(たった100字で!)語ったりすればいい感じにアレすればなんかこう、番宣大成功! みたいになるんじゃないかな!

GMコメント

●オーダー
 「一発逆転V.S.(ビクトリーサイン)」の宣伝CMの撮影を成功させる

●一発逆転(略)
 練達の新商品で、「追い詰められた時に真価を発揮するキミの味方だ!」みたいなやつ。
 これを使うと復讐とか、背水属性のスキルにちょっと威力が上乗せされたりする効果がある。選択肢で選んでね。
 なお普通のイレギュラーズ(練達の人々)が使うと普通の栄養剤みたいな、ホラ3徹のあとに遊びに行けるぞみたいな? そういうことができるって触れ込み。
 ピンチのローレットの人達がこんなに強くなるんだから俺達もイケるやろ! っていう宣伝なんだけれど。
 なんだけれどもこのやり取りが長すぎてCMっつーよりはぜってー健康食品の15分枠取ってる番組みたいな流れじゃねえか! っていうアレなのは言ってはいけない。
 ……うん、あの番組風のインタビューも(捏造する形で)流すんですけどね……。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はAです。
 想定外の事態は絶対に起こりません。


動機
 当シナリオにおけるキャラクターの動機や意気込みを、以下のうち近いものからお選び下さい。

【1】演技がしたくて
 みせてやる! 俺(私)の最高の演技を!

【2】復讐とか背水で強くなれるって聞いて
 我々のポテンシャルはこんなもんじゃないぞっていうのを見せてやりたい

【3】何故かここにいた
えっ……何で依頼って、戦闘って聞いたのに番宣? マジ……?


一発逆転V.S.の効果
 なんだか力が湧いてきたぞ……! (参照:HP4割以下スタート)

【1】【復讐X】+大
 復讐の値が高くなる。痛めつけてくれた恩返しはこれだァー!

【2】その他何故か高くなる数値
 相手イレギュラーズは手抜きするからEXF判定までいかないからな。いかないっつってんだろ。ナイトメアユアセルフはやめろっつってんだろ!!


活躍の仕方
 逆転するにも作法ってあってね?

【1】すっきりとした勝ち筋
 反撃一発! 相手は吹っ飛んでいったぞ! 勝利だ!

【2】泥臭い勝ち方
 あたり一面にお前の血だったものと相手の血肉が散らばってる。泥と血にまみれた決着だ。

【3】えっ勝ち?
 やれやれ俺はただ飲み干して逆転のオーラを振りまいたら相手が勝手に倒れたぞやれやれ(映像演出でどうにかなります)


ところで監督からの感想は?
 ほしいか? こんなものが……。

【1】ほしい
 なんか一言くれよ! なあ! 感想おいてけ!

【2】いらない
 えっ……その分描写が欲しいんですけど……。

  • 残念だったな! ※後略完了
  • GM名ふみの
  • 種別 通常
  • 難易度NORMAL
  • 冒険終了日時2023年03月04日 22時15分
  • 参加人数7/8人
  • 相談0日
  • 参加費100RC

参加者 : 7 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(7人)

武器商人(p3p001107)
闇之雲
寒櫻院・史之(p3p002233)
冬結
モカ・ビアンキーニ(p3p007999)
Pantera Nera
リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)
花でいっぱいの
シャーラッシュ=ホー(p3p009832)
納骨堂の神
ムサシ・セルブライト(p3p010126)
宇宙の保安官
綾辻・愛奈(p3p010320)
綺羅星の守護者

