シナリオ詳細
<終焉のクロニクル>始まりのレクイエム
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オープニング
●始まりのレクイエム
君達はどれ程の道を歩んできた?
今までこの世界で、どれ程の者達と意志を交え。
今までこの世界で、どれ程の死闘を繰り広げてきた事だろう。
その歩みに、どれ程の価値があった?
この世界は救われるべきか?
それほど価値のある世界か?
――少なくとも僕はそう思わない。
「この世界は――神は勝手がすぎる」
ナイトハルト・セフィロトは自らを『始原の旅人』と名乗る。
だがそれは誤り――いや正確ではない、と言うべきか。
真なる『始原』は彼の『妹』だった。
この世界の神に呼ばれた兄と妹。
ほぼ同時だったが、恐らくタッチの差で妹の方が先だった。
……旅人は全てイレギュラーズだ。であれば彼女もまた、世界を救う可能性を秘めた者だった、が。しかし――彼女はつまらない事で死んだ。ありふれた死の一つ。定命であればいつか迎える結末の一つ。
だがそんな事、納得できるか。
「神が呼ばなければ迎えた結末はきっと別のモノだったはずだ」
この世界に呼ばれた者は『混沌法則』に縛られる。
元々力強き者にとっては力を奪い取られるに等しい、この世のシステムだ。
――ナイトハルトはその影響を甚大に受けている。
混沌法則に縛られなければ。きっと己は妹を救えた。
こんな世界に呼ばれていなければ。きっと、きっと。
この世を、この世のシステムを越えなければ。
それが練達の始祖たる者の夢。
この世を壊す。この世の神を殺す。
ただそれだけを夢に生きてきた。
最初期は只管に己を鍛え上げた。神に奪われた力を取り戻す為に。
続けては足りぬ時を稼ぐために神の目を誤魔化す研究に没頭した。
百年程度では時が足りぬ。届かぬ天に指を掛けるだけでも永き時が必要だったから。
混沌法則にもなにがしかの隙と穴がある筈だと。そう信じて。
中期に至りては憤怒と嘆きの最中にあったか。
どれ程の研究をもってしても。どれ程の研鑽を得ようとも、届く目算至らぬから。
……あぁその折だっただろうか。
彼に。イノリに会ったのは。
永き旅の中で。半ばやけっぱちになって終焉の地へと赴いた際に。
僕は彼に会ったんだ。
そして僕は彼に『共感』した。
彼の目的を知った時に。彼の見ている先を知った時に。
だから僕は希望の可能性を秘めたイレギュラーズでありながら、彼に与する。
「さて。皆もそろそろ始めている所かな?」
ナイトハルトは瞼を閉じよう。その裏に想起するは、己と立場を共にする者達。
ファルカウ。ドゥマ。ヴェラムデリクト。ステラ。オーグロブ。ホムラミヤ。
皆もまた、それぞれの理由があってこそイノリやマリアベルに与している。
然らばナイトハルトは――なんとなし苦笑するものだ。
本来僕はこっち側ではないのだろうけど。なんの因果か、全く。
「マスター」
「――あぁノア。丁度いいタイミングだね。うんうん。
敵がやってくる。僕の愛しい後輩達だ。
きっと彼らは全力で。全霊で立ち向かってくるだろう――
抱きしめたいけれど、そういう訳にはいかない。
全部殺してくれるかな?」
「承知シマシタ。オノゾミノ、ママニ。ソレガ望ミデ、アルナラ。
コノ身全テヲモッテ、敵ハ全テ――通シマセン」
「うんうんいい子だ。頼んだよノア。流石は僕の傑作だ」
と、その時だ。ナイトハルトの傍に現れたのは……まるで人形が如き存在。
『ノア』と名付けられたソレはナイトハルトの忠実なる僕。
方舟の名を冠し。しかし滅びを内包する『特別な』人形。
プーレルジールで得た研究成果で作り上げた滅びのアークの結晶――
彼女の髪を撫ぜてやりながら最前線へと送り込む指示を出そうか。
……誉める口調ながら、なんともわざとらしい様な色を端に含んでいるが。
「あ。それと彼は……ヴィッターはどうした? 見かけたかい?」
「ハイ。先程、ナニヤラ武器ヲ手入レシテイタ、ヨウデス」
「そうかそうか。彼も本気でやる気だね――ふふふ。
我欲に満ちてる子達は本当にかわいいものだ。応援したくなる。
何がどうなるにせよこれが最後だ。皆、満足するまでやるといい」
同時。ナイトハルトはもう一人の協力者の顔を想起しようか。
ナイトハルトに協力する『旅人』がいるのだ。まぁそれはナイトハルトの思想に共感している訳ではなく、あるイレギュラーズに固執しているが故だが……それもまた良し。ナイトハルトにとっては欲の儘に動く者は実に好ましいのだから。
邪魔にならないのなら存分に動くがいい、と。告げようか。
あぁ。
僕は、どれ程歩んできたのだろう。
世界なんぞ救ってやるかと憤り。
その心を隠し。笑みの色を常に顔と言の葉に張り付けながら。
僕は、どれ程歩んできたのだろう。
だがそれも遂に終わる。
神よ。滅びの時だ。あぁ――
――終焉の時は来たれり。
●
終焉の地。『影の領域』とも呼ばれる場には『終わり』の気配が溢れていた。
イレギュラーズ達は今まで何度と破滅的な気配に立ち向かって来た……七罪らの大規模な活動などその顕著たるものだろう。他にも海洋王国での戦い――滅海竜リヴァイアサンという神威に対しても絶望的な気配を感じえたか。
が。終焉の地より零れ出でている気配は、また異質なものだ。
世界自体が哭いている。
敵が強大だから――とてつもない権能の気配があるから――
そういう類とは違うものだ。
「さてさて。特異運命座標(アリス)、いよいよこの時が来てしまったようだね。
元よりいつかはやってくる、とされていたものだが」
「こんな時でも飄々とした口調は変わらんな……危機感、という概念は知っているか?」
「まァまァ。これでも現状認識は出来ているでしょウ――恐らくの話ですガ」
言の葉を紡ぐのは練達の三塔主の内の一人、マッドハッターか。傍には同じく佐伯 操やファン・シンロンの姿もあった。
練達といえば先日Bad end 8が一角に襲撃を受けたばかりだ――しかしイレギュラーズの奮闘により辛くも敵の目論見は砕かれ、こうして終焉の地に増援を送る事が叶う余力を維持出来た。むしろ練達に開かれたワームホールを利用して逆侵攻を計画も出来たか。
世界の終わりを感じればこそ余力を取っておく意味などない。
先に開かれたフォルデルマン三世主催の会談の結果で――世界各国の歩みも揃っているのだ。持ちうる限りの全てをもって此処へ至っている。マッドハッター達が珍しくも此処にいるのはそういう事の一環であり……
「そして無論、来ているのは私だけではないようだね」
「――鉄帝国も支援しよう。どいつもこいつも、こんな緊急事態にむしろやる気を出している連中が多すぎて困……いや、臆するよりは遥かにマシだが、うむ……」
「さー頑張ろうね! どこを見ても敵だらけなら、全部斬ればいいって事だよね!」
更には練達勢のみならず鉄帝国の者の姿も見えようか。
それはゲルツ・ゲブラー (p3n000131)やアウレオナ・アリーアル (p3n000298)だ。その背後には最終闘争に闘志を燃やす鉄帝国軍人やラド・バウ闘士の姿もある――戦う事が本懐とする者達の瞳に恐れの感情は見られない。
ゲルツは自国の相変わらずな様相に吐息を零すものだが。
しかし世界的な終わりに恐怖する者も多い中、彼らの気概は実に頼りになるものである。
今、この時戦わねば、全てが終わってしまうのだ。
脚が竦んで動けない場合ではない。
少なくとも戦える者にとっては……!
「し、深緑も加勢します……出来る事を、少しでも……!」
「――ありがたい。今回ばかりは、イレギュラーズ達だけでなんとかなるとは限らないからね。確認されている限りでも敵の数が多すぎる……それに、潜んでいる連中もいそうだ」
それに勇気を振り絞りこの地に来ている者もいるのだ。それが深緑に住まう民であるメレス・エフィル (p3n000132)――駆けつけてきた迷宮森林警備隊と共に、かつてザントマン事件の折に救われた恩義を返しに来た。
怖い。恐怖はある。だけど、今この時、助けてくれた皆を助けられなくてどうするのか。
メレスは奥歯を噛みしめながら眼前を見据える――
さすればローレットの情報屋として奔走していたギルオス・ホリス (p3n000016)はメレスらに感謝の意を伝えながら……しかし警告の声も走らせる。
この場における最大の脅威はナイトハルト・セフィロト。
彼を妥当しない限りこの戦場を抜く事は叶わないだろう――
しかし。敵は確実に『彼だけ』ではないのだ。
「ギルオスさん……うん。私も感じる。きっと『あの人』もいる」
「全部ぶちのめしてはみせるけどね。やっぱり最後はハッピーエンドでないと!」
その予感を感じているのはハリエット(p3p009025)か。ナイトハルトに与している、かつての知古の顔を彼女は思い浮かべる。彼もまたいる筈だ。ナイトハルトの近くか、そこまでは分からないが……
しかしどうであれハッピーエンドはもぎ取ってみせる、と。同じく郷田 京(p3p009529)もギルオスに語り掛けようか。あらゆる戦いが今まであったが、きっとこれが最終決戦ならば――死力の尽くし所なのだから。
「ハリエット、京。あぁ……そうだね。そうだ二人共、あとでちょっと僕と一緒に来てくれるかい。僕はちょっと更なる増援というか――色々と声を掛けたい所があるんだ」
ただ。彼女達を万一にも死なせたくないギルオスは未だ思考を巡らせている。
この場には多くの者が訪れてきてくれているが。
その中核は国家に関係している者が多い。
まだ潜在的に味方になってくれる者達はいる筈だからと――そして。
「パイセーンにがさんぞ――!! うおー! いるでしょ、返事ぃ!!」
「――彼との決戦ですね。プーレルジールからの縁ですが、ここが終息地ですか」
「……どれ程、あなたが神を憎もうと、混沌はわたしの、大切は場所……!
