PandoraPartyProject

ギルドスレッド

寂れた占い師の店

【占い】エントランス

廃墟の店に足を踏み入れてすぐの場所、黒いクロスの敷かれたテーブルにはわざとらしい燭台が置かれている。
対面するように置かれた椅子は存外にも綺麗にされており、
席についたあなたの前に、山盛りの砂糖と湯気の立つコーヒーカップが置かれる。


「はてさて、あなたはどんな運命を背負ってここへ?
ああ仰らなくて結構、勝手に覗き見しますので。
人の不幸は蜜の味と言いましょう、これからアナタに降りかかる災いを、珈琲の茶請けにさせて頂きましょう…。

的中率?そんなのどうでもいいじゃあないですか。
当たっても外れても、ワタクシが嗤えれば満足なんで?」


※当スレッドは来客用で、対面式のRPスレッドとなります。
ヴァイオレットに占って欲しい方は、こちらのスレッドにて来店RPの書き込みをお願い致します。

※占いは基本的にアンラッキーな結果ばかり出ます。更にヴァイオレットのウザ絡みが入ると思いますので、これらを許容できる方、RPの一環としてお楽しみ頂ける方のみご利用頂きますようお願い致します。

※初見さんや一見さんも歓迎致します。とはいえヴァイオレット自体が人を選ぶ性格をしたキャラ造形である事をご留意下さい。

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(一枚目のカードは、正位置の『死神』
二枚目のカードは、逆位置の『女教皇』)

…ふむ、これらのカードが出ましたか。
まず一枚目のカード。これを表すは終局、結末、急変、変化…
総じて、何かが終わる事、突如としての変化が訪れる事を表すカードですね。あるいは「死」そのものが絡む運命にあるのか…

そして、二枚目のカード。これが表すは内向、悲観、無気力、不安…
気持ちの不安定さ、迷いなどを意味します。変化に惑い、未来への希望を見失っている…
そんな状況を表しています。
総合して読み解くならば、ワタクシとアナタの現在は、急激な変化…或いは何かの終わり…所謂、節目という段階に位置していることが読み解けます。
ワタクシとアナタが出会い、関わり合った事が、何かを終わらせ、変化させたと。
そんな風に読み解けます。何が「終わった」のかは解りませんが…

…そしてここから先ゆく未来は、どうやら靄にかかっている様子です。
ワタクシ達の出会いをそのままの在り方で受け止めた結果は、残念ながら良い結果を招かぬ模様。
此れが指し示すは気持ちの不確かさや、精神の不安定さ…言うなればそう。どちらかの心が大きくひび割れてしまっている状況を表しているのでしょう。

ワタクシとアナタの出会いがきっかけとなって起こり得たものが何かは解りませんが、
このまま漠然と「終わり」を受け入れたままでは…いずれ、心の在り方に惑い、彷徨う未来が待っているということです。或いは、お互いがどう関わって良いかが解らないと…そのように思い合っているのかもしれませんね。


…こうならぬ為には、「死」を。つまり…今「終わった」あるいは「終わる」ものを、漠然と受け入れるのではなく、どのような形となれど、向き合う必要がございます。
終わりを受け入れ、変化をそのままに運命に流せば…善き結果とはなりえはしないという事でしょう。

…といった形ですが、いかがですかな。
さぁ、なんでだろうね……っと。
(引いたカードをふむふむと眺める。タロットに詳しいわけではないというかむしろ全然知らないが、それでも興味深そうに)

何かの終わりかぁ。
つまり、このままだと君か、あるいは私にとっていい結果にはならないってことだよねぇ
君と出会って終わったものと向き合う、か……。
(終わったものや変わったもの。そう言われてふと思い出すのは、君にだけこぼした自分の話。過去の疵として放置していた膿。
知らないふりをする時間は、もう終わりにしなければならないのかもしれないけれど
少しだけ目を閉じて、また開く。へにゃり、笑みを浮かべて)

うん、ありがとうね、ヴァイオレット。
そうかぁ、困ったな。私はともかく、君にとって良くない結果をもたらすなら、それはいけないね。
そうだね……向き合うことでしか君の側に入れないなら、私も覚悟をしなくてはなならないのだろうさ。