リプレイ

●休憩中の会話(1)
「なんだかね、一発逆転のシーンを演じてもいいってことで来たんだよね」
「既にピンチからの逆転に一家言ある僕が更に強くなった上に、疲労で文字化けしていた顔も綺麗に元のぷりちーな( ‘ᾥ’ )にに戻るって?」
「顔……えっ顔?」
 『闇之雲』武器商人(p3p001107)が『ピンチからの逆転力(というか全体的なしぶとさ)』がえげつないのは今に始まったことではないが、この人物は強さに対する姿勢が貪欲なので試行錯誤を繰り返す為、一時期ほどのインパクトはない。が、『死食らう血狼』リコリス・ウォルハント・ローア(p3p009236)も武器商人や他の仲間を見習ってそちらの方向を志している時点で、まあ色々……色々あるんですよね。
「色々鍛えてきたけどしっくりこない技が幾つかあったんだよね。こういうときのために取っておいたんだろうね」
 『若木』寒櫻院・史之(p3p002233)ならずとも、ローレット・イレギュラーズは戦いを突き詰める中で使用する機会に恵まれない技術を持つ者が少なくない。彼はそんな幾つかの技術を披露する機会に恵まれたと喜んでいるが、『一発逆転V.S.の効果と競合するからゴニョゴニョ』とかいうと悲しむんだろうなあ。でも目立つのは確かなんだよなあ。
「ストーリーラインとかコミコミで自分が演技してもいいんでありますね!!!1!!1!」
「つまりこの薬を飲めば自分好みの強さの演出とかそういうのができるって聞いたからね。あわよくば私の喫茶店の宣伝もしていいって」
 言ってない、言ってない。『宇宙の保安官』ムサシ・セルブライト(p3p010126)も『Pantera Nera』モカ・ビアンキーニ(p3p007999)も演技できるならやるよってノリで参加してきたけどまーこの二人チョイスしちゃってる時点で監督『攻めてる』よな。ムサシは特にいるだけで雰囲気が特撮のそれになっちゃうけど販促になるの? 「大丈夫かな……」心配んなってんじゃん。
「これを飲めばいいのですか? 私、痛いことも血生臭いこともあまり得意ではないのですが」
 『納骨堂の神』シャーラッシュ=ホー(p3p009832)は何かとドライな性格なのだが、荒事に対しては余り耐性がないらしい。嘘だゾここまで経験積んでる奴が荒事敬遠するわけがないゾ……と言いたいところだがあながち嘘でもなさそうなのがなんとも。アッほら『一発逆転V.S.』をいとも簡単に呷ってるじゃん。物怖じしなさすぎなんですよ。
「私、今回の件で判る事が二つあります。ひとつ。諦めなければ物事割と何とかなる。ふたつ、この手のお仕事での『するな』は『やって下さいお願いします』……!」
 そして『つまさきに光芒』綾辻・愛奈(p3p010320)は求められてる最適解を正面からぶん殴っていくスタイルで飲み干し、内側からこみ上げるなんか『死なないぞ』って自身に箔がついた全能感に包まれた。ムサシが静かに歩み寄って固い握手を交わしている時点でああこいつら「「「同類」」」なんだよなあってのがよく分かる。君ら呼吸感みたいなやつが似てんだもん。リコリスみたいなところあるだろ。
「えっ今ボク悪口言われた?!」
 褒めてる褒めてる。
「我(アタシ)はねぇ、ピンチになるってときはこう、異常に当たるし避けるようになるんだよ最近。そして魔力を高めて魔術でぶん殴ったほうがうまくいくんじゃないかって思えてきたんだ。理解(わか)るよね?」
「な、何だかよくわからないけど凄い……凄い自身を感じる……!」
 全混沌の武器商人顧客(ファン)の皆さんは御存知かと思いますが、この異形(ヒト)はなんか嬉しそうに笑ってるときが一番やべーこと考えてるって訳で、史之がこういう反応した時点で多分碌なことにならないんですよね。でもこれは撮影だから大抵何やっても許されるんだ。依頼でも許せよ。はい。
 そんなわけで、何が起こるか大体わかっちゃった辺りで本番入ります。

●次、シーン12、「ここから反撃するぞって気合を感じるやり取り」!
『新開発のパワードスーツが悪の手に! 全てを蹴散らすそのパワーの前にムサシは力無く膝を付く……そんな状況に陥ったムサシに、勝利を導いてくれたのは?
 宇宙保安官ムサシ第23話「大大大逆転」 ぜスティア逆転するぜ!』
「えっ何今のナレーション」
「自分はこの『一発逆転V.S.』で逆転の緒をつかむでありますうおおおおおおおおおお!!」
「えっ……ああはい……ハハハ窮したか宇宙保安官! そんなドリンクひとつでこの状況を打開出来るとでも思っているのか!!」
「出来るであります!」(何故かいま着てるパワードスーツに存在しなかったスリットが生まれて発光したかと思ったらガシャガシャ開いていく)
「強がりを言う! そんな虚仮威しに俺達は屈しないぜ! うおおおしねえええええ!!」
「行くであります! ブレイジングぅ、マグナァァーーーームッ!!」
「何っ……!?」
(ガチャガチャガチャガチャガコンガコプシュー)
「ハァァァァァアァァ!!」
「ひ……光が濁流になって逆流s」
「フィにィィィィッシュ!!」
 嗚呼 これが……(カット)
 講評:
「いや……凄いねウチの新商品……なんかパワードスーツ信じられない稼働したけど元々あった機能? えっ違う? そっかぁ……小さい子供が欲しがりそうなCMになったね……」

