イラスト詳細
> I am Bethlehem! <
> I am Bethlehem! <
イラストSS
再現性東京にて、アイザックは大きなクリスマスツリーを見上げている。
「なんでこうなったかは僕も覚えてないのだけど、クリスマスは木を飾るルールがあるんだよね? じゃぁそれに従おうか」
アイザックは徐に全ての服を脱ぎ去ると、クリスマスツリーの上に登った。身体の部分が透明な人外で本当に良かった! じゃなかったら、色々と事故ですよ! クリスマスに事故はダメでしょ! 良い子が泣いちゃうよ!
登り切ったツリーの上には頭のプリズムが光を反射してミラーボールのようになっていた。
「ヒャッホーイ、I am Bethelehem! 僕こそがキリストの生誕を知らせた星ですよー! みんな集まれー!」
DJがノリノリな音楽を鳴らすと、そこはもうクラブ! キマってるBoyz&girlsが集まって踊って踊って踊りまくる。レッツ、オールナイトダンシング!
「ねぇお母さん、あれ何してるの?」
「しっ! おかしな人に絡んじゃダメです!」
「おかしな人とは失礼な。僕はただのプリズムですよ」
「……ぷ、プリズムが喋ったー! やっぱり変質者だわ。早く逃げるわよ」
「お母さん、痛いよー」
「お母さん、よく音楽を聞いてみてください。楽しくなってきますよ」
「そんな甘言になんか……あ、あら……体が勝手に……!」
「お母さん、ダンス楽しいね!」
そうして、クリスマスの間中、アイザックは踊り狂う人々をプリズムで照らし続けたのでした。
*SS担当者:綴NM