二階に広がる宿屋スペースの一角。一階の酒場スペースで定期的に踊りのパフォーマンスをすることを条件に長期間借り受けている。

ほとんどの内装は一般的な部屋とは変わらないが一つだけ、イルリカが自費で購入した大きなクローゼットだけは目を引く相似点になっている。

※基本的には独り言や設定を垂れ流したりするスレッドです。
　乱入歓迎ですがその際はお手紙かツイッターで一声お願いします。

（ぱたぱたと音をたてて宿の一室、今は自分専用の部屋として使わせてもらっているそこに入る。着替えて、シャワーを浴びて、歯磨きして、その他もろもろ……寝るための準備を整えてから寝台の上に無造作に寝転ぶ）

あれが、レオン。ローレットのギルドマスター……
（見たのは今日がはじめてではないが、間近で見たのは今日の街角がはじめてだった）

たぶん、強い。
……うん。細かいことはわからないけどなんとなくつたわった。それに、あの人は。

（ふと、彼の姿を見た瞬間思い出された一人の人物を――育て親であり、義姉でもある人物を思い出す）
――おねえちゃんに、少しだけ似ていた。
（何が似ていたか。雰囲気か、あの堂々とした姿か、それともにじみ出る強さか）

レオンさんみたいな人に修行して貰えてたら、おねえちゃんもきっと……
（それは、今となってはもう遅い話。自分がここにいる時点で、過去の話）

元気にしてるかな。みんなに迷惑かけてなきゃいいけど。
（布団に潜り込んで、目を閉じ想いを馳せる。きっとここにいることは私にとって最善。でもおねえちゃんにとっては……）（一緒にいられないこと、甘えられないことにほんの少し、心が乱れる。また、会いたい……そう願いながら意識はどんどんと沈んでいく……）