PandoraPartyProject

ギルドスレッド

待ち惚けの館

【雑談スレ】リビングルーム

待ち惚けの館に入ってすぐの部屋
時々イレギュラーズが出入りすることがある
(誰でも発言OK)

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掃除、今はする気にならない。
依頼も落ちたし暇……。
そういえばもう12月だ……。
何か用意しないと……。
り と る に ゆ び い っ ぽ ん ふ れ さ せ な い
(『砂漠の鼠』の報告が上がってから、いくらか経った頃の話。誰かが館の扉をノックした)
―― こ”んばんわ”……。
こ”んばん、あー。
(顎を動かすのを最小限にしたようなだみ声の子が、館に入ってきた)
…………!!
…………!!!!
(聞き覚えのある声に勢いよく扉を開ける。目には涙が沢山溜まっていて今にもこぼれそうになっている。それでも、それでも声の主を確認したくて。涙を拭いながらなアルヴァはその声の主を見た)
あ”、こんば……。
あぁね。耳”、怪我して。きこえはくて。
あうバとかおうぇどおじちゃんとか心あいしてるあろって……。
(耳を怪我してほとんど聞こえない事や、アルヴァや他のイレギュラーズ達に「とりあえず生きてる」という事を伝えるべく病院を抜け出して、幻想行きの馬車に密航した事などを必死に説明した)
ごめん、ごめんね、護ってあげれなくて……。
(青年の涙は既にこぼれおちていた。幻想の森の奥、それも人が寄り付かない場所に立っている小屋にもかかわらず彼女がここまで来たこと。そして護ってあげれなかったということに、アルヴァは深く消沈してしまっていた)
リトル、可愛いリトル。
もう絶対に、リトルにそんな目に合わせないから。
リトル、寒かったでしょこんな時間に……今お茶を入れるから待ってて……。
(耳が聞こえないということは知っていた、だから彼女にもわかるように文字を書いたりジェスチャーでとりあえず座ってと伝える。そんな間も耐えずにアルヴァは涙を零していて、ティーカップに涙が垂れてしまいそうだ)
…………?
あんえ。あいほうふはよ。顎、痛いへど……はんと喋れなくてほへんなはい。
(アルヴァが何故泣いているのか、ドゥーにはよく分からなかった。とりあえず、アルヴァの頭をよしよしと撫でようとしながら
自分が大丈夫な事を伝えたら近くのキャラバンにラサへ連れ帰ってもらうだとか、病院に戻るだとかいう事を伝えながら謝った)

えへ、わか。ふん。あんはと……。(文字を読んで、そこら辺に座り。お茶が注がれるのを待った)
無理して喋らなくて大丈夫……伝えたいことがあったら、リトルは文字が書けるっけ……?
(ヨシヨシされて、涙を手で拭いながらな紙と鉛筆を用意する。今のリトルに負担をかける訳には行かないから、だからできる限りの事はしたい。
せめて帰るまでの間だけ、リトルと一緒にいたい)

気をつけて、飲んでね?
(文字に書き起こしつつ、痛い彼女に熱いものは負担だろうとぬるめのお茶を用意する。段々と涙は我慢出来るようになってきたが、まだ鼻はすすっていて)
……。(にへにへとした表情を保ちながら左耳を抑えつつ、ぐしぐしと文字を書いた)
『ありがとう』

『わたしはだいじょうぶです』
『おいしゃさんは、ちゃんとみみがきこえないのも治るといってくれました』『だから心配しないで』
『オウェードおじちゃんにも、ありがとうって伝えておいて下さい』
『それから――』
(他のイレギュラーズの事はどうだったかだとか。アルヴァ自身とその意中の人が上手くいってるかどうかなど他愛もない事をニヘニヘしながら書いて、お茶をのんでいた)
……。
…………。
(また涙が零れて、それを見せないように拭って)