これ以上壊させたりなんか、絶対、しません……!!」
その時。声を張り上げたのは茶屋ヶ坂 戦神 秋奈であり。
グリーフ・ロスやメイメイ・ルーの姿も戦場に見えようか。
ナイトハルトと幾度も邂逅した彼女らにはそれぞれの理由があり彼と相対する。更には。
「わたしたちは、終わらせない為に来たわよ。ナイトハルト」
強き願いを瞳に宿し、メリーノ・アリテンシアも彼方を見据えようか。
止めてみせる、その願いはと彼女は心に抱きながら。
決着を付けるのだと――
あぁ。
君達は、この世界に必要とされている。
外なる世界より訪れた者も。この世界にいて選ばれた者も。
皆等しく、世界の希望なのだ。
頼む。
この世界を救ってくれ。
滅びに立ち向かえる英雄達よ――君達の可能性だけが、明日を切り拓けるのだ!
- <終焉のクロニクル>始まりのレクイエムLv:50以上相談期間中
- こんにちは、世界。さようなら、世界。
- GM名茶零四
- 種別ラリー
- 難易度VERYHARD
- 依頼公開日時2024年03月18日 21時45分
- 第3章募集中51人
- 総採用数179人
- 参加費50RC
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第3章
第3章 第1節
「――なんだと?」
ナイトハルトは感じ得る。戦場の変化を。
ベヒーモスが押されている。いやそればかりか、何か一瞬動きが変だったような。
ヴィッターが何かミスったかな――?
竜である存在も訪れているのだ。歴戦たるイレギュラーズも大勢いるのだ。
一手の間違いが致命になるだろうに――
全く困った男だなぁ♪ まぁいい。
「そうはいかないためにノアを用意していたんだ。ノア――おや?」
と。最前線の防衛中核を担っていた、己が人形ノア……が。
反応が、ない――?
おかしい。どういう事だ? なんらか戦闘出来なくなった時点で、滅びのアークを撒き散らす自爆を行うようにしていた筈なのに。そうなるようにプーレルジールという大舞台を実験場にしていたというのに。
何か不測の事態があって失敗したというのか――?
馬鹿な。
いやそればかりではない。
他の戦場の気配も――散っている気がする。
ドゥマもヴェラムデリクトもホムラミヤも――
まさか。ファルカウも落ちたというのか。
――すごい。
「流石だ……流石じゃあないかイレギュラーズ♪ ハハハハハ――!」
だがナイトハルトの心中は歯ぎしりするような口惜しさと。
同時に歓喜に振るえる高揚感に満ち溢れていた――
ナイトハルトはBad end 8の中において唯一の旅人(ウォーカー)だ。
本来であれば滅びの側に立たぬ者。
だからこそ終焉が阻まれているという現状に喜びの感情も抱ける……いや厳密には終焉が阻まれている事、というよりも現在のイレギュラーズを全て『自らの後輩』と愛するが為の、彼らの活躍に対してと言えようか。
あれだけの数の終焉獣を用意して。
ROOデータからサルベージしたベヒーモスも用意して。
プーレルジールでの研究を元に作り上げた爆弾も用意したのに。
それでも君達は突破しうるというのか!
多くの者が協力して! 世界中が一致団結しうる地盤を作った!
「どこか一つでも仕損じていれば、今の流れは大きく変わっていただろうに」
「あらぁ? どうしたの、ナイトハルト。追い詰められてるのに、元気そうね」
「原初の旅人。わたしも旅人としての立場に思う所はあるけれど……しかし!」
「てめぇの好きなようにはさせてやれねーんだよ!」
ナイトハルトに相対するは彼への攻勢を果敢に仕掛けていた者達の一部――メリーノ・アリテンシア(p3p010217)やセレナ・夜月(p3p010688)、紅花 牡丹(p3p010983)の姿であったか。メリーノが話したい事があるからと送り出した面々。
傍にはマリエッタ・エーレイン(p3p010534)や水天宮 妙見子(p3p010644)の姿もある。
周囲の終焉獣を跳ね除け、時に治癒の力を展開し――
ナイトハルトに抗しようというのか。
「ナイトハルト……私達の大先輩、原初の旅人。
先程『妹』さんの件に問いかけた時、激しく憤っていましたね。
やはり貴方にとっての全ては『妹』さんですか」
「そうさ。あの子が失われたのが僕の始まり。
――そしてその後でイノリに出会った事が僕の立場を決定づけたのかな」
「イノリ……影の城にいる、首魁ですか」
マリエッタと妙見子の言。ナイトハルトは笑みと共に応えようか。
繰り返すがナイトハルトは旅人だ。イレギュラーズと同様の立場。
だがナイトハルトが鞍替えする事はありえない。
ずっとずっと神を憎んでいた。ずっとずっと滅ぼす為に行動していた。
なにより僕は君達なんかより先に。
イノリに出会ってしまった。
妹であるざんげ愛する――彼に。
「あぁ」
偶然だったのかな。恐らく初めての旅人が兄妹であったのは。
偶然だったのかな。それとも正に神の悪戯であったか――
まぁ、いい。
もういいんだ。
どうでもいいんだ!
さぁ決着を付けよう。世界を救う愛し子達――
「僕は――ちょっと強いぞぉ?」
※最終局面に移行します! 以下の変化が生じています!
●第三章目標
『ナイトハルト』の撃破
●『敵戦力』情報更新
・ベヒーモス:ヴィッターの指揮によるミスと、イレギュラーズの大攻勢。クワルバルツの攻撃により明らかに損耗しています――! しかし巨体から繰り出される一撃は未だ脅威でしょう。最後までご注意を!
・ヴィッター:非常に大きな負傷を負い、ナイトハルト側へと後退しているようです。ナイトハルトの傍で最後の防戦を行わんとしています。
・ナイトハルト:【1】【3】いずれでも攻撃を仕掛ける事が可能です。終焉獣が存在していますが、最前線を担っていたノアが脱落した事により、終焉獣の統制が乱れています。その為、妨害してくる終焉獣の数が減りつつあるようです――ただしナイトハルト自身は強力な力を宿しています。彼への攻撃はやはり危険が伴います、ご注意を!
●砲撃について
第一章からナイトハルトは各地に砲撃を展開していましたが、この砲撃に関してはかなり消極的になっています。
自身の傍における戦闘に魔力を集中させている様です。
つまりランダムに生じていたダメージ(『騎兵隊』の行動により、途中から騎兵隊を中心に狙っていましたが)はほぼ失くりました。ただしナイトハルトへの攻勢が少なければ再開されるかもしれません――後は、ご武運を!
第3章 第2節
- 零・K・メルヴィル(p3p000277)
つばさ
行動方針 【1】攻勢方針
【泰平】
【1】にてベヒーモス狙い
此処が正念場って奴だな?!
よぉし、百合草、フラーゴラ、もういっちょ気合入れてくぜ!
イクリプス使用!
ベヒーモスも此処で確実にぶっ倒す!
エキスパート×オラクル使用
副行動で満漢戦黄→蒼竜纏影の順に付与
自付与外れた場合は再付与
基本は虹星C³
AP切れたら天星剣舞
弱点を直感的に見抜いて斬りまくるッ!
(狂気の治す際に死ぬのは無しだけど、全員生きるなら犠牲なしがいい、世迷言だってわかっててもな―――ただ、もし全部の決着がついたなら…)
無事戦いが終わってさ、イノリの方も終わったら…また会おうぜ、百合草
パンなりなんなり奢るぜ(楽しい未来を考えるぐらい、良いだろ?0ではない、はずだ)
- ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)
【星空の友達】/不完全な願望器
行動方針 【1】攻勢方針
引き続き、ネロさんと一緒に戦い
星空の泥やパラダイスロストで攻撃し
終焉獣の数を減らしていくよ
「ネロさん、大丈夫?ナイトハルトからの干渉があったら言ってね…!」
※ナイトハルトからの干渉がある場合
PPP発動しネロさんを守る
僕個人としてやりたい事はある
…けど、ネロさんを連れて行くのは難しい
ナイトハルトがネロさんへ干渉できる可能性はまだ残ってるんだ
もし他にネロさんと一緒に戦う人がいるなら
途中でネロさんとの共闘を任せ
僕はナイトハルトへの攻撃へ向かう
「ごめんね、これは僕の我儘。ネロさんの事、よろしくね!」
ナイトハルトへは
パラダイスロストか星の破撃で攻撃するよ!
「1回位は…とっておき、見せておきたくてね!」
- スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
天義の聖女
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
ここが正念場!
となれば前に出ながら積極的に支援を行うね
要のヴィッターを排除して、一気に押し切ろう!
士気を乱せばこっちのものだしね!
今回も回復役として立ち回るよ
クワルバルツの背に乗って戦場を駆け抜ける!
