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マリア・レイシスのシュマによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
マリア・レイシスのシュマによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
「ユリーカ君~!」
「うふふ~、つかまえてごらんなのです~」
雪降りしきるシャイネンナハト。暖炉が暖かく部屋を照らし出すローレットギルド酒場の夜のこと。
マリア・レイシス(p3p006685)はユリーカ・ユリカ(p3n000003)と追いかけっこをしていた。
「どうして君はいつもいつも変な依頼ばかり私に紹介するんだ!!! このっこのっ!」
と思ったら違った。ユリーカの首根っこを掴んだマリアが丸めた依頼書でユリーカの帽子をぱっこんぱっこんしていた。
「そんなっ、今度の依頼は普通の依頼のはずなのです!」
頭を抑えて振り返るユリーカにマリアは依頼書をびゃっと広げて見せた。
『へっちすらいむ風呂のテスター』となんかとろけた文字で書かれた依頼書だった。
「これを見てもそんなことがいえるのかな」
斜め上を見てヒューヒューってかすれた口笛をふくユリーカ。
「ユリーカ君ー!」
「ボクはマリアさんにぴったりの依頼だと思っただけなのですー!」
きびすを返してぴゅーと逃げ去るユリーカ。
「逃がさないよ! 今日という今日はちゃんとした依頼を紹介して貰うからね! 鉄帝の大事そうなやつとか!」
「わ、わかったのです! これならどうなのです!」
ロールした依頼書を掴んでビャッと投げてくるユリーカ。マリアはそれをキャッチすると、『それじゃあお仕事があるので失礼するのです!』とギルド酒場を出て行った。
黙って依頼書の封を解いてみると。
『鉄帝真冬の寒中水泳(マイクロビキニ推奨)』
「どうして……!」
マリアは依頼書を地面に叩きつけた。
※担当GM『黒筆墨汁』