イラスト詳細
Melting・Emma・Loveの傾 千悠によるおまけイラスト
Melting・Emma・Loveの傾 千悠によるおまけイラスト
作者 | 傾 千悠 |
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人物 | Melting・Emma・Love カルウェット コーラス |
イラスト種別 | おまけイラスト(→元発注イラスト) |
登録されているアルバム | |
納品日 | 2021年12月24日 |
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イラストSS
街に光るイルミネーション。ゆるやかな石畳の坂道を、ふたりが走って行く。
「Love、Love、あっち、いく、してみよう!」
「慌てると危ないの。焦ってもお店は逃げないの」
そんな風に言いながら、少女とも少年ともつかない、美しい造形のレガシーゼロに手を引かれ、赤いスライム状の人物がとてとてと坂道をゆく。
Melting・Emma・Loveというイレギュラーズで、異世界からのウォーカーだ。
全体としてみればおよそ不定形なのだろうが、上半分は女性の裸体を摸していた。今はコートのようなものを羽織っているが、ちらちらと見える表皮はそのままだ。
しかしいやらしさはなく、周囲の色鮮やかなイルミネーションを照り返し美しくさえある。
その手を引いているカルウェット コーラスはといえば、
可愛らしい角隠しをとリボンで頭を飾り、まるで今日が世界で一番の日であるかのように微笑んでいる。
見て、と言わんばかりに指をさす先には一軒の建物があった。
大きく掲げられた看板にはシャイネンナハトにちなんだ飾り付けが成され、街になじむイルミネーションでキラキラと光っている。
「ひっひー、楽しい、すごい、するな。今日、素敵な日、する!」
カルウェットのそんな言葉に、Loveは小さく『うん』と頷いた。
もうとっても素敵な日だよ、なんて思いながらも。
担当GM:黒筆墨汁