イラスト詳細
相槌の共時性
相槌の共時性
作者 | sima |
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人物 | アレクシア・アトリー・アバークロンビー 散々・未散 |
イラスト種別 | 2人ピンナップクリスマス2020(サイズアップ) |
登録されているアルバム | |
納品日 | 2020年12月24日 |
5
イラストSS
●愉しいひとときを
「未散君、それじゃあ始めちゃおっか」
「はい、アレクシアさま!」
日の光差し込むツリーハウスで、楽しく二人の女子が紅茶と大きなケーキを前に語り合う。
アレクシアと未散、彼女達は出会い親交を深めたお友達。買い物や飾りつけ、シャイネンナハトの準備を終えて一足早くクリスマスパーティーとしゃれこんだのである。
「それで――がさ、その時にした顔が面白くて!」
暖かさを感じる木目調の内装と甘いケーキ、そして何より友人と話すこの時間が最高の空間を生んで、ついつい一年の思い出を未散に話してしまうアレクシア。そのお話を聞きながら、静かに相槌を打ち頷く未散。ツリーハウスは窓の外に広がる雪景色はどこまでも広がり、冬の寒さを伝えていたけれども――それでも、この空間は、時間は、たしかに暖かく懐かしい思い出となった。
「アレクシアさまと過ごしていたら、時間があっという間に過ぎてしまいますね」
「本当だ、私も気が付かなかった!」
気が付けばケーキも紅茶もあっという間に減っていて、目の前には1個だけ残ったケーキ。
「半分こにして、もう少し楽しみましょうか」
「賛成!」
もう少しだけ一緒に居たい――いつまでもそう思ってしまう二人は、半分こにしたケーキを前に、どこまでも暖かく語り合うのであった。
*SS担当者:塩魔法使いGM