ね、ヴァイオレット。このさき私が自分自身の変化と向き合うときがきたらさ。君はその目で最後まで、私の物語を見届けておくれよ?
他ならない君がそう占ったのだから、なんて。少しわがままだけれど。

ふふ、いいだろう?
(約束、とまた笑ってみせた)
…ええ、もちろんですとも。
アナタから聞いた過去、アナタから聞いた想い…そして、今この時にアナタが感じている事
ワタクシの占いがそこに至ったのであるのならば…ワタクシはそこにあるアナタの意思と選択に興味がございます。

…かの過去を打ち明けて下さったのがワタクシにのみであると、アナタは仰いました。
で、あるならば…ワタクシには、アナタの想いを見届ける義務がございましょう。

…約束致しましょう、アナタがどう変わっていくかを、最後まで見ていると。
ふふ、それはありがたいね。
混沌にきてからこっち、たくさんの人の物語を見てきたけれど…。
私の物語も最後まで誰かに……君に見ていて貰えたら。

ま、どうなるかなんて私もわからないけれどね!
(へらりと、また笑って。はい、とヴァイオレットに向けて小指を差し出した)

こういうときはなんだっけ……そうそう、ユビキリってやつをするんだろう?
約束したからなんとやらっていうやつ。したことないけど!
ほらほら、長居しちゃったからね。きっと後ろも詰まっていることだし。
(早く指だして、などとのたまう。けっこう強引な性格。)
ま、然りですな。未来など誰にもわかりますまい。
この先アナタがどうなるかも含め…ワタクシにとっては気になる所ですからね。

…ふむ、指切りの約束などしたのはいつ以来でしょうかね、やれやれ…子どもじみた儀式ですがまあこういうのも悪くありますまい。
(やや苦笑しつつも、小指を静かに絡めて応じる)
ふふ、気にしてくれるなんて嬉しい限りさね

(そっと小指を絡めれば、穏やかに微笑んで。すこしだけ、ほんの少しだけ浮足立った声で唱えたのだ)
おや、時には子供じみたことをしたくなるってものだろう?
ええっと、なんだっけ……。

ゆびきりげんまーん
うそついたらはりせんぼんのーます
ゆびきった

……だっけ?
ふふ、これで「約束」、だからねぇ?
さて、長居してしまったし。そろそろ帰ろうかな
今度は手土産でも持ってくるよ

(またね、とまたへらりと微笑んで。ひらひらと手を振った少女は、そのまま占い師の店を後にするのだろう)
ヒッヒッ…ええ、指を切りました。約束致しましたとも…

ええ、その時をまた楽しみにしていますよ、シキ様
またお会い致しましょう
(寂れた廃墟へと一人の男がやってくる。何か目的があるのだろうか。その足取りに迷いなく、真っ直ぐに珈琲の匂い香るその場所へと歩みを進めてそのドアをノックした)

よっ!ヴァイオレットさん。久しぶりかね。忙しくねぇならちょいとお邪魔してぇんだが大丈夫かい?
おや、これはこれはニコラス様、ええ、お久しぶりでございますね。
随分と久しくお姿を見ておりませんでしたが、息災なようで何よりです。

ええ、今ちょうどお客様がおかえりになられたところで、空いておりますよ。
何か占って欲しい事でもおありで?
お、そいつは運が良かった。かはは。これも普段の行いが良いお陰かね。ともあれ空いてるってんなら邪魔させてもらうぜ。……それとよ、そっちも元気そうで何よりだ。

(座ってもいいかと尋ねる代わりに椅子を軽く指で叩いて)

んでまぁお前さんの言う通りちょい占って欲しいことがあってな。……なぁにそんな難しいことじゃねぇさ。単純明快なことさ。
お陰様で、この通りピンピンしてますとも。
悪は世に憚るものと言いましょう?そう簡単に果てるようでは、今もここには居ますまい…

(手をそっと横たえ、着席を促す)

ほう、占って欲しい事ですか。
勝つか、負けるかを生きる、アナタほどの博徒が運命を見たがるとは…
よほどの事があるとお見受け致しましたが、さて?
かはは!違いねぇや。だが悪の報いは針の先。いつ針が刺しに来るかは分からねぇもんだぜ?

