イラストSS

　どうしてこうなった。
　もう一度言おう。どうしてこうなった。
　サキュバスの発情期はシャイネンナハトであり、つまりは身体もそういうことに敏感になっているのであって以下略。
　モニカはリカが肩を震わせ、静止し、眉根を寄せて唇を噛んでいることにすら気付いていない。
　恐らくは――いやきっと、何より頭部より一回り大きいのではないかと思わせるその豊満なバストが原因なのだがそれは本人にもどうしようもないことなのである。
　自称サキュバスのモニカは、同じくサキュバスであるリカちゃん先輩に興味津々であった。
　子供心とは実に難儀なものである。無下にすれば泣かせてしまうかもしれないし心に傷をつけてしまうかもしれない。しかし調子に乗らせすぎてもいけない。
　加減が難しいのである。
　そして拒絶の意志を示すことができなかった利香改めリカは、自身の愚行を嘆く。
　あの時『だめ』の一言さえ言えていれば、と。
　自身にはまだない大きなそれに遠慮なく触れ、揉みしだくモニカ。
「ほほぉ……これは、凄い！」
「や、やめなさいったらぁ……」
　とろけそうな声も届かず、リカが頽れるまで、あと少し。


　＊SS担当者：染NM