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イラスト詳細

カレン=エマ=コンスタンティナのゆりちかおによるおまけイラスト

作者 ゆりちかお
人物 カレン=エマ=コンスタンティナ
茶屋ヶ坂 戦神 秋奈
イラスト種別 おまけイラスト(→元発注イラスト
納品日 2021年12月24日

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イラストSS

 夜はいつでもやってくる。カレン=エマ=コンスタンティナにとってそれは紛れもない事実であり、それがゆらいだことはない。厳然たる事実とまで言ってもいいくらいだ。
 けれど同時に、夜はいずれ過ぎ去り次の朝がやってくることもまた、同じ言い方をするなら厳然たる事実であった。
 それは逢瀬という意味でも。
 茶屋ヶ坂 戦神 秋奈が脱衣所に立って、タイの結びを解いている。
 彼女のもついくつもの服装のなかでおそらくは標準的であろう、セーラー服めいた服のタイだ。
 マフラーは既に解かれ、かごの端にかかっている。
 その様子を横目に見ながら、カレンもまた自らの衣服に手をかけた。
 いや、手をかけたと表現してはいるが、常人が着衣を脱ぐ際の動作とはあまりに違う。
 浴室の扉を開き、タイルの上に立ち、胸元にゆびをかけてスッと千切るような動作をするだけだ。それだけで、彼女の衣服は血液となって流れ落ちていく。
 黒いリボンなど血液でない部分だけを手元に残し、それを秋奈へと手渡した。
 秋奈は無言で受け取って、自らの髪ひもに手をかける。
 まるでマネでもするようにスッとちぎる動作をすると、秋奈の髪が大きく下がった。
 長い髪だ。胸元が隠れてしまうほどの。
 そして秋奈は脱衣所のかごに、自分の髪ひもとカレンのリボンをそれぞれ投げるようにして、浴室へと入っていった。
 籠の底で、紙ひもとリボンが絡まり合う。

 担当GM:黒筆墨汁

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