(促されるがままに椅子へと座り手をひらひらと振って)

よせよせ、そんな大したもんじゃねぇさ。ただ俺は楽しんでるだけだってーの。勝つも負けるも最後は運否天賦に身を任せるこの世界によ。運命ってのは見えねぇ方が面白いが見てみるのも一つの酔狂ってな。
今回来たのもただの気まぐれだ。気まぐれ。……それともよ、お前さんに会いに来たって言った方が燃えるかい?
(ニヤリと相手を揶揄うかのような笑みを浮かべて)
ヒッヒッヒ、それも間違いありませんねえ…用心しておかねば、ねえ?


おやおや、それは嬉しい御冗談を。初めて会った時から思っていましたが、アナタも随分と物好きな方ですねえ…

ま、そんなアナタが気まぐれに知りたい運命があるというのならば、それもまた面白い。占ってみせましょう
で、どんな事を占って欲しいと?
物好きだなんておいおい。伊達や酔狂に生きちゃいるが俺のどこが物好きだってんだよ。それによ、美人を褒めるのは男の義務なんだぜ?

気まぐれとは言ったがよ、これでも期待してんだぜ?お前さんの見透かす運命ってやつをよ。
(そう前置きをして男は願いを口にする。何の逡巡もなくとっくの昔に質問する内容は決めていたかのように)
俺はこれからやろうとしてることがある。具体的には言えねぇが簡単に言えばちょいと或るヤロウに落とし前つけさせに行きてぇんだがよ。その行く末に俺がどうなるのか占ってくれや。
……できるか?占い師。
ふむ…なるほど。落とし前…ですか
それは確かに、アナタの一世一代の大勝負という訳ですか。
確かにそれは、担げる験は担いでおいた方がよろしいでしょう……

ええ、承りました。それでは、アナタのその事件の趨勢について、占うと致しましょう…

(カードを手に取り、シャッフルする。その後、ニコラスの前にカードの山を置いた)

どうぞ、アナタの好きな位置でカット(ダイスロール)を行って下さい。
アナタの直感がカードを、運命を分けるでしょう。それをワタクシが拝見致します
おうよ。ギャンブルにジンクスは「つきもの」だ。そうだろ?

ま、本当にこれが験担ぎになるかはまだ分からねぇがな。それともよ、悪い結果が出てもそれを告げずに良いもんだけ教えてくれるのかい?

(カードの山に手を置いて三つに分ける)

なんて、冗談だ。俺の勘だが嘘偽りを伝えるってのはお前の矜恃に触るだろうしよ

(分けた三つを一つに纏め、一つのそれをテーブルへと置き直してニカリと笑う)

そんじゃよろしく頼むぜ
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まさか。良い結果も悪い結果も余さずお教え致しますとも。
仰るとおり。ワタクシにも仮にも占い師を名乗っているなら、それなりの矜持がございますゆえに。
(切り分けたカードを受け取り)

さて、それでは…2枚のカードをめくり、運命を覗き見てみましょうか。
(2枚のカードを表にする。そこに書かれているのは
逆位置の『太陽』と、逆位置の『法王』だった)

…ふむ。
まず一枚目のカード、これは太陽への陰りを表すカードです。
消沈、挫折、停滞、中止、あるいは過度な熱意や落胆など…
いわゆる、不安や、眼前の幸福を手放し、さらなる先へ進むことを欲する…そんな状態を表すカードです。

そして2枚目の法王。これは虚栄、固着、不安、悲観。
…精神的に余力のなくなった状態を表していますね。他人への思い込み…あるいは逆に気にしすぎている状態なども、これに含まれています。


…総じて読み解くのであれば、アナタのその事変への趨勢は兎にも角にも『不安』や『暗闇』が広がっています。示された道の消失、或いは人生の指針の喪失…
その事変に対して、良くも悪くもアナタは非常に大きな比重を置いていたことと思われます。
それが無くなってしまったことによる…所謂『燃え尽きる』といった結果が、見えてなりません。…つまりは、己が心神を燃やし向かうが如くの事である…と。

…然して、これに対しての対処は出ております。
逆位置の太陽の示すは「現実よりもさらなる欲を出す」…言い換えれば、眼前の幸福に目を向けることでしょう。

アナタは過去に向けて、何かの決着を付けようと目論んでいると思われます。
しかし、過去にあるのはあくまでアナタの過去であるだけで、そこには今アナタが得ているものは含まれておりません。
そこにばかり目を向けていては…きっとアナタの行く先は暗闇となることでしょう。
しかし、そこで…アナタを取り巻くものをしっかりと心得、決着を付けるのであれば。
隠れている太陽が再びアナタの道を照らしてくれると。ワタクシはそう読み解きます。

