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イラスト詳細

ユーリエ・シュトラールのノキアによる2人ピンナップクリスマス2018(横)

作者 ノキア
人物 ユーリエ・シュトラール
エリザベート・ヴラド・ウングレアーヌ
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2018(横)(サイズアップ)

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イラストSS

 街並みは喧騒とあたたかな光を投げかける。
 シャイネンナハトの夜。
 羽毛のような白い雪がエリザベートの赤いマフラーに舞い降り、溶け消えてゆく。

「……つよくなってきた」
 そう言われ。気づけば自分のコートにもふわふわと粉雪が張り付いて。
 軽くはらってみたものの余り意味もなさそうだ。
「んー」
 風邪でもひいては困る。
 僅かに逡巡したユーリエは何かを思いつき、そっとエリザベートの手をひいた。
「ユーリエ?」
「ここなら濡れないかなって」
 アーチを潜った先。ここなら少しだけ張り出した屋根があるから。

 ――それは言い訳だったのかもしれない。

「……寒い?」
 灯りに照らされた頬に触れるとずいぶん冷たくて。エリザベートは自分のマフラーをユーリエの肩に巻く。

 ――もしかしたら、これも。

「ありがとう、えりちゃん」
 間近に。耳をくすぐる声音、白い息。頬を彩る薄紅と。
「ユーリエ」
 誰にも邪魔されない薄明り。夜の淡い逆光の中で。
「……ん」
 瞳を伏せ。
 胸の奥で疼く甘い衝動のままに。

 頬を撫でる吐息と。髪の仄かな香りと。
 柔らく潤う唇が触れ合い。口元で微かにはぜた音。
 痺れ、暖かなざらつきは――

 ※担当GM『pipi』

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