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イラスト詳細

ゴリョウ・クートンの萬吉による2人ピンナップクリスマス2018(横)

作者 萬吉
人物 ゴリョウ・クートン
ザーバ・ザンザ
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2018(サイズアップ)
納品日 2018年12月24日

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イラストSS

「おう、炊き出しご苦労。
 わざわざ悪いのう、こんな寒い日に」
「ぶはははっ、俺がオメェさんらと豚汁食いたいから作りに来た。
 理由なんざそれで充分よ!」
 戦いの禁じられるシャイネン・ナハトならではか。
 北部戦線――鉄帝国の守護神ザーバが管轄する最前線にも緩んだ空気が満ちていた。
 ゴリョウが今日、ここを訪れたのは――恐らくは本人が言った通りだろう。動機に付け加えるとするならば、ゴリョウが炊き出しの噂を聞いて顔を出してきたこのザーバという男に好感を抱いているから、という部分もあるのだろうが。
「しかし、お互い寒そうな格好をしておるのう」
「ぶはははは、そっちも気にしてないようだ!」
 周囲の目は兎も角として、笑い合うゴリョウとザーバは慣れたもの、といった感がある。北部戦線と呼ばれる位だ。周囲には雪が積もっており、魔女鍋の豚汁がさぞかし美味しく感じられる気温なのだが、豪放磊落な二人は一切頓着していない。
「まぁ、こんなシャイネン・ナハトがあってもいいじゃねえか」
 ゴリョウの言葉にザーバは「うむうむ」と頷いた。
 色気も何もあったもんじゃないが、これも多分――かの聖女が望んだ平和の一つの形に違いない。

※担当GM『YAMIDEITEI』

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