…こんな所でしょうか。
へぇ。……不安に暗闇ねぇ。そうかそうか。
かはは!かははは!!あーはっはっは。あーはっはっはっはっ!!!
(楽しげに愉しげに笑う嗤う)
正解だ正解。不安を感じてんのも、示された道の消失も。そして「過去(かみさま)」に対して動いてるってのもよ。
結局のところ俺は「過去(なまえ)」を取り戻したいだけ。……それを奪った奴を許したくねぇだけだ。

確かにお前の言う通りなんだろうな。過去は結局「過去」なだけ。別にそれが無くても生きてはいける。……だがよ、結局はそれが俺を形作ってんだ。それがあるから今がある。

だからこれは俺のエゴで俺の我儘だ。……それなのにそれなのにどうして俺の「得たもの(たからもの)」を巻き込むことができる。
どうして「大切なもの」に目を向けれる。……そう、思わねぇかい?
………(思うことを聞き、一息をつくと、コーヒーを一杯飲んだ)

少し前のワタクシなら、肯定したでしょう。
「ええ、そうでしょう」と。
大事だの、大切だのと謳っていようと、結局は赤の他人。その者が何をしていようが…
ましてや、過去に何があろうが、知りたくもないし、興味もありません…と。
そうして自らのエゴで視野狭窄に陥った不幸者の末路を珈琲に溶かし悦に浸ったでしょう。
しかし、今ならばこう言いましょうか、ニコラス様。

アナタが「たからもの」とさえ謳う方々が、アナタと同じ立場…

自らの過去を精算するにあたり、人生を賭けるほどの博打を打つとして…
…全てが終わった後でそれを知ったアナタがどう思うかも、想像できませんか?と
こう、質問しましょうか。


エゴで、我儘、大いに結構。
人間なんてものは願いだの愛だのと綺麗に謳いながら、結局は自らの心の思うままにしか動かないのです。
それこそが人が人たらんとする原動力であり…人ならば誰しもが持つものです。
アナタの語るエゴも、その延長上にしかない、「アナタ」という存在を形作るものなのでしょう。

それとも、そんなものを放っておけるほど、その方々は薄情者なのですかな?
全てが終わった後、知らぬ、存ぜぬと切り捨てられる程、冷徹な方々なのでしょうかね?
……そんなことぐらい分かってるんだよ。
知ったらどうすんのか、どうしちまうのかなんて嫌なくらい分かってんだ。
傷つくと分かっていながらも嬉々と来て巻き込まれにくる。そしてどうして頼ってくれなかったって言ってくるに違いねぇんだ。

……だから言えねぇんだよ。だから頼れねぇんだよ。言ったら来ちまうから。頼ったら一緒に進んでくれるから。そして俺なんかのせいで傷つく。俺なんかのせいでまた──。
(何かを忘れようとするかのように首を振り)

とにかくだ。俺は俺なんかのために誰かを頼る気なんざする気はねぇ。それで俺が燃え尽きちまったとしてもだ。
ヒッヒッヒ……いや失敬、アナタの内にあまりにも熱いものが見えたので、つい鎌をかけてみましたが…いやはや。

ま、アナタがそう決めているならワタクシは強くは言いますまい。
…ただ、後悔のない選択を。

占いとは迷い子の判断に理由をもたらすもの。天運を詠み運命を測るもの。ヒトの選択を後押しするもの……
…ここで聞いた事をもとに、アナタが己を、そして自らの持つもの、そして周囲を見つめ直し、その上で選んだ事ならば、誰にもその選択を止める権利などありはしないのですから。
ちっ。たったこれだけの問答で動揺して内を曝け出しちまうたぁ焼きが回ってやがる。
博徒と嘯いてんのにこれじゃザマァねぇわ。これじゃ博徒も引退かねぇ

