イラストSS

　酒は百薬の長とも言うし、飲んでいると幸せな気分になれる。
聖夜の夜ならちょっとくらい、飲み過ぎたっていいじゃない？

　そんな欲望の甘い囁きに惹かれ、宅飲みに集まった女性が二人。
　まあ、そろそろ限度はちょっとどころじゃないぐらいのオーバーラン。衣服ははだけ、机の上は綺麗にしてても床の上にはワインやら、ウィスキーやらの空き瓶でいっぱい。

　リカちゃーん、と艶かしくしなだれかかるアーリア。その胸元は大きく開かれ今にもはちきれそうな眩しいおむねが覗く。

　ブロンドやピンクに変化したアーリアの髪を軽く撫で避けつつとろりと笑い返す利香も利香で夢魔らしく肩どころか胸までバッサリと開いたセーター姿で、負けず劣らずのモノが惜しげもなく披露されている。

　二人はもともと気にしない質なのかそれほどまでに酔っているのかぽわぽわと頬を赤らめ話に興じており、くすくすと笑うたびに、お酒のグラスを傾けるたびに。というか所作一つ一つで胸がぽよぽよ揺れて。

「あっついわねー、ね、脱いじゃわない？」

「ふへへへ……なんだかいーきもちだし……。そうねえ」

　アーリアが黒ストに手を伸ばせば利香が肩に引っかかっていたセーターに手をかけ……。

　非常に、非常に青少年にはがんぷ……よろしくない光景が繰り広げられる、まだまだ彼女たちの宴は続きそうだ。

※担当『金華鉄仙』