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すずなのたぢまよしかづによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
すずなのたぢまよしかづによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
「ねえ小夜さん、ペッキーゲームって知っていますか?」
小夜と帰る家路。
買い食いするために買ったチョコレートの棒菓子を口に咥えながらすずなが尋ねる。
「いいえ、知らないわ。すずなさん。教えてもらえる?」
「ふふ~ん、小夜さんも知らないことあるんですね!
いいですよ! 私が解説しましょう。
ぺッキーをこう咥えて、反対側からも食べて行くんですよ」
「それがたのしいのかしら?」
「ここからがポイントなんです。両側から食べると口があたってしまいますよね?
その直前どちらかがキスを避けて逃げるまでの、所謂チキンレースというやつです。
ふふ~ん、やってみますか?」
「ふむ」
小夜はすずなの説明に大きくひとつ頷き、すずなの前にたつ。
「あ~、やる気満々えっちですね!」
そしてすずなの細い腰に手を添える。
「なかなか積極的ですね。負けませんよ」
一瞬すずなが怯むが強気な態度はかわらない。小夜はそのままぐっとすずなの腰を引き寄せ――。
ぽろり、と棒菓子がおちて、二人の足元で2つに割れた。
「な、ななななななななななななな」
解放されたすずなは小夜から離れて真っ赤になって手で唇を覆う。唇には生々しく残る小夜の体温。
「つまりは、こうしてほしいということでしょう? ご馳走様」
言って、小夜はぺろりと艶かしく自分の唇を舐めた。
*SS担当者:鉄瓶ぬめぬめGM