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イラスト詳細

ココロ=Bliss=Solitudeの禾による2人ピンナップクリスマス2020(横)

作者
人物 ココロ=Bliss=Solitude
普久原・ほむら
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2020(サイズアップ)
納品日 2020年12月24日

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イラストSS

 それは、学校帰りで、年の瀬で。
 今日は2020年における最後の金曜日な訳で――つまりクリスマスなのだ。

「さむいね、ほむらちゃん」
 ことココロはイレギュラーズに海洋の医学校にと忙しい。
 だが学園にも通う身であり、そうなれば、たまにこんな事もある。
「あ、ココロさん。はい、寒さちょっとやばいですよね」
「ていうか呼び捨てとかちゃん付けでいいのに。そうだ、こうすると暖かいよ」
 言うなり腕を絡ませたココロに、ほむらは一瞬たじろぐが――
 イルミネーションに照らされたココロの笑顔が温かくて、自然と笑みが零れた。
 シャイネンナハトをクリスマスと呼ぶ、灰色の人混みが騒がしい街は――鉄と石に囲まれた不可思議な街は、それでもこの日、美しかった。

 そんなほむらの様子にコロロが感じる『これ』は、果たして安堵とでも呼ぶのだろうか――
 異世界出身者のほむらはよく、自分の姿と心は一致していないような事を述べることがあるが、けれどこの姿こそほむらが望んだものであることも直感していた。

 ココロはたびたび、本質を直感する。
 ほむらには選びたいものがあり、けれど巨大な心理的抵抗があるらしい。
 けれど心の中を蝕む凍てつく棘は、何時の日か溶けるだろう。
 曲がりくねった道を彷徨う果てに、待っている何かへと、たどり着く日が来るのだろう。

 ――だからココロはこの照れ屋の友人に、こうして手を差し伸べようと思うのだ。
 だって『彼女』にとっては、絶対にそのほうが良いに決まっているから。

*SS担当者:pipi

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