落ちたら格好悪いし、しっかり掴まっておくね
主行動優先度は回復>付与
攻勢を緩めなくて良いように周囲の仲間のHP、APを高い状態に保つ事を意識
回復は状況を見て使用
全体的にHPが減っていたり、BSが付与されているなら神域
周囲の仲間のAPが減ってる時は神の祝福
単体回復には聖華
燃費の悪い仲間には水鏡を付与
攻撃力の高いアタッカーを優先
副行動の優先度は移動>天地神明>祈請>銀翼
付与は効果が切れたら再付与
- 海音寺 潮(p3p001498)
揺蕩う老魚
行動方針 【2】支援方針
最後は笑って終わらせるためにわしも背中を押すくらいはしようかのう
負傷者の回復や支援をする
最優先は負傷した者、何らかのBSに掛かった者に各回復スキルを使用
対象の位置や数に合わせて範囲回復と単体回復を切り替える
歪曲運命黙示録をEXFが少ない者や盾役にかけ万が一に備える
支援の必要がなければ神気閃光で追撃
戦闘不能から回復できない対象は秘密の隠れ家に緊急避難
砲撃が飛んで来たらせめて周囲の者にだけでも知らせて伏せる、物陰に隠れる、防御態勢を取るなど対策を取らせる
敵が邪魔で進行できない仲間がいたら抱きかかえて飛行・敵を攻撃や挑発して気をそらすなどして進ませる
行きなさい、後悔しない様に
- Alice・iris・2ndcolor(p3p004337)
シュレーディンガーの男の娘
行動方針 【1】攻勢方針
でーおーくれーたー!!危うく最終決戦に参加しそこねるとこだったわ、あぶないあぶない。
さて、現状は、と……ふむあのでかいの(ベヒーモス)を狙うとしましょうか。
EXA連スプラッシュの手数で勝負のビルド。
まずは魔術的パラダイムシフトで強化。
主行動でケイオスマジック・イクリプス、副行動で逢火破天で攻めたてるわよ。
- オリーブ・ローレル(p3p004352)
鋼鉄の冒険者
行動方針 【1】攻勢方針
鉄帝国軍人の方々と合流し、ベヒーモスに立ち向かいます。
勝利まであともう少しです。全力で押し切りましょう。鉄帝の力を見せてやります。
全力を叩き込むにはまず接近が必要です。
強射撃を撃ち込みながら突き進み、反撃には大袈裟なぐらいの回避を行います。
ここまで来て潰されて終わりなんて、御免被りますからね。
接近が成れば鋼覇連閃で一気に畳み掛けます。
連撃で肉と守りを削り取り、その芯、あるいは核に鋼覇斬神閃を届かせましょう。
特別な策などありません。ただ味方と剣を信じ、突き進むのみです。
消耗しても携行品を用いて回復し、限界まで全力を叩き込みます。
誰も彼もが死力を尽くしているのです。自分も負けていられません。
- サクラ(p3p005004)
聖奠聖騎士
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
そうか、ネロさんも生きてたんだね
良かった
私もスティアちゃんと一緒にクワルバルツちゃんの背中に乗せて貰うよ!
ハリエットちゃん達を援護する為にベヒーモスを叩くよ!
このままではハリエットちゃんも危ないしね!
攻撃する時はクワルバルツちゃんにベヒーモスに近づいて貰って跳躍で飛び移って斬るよ!
飛び移る前にソリッド・シナジー、狂イ梅、毒泉を自分に付与
飛び移った時には死線の踏み込みでの竜墜閃でベヒーモスを斬る!
ベヒーモスが動く時はクワルバルツちゃんに飛び乗って退避するよ!
「クワルバルツちゃん、ベヒーモスの直上に移動して貰ってもいいかな!?」
ベヒーモスの直上に移動したらクワルバルツちゃんにお願いをするよ
- 新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
ソリッド・シナジー使用後にダニッシュ・ギャンビット。
封殺を高めたうえで主行動はジャミル・タクティール。
ヴィッタ―指揮下のベヒーモスを範囲攻撃に巻き込んでいき封殺しつつダメージを与えていく。
ヴィッタ―に対してはQT。
先ほどのフィニッシュを取りに行く動きとは逆に、ハリエットに取らせるような牽制・サポートの射撃に徹して、本来の狙いであるヴィッタ―へのヘッドショットを気取られないように立ち回る。
ハリエットによる攻撃やハリエットとの会話で意識が此方から逸れた瞬間を狙い、携行品使用しヴィッタ―へQTのヘッドショットを見舞う。
「ここから先はハリエット(ヒロイン)の舞台です。我々端役は、ここで退場だ」
- モカ・ビアンキーニ(p3p007999)
Pantera Nera
行動方針 【1】攻勢方針
「『大いなるもの』は始末してきた。もう少し働きに来たよ」
攻撃目標:ベヒーモス
味方の集団に入って戦う。
自己付与はデスティーノ・コイントス→狂イ梅、毒泉→SSSガジェット3.0bの順に使用。
攻撃は副行動で攻撃集中を宣言し【泥沼】【停滞】が付与されていなければ残影百手。3回命中させて付与できなければ、抵抗が高いと判断して使用を終了。
その後は使用可能ならブルーフェイクIIの連続攻撃をおみまいしてやる!
ブルーフェイク使用不能の場合は終局舞曲で【恍惚】付きの華麗なる連続攻撃だ!
自分の身に危険を感じたら、無理せず周囲を警戒しながら後退する。
世界は守らねばならんが、私はこの後も世界でやりたい事があるのでな。
- 雨紅(p3p008287)
愛星
行動方針 【1】攻勢方針
ベヒーモスへの対処に切り替えます
…ノアは止めました、次はあなた
あくまで再現、心の有無さえ曖昧だとしても、あなたにも罪は背負わせません
舞台『干戚羽旄』でBS付与を狙いつつ、副行動の舞衣『長袖善舞』でFB消し
より確実に、自身の高回避を発揮できるよう
武舞『突』+攻撃集中で損傷を広げつつ
回避を更に上げ、敵の攻撃を避ける、避けきれなかったとしても軽減できるようにしておきます
被弾嵩んだりBS受けた際は、絶気昂で回復を
「たとえこの身が、罪を重ねたものだとしても。この武器が、誰かを傷つける罪と共にあるとしても」
「滅ぼさせない為に、私は私の意思で、この槍を振るいましょう!」
今の私は、この世界を愛しているのだから
- 一条 夢心地(p3p008344)
殿
行動方針 【1】攻勢方針
ベヒーモスを倒すのじゃ。
なんともしぶとい相手じゃが、まだまだここからよ。
ここまで使わず溜めてきたお殿様ゲージを使い、超夢心地技を発動しよう。
ウォーワイバーンを駆り、高高度からの急降下きりもみ突撃による……
シン・シャイニング・夢心地・アルティメット斬じゃ!!!!
輝いて!煌めいて!ときめいて!眩さ全開の光の剣で!斬る!!!!!
ここから先はどっちが気合い入っているかを確かめ合う、ガチンコ勝負よ。
前のめりに光を発し続けて、ただただ未来を照らす。
殿的存在、一条夢心地の在り方全てをぶつけて、このデカブツを打ち破ってみせるわ。
ぬぉぉぉおおおりゃぁぁぁぁあああああああああああああッ!!!!!!
- フラーゴラ・トラモント(p3p008825)
星月を掬うひと
行動方針 【1】攻勢方針
【泰平】
瑠々さんと共に
泰平は…偲雪さんも願ったのは平和だったと思うから
手段や結果は違えど、願いは同じだったと思ってるよ
世界が滅んじゃったら意味がない!
ワタシと瑠々さんに決着もつけられない!
『ティスタ・ヴァージュ』を自分に付与
敵の猛攻が予想される
『ケイオス・ハーモニクス』で【復活】の準備
倒れる味方が多ければ『デウス・エクス・マキナ』
優先するのは瀕死の味方
多少の攻撃ならへっちゃら
回避で避ける
主行動『天上のエンテレケイア』副行動『百花号令』でリソースを供給
隙を見て『パラダイスロスト』で攻撃
- ハリエット(p3p009025)
暖かな記憶
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
目的:ヴィッターさん撃破
「ヴィッターさん。これで最後だ。私は貴方の命を貰う。
そして、今まで犯した罪と貴方を殺した罪を背負って、これからも生きていく」
生きるために盗みをした。怪しい荷運びをした。死体を漁った。
殺人と自身を売ること以外はほぼ何でもやった。
そんな私が変わったのは。
「誰も信じられない私に言葉を……灯をくれた人がいたんだ」
人のあたたかさを教えてくれた人が、いたんだ。
だから…。
「過去は変えられないけれど、この先はその人に恥じない生き方を」
広域俯瞰と摂理の視使用。
ヴィッターさんに、ロングバレル・リコシェットとラフィング・ピリオド使用。
彼の関心を引きつつ、味方と一丸になって撃破を狙う。
- ニル(p3p009185)
願い紡ぎ
行動方針 【1】攻勢方針
「おねえちゃん」にありったけの魔力を注ぎ込みながら
パラダイスロスト、ケイオスタイドでできるだけまわりのものも巻き込みながらベヒーモスを攻撃します
極彩アポトーシスで深くえぐり
接近時は全力のフルルーンブラスターを!
怪我には天上のエンテレケイア
誰も失いたくない
……失うのは、かなしい、もの
たいせつなひとを、ばしょを
なくすのはかなしいこと、です
だから……そんなのは、ニルはいやだから
指輪に口付けて、杖を構えて、まっすぐ前を向いて
- 祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
優しい白子猫
行動方針 【2】支援方針
正直…ナイトハルトへ攻撃しに行きたくはある
…けど、誰かが倒れたり操られたりするのは嫌だから
僕は僕にできる事をします。みゃー!
パンドラの加護使用
姿変化(ID:85642)
皆の回復と支援を行うよ
副行動で球掴希端使い自付与
AP・BSは幻想楽曲オデュッセイアで
HPは無穢のアガペーやデウス・エクス・マキナで回復
戦闘不能の人はデウス・エクス・マキナで復活試みる
味方援軍…ネロさん達も回復
「あと少し!絶対に気を抜かないで…!」
ナイトハルト…妹さんの事、どの位覚えてる?
僕等は…その人の名前も、知らないんだ
話したい事があるなら、話したい人だけにでも、話した方が良いよ
死んだら、お話も自由にできなくなっちゃうから…。
- 郷田 京(p3p009529)
ハイテンションガール
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
いや、逃がさないよ?
