PandoraPartyProject

ギルドスレッド

Fairy Ring

鏡禍の部屋

古びた小屋の一室。
妖精達から借り受けた小部屋が鏡禍の部屋だ。

小さなベットに本棚と大きな姿見。
目立つ家具はそれぐらい。
日当たりが悪く少しだけほこりっぽいことを除けば意外と困らない部屋である。



鏡禍がくつろいだりする私室。
入室の際は事前に連絡をくださった方と。

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(姿見を見る。自分の姿が映っていないことを確認して、安心したようにベットに体を預けた)
ジェットコースターってめちゃくちゃ怖かったんですね……(帰って来て早々にベットに倒れ込む)
……日焼けにはあこがれてましたけど、二度としません。
オデットさん達もあんなに笑うことないじゃないですか……いてて。
あ、こういう時どうなってるかわからないのが僕の欠点ですね。
(呟いて鏡を見た。自分の姿が映らないからどうなってるのかわからない。見える範囲は多少黒いぐらいまで戻っているけど、まだひりひり痛む)
……そういえば僕ってどんな姿をしてるんでしょう……
(『僕の幸せは……』と書かれた紙がぐしゃぐしゃにされてゴミ箱に捨てられている。後の言葉は乱暴に塗りつぶされていて読めない)
いてててて、久しぶりに派手にやられちゃいましたね。
しばらくは休んでないと……ルチアさんは大丈夫だったのでしょうか……。
たぶん、大丈夫だと思うんですけど……。
ルチアさん、お返し気に入ってくれたでしょうか。
つけてくれなくてもいいから、気に入ってくれていたらいいなぁ。

それはそれとしてつけたところも見たい……いやいや、それは望みすぎですね、はい。(頭ぶんぶん)
(ベッドに倒れ込んでため息ひとつ)
思い出したく、なかった。
僕も同じことをしてしまうのでしょうか。
彼女を……ルチアさんを……
(部屋に入ってきて、胸ポケットに挿さったままだった花を本に挟む)
綺麗に押し花にできるといいのですが……はぁ。
(ため息ひとつ。せっかくの手作り弁当だったのにちゃんと味わえなかった気がする。もうチャンスは無いかもしれないのに。と思うと割と失態に思えて追加でまたため息が出た)
…………ルチアさん。
(『好きです』という言葉は本を押さえつけてなんとか飲み込んだ)
なんだか調子がよくありませんね。
(この前から何度も言ってはいけないことが口から出そうになっていて、抑え込みたくてベッドに転がって身を丸める)
(近くのゴミ箱にはビリビリに破られた紙のかけらが大量に捨てられている。乱れた筆跡だが読み取れるものには『期待してはいけない』『僕は妖怪だ』などと書かれているようだ)
(ベッドに横になって眠っている)
(少しだけ緩んだ表情は幸せな夢を見ている様である)
…………(ベッドの上で上半身だけ起こしたまま、ぼーっとしている)
……眠れない……(ベッドの端に座って壁を見てる)
全然眠れなくなって3日目……何をしてしまったのでしょう。
さすがにそんなに睡眠がいらないといってもそろそろ身体には良くないはずなのですが。
(ホットミルクを片手に一息)
ルチアさんがご無事なようでよかった。
……っ!!!(うとうとした状態から青ざめて飛び起きる)
ぼ、ぼく……いま……(夢を見ていた気がする。それがどんな内容なのか何も覚えていない。もしかしたら夢も見ていないほどの一瞬だったのかもしれない。何もわからない。なのに怖い。眠ることが、夢を見ることが、なによりも)

今は、現実、です、よね?
(ベッドの上に雑に投げ捨てられていた小型のナイフを手に取り、躊躇いなく腕に突き刺した)
(痛い。つまり今は現実で、夢を見ていないということになる)
……よかった。
(血で汚れたナイフを再びベッドの上に投げ捨てて、安堵のため息を吐いた)
完成……して、しまった……。
(目の前にあるのは指輪の入った小さな箱。さっき開けて中身を見たらちゃんと頼んだ通りに宝石も嵌まっていた)
これを受け取ってもらえたら、ルチアさんは、僕の……いやいや!僕はあくまで盾、盾ですから!
だから、きっと出番はないんでしょうけど……(でも『もしかしたら』を願っては、いけませんか?)
人とは違う自覚はあるのですが……『愛が重い』かぁ……。
この感情は重いんでしょうかね。僕には、わかりません。
……っ!?

