イラストSS

　それはすっかり夜も更けた、シャイネンナハト間近のこと。

「い”や”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！」
「もっと急いでくれ！　早くゥッ！！　ヒィ”ッ！！」

　女性らしさなどへったくれもない悲鳴を上げながらリコリス・ウォルハント・ローア（p3p009236）が必死にそりを引いていた。そりに乗った仙狸厄狩 汰磨羈（p3p002831）もまた必死の形相でリコリスから伸びる縄を握っている。
　何でもここは、低身長童顔成人男性が入ると出て来られなくなると噂の森であった。ならば女性である我々なら大丈夫だろうと入ったのが運の尽き。追ってくるのは無数のモミの木……じゃなくて。

　( ・◡・*)
　( ・◡・*)( ・◡・*)
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「「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！！！」」
　あちらからもこちらからも湧いてくる( ・◡・*)の木。圧倒的四面楚歌。
　彼女らはどうにかこうにか、這う這うの体でローレットへ戻り、もう二度とあそこにはいかないと頑なに首を振るのだった……。


　※SS担当者：愁