なに自分の目的優先みたいに動いてんの?
させねーって?
アタシが殺すって決めたんだから、アンタは死ぬんだよ
・行動
ヴィッターの殺害を優先
アンタ、邪魔なのよね
・戦闘
戦闘前にM.O.Fを自付与
近〜中距離で戦闘
魔離槍を主な攻撃手段にしつつ、全スキルでBS付与
副攻撃可能なら魔離槍を使用
ギルオス、イラスが危なければブレイズハート・ヒートソウルの【怒り】付与でアタシに引きつける
ヴィッター逃亡時に携行品を使用
機動力を上げて追い詰め、確実に殺す
ワタシね、彼を諦めた訳じゃないの
だから、あなたは本当に邪魔
色仕掛けでも既成事実でもいいんだけど……彼が死んだら、ワタシのチャンスがなくなるでしょ?
- セチア・リリー・スノードロップ(p3p009573)
約束の果てへ
行動方針 【1】攻勢方針
いよいよ大詰めって所ね
さぁとっとと滅びにはお帰り願おうかしら!
パンドラの加護使用
ベヒーモス狙い
刑務所五訓、復唱!で看守の意志(抵抗力)を高め
デア・ヒルデブラントで全力攻撃よ!
「世界を滅ぼす悪意に看守が負ける訳ないでしょうが!」
イレギュラーズが救った者達が此処に集まっている
…クェイスは居ない
でも貴方はこの先で待っていてくれてるんでしょう?
それになんだか、居る気はするのよね不思議
Fragmentum Spemのお陰?
…なら大丈夫
私は世界救って生きて帰るわ!
それに…貴方が起きて見る世界に滅びなんて要らないものね!
「蘇った滅びの象徴よ、在るべき所へ還りなさい! 此処は…貴方が居て良い世界ではないわ!」
- 囲 飛呂(p3p010030)
きみのために
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
対ヴィッター、妨害でのサポートを継続
防戦も、ベヒーモスへの指示も、ナイトハルトとの連携も満足にさせない
まずソリッド・シナジー+副:SV:Set、次にB:S+副:全覚ノ奏者
高命中反応とFB0維持、より積極的に確実に【封殺】での妨害を
ヴィッターへB:P+攻撃集中
周囲の終焉獣やベヒーモスが邪魔になる場合は、そちらへB:Sの範囲+副行動でヴィッターへB:Pの単体
‥前と変わんなくて、相手も慣れてきて、避けられやすくなってきてるかもしれない
なら逆に利用してやる
油断したトコで、前は使わなかったR.R.I溜め+副:B:Pので確実に当てに行く
ハッピー★エリクサー使ってでも立ち続けて、妨害を途切れさせない
- 秦・鈴花(p3p010358)
未来を背負う者
行動方針 【1】攻勢方針
ネロと共に
どうしようもなく心が熱くなるのは、ひりつく戦いのせいか――隣にネロがいるからかしら
並んで突き進んで、時には背中を預けて
そんな風にもう一度戦えることが、楽しくて堪らない
「ねぇ、今度こそ約束してよ」
一緒に練達の美味しいスイーツの店に行くこと、似合う服を一緒に選ぶこと、そんな「また今度」の話をすることを
滅びの気配なんて、全部ぶっ飛ばせる気がするんだもの
だから、今度こそアンタを二度と喪わせないって決めたの
辺り一帯の終焉獣をぶっ飛ばせるほどの力を
狂イ梅、毒泉でギアを上げたら、ジャミル・タクティールで邪魔な敵を葬って
それでも残る敵なんて、魔哭天焦・月閃で全部の力を出して――黒顎魔王で食い尽くす!
- メイ・カヴァッツァ(p3p010703)
ひだまりのまもりびと
行動方針 【1】攻勢方針
【暁星】
ヴィッターさん?でしたか。もう逃げられないですよ。
「貴方の恨みは、世界を天秤にかけるほどの恨みだったですか?」
「生きるとは、楽しいことばかりじゃないのです。何かを憎んだり恨んだりすることも。
消えてしまいたくなるときも、あるのです。けど!」
生きているなら、生きている限り。
「メイは、明日を迎えようとする人たちの護り手です!誰一人、倒れさせやしないのです!」
コール・ファルカウとルーンシールドは常時使用。
ギルオスさん、イラスさんをルンシで守りつつ回復です!
幻想楽曲オデュッセイアで全体を回復。
一人突出して傷ついている人がいるならば無穢のアガペーを。
戦闘不能が複数出たら精霊種の祈りを。
- 大和型戦艦 二番艦 武蔵(p3p010829)
行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】
頼んだぞ、レイテ!!安藤!!
武蔵も共に往こう、ここが勝負所だ!!
ヴィッターの合流の阻止、並びに撃滅を目指す
連合艦隊旗艦の効果で連鎖行動を行い、隙を減らしていく
守りはレイテに任せ、武蔵は砲撃を続けていくぞ
砲撃戦用意!!を付与
ゲイ・ボルグをヴィッターに集中して攻める
距離を選ばぬ為味方との連携がしやすいのは利点だな
この時ファンブルしたならば流転の砂時計で振りなおす
外したと、思ったか!!
更に副行動が空けばラフィング・ピリオドで追撃を仕掛ける
敵味方の配置状況によっては、奴の周辺の取り巻きごと吹き飛ばした方が良い場合もある
その時はプラチナムインベルタによる識別範囲攻撃を行うのが良いだろう
- レイテ・コロン(p3p011010)
武蔵を護る盾
行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】
ヴィッターを此処で墜とすよ!
ボクが盾役、武蔵と安藤さんが攻勢の形でヴィッター目指して突撃する!
接敵したら主行動で武蔵にソリッド・シナジー、福行動でボクにルーンシールド付与!
ヴィッターまで真っすぐ突撃できるなら良し、終焉獣が防いでるならブレイズハート・ヒートソウルで終焉獣を搔き集めて、武蔵にボクごと範囲攻撃で吹き飛ばして貰う!
流石にルーン・シールドが効いてる間だけね!
打ち漏らし防止に、ボクもH・ブランディッシュで攻撃。
負傷はイモータリティで回復。
後は武蔵への攻撃は「かばう」で肩代わりする!
ヴィッターと戦闘になったらナイトハルトから回復支援が飛ばないとも限らないし、呪刻奪命剣を撃ち込む。
- 安藤 優(p3p011313)
君よ強くあれ
行動方針 【1】攻勢方針
【三鉾】
レイテさんの大切な仲間なのであれば、ぼくにとっても仲間です
共に戦いましょう、武蔵さん!
さあ、決着は近い。最後の攻勢といきましょう!
ナイトハルトと戦う皆さんのため、ヴィッターを狙います
とにかく奴をナイトハルトの支援に向かわせないよう、徹底的に妨害します
勇気の鎧を常に維持しつつ、ン・カイの暗黒による【不吉】系BS付与、名乗り口上での【怒り】付与など、とにかく敵に何もさせないよう妨害です
それらが効かないか、付与し終わったら大いなる深淵で攻撃
さっさと退場していただきたい!
終焉獣が妨害してくるならン・カイの暗黒で【不吉】系BSをバラ撒いて動きを止め、連鎖行動で武蔵さんに攻撃していただきましょう
●
衝撃音。
遂に佳境へ至る戦局は、最大にして最後の意思のぶつかり合いに至るか――
どちらが戦いを制するのか。それは無論、この場における首魁たるナイトハルトを倒せるか否かが要……故にこそ終焉獣達はイレギュラーズらの攻勢を阻まんとベヒーモスと共に終焉の悪意として立ちはだかる――!
「勝利まであと少しです。全力で押し切りましょう――
こういう荒事にこそ鉄帝国の力の見せ所。
単純な殴り合いにおいて比類する国が無い所――見せてやります」
「ぉぉお!! イレギュラーズに続け! 戦える奴は力を振るえ――!」
言を紡ぐはオリーブだ。鉄帝国の中でも有数の名声を宿す彼と戦えるとなれば士気が上がる鉄帝国の者は数多に。戦いによって疲弊は大きいが、最後の余力を絞り上げ敵へ立ち向かわんとする。
そう――誰も彼もが死力を尽くしているのだ。
勝利の為に。成すべき明日の為に。ならば。
「自分も負けていられません」
オリーブは往く。終焉獣の群れを乗り越え、ベヒーモスへと。
連撃成してその身を削るのだ――踏み込む一歩は大げさなまでの大跳躍。
ベヒーモスの巨大なる足を回避しつつ全身全霊の一撃を、此処に!
「……ノアは止めました、次はあなた。
その命。あくまで再現にして虚ろであろうと……
これ以上、その魂に罪は背負わせません――」
続け様には雨紅もまたベヒーモスの下へと向かおうか。
奴は、ヴィッターの指揮のミスにより動き乱れる様子があるが、それでもただ動くだけですら脅威たる威力を秘めている。故に雨紅は一片の油断もせず――卓越した動きと共に奴の一撃を回避しながら接近しよう。
ベヒーモス。滅びの道具としてこの世に顕現させられた存在よ――
「たとえこの身が、罪を重ねたものだとしても。
この武器が、誰かを傷つける罪と共にあるとしても」
今の私は。この世界を――愛しているのだから。
「滅ぼさせない為に、私は私の意思で、この槍を振るいましょう!
誰かに使われる道具の一端ではなく、此処に存在しうる『私』として!!」
『――――!!』
確かなる決意と共に刃を振るう。迷いなく、直断しうる斬撃をベヒーモスへと。
声高に叫びながら。慈しむ心の奥底から、吼えながら!
「『大いなるもの』は始末してきた。もう少し働きに来たよ。
とんでもないモノがこっちにもいるみたいだけど……もう少し、かな?」
「でーおーくれーたー!! けれどまだ辛うじて間に合ったかしらね!