「しかし折角の機会ですからね、ここは手加減なしでやらせていただきます」
「アンタのような優男に何が出来るかなァ!? 何処までやれるか頑張ってもらおうじゃねぇか、エエッ!?」
「……いいのですね?」
 ホーは敵役の男性の煽りに生真面目に返す。大分全身傷だらけ(※特殊メイク)なのだが、それでも平然と相手に語りかけるその姿は歴戦の強者を感じさせた。しれっと足元にそれとなくラベルが上になっているドリンク瓶を見切れさせるあたり芸が細かい。
「やられたらやり返す───つまりb」
「言わせるかよォ!」
「いいや、言うねッ!」
\うおおおおおおおおおお/
「勝ったッ! 『一発逆転V.S.』の効果だ!」
 講評:
「危険球ガンガン投げてくと最悪お蔵入りになるんだけど絶妙なカーブだったよね。その格好でぶっこんでいくのとても見栄えがいいからもうちょっと演劇に手を出してみない?」

「ボクは今とっても強い! このドリンクのお陰でぷりちーな( ‘ᾥ’ )になったからね! この顔ならもう負ける気がしないよね!」
 リコリスは大分顔を中心にボコボコにされた姿だった。『一発逆転V.S.』を高らかに掲げる姿に「販促」の二文字が高らかに見えなくもないが、その顔がもうなんかインパクト強すぎてその他の要素を吹き飛ばすパゥワーみたいなそれがある。絶対ェずるいわ。
「はっ、そんな奇天烈な顔した奴に負けてられっかよォ! このままずるずると泥仕合を仕込んで心が折れたところで一撃重いの入れて力の差ってやつを思い知らせてやるぜ!」
「それは――どうかな?」
「何っ!?」
「ボクの復讐パワーでキミも( ‘ᾥ’ )顔になっちゃえ!! そーれパッショーン!」
「う、うわあああああああ!? ……ああ( ‘ᾥ’ )ああああああ……」

( ‘ᾥ’ )( ‘ᾥ’ )<これで一緒だね
 講評
「( ‘ᾥ’ )<なにがおこったのかさっぱりわからん。俺達はCMをノリで作っていた……(懐疑心)?」

「さっきまではよくもやってくれたね。私も我慢強い方じゃないから、本気でいかせてもらうよ」
「言うじゃねえか女ァ! そういうから元気は俺達大好物だぜェ? 降参するなら今のう」
「シッ」
 モカは相手に最後まで言わせなかった。
 鋭く突き出された拳は一発目で僅かに相手を浮かせると、左右の拳の乱打で地上に降ろさせず、呼吸すら許さない勢いで殴り続ける。その連打回数は通常のイレギュラーズの攻勢からはかけ離れており……思い切り腕を引いた最後の一撃は、顎に触れるやきりもみを巻いて打ち上げられた。さながらふた昔くらい前のボクシング漫画のそれだ。
「君は強かったよ……この『一発逆転V.S.』がなければ負けていたね」
 ビシッと薬瓶を掲げたモカの姿は、販促CMとしては理想的な立ち回りだったといえよう。ここまで芸術的な勝利は多分他のメンバーとは一味違う感があった。
 講評:
「なんか……なんか凄く『理想』っていう感じの画面運びだったよね……打ち上げモーションは画面映えする勝ち方だったよ、これは是非次もお願いしたい感じだね……」

