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アマルナⅣ世の棘ナツによる2人ピンナップクリスマス2019(横)
アマルナⅣ世の棘ナツによる2人ピンナップクリスマス2019(横)
イラストSS
宿屋『雨宿り』の朝。窓の外を見れば雪が降り積もり、部屋の中も相当に寒い。起きたばかりのアマルナⅣ世は、素肌に包帯といった出で立ちで身震いした。どんなに寒くとも、この格好は太陽の女王の心意気である。
部屋を出たアマルナはある要求を行う為に、看板娘の元を訪れた。
「おはようござ……」
「余は耳かきを所望する!」
「……え?」
彼女といまいち結びつかない言葉だが、何処で覚えてきたのだろう。少し不思議がりつつ、看板娘の利香は、客人の要求に応える事にした。
「……はいはい、早起きさんですし特別ですよ?」
ソファーに腰かけて、その膝にアマルナを寝かせる。
「~……♪」
鼻歌混じりに耳かき開始。
「ふぁぁっ……!」
「あら? くすぐったいです?」
悪戯っぽく利香が問う。耳の長い種族の宿命かどうかは不明だが、アマルナの反応は少し過剰だ。
「ふえぇ……」
優しげな利香だが、その本性は淫魔である。アマルナの震える声が、彼女の悪戯心に火を付けた。
「もうちょっとだけ、サービスしちゃいましょう♪」
「し、しぬぅぅ……!」
ただの耳かきなので特に問題のない、穏やかな朝の光景である。
※担当『白夜ゆう』