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カタリヤ・8・梔の南極れごによる2人ピンナップ(横)クリスマス2017
カタリヤ・8・梔の南極れごによる2人ピンナップ(横)クリスマス2017
イラストSS
ワンルームの一人部屋に基本的な家具と、やや広めのテーブルに白と青のテーブルクロスの上に、人形を乗せる様な台に色鮮やかなツリーが添えられていた。
ベッドの上でカタリヤは、はぐるま姫をきらびやかな装飾が施された白いドレスに水色の靴下やヒール、頭には白い薔薇が美しいヘッドドレスを付けて準備完了だ。
「私の目に狂いはなかったわね……写真撮らせてくれない?」
はぐるま姫はこくりと頷くと、セッティングされた台座に乗ると裾を掴んでくるりと回る。
「ねえカタリヤ、こんな感じでいいのかしら」
嗚呼、精巧に作られた愛らしくもあり美しいその姿は、“作られた”のではなく“産まれた”が正しいのかもしれない。
はぐるま姫が踊る姿をカタリヤは、カメラのレンズ越しに見つめながら思わず吐息を漏らす。
「ついでにインタビューも。次のグラビアはあなたが独占よ!」
きらきら光る中、はぐるま姫はカメラに視線を向けながら微笑む。
カタリヤが装飾を買い込んで、服装や小物に合うように飾り付けした大変さを忘れる位に。
「カタリヤ、それは大袈裟だわ」
と、台座の上ではぐるま姫はクスクスと笑った。
貴女は私にとっての……