 ズタズタになった武器商人の姿は珍しくはない。ないが、今回は明らかに一方的に追い詰められたかのような傷つき方だ。手元でドリンク瓶を弄ぶ姿は、何処となく憂いがのこる色香を思わせる。
「おいおいそんなドリンクに頼るのかァ!? 勝てると思ってんのか?」
「勝てない試合なんてしないよね。我(アタシ)はラスト土俵際の逆転ファイターなのさ」
 余裕の表情を見せる敵に思い切り不敵な笑みを見せた武器商人は、ドリンクを飲み干し手元に魔力を集中させた。中級魔術、ソウルストライク――しかし追い詰められた彼が打ち込むとその威力は大きく上がる。
「はっ、ソウルストライクなんかで簡単に倒される俺じゃ痛ェ! 何だこの威力! そのドリンクの効果だってのか?!」
「そうでもあるし、そうでもないよ。攻撃を喰らえば喰らうほど威力は上がるし、そもそもソウルストライクは……とても『徹りやすい』からね」
「ハハ、そうかよ……!」
 武器商人の一撃を受けた相手は、自らも魔術を行使し正面から撃ち合いにいく。魔力と魔力のぶつかり合いによる泥仕合は、しかし武器商人のしぶとさに軍配が上がった――。

 講評:
「非常に見応えのある戦いぶりに心が躍ったね。でもこんな戦い方を普段からしてるならうーん……え、これが普通? 怖ぁ……」

「結っ、構……っ、強くあたってるつもりなんだけど全然楽に勝たせてくれないね?!」
「そりゃあそうさ、俺達もやり合うからには適当じゃあいられねえ! それに『こういうの』がお望みなんだろ!?」
「それは――否定できないけど……!」
 史之と立ち会った悪役は奇しくも彼同様に刀を佩き、激しい鍔迫り合いを演じていた。殺意をガンガンに向けられ、傷ついてなお余裕を崩さぬ相手の姿勢は憎らしくもあり、華やかでもあった。既に演出とはいえボロボロになった史之でもなお苦戦する姿はあまりに泥臭く、重苦しい戦いぶりだ。しかし、それでも確実に史之の戦いの趨勢が傾いていることがよくわかる……短いCM時間にあって淡々と交わされる剣戟は、僅かに隙を見せた敵方に鋭く切り込んだ史之が打ち込み、華麗なフィナーレを納めるに至った。――素晴らしいまでに泥臭い。これが彼の勝負魂であった。

 講評:
「マッチアップが適切だったのもあると思うけど、実に泥臭さとドリンク飲用前後の違いがわかる戦いぶりだったね。とても良いと思う」

「十分な前フリを受けた私は、諦めの悪い女になっているのです……わかりますか?」
「フッ……しぶとい女は嫌われるぞ?」
 愛奈は「やるな」と言われたので精一杯「やる」ことを決意した。然るに、高まった『死ににくさ』によって強化された悪夢は相手を確実に侵食しつつ、突き出された一撃は重々しく敵へと叩き込まれる。悪夢、悪夢、逃げた先にもまた悪夢――魂の底から絞り出されるかのような『諦めの悪さ』は、激しい攻勢を受け、命の瀬戸際にあってなお軽快に笑う姿に集約される。
「これが私の諦めない心――!!」
「くっ、この……力は…………!!」
 愛奈の一撃がひときわ大きな音を立てて敵の腹にブチ当たり、数歩よろめいたあとに膝から崩れ落ちる。勝利を確信した愛奈が突き上げた拳にズームしてカメラが瓶にパンして――終わりだ!
 なお倒された敵役はなぜか凄く嬉しそうに見えたとかなんとか。大丈夫……?

 講評:
「勝ち筋自体は凄くスタンダードだったんだけど大分痛めつけられても全然堪えた様子がなくて、絶対倒れそうなほど打ち据えられてるのに立ってたよね。あれ、日常風景なの?」

●で、感想は?
「前フリに存分に乗っかったから大満足です!」
「我(アタシ)が起き上がり小法師みたいに立ち上がったりただばかみたいな威力の反撃をするだけじゃないぞってアピール出来たから満足だよぉ」
「( ‘ᾥ’ )<なんて?」
「Stella Biancaをよろしく!」
「こういう戦い方も楽しいね」
「やりたいことやったもん勝ちであります!」
「御役に……立てたのでしょうか……」

「びっくりするくらい売れた」

成否

成功

MVP

なし

状態異常

なし

あとがき

 マジびっくりするくらい売れた。

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