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ウィズィ ニャ ラァムのぺいゆによる2人ピンナップクリスマス2021
ウィズィ ニャ ラァムのぺいゆによる2人ピンナップクリスマス2021
イラストSS
●シャイネンナハトのその前に
ふわりと浮かんだ泡がパチンと弾けた。
親友(あいぼう)が長い指を輪っかにしてふうと息を吹き込めばまた新たな泡がぷかりと浮かび、器用なものだとエクスマリア=カリブルヌス(p3p000787)は思いながら泡の行方を追いかけた。
「強すぎてはいない、か?」
「大丈夫だよ、親友。ちょうどいい感じ」
「そう、か」
ちょうどいいかと口にして、エクスマリアは親友とは色味の違う金髪で掴んだスポンジでウィズィ ニャ ラァム(p3p007371)の背を擦った。
ウィズィはくすぐったげに笑みながら浴槽に満たされた泡を掬っては、泡を吹いてシャボン玉を宙に浮かべたり、エクスマリアの肌を泡で飾ったりしている。エクスマリアのチョコレート色の肌には、白い泡がよく映えるのだ。
「楽しい、か?」
「楽しいよ。親友は?」
「マリアも、うん、楽しい、ぞ」
声を立てて無邪気に笑うウィズィに頷き返すエクスマリアの感情は全て、ウネウネと蠢く髪へと表れている。
「よいものだ、な」
「うん?」
「泡風呂」
「でしょう?」
今日のお泊り会は、贅沢に。
新たにふうと吹いた泡が降ってきて、ふたりの髪を小さな泡が真珠のように飾った。
※SS担当者:壱花