(眠っていた状態から飛び起きた。乱れる呼吸を整えながら周りを見る。そういえばここは教会恋人の家ではない)

夢……?
なんて嫌な、夢だったんでしょう。

(自分の両手を見る。そこにはもちろん何もない。ただこの両手が掴んでいたものを思い出して背筋が寒くなった)
やっぱり僕は妖怪なんだ。あんな夢を見るなんて。
(彼女をそうしたいからに決まってる)
命を奪いたいだなんて。
(苦しそうに歪んだ、涙を浮かべた青い瞳が、美しくて)
やっぱり僕には幸せになる資格なんて、ないんだ。
『そうだよ。どれだけ愛したって自分貴方は愛する人に捨てられ、嘆く。そう決まってるんだからのよ

(耳元で声が聞こえた気がした)
(気づけば薄灰の霧が自分の体を覆っている。
ぼうっと見つめる前で自分の意思など知ったことかとばかりに霧は自分勝手に揺らぎ、舞い、蠢く。
そういえばこの霧はいつから自分と共にあっただろう?記憶がない。
薄紫の霧は自身の妖力だ。慣れた力とその顕在化。
でも薄灰の霧なんていつから扱うようになったのだろう?)

『くすくすくすくす』

(耳元で笑い声がする。気のせいだろうか、でも、五月蠅い。
頭の中を掻き回されているようで、それでいて締め付けられるような不快感。
もっと別の声が聴きたかった。恋人の声が聴きたかった。こんな不快な音を洗い流してほしかった)

『会いに行くの?どうせ捨てられるのに。それとも捨てられる前に殺しちゃう?』
うるさい、煩い、五月蠅い。黙ってくれ。
キミはいったい何なんだ。僕の妄想でも幻聴でもいいから黙っててくれ。

(耳を覆って叫ぶ。自分の心を読んだような言葉があまりにも不快だった。
耳を覆ってるはずなのに笑い声がクリアに聞こえる)

『いいわよ。でも、黙ったって何も変わらない。自分貴方はどうあがいても幸せになれない。幸せを感じれば感じるほど不幸の果実が実って熟していく』
『そろそろ収穫する?彼女の命ごと』
黙れって!!!

(壁に手鏡ごと己の手を叩きつけた。全身に鋭い痛みが走って、手鏡が傷ついたのだろうというのがわかる。ついでのように手がじわじわと熱を持った痛みを発し始めた。
もし彼女に見られたら心配されるだろうから今日は会いに行くのはやめようと思う。
ただ痛みの登場に合わせてあの耳元の声が聞こえなくなったことだけが救いだった)

(今日はもう寝よう。今度はきっと良い夢が見られるはずだから)
はぁ……。

(部屋で溜息をつく。耳元の声は一人っきりの時はなかなか消えない。
何度も傷つけた手はいくらか傷跡が残っている)

少しだけ慣れましたけど……気分は良くないですね。
僕は……どうしたらいいんですか……?
感情封印、便利な能力ですね。
とてもルチアさんには話せませんけど。

(一人で天井を見上げる。また何か耳元で囁いているが今のところ聞き流し、感情が揺れないよう封じることで黙殺できている。
今のところは、なのは自分の心が弱いのを知っているから)

でもこれでルチアさんに会いに行ける。
少し心配をかけてしまったかもしれないから、ちゃんといかなきゃ。
(幻聴を受け流せるようになったと思ったら、今度は悪夢を見る頻度が上がったような気がする。
特に彼女を襲う夢を、食べようとする夢を、よく見る)

はぁ、困りましたね。嫌な夢だなぁ。
君を食べたいのかな。わからないよ……。

(幸せを願うのは本心のはずなのに、それとは別に喰いたがりの浅ましい本能が見え隠れしてるようでなおさら自分が嫌いになりそうだった。
彼女は人間だから、きっとこんな本能を見れば嫌ってしまうだろう。止めなきゃいけなかった。抑え込まなきゃいけなかった。それでも何度も見せつけられると怖くなる)

(ため込んでいるものを彼女に吐き出せたら、助けて欲しいと泣き付けたら、どれだけ楽になるだろう)
『言ったら嫌われるだけなのに』
(幻聴が真意を突いていた。甘い考えとただ、捨てよう。隠して、隠して、いつか……)
助けて、君と、幸せになりたい。

(つい呟きが溢れた)

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