『リトルが無事でよかった』
『怪我は安静にしないとダメだからね』
『頑張って俺から伝えておくよ、だから――』
(他のイレギュラーズも無事だったこと、これから自分も戦地に行かなければいけないこと、だけど絶対に生きて帰ってくるという意志伝えながら、自分もお茶を飲む。そして、リトルに膝に来てほしそうに自らの膝をぽんぽんと叩いた)
(にへにへしながら、また両耳をおさえるような仕草を保った)
……えへ”。きっどあうヴァ兄はんあはだいほーぶ……。
(誘われるままに膝の上に乗て、アルヴァを鼓舞した。顎が動かせないせいで汚い声しか出ない)
……いだ。ハ”ハハ。(包帯で包まれた二の腕がアルヴァの体にあたって、ニヘニヘ顔のままボロボロ涙をこぼした)
あ、おうえ。んしてる。はんばって……。
リトル……。
危うくお前を失いかけるところだった。
お前を失ったらもう、俺は希望を持てないから。
(膝の上に来たリトルを痛くない程度に抱き締める。リトルと最後に別れてから1番したかったこと、それが出来てアルヴァは幸せだった)
うん……ありがとう……。
痛いの無理しないで……俺も、俺も頑張るから。
(リトルの涙を拭ってあげながら、彼女が痛まないように細心の注意を払う。何か、早く治せるものが無いかと自分の懐をあさり始めて)
(心配させないように涙こらえてから、口の動きを見てなんとなしに意思を感じてうんうん頷いた。)
『おいしゃさんは、耳の中を「”かんそう”」させなさいといっていました。そうでないと一生聞こえなくなると教えられました』
『だから抑えてます』『怖いです』
『でもイレギュラーズさん達が頑張るのですから、私も痛いの頑張ります』
『キャラバンを護ってくれた人達がいなければ、皆死んでました。感謝しています。だから大事にします』
(イレギュラーズ達がどうやって護ってくれたという事を少し書き連ねた)
――うん、よしよ”し……。
(報告書を見てあらかた何が起こったのかは把握していた。子供や傭兵が怪我、重症を負ったこと……死んだ傭兵がいたこと、イレギュラーズにも重傷者がいたということ)
『大丈夫、お医者さんの言うことを聞けば絶対に聞こえるようになるから心配しないで』
『耳が聞こえるようになったら、初詣に行こっか』
『俺もさっさと仕事を片付けて、年末リトルと過ごせるようにするから』
『だから、リトルも今は治療に専念してください』
(何とか平常心に戻りながらそう書き連ねる。手が震えているからミミズ文字で少し読みづらいかもしれない)

よく、がんばったね……
(絶対に護らなければ、そんな想いを胸にリトルの頭を優しく撫でてあげて)
あ”い”……。
(文章をよく読んでから、こくこくと頷いた。初詣と知らない単語を読んで、想像。よく分からないけど、何処か遊びにいけると聞いて撫でられながらニコニコ顔を強めた)
……あ”、あ。をれあ……
『そろそろ、馬車のお時間なので。ラサの方に帰ります』
『らいねんもよろしくおねがいします。あけましておめでとうございます』(……?)

『傭兵のお仕事、頑張って下さい』
『お互いやるべき事をやったら、また元気な姿で会いましょう』
そっか……もう……。
(もう馬車が出てしまうと聞いて、もう一度リトルを軽く抱擁した後に解放する。シャイネンナハトは無理だったけれど、初詣は必ず)
『悪いやつはお兄ちゃんが纏めて倒します』
『だから、全部が終わったら次は俺から逢いに行くね』
『来年もよろしくお願いします』
(そう書いてリトルに見せた後、もう一度涙を拭ってタンスから何かを取りだし、リトルに手渡した
最近使えなくなってしまった短パン、丈夫で動きやすいし……もしかしたらリトルが使えるかもしれなかったから)

『外まで送っていくよ』
あい”。(文章を見て、また頷いた。アルヴァやイレギュラーズ達が悪い奴ら全員やっつけてくれるんだと、期待しているような顔付きに。なって、お洋服をもらって喜んだ。……なんかその場で履き替えた)

あ”い。ふいてく…………あ”。
(近郊部まで行こうとしたところで、初詣だとかの為に、預けられた傭兵団や病院の位置を書き記した紙をアルヴァに手渡した)
『※わるいやつらやっつけたらここにきてください』
それあ、いこ”っ……。(両耳をおさえながら、アルヴァの案内で外まで歩いて行った)
(傭兵団や病院の位置が書き記された紙を手渡されると、それを大事に懐へしまった。その場で履き替えたことには少し驚いたが、少し大きめの短パンはもう少し成長すればリトルでも着れるようになると思う)