ああ、分かってる。どんな結果になろうともその結果に後悔があっても選択に悔いだけは残さねぇさ。どれだけ無様になってもそれだけは心得ておくさ

ああ、そうだ。この事は誰にも言うんじゃねぇぞ。ばらされたら恥ずかしさで引きこもっちまいそうだ
ヒッヒッヒ…さあてね、博徒であっても人は人。何よりここは勝負の場ではなく占いの場ですから。
悩みや不安を打ち明ける時にこそ、人の弱さが出る…ワタクシはそうして”悪”を燻り出していたのですから。
…そういう意味では、此処で斯様に正直な気持ちを打ち明けて下さったニコラス様を、誰が誹りましょうか。

それでしたら、どうかご武運を。
個人的にも、アナタのような方の運命が行き止まる事は望みませんゆえにね。

そういう意味でも、ご安心を。此処に居るのはワタクシだけで、聞いているのもワタクシだけですよ。これでも占い師としての矜持がございますゆえ、占いで聞いた事を他言するような事は致しませんとも。
あ、あの~……すいませ~ん
ここって占いをして貰える場所なんですか~?(童顔で低身長、長い黒髪に眼鏡という見た目少女な女性がおっかなびっくり入口の前から声をかける)
おや…?
これはこれは、お客様とは珍しい

ええ、こちらで占いを承っております。何か御用ですかな?
え~と、その、道に迷ってると申しますか、生き方に迷ってると申しますか………

ぶっちゃけ、気がついたら知らない世界にいて何か不思議なぱぁわーに目覚めたっぽいんですけど、これからどうやって生きていけばいいか分からないから藁にも縋る気持ちで占って欲しいなとかそういう事なんでよろしくお願いします!!は早口)
ヒッヒッヒ、生き方にときましたか。

まあでも、気持ちは解りますよ。ワタクシも現代地球と呼ばれる世界から来た身ですし
元いた世界とは法則も何もかも違いましょう。
アナタのような方が路頭に迷うのも無理なき話…

いいでしょう、それでは占いがてら、色々とお教えしようではありませんか
地球!!アナタ地球人なんですか!?

教えてくださいここどこなんですか何でこんな所に飛ばされたんですかどうやって帰ればいいんですかアタシこれからどうなるんですかどうやって生きていけばいいんですか~(涙目で早口に捲し立てる)
おっとおっと……落ち着いて下さいな。
そのあたりはざんげ様あたりから説明があったそうですが…まあ、情報量が多いと混乱しますよね。

まあ生きていく分には、ギルド・ローレットが衣食住の保証はしてくださると思いますので、占いの後でそちらを訪ねて下されば。
どうやって帰るか…という点においては、ワタクシもわかりませんね。
ただ、これからどうなるか、という面においては
この『混沌(フーリッシュ・ケイオス)』において、我々特異運命座標が、可能性…”パンドラ"を蒐集しなければ…
この世界と、それに連なる…我々のもといた世界も纏めて滅亡する、という事だけは確かです
な、なんて基本且つ王道な展開。まさか自分が異世界転生する日が来るなんて………

あれ?そういえば別に若返ったりとかしてない?
いやいやいや、こういう時はご都合主義とかで全盛期の姿になるとかあるでしょ普通。つまり異世界転生じゃなくて異世界転移?(ぶつぶつ)
まあご想像されているような…転生した訳ではありませんから、我々。
あくまで元いた世界から直接召喚されたに過ぎませんから。

…まあ、アナタのように見に覚えのない力をこちらで身につけているというケースはあまり聞きませんが、もしかしたら元いた世界でそういった素質を持っていた、とかではございませんかね?適当な事を申しますが
へ?いやいやいや、魔法少女に憧れるだけの極々普通のフリーターですよアタシ?
そんな秘めた力とかある訳ないじゃないですか~
あっとしても、目覚めなければ何の意味も無いですし~(手をパタパタ)
さあて。アナタがアナタの居た世界をどれほど理解しているかどうかはさておき…
…この世界でどう生きるか、指標が欲しかったのではないですかな?

