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バステト・ラー・アヌビスの棘ナツによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
バステト・ラー・アヌビスの棘ナツによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
シャイネンナハト。バステトとバスティスの世界ではクリスマスと呼ばれたその夜。
赤と緑を基調にした衣装に身を包んだ2人が、クリスマスツリーに付けるはずのオーナメントを服に付けていた。
「ほうほう、これは中々良いの」
バステトの手にはきらきらとした、金色に煌めく帯状の飾り。
「バステトちゃん、こっちもいいんじゃない?」
バスティスは同じく金色だが、こちらは球形の物を持っている。
「あたし達がこういうことして平気なのかな」
言いながら、バステトへ球形のオーナメントを寄越す。
「いうて、ノリノリだの」
そのバスティスの腰に付けられた星形のオーナメントを見て、バステトが言った。
2人の出身地は、本来は多神教だ。だから一神教の行事であるクリスマスは、2人からすればおかしいのだ。
「いっそ頭に星の飾り付けてみようか」
「それと、雪を模した綿はどうじゃ?」
バスティスの冗談に乗っかるバステト。
「あ、そういうのもあるんだ」
「一式買ったからの」
「けど、やっぱりおかしいよね」
自分の恰好を見直して笑うバスティス。
「宗教どうこうより、ツリーになってしまうの」
2人でその姿を想像すると、顔を見合わせて楽しそうに笑った。
*SS担当者:春風NM