それじゃ、いこうか。
(聞こえていないかもしれないがそう言って、馬車が出る場所まで手を繋いで送るのだった)
(今朝リトルが来たことが嘘だったかのように、静かにコーヒーを飲んでいる)
伝書は……きびしそうかな……。
(寝支度を始めて、部屋の電気を消すとどこかへ行った)
(あれからそれなりの月日が経って、再び館にドゥーが尋ねてきた)

おにいちゃーん!!
最近ね、ドーね! ギルドの人達からお願い事聞いてるんだよ!
おにいちゃんもね! なんかドーにお願い事あったらいってみせてよ!
(目から生気が失せたドゥーが、自分にお願い事をするようにせがんできた。何かの遊びだろうか?)
あ、あとね! 前にお兄ちゃんから教わったもの持って来たよ!(装備欄)
いらっしゃい、リト――
(訪ねてきたリトルを快く出迎えようとしたら、変わり果てたリトルに酷く心配する)

――リトル、なんか疲れた顔していない? 大丈夫……じゃなさそうだよね。
とりあえずそこに座って。今お茶を入れるから、ここでは寛いでいいんだよ?
(そう言いながらお湯を沸かして温かいお茶を淹れ、机の上にふたつおく)
――前に教えたこと覚えてるんだね、いい子。
そうだよ、それは宝石と等価で売れるとても貴重な布だ。
だけどあまり見せびらかすと悪い人が盗もうとするかもしれないから、隠しておこう?
(乙女のぱんつが3枚も、どうして――そう思いながら、ソフトにしまうように言う)

ところでお願いごとがどうとか言っていたね?
それなら俺からのお願い事はひとつかな――無理して無暗にお願い事を聞かないこと、お兄ちゃんと約束できるかな? キャラバンのお手伝いとかはしないといけないかもしれないけど、無理して誰かのお願い事を聞かなくても大丈夫なんだよ。
ふふふ、入手経路は謎なんだよ! だからこそ価値があるんだよね?!
(ギルドローレットのショップで買っただとか、イレギュラーズみたいな誰かに融通されたとか、闇市で偶然引き当てただとか……ある程度明白なのはさておき。アルヴァに言われた通り、鞄に隠して素直に言う事を聞くリトル・ドゥー。とりあえず、お茶を飲んで「疲れた顔」の経緯を話した)

んっとね! 最初は肩揉んで欲しいとか、軽い荷物運んで欲しいとか、そういうお願い事だったんだよ!
それで褒められたりお駄賃もらったり、何よりその人が喜んでくれてるのが、なんか楽しくなっちゃってね!!
だから、ギルドの人だけでなく色々な人に「なんでもお願い事聞いてあげるからお願いして!」ってせがんでいったんだよ!
それからはね――
(他の人の『願い事』を説明する毎に、段々目から生気が失せた。願い事の内容も酷くなってくる)
――って、こんな風に! さて、アルバお兄ちゃんのお願いは―― ……
……? ……むやみにお願い事聞いちゃいけないの。なんで? みんな、ドーがその通りにやったら喜んでくれるよ?
確かにそれは一理あるけれど――『下着』であることに変わりはないから、今度親切な人に宝石と交換してもらうのが良いかな。リトルもキラキラしてる宝石の方が好き……じゃない?
(ショップで買うなら宝石の方がいい、誰かに融通されたり闇市で偶然引き当てたらどこかで宝石で買えた方がいい。そう伝えながら鞄にしまったことをとりあえず安心してリトルと対面するように座り、アルヴァもお茶を飲む――が、リトルの話を聞いた途端ちょっと目の色が変わり、お茶が器官に入る)

んんっ……!! ゲホッ……ゲホッ……。
――確かに人が喜ぶことをするのは良い事さ、ギルドなんて毎日忙しいのだから、率先してお手伝いをすることも決して悪い事じゃない。けれどね……?
(正気と光が失せていくリトルの顔を見て、落ち着いていても悲しそうな表情を見せた)

