「自分から引きに行く構えなのか。何かを求めて神に身投げするのか」

（お辞儀を連打する）

「最も『此処に命が存在する』か否かは誰にも判らない！　嗚呼、今度からは口調を女性っぽく変えるのも悪くないか？　現実でも雌だが……くまのこ大丈夫か？」

ふらぁふららぁ、あわわわぁ……。
(回転し終わったベルは、その場でぱたりと倒れました。……その表紙に、賽の目が動いてしまったようです)

果たして命は廻るのだろうか……その行き先は誰も知らない……。

「回れ回れ命のように」

回るの？プリマのように？

「貴様、食みたいならば直接言えばいいものを。私は活きたままでも美味いぞ。さあ、口を開け――口は何処だ？」

いまスープ……じゃなくてお風呂を用意するからな。（大量の水を火にかける）

「嫌な予感は総じて当たるものだ。気を付け給えよ」

うーん、…とにかく、ココって、どんな感じなんだろー？？

あ、取り敢えず、座ろー

「違うものは見えないが見え方の違いだろうよ。胃洗浄も難しい世の中だ、酸味の強さは想像以上に口に残る。お布団用意した方が良いな。倒れたら危ない」

トルクが高いな……。

おめめふらふら、とっても大変だって、ベルは思いました。
ふらふら、るらるら、違うものも、見えてしまいそう、です。

「……まだ眼振が治まらないのだが、何故に妙な設定を吐き散らした。あの茸の養分を半液体と見出したのか。全く莫迦げている」

くるーん

「鍋に入れるのは鹿肉だと決まっている。もしや貴様は牛と豚の違いも捌けないのか。だとしたら私と同じだな。同類が隣に居てとても嬉しい」

確かに、当方は製造されて1年も経っていないが……。

「生卵を食す際には気を付け給えよ」

「混沌（カオス）を混沌（ケイオス）と記すが如くに集った貴様等（なつかしさ）が、ただ無意識に汚物を撒き散らすと謂うべきだ。果てからの到来は何れ破滅的な喜劇を招き、危機と称するよりも玩具箱と示すが悦ばしい。ところで偉大なる存在は心を交換（か）えると説くが、伽藍洞の頭蓋に蝸牛を孕むと嗤うのか？」

バグって奴は何時だって面妖なのにゃ
何も言わねば回らないというのにただそこに数値が積み重なるというだけでやらないといけない人たちも同様にゃ
そうやってそうやって悪を積み重ねて蓄えた財産を横からがっぽり奪っていくのがマリアにゃ

それにしてもどうしてみんなしてダイスを振りたがるのかにゃ？
不思議なアバターのお姉さんもどうしてどうして、こんなお部屋を作ったのかにゃ？
全てはドミノ倒しの如くにゃ

フン……かようなところに遊戯場か……面妖な。

ベルも、サイコロ、ころころ、です。

「いや。冗談ですよ？　流石に気分悪いのが愉しいなんて思いません。だってほら世界にはその他素敵な悦楽が在るのですから。なんか口調がブレてくるわね？　厭々総てが同一と化せば好い物を……」

「誰も来ないわね。見えてる地雷は踏まない、賢い賢い子供達。ところで骰子を振る必要はないわよ？　え？　吐くのを止めなさい？　そんな事言われても癖になりそう♡」

「冗談だ」

「始まりの一歩は尻尾から。しかし、嗚呼、容易に死に絶えるとは恐ろしいものだ。パンドラの箱を抉じ開ける事も出来ず、ただ臥せるのはおぞましい当たり前だ――エチケット以外にも柩が不可欠だな」

「――はぁ」

「――漸く目眩から解放されたが本体（あっち）に悪影響は出ないだろうな。寝転んでいる間に虹色は少々困るぞ。今は特殊生命体でもないのだ。嗚呼、リアルに酔るのも問題だな。全く、酸味が素晴らしくて嫌になるな」

（空っぽの円筒を並べつつぼんやりしている）