なら――あのでかいのを盛大に狙うとしましょうか。加減は不要よね!」
更にはモカやAliceもまた攻勢を畳みかけるように。
周囲の仲間と共に動きを連動させながら戦おう。幸いにしてベヒーモスはデカすぎる――つまり攻撃を当てる事に関しては容易なのだ。Aliceは只管連打するように魔術を紡ごう。彼女の思考の中で昇華される混沌魔術は虚無を帯びベヒーモスへと襲来し。モカも奴を穿つ点を見据えたかのように、的確たる一撃を叩き込む。
が、無茶はしない。ベヒーモスが嘆きと共に彼女らを払わんとすれば、警戒と共に備えようか。
「――世界は守らねばならんし、力の限り護るつもりはある、が」
それでも。モカにはあるのだ。
『この先』の世界でやりたい事が。
生き残る意思がある故にこそ――こんな存在如きに命などくれてはやれぬ。
「ふぅむ……わしも、皆の背中を押すくらいはしようかのう。
行きなさい、後悔しないように。
生きなさい、満足しうるように」
「……失うのは、かなしい、もの。ニルはそんなの、いやですから」
さすればそんな皆へと治癒の力を注ぐのが潮やニルであったか。終焉獣らの牙によっても傷つく者はいる。だからこそ命を繋ぐ為に潮はそういった者達を即座に癒すのだ。やりたい事をさせてやる為に。この身を賭して彼らの道を繋がんとする。
そしてニルも失いたくないからこそ、力を振り絞るのだ。
大切な人や場所を無くすのは、悲しい。
……分かっている。胸の奥で軋む何かが、きっとそうなのだと。
だからこそ己は此処にいるのだ。
「いけます、まだまだ……『おねえちゃん』……!」
ありったけの魔力を注ぐ。治癒だけに非ず、攻勢に転じて。
狙うは滅びを齎さんとする全てへと。その魂全てを穿ち貫く神秘を、顕現す!
湧き上がる魔力はきっとニルだけのモノではないのだ。
おねえちゃんのアメジスト。
テアドールのベスビアナイト。
ニルのシトリン……
それら全てが煌めいている。共鳴するように。救う意志に呼応するかのように。
故に、ニルは。指輪に口付け。杖を構えて、まっすぐ前を見据えて――
叩きつけてやろう。
想い出を。皆を壊そうとする輩に『いや』だという意志を!
『――■、■■■、■■■■■■■■――!!』
ベヒーモスが雄たけびを挙げる。それは積み重なる痛みが無視できぬ領域に至っているが故か。腕を振るい、足で払うような動作にてイレギュラーズ達を押しのけんとしている。
「世界を滅ぼす悪意に看守が負ける訳ないでしょうが! 悪意を外に出さないために私達はいるのよ……さぁ、とっとと御帰り願おうかしら! 永遠に出てこれない場所に――閉じ込め直してあげるわ!」
だがそれでも、それでも――決して攻撃が途絶えぬのだ。
今この時を逃す意は無いとセチアは撃を紡ぐ。いよいよ大詰めのこの段階で体制を立て直させたりなどするものか。全力で攻撃を重ねベヒーモスを仕留めんとする……が。
あぁ。この場には深緑で縁を繋いだクェイスは、いない。
でも。
(――貴方はこの先で待っていてくれてるんでしょう?)
なんとなく、そんな『確信』があるのだ。
それは彼女の身に纏っている彼の加護もまた――影響しているのかもしれない。だから。
「蘇った滅びの象徴よ、在るべき所へ還りなさい!
此処は……貴方が居て良い世界ではないわ!」
告げよう。滅びしか齎さない存在など決して許さないと。
クェイスが帰ってこれるこれる場所を護る為にも、彼女は全霊を賭すのだ。
「見ろよ、さっきからバランスを保つのも一苦労って感じだ。
限界が近いみたいだな……! いよいよ正念場ッ!
よぉし、百合草、フラーゴラ、もういっちょ気合入れてくぜ!」
「うん――! 瑠々さん行こう! 世界が滅んじゃったら意味がない……
私達の決着を付ける為にも、明日を切り拓くんだ……!」
「あぁ。望まれた泰平はきっとすぐそこだ……!」
そして零とフラーゴラは引き続き瑠々と共に戦場に立ち続けるものだ。
敵の反撃の猛攻に対しフラーゴラは治癒の力を紡ぎ続けよう。瑠々も終焉獣らを打ちのめしつつ、旗を掲げ周囲に加護を降り注ぐ――同時。フラーゴラが思考するのは……『泰平』への想いについて、だ。
手段や結果は違えども。決して共に進めぬ一線はあったが――
それでも偲雪さんも願ったのは平和だったと思う。
願いは同じだったのだ。
ならばこそ戦える。ならばこそ滅びに対し、同じ方向を向いて歩ける!
そう信じればこそ湧く力はまるで無限の如く。
「行くぜ――そろそろぶっ倒れろよ、テメェはなぁ!!」
更に零はフラーゴラからの治癒を受け取りながらベヒーモスへと吼えるものだ。
巨体であるが故にこそ弱点となる箇所も大きかろう。力の限り斬りつけてやる!
一閃、二閃。あぁこの一時が、微かに惜しい。
……可能であれば犠牲なく全員で生きて、また同じく笑い合いたいのだ。
世迷言だと思われようと――あぁ。
ただ、願うだけなら。なんの罪もあるまい。
もしもこれから全部の決着がついて。もしも世界が存続出来たら……
「また会おうぜ、百合草。パンなりなんなり奢るからよ」
「――全く。パン以外に何かないのか?」
「ハハ。それが俺だからな」
楽しい未来を考えるぐらい、良いだろ?
0でないのなら。何を想ったって――良い筈だ。
「逃さない……! ヴィッターを此処で堕とすよ! あそこだ、見つけた!」
「頼んだぞ、レイテ!! 安藤!!
武蔵も共に往こう、ここを逃せば再び敵は体制を立て直すかもしれない……勝負所だ!!」
「ええ、共に戦いましょう、武蔵さん!
レイテさんの大切な仲間なのであれば……ぼくにとっても仲間ですッ!
決着まで駆け抜けましょう。あと一息、あと一歩を!」
と、その時だ。ベヒーモスへトドメを刺さんと攻勢が最高点に達さんとしていると同時――レイテ、優、武蔵の三名は後退するヴィッターの姿を捉えていた。奴さえ崩し切ればベヒーモスの動きは完全に乱れ、趨勢を手にすることが叶うだろう。
故に逃さぬ。
レイテが盾役としてヴィッターからの射撃に抗し、武蔵と安藤が踏み込むのだ。
終焉獣らが妨害しに来るが――その程度何のことがあろうか!
「さっさと退場して頂きたい! 悪たる演者は、舞台からの降り時を見誤らぬ事です!」
「僕の終わりは僕が決める。お前達如きに命をくれてやれるものか……!」
優は終焉獣共を纏めて呑み込む形でヴィッターにも撃を放つ。
それは黒き粘液状の生物の召喚だ。奴を押し留めんとする意志が底なし沼の様に顕現する。とにかく一歩でも進ませまいと。己に注意を向けんとして……直後には武蔵の一撃も続こうか。武蔵の射撃、例えヴィッターが彼方に逃げようとも飛来する砲撃。
「外したと、思ったか? ――甘いッ!」
「くっ――! なんてしつこい連中だ……!」
ヴィッターの脚を止める為に降り注がせ続けよう。
終焉獣共が守らんとするならば先の優と同様に纏めて吹き飛ばしてやる。
時にはレイテも防から攻へと転じるものだ。集まりし敵を炎によって焼き尽くす。
「さぁ次はどいつかな……! 死にたいなら掛かっておいでよ!」
あくまで盾としての役目を忘れるつもりはないが。攻撃を遮断する守護の術式がある間であれば、武蔵らに自分諸共敵を撃ってもらう手はあるのだ。限られた戦況の中でもやれる事を全て尽くして――勝利を目指さん。
三者の猛攻たるや凄まじいものであった。その勢い、正に三つの鉾が如く。
ヴィッターがほぼ進めぬ。終焉獣らの加勢も左程の影響もない程に。
そうしてヴィッターの後退を遅延させていれ、ば。
「貴方の恨みは、世界を天秤にかけるほどの恨みだったですか?
世界を滅ぼしてでも、成し遂げない、ことがあるのですか?」
とうとうメイ達もヴィッターを捉えた。
メイは、言う。生きるとは楽しい事ばかりではないのだと。
生きていれば何かを憎んだり恨んだりする事も……
消えてしまいたくなる時だって、ある。
けど!
「生きているなら、生きている限り、進まないといけないのです……!
それを邪魔しようと、するのなら、メイは……ゆるしません!
メイは、明日を迎えようとする人たちの護り手です!」
「――黙れ!」
ヴィッターが怒の感情を発露しながら引き金を絞り上げる、が。既にヴィッターとの交戦によって彼の射撃を見極めていたメイは、物理攻撃を遮断する術を張り巡らせておいた。万一の事を考えギルオスやイラスにも至らせれば万全である。
誰一人倒させやしないと――メイは力を紡ごう。
ヴィッターの行動を許す訳にはいかないのだ。だから――
「もう一度ベヒーモスを操らせる訳にもいかない。
連携はもうここまでだ。ここで……終わってもらう」
メイの治癒を受け取りつつ飛呂もまたヴィッターへと接近しよう。確実にヴィッターの動きを縛らんと彼は着実にヴィッターへと撃を成す。彼は負傷しているのだ。同じような攻撃を繰り返したとて、見切る余力があるかどうか。
「えぇい――どうして誰も彼もがやってくる。君達に一体」
「何の繋がりがあるかって?」
……俺はただ、故郷を、俺の帰りたい場所を守りたいし。
帰りたい場所があるって人がいるなら、手伝いたいってだけ。
――それがそんなにおかしい事だろうか?