――俺はリトルがそんな顔をしながら、お願い事を聞いてくれても何も嬉しくない。
もしかしたらリトルにはまだ理解できないかもしれない。ううん、これは勉強だ。
例えばリトルが頑張って沢山の人の願いを叶えてあげたとしよう。勿論その沢山の人は喜ぶけれど、リトルは疲れてしまうよね?
その『喜んだ人』と『リトルの疲労』は勿論等価、価値に見合ったことさ。
――でもね、そんなリトルを見ると、お兄ちゃんや皆は『悲しくなる』。お兄ちゃんも皆もリトルに元気でいてほしいからね。だからと言って、元気なフリをしてもお兄ちゃんの目は誤魔化せないよ?
(リトルの疲労と皆の悲しみは本当に喜ばせることができるかい? と言ってから)

だから、むやみにお願い事を聞いて疲れてしまっては意味が無いんだ。
お兄ちゃんやイレギュラーズの皆が悲しむから、だからお兄ちゃんのお願いは、『無理して無暗にお願いを聞かないこと』……ね?
それでもお手伝いをしたいことがあるなら、お兄ちゃんがお手伝いするから。
本当に、お願い。
うん! そうだよね! そっせんして手伝いをすることはなんら悪いことじゃないよ……
(「そんな顔しながらお願い聞いてくれても何も嬉しくない」といわれて、生気のない笑顔から生気のない無表情になった。神妙な顔付きで、大真面目に話を聞き続けた)
――そっかぁ。お父さんとかお母さんとか、長が心配してたのはそういう事だったんだぁ……。
(アルヴァの言葉を聞いて、何か独りでうんうんと頷いて納得していた)
…………うん。うーん……。
……わかった。えへへ、ごめんね。変な事いっちゃって。
(……目に生気が戻った)
お兄ちゃんのお願い事、ドー。ちゃんということ聞くね。
えへー。下着を隠す事もわすれないよ! お兄ちゃんだけ。こっそりみせるんだー。

(   )
良い子――お兄ちゃんはそんなリトルが大好きだよ。
お兄ちゃんのお願い事、これは皆のお願い事でもあるから……ね?
(少し厳しいことを言ってしまった。そう少し自戒しながらも、笑顔を見せてリトルの頭を撫でて「あんまり皆を心配させちゃダメだからね?」と軽く言った)

……こっそり見せるのもいいけれど、それは出来るだけ宝石であるのがいいかな。
(「大好き」といわれて、やたらにまにまし始めた。普通の笑顔に無理矢理抑えようとして力を込めてるせいか、「くひ」っとした特徴的なニマニマ顔になってる)
わたしもねー。お兄ちゃんの事は大好きだよー。えへへー。
とりあえず、下着じゃなくて宝石をこっそり見せるようにするね。手に入るかはわかんないけど……。

……それにしても、他の皆を悲しませちゃったかー。
他人に喜んでもらうのって、むずかしいなー。ホント、皆に好かれる為ならなんだってするのに、ただ素直に言うこと聞いてもダメなんだねー……。
(にまにましている姿が本当に愛らしくて、この子のお兄ちゃんって言える存在で良かったなと思いながら少し頬をぷにろうとしつつ)
ふふ、本当にいい子――可愛い。

……確かに悲しませちゃったかもしれないけれど。
自分らしく、リトルらしくいれば、自然と好かれるようになるさ。だから決して自分らしさを忘れないように、それが個性で、その人の魅力的な部分だから……ね。
(自分も他人に喜んでもらいたいと思っていた時期はあり、無理していた時期があることを思い出す。けれどそれは他人から見たらただ苦しんでいるだけにしか見えないことをある時に知った犬は、アドバイスというよりも自分の経験のように語る)
(頬を指で突かれると首を傾げる。しばらくして、頬に空気を溜めて膨らませ「ぷしゅー」と漏らしたりで遊び始めた)
えへへ。ありがと。でもリトルはねー、可愛いより綺麗になりたいんだー。レーベンお姉ちゃんみたいにー……(レーヴェン・ルメス。鴉のスカイウェザーの、綺麗な女性だったろうか。そんな彼女みたいになりたいと語った)
――でも、うん、そっかー。自分らしさを忘れないようにか……うーん……。
……(皆に好かれる個性とはなんだろうと、ある意味哲学的な事を考え始め)……。