ワタクシは占い師ですゆえ、アナタが大まかな方針を決めあぐねているのであれば、その助力を致しましょう。
無論、具体的な答えをお望みでしたら、そちらも善処致しますが…
………あ、そうだった。

じ、じゃあ大まかな方針でお願いします。
ええ、かしこまりました

(タロットカードをまとめ、手慣れた手付きでシャッフルし、上下をカットする。ほどなくして、マリアの前にカードの束が差し出された)

…さあ、どうぞ。運命を切るのはアナタの手で。
アナタがそのカードの山を好きな位置でカット(ダイスロール、乱数にチェック)して下されば、ワタクシがそこより運命を覗き見ましょう。
ありがとうございます…それでは
(カットされたカードの山を受け取ると、そのまま一番上から2枚のカードをテーブルに並べた)

こちら、一枚目のカードがアナタの現状、二枚目のカードがアナタの未来を表しております。
順を追って、見ていくと致しましょうか……。

(それぞれのカードをめくる。
一枚目…正位置の『女帝』
二枚目…正位置の『愚者』)

出ましたね、一枚目の『女帝』の表すは…
繁栄、豊穣、実利、女性的魅力…
二枚目の『愚者の表すは、変化、展開、開花、始まり…といった意味を持ちます。

これらから、アナタの見たい点…これからのアナタという観点から見て、読み解いていきましょう。
アナタの現状。それはまさしく、アナタが此処に来て得た機会と考えられるでしょう。
即ち、これは繁栄の機会です。

アナタの過去から今までに至るまでに積み重ねてきたもの…あるいは放逐していたもの。
それらが今まさに実りをつけ、豊かな成果を上げることのできる状態となっている…
そう出ております。
それは技能的な観点かもしれませんし、経験や知識によるものかもしれませんし、あるいは…女性的な魅力によるものかもしれません。
いずれにせよ、今という現状がアナタの隆盛の時期という事でしょう。

そして、未来を指し示すは転機……アナタの行く先が変化するという意味を読み解けます。
此処に至りて、アナタの中に秘められた力や、隠された魅力が開花する…或いは、何か全く新たな出来事が始まる事を示唆しております。


…以上の事から、アナタがこれからどうするか?という所を読み解くならば


アナタの未来はこれから、不規則に変動するものと思われます。
この行く先に見えるは確かに前向きな転機ではございますが、それが開運か不幸、どちらを招くものかまでは解りません。

ゆえにこそアナタがすべきは、この世界に降り立ったアナタが得た力をどう使うか…此処に尽きるでしょう。
幸いにも、アナタが得た力は、アナタがこれまで持ち得なかった力であり…同時に、アナタが焦がれ憧れた力でもあるのでしょう。そうした積み重ねた想いがここに来て実ったのであれば、それを可能な限りモノにしておくのが望ましいと考えます。

一つ確かな事は、正位置の女帝が指し示す通り、今を豊かに、力を蓄えておけるのであれば
未来に待つは開花。前向きな変質に他ならないという事です。

…こんなところでしょう。如何でしょうか?
(パァァァっと表情が明るくなっていく)

あ、ありがとうございます!!
何が出来るか分からないけど、この力はその為に与えられた。
なら、アタシはアタシが信じるやり方で生きていけばいい!

アタシ、やってみます。
あ、今更なんですけど、お名前聞いてもいいですか?
アタシは東雲町真理亜って言います。
ヒッヒ、この占いが活力となれば何よりです。
そうですね、此処で得た力をどう使うかは人次第。それで何が為せるか、何を成せるか…
それは、やってみなければ解らないというものでございましょうし、ね。

ふむ、真理亜様。それがアナタのお名前ですか
ワタクシは…そうですね、ヴァイオレット。ヴァイオレットとお呼び下さいませ
同じ地球とは言えないかもしれませんが、少なくとも同郷のよしみですし、相談程度でしたらいつでも承りますよ。
ヴァイオレットさんですね!
ありがとうございます。
また道に迷ったら頼りにしますね。

早速ローレットって所に行ってみます。

………それで、あのぅ………代金はいくらですか。
アタシ、持ち合わせが少なくて(蚊の鳴くような小さな声)
ま、ワタクシのような日陰者など、頼らないに越したことはございませんがね。
他に縋るものがないときの藁程度の働きは致しますよ。

ああ、代金ですか。
別に構いませんよ。占いは趣味のようなものですし…同じローレットの同業者ですし、今回はサービスしておきますよ。
またアナタが成果を挙げ、余裕が出来たときにでもお越し頂けたときにでも…その時にまた満足いく結果が出たならばお支払い下さいな。
わ、分かりました。

手探りでもいいから色々やってみます。
今日は本当にありがとうございました(深々と頭を下げる)
いえいえ……アナタの行く末に不幸が無いことを祈っておりますよ。
ヒッヒッヒ…

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