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イラスト詳細

日向 葵のゆりちかおによる2人ピンナップクリスマス2018(横)

作者 ゆりちかお
人物 日向 葵
羽瀬川 瑠璃
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2018(サイズアップ)
納品日 2018年12月24日

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イラストSS

 噴水前のベンチに座れば、水飛沫は氷のシャワーとなって降り注ぐかのよう。
 雪を見ながら並んで座れば、細雪は白い花吹雪となって舞い落ちるかのよう。

「イルミネーション、きらきらとして綺麗ですね」

 羽瀬川 瑠璃(p3p000833)は雪を透かして輝く街の光を見つめて瞬く。
 スカイウェザーの白い羽根を今はその背にしまい込みながら。

「まぁな……しかしここでも雪が降るんだな……」

 日向 葵(p3p000366)は吐息さえも白く凍らせる寒さに竦んで呟く。
 ウォーカーとして混沌世界へ来る前の元いた世界を思い出して。

 二人は隣り合って座りながら、だけどそれぞれ別の方を見ていた。

 彼女が手を重ねたのは、きっと寒さのせい。
 だって二人はただの知り合いだから。

 彼が頬を色づかせたのは、きっと寒さのせい。
 だってたまたま出かけただけだから。

 抱きしめ合うには親密では無いけれど、瑠璃はマフラーにそっと触れてみる。
 口付け合うほどの恋情もないけれど、葵はマフラーの端を引き揚げて口元を覆った。

 共に巻き合う一つの長いマフラーが二人を結び止める。
 来年の今頃にはこの関係はどう変わっているのだろう。

 だけど今は付かず離れずの、そんな二人の距離──

 ※担当GM『八島礼』

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