「帰りたい場所ってのはさ、土地とか世界だけじゃない」
『人』だったりもするんだろう。
……ナイトハルトはそういうのを持ってない人だったり、或いは。
失った人だったんだろうな、って思う。
それは悲しいし、寂しいよな。でも。
「俺だけじゃない、きっと皆も帰りたい場所があるんだ。
だからさせる訳にはいかない。乗り越えさせてもらうよ――」
「そうよ。言ったでしょ、させねーって。
アタシが殺すって決めたんだから、アンタは死ぬんだよ。ここで一人、冷たくね」
「ぐ、ぅッ――!」
直後。数多のイレギュラーズの攻撃によって意識が前面へと集中したヴィッターの横っ面を殴り飛ばしたのは――京だ。逃がさないつってんでしょーが。
彼が銃撃で反撃してこようが今更そんなものに臆す彼女なものか。
固めた五指はまるで鉄、いやそれ以上の金剛が如く。
再度撃ち抜く。確かなる意志と共に……
あのね。ワタシね、彼を諦めた訳じゃないの。
だから。
「あなたは本当に邪魔」
「なんだと――?」
「あなたがどう動こうがね、もしも万が一彼が死んだら――」
ワタシのチャンスがなくなるでしょ? 分かる?
色仕掛けでも既成事実でもなんでもいいが紡ぎたい未来があるのだから――いや待ってくれ京、既成事実というのは――などという『彼』の声が聞こえてきたがするが本心なので関係ないし問題ない。それよりも、ヴィッターは仕留める。
絶対に逃がさない。絶対に殺す。
不安要素はここで終わりだ。仮にヴィッターが強引な逃亡を見せようと、備えもある。
極限の殺意。京の猛攻がヴィッターの脚を完全に止めて……
「つまり――ええ。流石にお判りでしょう?
ここから先は、ヒロインの舞台です。我々端役は、ここで退場だ」
「――ヴィッターさん。これで、最後だ」
「お、のれ……ハリ、エット……ッ!!」
そして終焉に属した彼に『終わり』が至る。
寛治が紡ぐ射撃が完全に彼の逃げ道を塞ごう。ベヒーモスや終焉獣などを撃ち抜く一撃を与え。そして直後には――因縁ありしハリエットも姿を見せる。
その瞳に宿りし感情は、決意だ。
「私は貴方の命を背負う」
そして。
「今まで犯した罪と貴方を殺した罪を背負って、これからも生きていく。
……灯をくれた人と共に。過去は変えられないけれど。それでも――
この先は。その人に恥じない生き方をするんだ」
「欺瞞だ。背負うなんて、罪から逃れようとする者の都合のいいワードなだけだ」
「それでも。『そう』だと決めるのは、貴方じゃないんだ」
例えヴィッターが何を言おうと心が惑わされる事はない。
……生きるためになんでもやった。殺人と自身を売ること以外はほぼ何でも。
この手が汚れてないなんて決して言えない。けれど。
――君は他人を信頼したくないのか、それとも信頼できるなら信頼したいのか。
あの時くれた言葉が、私の始まりだったんだから。
前を向いて生きていく。
「幸せになんてさせるか――ハリエット!」
「――ッ!」
「どこ狙ってんのよ――アンタは、最後まで!!」
だから動く。
その言葉をくれた人を護るために。
ヴィッター最後の足掻き。ならばと狙うはギルオスだ。
傍にはイラスがいる。援護せんとヴィッターの動きに目を光らせている寛治もいる。メイの注いだ守護の術式もある。更には傍にいる京が狙いに勘付いてヴィッターの首筋へ蹴撃を繰り出さんとしているか――だからその一撃が彼の命を奪う事が出来る可能性は低い。だけどハリエットにとってはそんなの関係ない。
護りたいと思うから護るんだ。
射撃音。その音色はほぼ同時に鳴り響きて。
一つはハリエットの肩を抉る。
そしてもう一つは――
「――」
ヴィッターの額に吸い込まれた。
鮮血迸る。それは命を奪った、正にその証左。
だけど。生きていくと、決めたのだから。
「ハリエット! なんて無茶を……! 君が死んだら、僕は」
「――ギルオス、さん」
駆け寄って来る姿があった。肩を負傷し、倒れようとした彼女を支えるギルオス。
暖かな手の平が、包み込む。
あぁ。
混沌に来てから随分経ったけど。時を重ねて、貴方に恋する気持ちを教えて貰った。
いや、恋よりもっと大きくて、温かい。
きっと、これは愛情。
――愛してるんだ。
「……さて。メインを邪魔する端役が退場――は良いとして。しかし雑音が満ちますね」
直後。ベヒーモスの暴走が一段と激しくなった。
見据えるは寛治だ。ヴィッターを喪い制御が外れたが故か?
いや――それだけではない。むしろ度重なる攻勢に伴った最後の断末魔のように感じ得る。限界が近いのだと。ならば、と。
「しぶとい奴じゃの。しかしそろそろ限界であろう。
然らば見るが良い。麿が真髄……超夢心地技を……」
追撃するように至るは夢心地だ。練りに練り上げた御殿様ゲージは既に最終段階にまで至っている――ならば今こそ解き放つ時。ワイバーンを駆りながら飛翔せしめ、急降下。超速の儘に振るわれるソレは究極にして絶対奥義ッ!
――シン・シャイニング・夢心地・アルティメット斬!!
輝いて! 煌めいて! ときめいて!
「ぬぉぉぉおおおりゃぁぁぁああああああああああッ!!!」
夢心地の全霊が刀に宿る。眩いばかりの光が発せられればまるで太陽が如し。
ベヒーモスを両断せんと――斬撃煌めく。
奴の右頭頂部付近から左腰へと掛けて一閃。軌跡がまるで光の如く描かれ……
さればベヒーモスの身が大きく揺らぐ。あと一歩――!
「よし、一気に押し切ろう! ベヒーモスさえ倒せればこっちのものだよ!」
「然り。だが手負いの獣の最後の足掻きを食らう訳にはいかん。
速度は緩めぬからな――落ちるなよ」
「勿論! そこは任せて!」
故。スティアは、この一瞬を正念場と見据える。
クワルバルツの背に騎乗せし彼女は戦場を駆け巡りながら加護を齎し続けていた。治癒を。活力を満たす術式を。数多を用いて彼女はイレギュラーズ達の援護を成さんとする――
同時に想うのは。カロル・ロゥーロルゥーの事だ。
本物の方は竜と共にあったと聞く。彼女も遥か過去、こんな景色を眺めたのだろうか。
竜の背より眺める地平は遥か彼方まで捉えられるが如し。
……偉大な聖女に肩を並べられたかは分からない、けれど。
「聖女と理由が力を合わせて勝てない敵なんているはずもないよ!
――ベヒーモスを倒そう。滅びの化身を倒して、人と竜の可能性を……見せるんだ!」
「そうだよクワルバルツちゃん! 相手が世界のなんだろうと、関係ない。
私達は生きている。私達は此処に確かにいるんだって事を証明してみせよう!」
「むっ。おい、お前までいつのまに私に……!」
刹那。スティア以外の声がしたと思えば、サクラではないか! まぁまぁいいじゃん! という形で乗せてもらい機を窺っていたのだ。ベヒーモスに隙が出来る瞬間を。そしてその時は来た……!
「細かい事はともかくクワルバルツちゃん、ベヒーモスの直上に移動して貰ってもいいかな!? そうしたら後は思いっきり叩き落して! 大丈夫、生き残ってみせるから!」
「注文の多い輩だな――! 死んだら自らを恨……せめて話を聞けェッ!!」
重力の力を用いてベヒーモスへと撃を叩き込み続けるクワルバルツ。
であれば、その周囲では非常に強い重力による奔流があるものだ――
サクラはソレをあえて利用する。恐れなく地上方向へと向かって、跳躍。
――神速の勢いで跳び降りたのである。
返事もろくに聞かず、しかし信じているからと。
往く。ベヒーモスが悪あがきの如く巨大なる腕を振るってくるが。
知った事か。
「お祖父様、力を貸して……!」
紡がれた想いがあるのだ。こんな存在に断ち切らせなどしない――!
腕が振るわれれば、その腕を逆に足場にしてやり、更なる跳躍と成せば。
「これが私達の! 人と竜の絆の一撃だぁ――!!」
斬撃一閃。斬りこんだ。
先程夢心地が斬りつけた方向とは逆の左側から斜めに。さればベヒーモスに刻まれるのはまるで――十字の刻みが如く。罰を与えし斬撃が……
滅びの象徴たるベヒーモスを打ち倒そう。
――消えていく。R.O.Oデータよりサルベージされた存在であるベヒーモスは、まるで砂の如く。外殻より徐々にその形を保てなくなっていく。仕舞にはその巨体が地上へと倒れ込もうか。
されば終焉獣達が幾らか下敷きになるものだ。
衝撃波。後ろに倒れ込んだが故にこそ、イレギュラーズ達には左程の被害はなく。
逆に終焉の側には多くの被害を齎す――滅びの化身の筈がなんたる皮肉であろうか。
そして。眼下に生じる混乱をネロは見逃さない。
終焉獣。人狼――それらを打ち倒し最後の道を作らんとして。
「ネロさん、大丈夫? ナイトハルトからの干渉があったら言ってね……!」
「大丈夫だヨゾラ。この距離ならば……そして今奴に加えられている攻勢を想えば、今私に干渉している余裕はないだろう。だがやはりこれ以上奥に進むのは難しいがな――すまんな」
「謝る事はないよ! あと少し、絶対に気を抜かないで……このまま行こう!」
刹那。ネロに続く形ヨゾラと祝音は攻撃に加わっていた。ヨゾラはネロの身に異変が生じないか常に警戒もしながら、終焉獣らへと再び星空の魔力を紡ぎ続ける。彼を決して操らせたりなどしない……!