……(考えても考えても明確な答えが出てこず、熱が上がり額や頬が赤くなり始めた。ぷすぷす煙を吹き出しそうなありさま)……
そっかぁ……可愛いより綺麗……か。
安心して、リトルは今でも別嬪さんだから、あと少しすればお兄ちゃんみたいに成長期が来て、きっと美人なお姉さんになれるよ。
(頬が膨らんだり萎んだりする様が面白くて、フフッと笑みを零しながらそんなことを)

お兄ちゃんから見えるリトルは、元気で素直な娘(コ)。
あと、動物が好き。それくらいでいいのさ、お兄ちゃんだって個性は薄い方だから。
(アドバイスになっているのかなと、少々疑問に思いながらも思考回路が熱くなっているリトルにそう言った。その上で)

お兄ちゃんはそんなリトルが大好き――これじゃダメかな。
……(ぷすぷす熱をあげていた頬が、別の意味合いで赤くなってきた。「今でもべっぴんさん」やら「美人なお姉さんになれる」やら、「大好き」やらといわれて、口角がぐにゃぐにゃになって収まりつかないニヘニヘ顔)
へへー、そっかー……
……。……昔ねー、キャラバンにきた頃ねー、隊のそんなに仲良くなれてなかったの。皆は優しくしてくれたけど、私が怖がってばかりで。
そしたら、お爺ちゃんのオウムにねー。「ミンナトナカヨクナルホウホウオシエテアゲル」って……。
(それから、パサジールルメスのいいところや動物達の事を教えてもらって、皆の事が好きになった。と語る)
……そん時、とってもね。なんだろ、嬉しかったから。アルバお兄ちゃんから大好き、っていわれたみたいに。今とおんなじ。胸の中がぽかぽかする。
だから皆に、もっと好かれたいなー。って考えて。……ずっと、ずっとね。へへ、なんだろ。むずかし。
……でもお兄ちゃんの言う通りしておけば、間違いないのかな?
(リトルの話を聞いて、二年前の頃を少しだけ思い出していた。自分の名前も思い出せないままおんぼろの屋敷で過ごしていた時に突然起きた召喚。よく分からない内にイレギュラーズになり、色んな人に囲まれて話をしていた街角。あの時の姿を見たらリトルはどう思うだろうかと考えたが、所詮過去の産物であると断ち切って首を軽く横に振った)

……確かにね、お兄ちゃんもイレギュラーズになったばかりの頃は怖がっているだけだった。
優しい皆と仲良くしたい心半分、嫌われたくなくて怖がっちゃう心半分……。
大きな失敗をしちゃって、独りでずっとここに引きこもってた時期もあったかな。
――でも、そんな俺の手を取ってくれた人がいるから今のお兄ちゃんがいる。
(リトルに助言をしたオウムがリトルの能力で本当に話したのか、心配した爺様がオウムにそうすり込んだかはわからないが、どちらにせよ彼女が動物好きである理由を知る)

――お兄ちゃんは、助言を零すことができてもそれが全てではないんだ。
だから皆から好かれる方法を明確にこれって言う事は出来ないし、誰だって考えが違ったり、分からなかったりすると思う。……リトルが大好きって思っていれば、自然と皆も応えてくれるし、その想いは伝わるよ。
ああでも――好きになることを、怖がらないこと。もしかしたらを考えるのが一番良くない。
そっかー、お兄ちゃんにもそんな時期とか、失敗したりとかあったんだねー……
(へむへむ聞いて、頷いていた。そして今のアルヴァからその時期を想像)……その時期にお兄ちゃんと出会ってたら、もしかしたら王子様として一目惚れー…………なーんて! なーんて!(勝手に照れて勝手にバタバタはたいてきた。なんかよく分からない話で調子に乗ったらしい)

けふん、ともかく、そっか。皆の事大好きだって思っても、いいんだね。
そっか、じゃあ、皆の事、もっと好きになるね。そしたら皆ともわかり合えるよね!
(イレギュラーズやローレットの知ってる人達の名前を挙げ始め、その皆が好きだといちいち宣言し始めた)
多分、色んな人とすぐに仲良くできる人は、そういう才能があるのだと思う。
(そう言いながら、照れてバタバタはたいてくるリトルを微笑ましく見ながら)
お兄ちゃんが王子様――か、ふふ……その時のお兄ちゃんは弱くて小っちゃかったから、王子様にはなれてなかった……かもしれない。それともそんなお兄ちゃんでも――

