PandoraPartyProject

イラスト詳細

宮峰 死聖の岬による3人ピンナップクリスマス2018(横)

作者
人物 宮峰 死聖
木津田・由奈
宮里・聖奈
イラスト種別 3人ピンナップクリスマス2018
納品日 2018年12月24日

14  

イラストSS

 シックなテーブルの上にローストチキンをはじめ、彩のクリスマスならばこれといった料理が並ぶ。
 一部には少々名状しがたい形状の下何やら触手のような物の生えた物もあるが、それはさておき。
 死聖、由奈、聖奈のいつもの三人は、クリスマスパーティを開いていた。
 三人の装いはお揃いのミニスカサンタ。異様に似合っている死聖も、中身がドスケベなのはともかく、外見は基本、少女の物。
 一見してみれば、仲良し美少女三人組のクリスマスパーティと華やかだが。
 いつも通りというべきか、今日も内面は少し違う。
「ささ、食べよう!」
 二人をぎゅっと抱き寄せた死聖はいつものように笑みを浮かべて。
「むうぅ……」
 その隣の由奈は複雑だった。
「なんで泥棒猫まで……うぅ、でも義兄さんが私に……」
 大好きな――いやもう愛していると言って過言ではない死聖に触れられて嬉しい気持で胸がいっぱいになるような、肝心の泥棒猫が義兄を挟んで向こうにいてしかもだいぶ距離が近くて殺意がわくような。
「今日は聖奈も楽しみにしてたんですよー!」
 にししと満面の笑みを浮かべる聖奈はもちろん、由奈から向けられている殺意を分かってる。
 けれど、仮にも年上としての大人の余裕――というか、ぶっちゃけそういう美少女に悪戯したいのが正直なところ。
 楽しく過ごせるのなら、ハーレムでも、それはそれでいいとさえ思っている。
「こらこら由奈も殺意しまって、ほら」
 そういうや、死聖はフォークに刺したソーセージを由奈に向ける。
「あ、あーん」
 もきゅりとそれを食べて少しばかり照れた顔に比重が傾けば、その向こうから聖奈もあーんとこちらに向けてくる。
「ど、泥棒猫からはもらわない!」
 そんなことを言う間に、聖奈からの料理を死聖がぱくり。
「義兄ちゃん……! 私のも!」
 そこから始まったあーん合戦を皮切りに、三人は細やかなクリスマスを過ごしていく。
 料理はもちろん、プレゼント交換やらゲームやら、三人は少々熱くなったり何らなかったりしながらその一日を一つの思い出として刻んでいく。

 ※担当GM『春野紅葉』

PAGETOPPAGEBOTTOM