そして祝音は治癒術によって皆の攻勢を助けよう。
本当の所はナイトハルトに攻撃しに行きたい想いはある。
だが――それ以上に誰かが操られたり、倒れたりするのは嫌だから。
「僕はここで、僕に出来る事をします、みゃー!!」
力の限り振るおう。パンドラの加護を身に纏い、力を得ながら。
同時。思考するのは……ナイトハルトの事も、だ。
妹さんの事が彼の戦う理由だと聞いているが。
(どの位覚えてる? 妹さんの事……)
僕らはその人の名前も知らない。きっとナイトハルトの想い出の中にあるのだろう。
話したい事があるのなら。話したい人にだけでも話した方が良い。
死んだらお話も自由に出来なくなっちゃうって――分かってるでしょ?
「ナイトハルトに、届くかな……!」
「ヨゾラ、私の事は気にするな。君は君の本懐を果たしに行きたまえ!」
「――うん、ごめんねネロさん。行ってくるよ!」
同時。ヨゾラは視線の彼方、ナイトハルトがいるであろう地を見据える。
全ての不安を潰す為にはやはりナイトハルトを倒す他ないのだ。
だから、往く。
「それに一回位は……とっておき、見せておきたくてね!」
「おやぁ? ベヒーモスを完全に倒したのかい?
それぐらいで調子に乗るのは早いよぉ――♪」
パンドラの加護を纏いつつナイトハルトへと撃を叩き込む。
光り輝くそれは星を纏ったが如く。破壊の意思を携えた撃で――ぶん殴る!
遂にナイトハルトの下に集結する者も多くなる中。
ネロの動きに続くのは鈴花もであったか。
どうしようもなく心が熱くなるのは、生死かける程ひりつく戦いのせいか。
それとも――
(隣にアンタがいるからかしら)
並んで突き進んで、時には背中を預けて。そんなのがどうしようもなく心地良い。
「ねぇ、今度約束してよ」
「――何を?」
「オススメの店があるのよ」
一緒に。練達の美味しいスイーツの店に行く事。
似合う服を一緒に選ぶ事。街を巡って一杯楽しむ――
そんな『また今度』の話をする事を。
「……ふっ練達か。行った事のない場所だ」
「いい場所よ。来るわよね?」
「ああ――そうだな。行こう」
『また今度』が必ず来ると信じているから。
「ええ行きましょう――ええ! ネロ、一緒に行くわよ!」
刹那。鈴花の胸中に過った思いは何だったか。
この気持ちがなんなのかは分からない。だけど、なんとなくあったかいのだ。
もっと知りたくて。もっと触りたくて。湿気た――悲しい顔をしてほしくなくて。
そんでもってアタシがぎゃんぎゃん騒げば。
困ったように笑う顔を見たいのよ。
そう思えばこそ、かつてない程に己が奥底から力が湧き出でる。
五指を固めた拳に力が宿ろう。あぁネロ――
約束した。約束したのだから、今度こそ共に行こう、最後まで。
未来を掴むのだと!
成否
成功
状態異常
相談掲示板
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【1】にてベヒーモス狙い
瑠々さんの援護を受ける感じ
誰でも参加どうぞ!表明なくても大丈夫。4月29日朝8時が実質〆切だね。
ワタシのプレイングは提出済みだよ。他のチームタグや参加者の人たちもがんばって!ワタシもがんばる!
引き続きネロさんと一緒に戦いたいけど
ナイトハルトもぶん殴りたいしやりたい事もあり…うーん悩ましい!
27~28日中にはプレ送信予定だよー。
【残夢】のみなさん、そしてメリーノさん
ありがとう。そちらもご武運を。
【暁星】
>囲さん、京さん
来てくれて嬉しい。ありがとう。頼りにして、ます。
今回も付き合わせてもらうよ。
動きも変わらず、妨害重視ってつもり。うまく使って、決着しっかり付けてきてくれ。
【残夢】
人数確定は27日22:00
プレイング締切りは29日の締め切り…実質28日中になると思います!
行先は【3】、ナイトハルト様への攻勢です。
…といいつつこちらのタグの目的はあの賽銭泥棒金髪馬鹿……おっと!メリーノ様の援護を目的としております。
もしも来て頂ける方いらっしゃいましたら、神社の相談までお願い致しますね!
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899
【暁星】…ハリエット様の方も、ご武運をお祈りしておりますね。
戦場は違いますが…ともに頑張りましょう!
・プレイング提出:28日中
・目的:【1】にてヴィッターの撃破
・サブ目的:イラス、ギルオス両名が死なないよう援護
*ナイトハルト、ベヒーモスを範囲攻撃に巻き込む等は個々にお任せ
という感じでいるよ。
参加宣言はあると嬉しいけど、なくても構わない。
相談場所を設けたりもしていないから、今まで縁等ない人も気が向いたら来てくれたら。
よろしくお願いしま、す。
からの定時連絡よ。騎兵隊は【1】で出発予定。敵を正面から食いちぎりつつ、ナイトハルトに打撃を加えに行く予定。あいつにはたっぷり楽しんでもらうつもりだから。皆よろしくね
メリーノの馬鹿が自分で立てたチーム抜けて、ワガママを通しに行くみてえだ。
こうと決めたらやり切る頑固なやつだから、やると言ったら派手にやること間違いなしだ。
つうわけでだ。
頼む。あいつのダチや、あいつを死なせたくねえやつは【残夢】で共に戦ってくれ。
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899
ヴィッターさんがまだ生きているなら、私は彼と決着をつけるために動くよ。
ただし、ナイトハルトさんにも手が届く現状。
前回同行頂いた方がそちらに向かうなら、それでいいと思ってる。
屹度これが最後だから、後悔のないように動いてくれたら、いい。
でも、もう一度一緒に来てくれるなら、嬉しい。
来てくれる方がいらっしゃるならば、どうかよろしくお願い、します。
でも絶対必ず行きたい!って思ったらプレイングははやめに、かな
このデータウィルス、今なら何か使い道あるのでは?と思ったっす。あ、2個あるっす。
んまー、アタシもちょっとギルオスさんの動き待ってたところもあるんだけどね!
【暁星】
ギルオスさんとイラスはアタシが注意しとくよ
ああ、よろしくな。
行動方針も了解だ。かばうとかは難しいけど、封殺で敵止められるようにそっちも意識しておくよ。
囲さん、京さん。来てくれて嬉しい。ありがとう。
一緒にがんばろう、です。
状況更新されたので、【暁星】の行動方針も若干変更する、よ。
タグ【暁星】
【1】攻勢方針
目標:ヴィッター・ハルトマンの撃破
(及びベヒーモスへの攻撃*範囲攻撃に巻き込むとか)
プレイング締め切り:12日0時頃
上記に加え、副目標として…イラスさん、ギルオスさん両名に危険が及びそうになった場合は彼らを守ってほしい。
私ができればいいんだけど、私はヴィッターさんの餌だから難しいかもしれなくて、ね。
ギルオスさんが別所に出てきた場合、そっちの援護に向かってほしいって思ってたから、声をかけるの迷ったんだ。
彼の眼前では私に限らず誰一人として死なせたくないんだ。悲しませたくないから……ね。
敵は特に指定せずに蹴散らす感じか、ベヒーモスを相手に、と考えているよ。
このタイミング、このタイミングとはなぁ‥どんぴしゃりって奴だな。だがきてくれたのはどうあれ嬉しいぜ…!
フラーゴラ、俺も【泰平】の方、参加して大丈夫か?
えっと【1】にて瑠々さんの恩恵を受けながら【泰平】ってチームタグを作ろうと思うよ。偲雪さんも願ったのは平和だと思うから。
はいはーい、アタシ行くよー
水臭いなー、ハリエットちゃん
アタシに声かけてくれたらいいのにー!
アナタが危ない目に遭っちゃ困んのよ……悲しむヤツが居るでしょ?
ヴィッターの撃破手伝いに行くプレは出してたんだ。早めに無力化した方が良さそうだしな。
動きとしては封殺だのでの妨害狙いと、こっちの攻撃への対処意識させることで、少しでも味方が動いたり接近しやすいようサポートを、っての考えてた。
範囲もあるんで、可能な限りベヒーモスも同時に狙っとくよ。
プレイングをすり合わせるとかはしないし、相談場所もない、です。
参加の意思表明はあれば嬉しいけれどなくても大丈夫。
同じ目標に向かう人がいたら、よろしくお願いします。
タグ【暁星】
【1】攻勢方針
目標:ヴィッター・ハルトマンの撃破
(及びベヒーモスへの攻撃*範囲攻撃に巻き込むとか)
プレイング締め切り:12日0時頃
目標は、私を狙う…私と同じ世界から召喚されたヴィッターさんの撃破。
因縁もありはするけれど、ベヒーモスの動きを乱すために狙いたいところ。
そうそう。同じ場所に居るアユアは友人なんだ。
彼女は口は悪いけど、なんだかんだ言いながら力になってくれると思う。
プレイングの文字数に余裕があれば、彼女にも声をかけたいな。
【飛】により味方の集まっている場所から引き離すことと、あと不殺での対処を考えています。
爆弾処理だというなら、爆発するタイミングも調節せねばならないでしょうから。
ヴィッターさんは私を見たら狙って来るだろうけれど、友人(アユア)が来てくれたことだし、行かなきゃ。
タグを作るかどうかは少し考えてからにするけど、今の行き先予定を表明しておく、ね。
行き先は【3】ナイトハルトです。危ないのはわかっているから、無理には誘わないけれど、行先が一緒の方はご一緒できたらなによりだわ!