コホン……そうだよ、人を好きになることに悪いことなんてない。
大好きだと思っていれば、あるいは――
(今のリトルにその言葉以上は毒にしかならないと思って引っ込めつつ、色んな人の名前を出して好きだというリトルに微笑みかけた。例え仲良くなれなくても、好きだと思うのは自由だと、自戒しながら)
それだったらドーが王子様になれば解決だね。
(「王子様になれなかったかもしれない」と言われて、なんか突拍子もない事を言い出した)

……あれ、何の話だっけ。
へへ、まぁ。いいや。とりあえず、アルバお兄ちゃん含めて、好きになったり仲良くすればいいんだよね?
んふふ、じゃあ、今日からうんっとそれを意識して頑張ってみる!
なんだか、お願い事聞きにきたっていうのに相談に乗ってもらってありがとうね。お兄ちゃん!
(とりあえず悩みは明けたようで。温かいお茶をずるずる飲んで、身を温めて帰り支度)
ふふ、長居しちゃったかな。そろそろ還らなきゃ!
あはは……そうなったらお兄ちゃんがお姫様かぁ。
(リトルの突拍子もない発言に笑ってそう返して)

うん、お兄ちゃんから言えるのはそれだけ……でもそれが絶対じゃないことと、無理をしたり自分に嘘を付いたりはしないこと。それを忘れないで頑張って。
あと、悩み事があれば何時でも力になるから、気にせず何でも聞いていいんだよ。
(改めてお兄ちゃんと言われてちょっと照れくさくなりながら、身支度を始めたリトルを見て立ち上がり自分も身支度を始め)

それじゃあ、キャラバンまで送っていくよ。
……おんぶして送っていこうか?
(魔導(飛行)の力でふわふわと浮いてみせて、空を飛んでそのまま送ってもいけるよ、という意を伝えつつ)
うんうん! わかった!
でも、無理したり嘘ついたりなんて私しないよ。だって、嘘つくの悪い事って教えられてるもん。だから嘘つかないよー。悩み事も、へへ、明るい話題ならまたきちゃうかも!

(――内面特徴がいつからか【ポジティブ】から【強がり】に変わっている事はさておいて)

え、いいの? 重たいよ? ……うーん、そっか。じゃあ、そうだね。お願いしようかな。
(身支度を終えて、勧められるがままおんぶしてもらう素振りで)
へへー、魔女だ。皆驚くかなー。
これでも、依頼で人を運んだりしているからね。
リトルの1人や2人、楽々運べるさ。
(そう言いながらリトルをおんぶして地図を開き)

辛い時は泣けばいい、苦しい時はうんと吐けばいい。
生きることを諦めなければ、絶対に良いことが訪れるから……。
(そう言いながら外に出て、リトルを送り届けるために空を駆けた)
おにいちゃーん!! ゴーレムつくってきたよー!!
(街角で追いかけっこ状態になったあの後、そのまま屋敷まで走って来た。……幻想国家に滞在中、ギルドの人達に粘土細工の授業を教わったのか、やたら出来の良いミニサイズの土人形)
おや……いらっしゃい、リトル。
(幻想では入れ違いで追い付くことが出来ず、少し心配していたらしいが、何かあればここか街角に顔を出すだろう……そう思っていたアルヴァの勘が珍しく的中した。やたら出来の良いミニサイズの土人形を持ったリトルをニコニコ笑顔で迎え入れて)
んっとねー。んっとねー。ホルスの子供? 作るの危ないってギルドの人達からいわれたから、んっとねー、お守りで。これねー――
(自分は何日も街に寄れない時期があるから、代わりに人形が見守るだとか。そういう文化風習的な事をわちゃわちゃ言った)
……あ、おじゃまします!!
クリスタルの迷宮は危険が沢山だから、ね。
脅すわけじゃないけれど、戦闘訓練を受けたリトルくらいの歳の子も、迷宮に入り込んで数人命を落としているんだ。――リトルは聞き分けが良くて偉いね。
(多少心を殺しつつ、リトルの頭を撫でながら笑顔を見せてあげる。その子供たちに対しても、その他迷宮内で起きたことを少なからず気にしているらしく、目の下の隈が濃くなっていた)

今お茶を淹れるね。

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