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リジアのちろりるらによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
リジアのちろりるらによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
イラストSS
Lumilia=Sherwoodとリジアは雪が舞う温泉地でゆったりとした時間を過ごす。
冷たい気温と温かい温泉の両方が楽しめるなんとも贅沢な時間。
雪が温泉に落ちる前に湯気にとけ消える。
そんな幻想的な風景を二人は眺めて微笑む。
「――♪」
突如聞こえてきたLumilia の鼻歌にリジアは目を向ける。
目が合って微笑み合う。
その鼻歌はどこかできいたことのあるような懐かしいそれ。
リジアは目を瞑りLumilia の鼻歌をきく。
とおい故郷の風景が脳裏に浮かぶような気がしたけれど、気の所為なのかもしれない。
けれどリジアにとってそれはとても好ましいものにおもえて、Lumilia の歌に耳をすませた。
「♪――、おそまつさまでした」
「いいや、とても素敵だった」
「よかった。わたしのすきな歌です」
「そうか」
二人の間に沈黙が落ちる。その沈黙は舞い落ちる雪のようでけっして重いものではない。
柔らかで温かいその沈黙の時間は優しく二人をいやす。
「ここに」
リジアが口をひらいてLumilia は無言で目をむけた。
「きてよかった」
その言葉にLumilia は微笑んだ。そうしてまた鼻歌を歌う。
こんどの歌は出会いの喜びを歌ったものだった。
※担当GM『鉄瓶ぬめぬめ』