https://rev1.reversion.jp/guild/1381/thread/23899
相談所も貼っておきます。どうぞよろしくねぇ
からの定時連絡よ。
現在方針の策定中。
予定としては現在ナイトハルトの攻撃が向いているというのを戦術的に利用したい。
ナイトハルトへ向いて更にヘイトを引くか、あるいは解体中のベヒーモスを相手にするか。その辺りは意見を皆から聞きながら決めるから、時間をちょうだいね。
【1】でネロさんの加勢に向かうから、同席するみんなはよろしくね。
パンドラに余裕あるボクが抱きついて遠くまで持ち運ぶとか考えたっす。制御不能なブリンクスターとかあればっすけど。
他には【飛】でできる限り遠ざけるように吹き飛ばすとかっすか。
僕は【1】でネロさんと一緒に戦う予定。
ノアを倒すと滅びのアークの放出で危険みたいだし、対処法も考えてみる。
ノア:
体の内側にアークの塊というかそういうものを詰め込まれてて、破壊される時に爆発する爆弾みたいなもの
これ、このまま壊しちゃったら味方のイレギュラーズに甚大な被害を及ぼされることが考えられるわ 対処をしなきゃまずいとおもうの
壊れかけ爆発直前の、爆弾を抱えているのと同じだわ。被害範囲も書いてない、大きな被害、としか書いてないから、十分に注意して欲しいの
ごめんなさい。当初予定より唐突に締切が変更されたから作戦は変更。
前線を全力で押し上げるシンプルなものに変更するわ。
申し訳ないけど、よしなに。
「章変更がない場合、4/6にナイトハルトへ向けての進撃。からの奇策として強引に攻めた段階で回頭。友軍と合流する形で敵を挟撃する」
という挙動を取ろうと思う。ちょっと強引に状況を回したいと考えるからね。
うまく使って頂戴。
ただ、運営スケジュールの都合で低速にしてる可能性もありそうな気はする……。
まぁ、プレイング確認済で待つしかない俺が言っても仕方ないことだが。
しかし、章が変わらずに、この状態か……。
少し待ってね。【4/3以降に次の行動を決定する】から。
部隊規模の怒りみてえなもんか!
ナイトハルトのマップ攻撃引き付けてくれてるのありがてえ!
注意も騎兵隊に傾いてるってことだしな!
カイフクナゲトクネ
次はナイトハルトからの砲撃を迎撃していこうかなって思ってるよ
第一陣は(12名)
イーリン、シェンリー、雲雀、エレンシア、黒子、ゴリョウ、彩陽、オニキス、カイト、フォルトゥナリア、武器商人、シャルロッテ
作戦目標は「鶴翼の陣を用いて友軍と効率よく殲滅を行うための攻撃」よ。
第二章以降は追って連絡するわ。
相談場所は下記の通り。迷ったら参加、いつでもよろしくね。
https://rev1.reversion.jp/guild/520/thread/23894
――【騎兵隊】よ
https://rev1.reversion.jp/guild/520/thread/23894
この場所で相談中
【ナイトハルトへの道を作るための突撃】を敢行しようと思うわ。
そうすれば、私達へナイトハルトの攻撃が向きやすくなるはずだから。
皆の周辺掃討が用意になると思う。
出発予定日は22日、前倒しになる可能性アリよ。
参加者などはいつでも――よろしくね。
取り急ぎ、たみちゃんに神社を借りて相談場所を作ってきたよぉ
【残夢】ご参加いただける方は来ていただけるとありがたいわぁ!よろしくねぇ!
最初は終焉獣狙いで行くよぉ、一応タグ置いておくねぇ!ご一緒できるようなら、是非ご一緒しましょ
【残夢】
見果てぬ夢の先、という意味を込めて。ナイトハルトちゃんが壊したい未来、よりもっと先を目指さないとね!
どいつもこいつもぶっ飛ばして、ハッピーエンドをもぎ取りましょう!
ひとまず撹乱していくわ、BSばら撒くわね!
とりあえずは無数にいる終焉獣の数を減らしていこうと思ってる。
私の命を取りに来る人がそのうち現れるだろうから、その時は対処する。
今度こそ、決着をつけないといけない、から。
GMコメント
●成功条件
ナイトハルト・セフィロトの撃破。
●フィールド
『影の領域』と呼ばれる地です。
周囲には『終わり』の気配が溢れている、不穏なる地です。
しかしこの地を突破し終わりを跳ね除けねばなりません――!
第一章時点の状況では大量に存在する終焉獣や、それらを率いている中核である『ノア』らへの攻勢が重要となりそうです。
ナイトハルトは攻撃できるような位置には姿は見えません。ただし、向こうは貴方達を見ているかもしれません……
●『パンドラ』の加護
このフィールドでは『イクリプス全身』の姿にキャラクターが変化することが可能です。
影の領域内部に存在するだけでPC当人の『パンドラ』は消費されていきますが、敵に対抗するための非常に強力な力を得ることが可能です。
////////////////////////
●敵戦力
●『始原の旅人』ナイトハルト・セフィロト
始まりの旅人を名乗るイレギュラーズです。
永き時を研鑽し続けた彼の実力は脅威の一言。五指に嵌めている指輪からは強大なる神秘を感じえます。『皆が混沌法則レベル1に縛られるなら。ヨーイドンで実力の伸びが始まるなら。イレギュラーズの中では僕がナンバーワンだ』とは彼の言。
彼は個人的な『神』への恨みによりイノリ側に与しています。
彼がイノリを裏切る事は絶対にありえません。
つまり撃破する以外に道はないでしょう。
第一章時点ではおよそ攻撃出来ない位置にいます。
が、彼はなんらかの手段を用意していたのか、巨大な魔力の奔流による攻撃を仕掛けてくる事がある様です。
ランダムに攻撃が降り注いでくる事があります。ご注意を!(毎ターン必ずといった頻度ではない様です)
●ノア
ナイトハルトに忠実なる存在です。
恐らくプーレルジールでの技術などを応用して作られたナイトハルトの『駒』だと思われます。なにやら特別な出来らしく、非常に強力な力と『何か』を内包しているようです。
ナイトハルトの命に従い、イレギュラーズ達を殺さんと最前線で戦います。
具体的な戦闘力には不明な所がありますが強い滅びのアークを身に纏っているようで、彼女の一撃を受けると『通常よりもパンドラ消費が激しい』場合があります。(必ずではありません。
●終焉獣『ヴェアヴォルフ』
人の身になりすまし人を喰らう『人狼種』と呼ばれる終焉獣です。
尤も、世界の終わりを感知してか元なる姿である巨狼の姿を隠そうともしません。卓越した身体能力の牙と爪で皆さんに襲い掛かってきます。
●終焉獣×無数
様々な姿を持っている終焉獣達が無数に存在しています。
ヴェアヴォルフ程強くはないようですが多彩な攻撃手段で襲い掛かって来る事でしょう。
●???
仔細は不明ですが、潜んでいる敵戦力や増援として訪れる戦力がいる可能性が考えられます。
(シナリオ進行に伴って開示されます)
////////////////////////
●味方戦力
●練達ドローン×多数
練達への襲撃を跳ね除けた事によって、練達の動きは妨げられませんでした。かの地から大量のドローン増援が送られ続けています。耐久力は左程でもありませんが、常に飛翔し素早い動きをしながら、遠距離射撃を行う事が可能です。皆さんの攻勢の支援を常に行います。時には身を挺して皆さんを庇ったりする事もあるでしょう。
●鉄帝国軍人×多数
鉄帝からの増援です。ドローン程数は多くありませんが、一人一人の能力は遥かに上です。
果敢に敵に立ち向かい皆さんの援護も行う事でしょう。
●迷宮森林警備隊×複数
深緑からの増援です。優れた弓の使い手たちのようで、鉄帝軍人ほど多くはありませんが、精密な射撃で皆さんを援護します。
●味方NPC陣
以下、参戦しているNPCを記述します。
他、関係者を指定する事も可能です。
いずれの場合も攻勢や治癒、支援などを皆さんに対して行います。
マッドハッター(主に周囲に対し、戦闘支援の加護を齎します)
佐伯 操(主にドローンなどの指揮を行い、皆さんに的確な支援を行います)
ファン・シンロン(マッドハッターなどの護衛をしつつ皆さんにも援護を行います)
ゲルツ・ゲブラー(主に射撃援護を行います)
アウレオナ・アリーアル(主に近接戦闘による援護を行います)
メレス・エフィル(主に周囲に対し、治癒支援を行います)
ギルオス・ホリス(OPでは登場しましたが、今はいません。何かしようとしているようです)
●???
現時点では不明ですが、増援が訪れる可能性があります。
(シナリオ進行に伴って開示されます)
////////////////////////
●備考
本シナリオにおいては状況の変化により『敵戦力』の増加や『味方戦力』の増加が行われる場合があります。
●Danger!
当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。
////////////////////////
●第一章目標
・敵最前線の突破(ノアや終焉獣を押しのけ、ナイトハルトに接近してください)
行動方針
以下の選択肢の中から行動する方針を選択して下さい。
【1】攻勢方針
敵勢力に対し、攻撃や攪乱などなどなんらかの攻勢を仕掛ける方針の方はこちらをお選び下さい。
【2】支援方針
敵勢力に向かう面々に支援などを行う事を主としたい方は、こちらをお選びください。
【3】【ナイトハルト】への攻勢
ナイトハルト・セフィロトの姿が見えました。彼に対する攻勢や干渉を行う事が可能です。
また敵戦力『ノア』の脱落により、ナイトハルト周辺の防衛戦力(終焉獣)に乱れが生じています。
つまり第二章時点までよりも、ある程度危険性は減っています。ただそれでもナイトハルトに近付くと危険はあります――ご注意を!
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