PandoraPartyProject

ギルドスレッド

とある場所

【RP】海龍殿

地上より遥か水底にある海底神殿。

冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。

今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。

生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……

(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)

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……ここは。
(朧気な記憶が次第に明瞭になっていく。まばたきを数度した後、自分の置かれている状況に気づいた。
膨大なランベール……自身が宿として間借りしている死体の身体。その記憶で幾度と見て来た光景だ。
記憶という映像で見た時と、現実での神殿の雰囲気は同じようで大きく違うように感じる。
亡者の呻きと纏わりつくような悪寒に腕をさすった)
もっと暴れまわって目立ってから招待されるかと思ったけれど、意外と早かったな。
僕の演技が上手くいっているからか、奴が焦っているからか……。
いずれにせよ、もう後戻りはできない。

(幸い、死体の記憶と間取は変わっていないようだ。神殿の"主"が居る場所へ、まっすぐ足を進めていく)
(主の部屋に行くまでに、必ず通らなければいけない場所がある。
『贄の部屋』――…死体がそう呼んでいた場所だ)
生前訪れた時もひどかったけれど、これはもう……度を過ぎているな。
(入口の扉にさえも侵食している黒い触手。触れないように気を付けつつ扉を開ければ、そこには地獄絵図が広がっていた。
木の根のように部屋中を触手が這い、胎動するように蠢いている。
その中に気になるものを見つけて足を止めた)

――……彼らは…。
(黒髪に白い房の混じった老若男女、20……いや、もっと探せば見つかるだろうか。
誰もが目を閉じ沈黙している。否――…喋る力さえないのだ。
素人目で見ても触手の養分になっているのは明白だ。
しかも彼等は死ぬ手前の状態で生かされている。弱弱しいながらも息だけはあるのが伺えた)

ここまで衰弱してしまっていたら、仮に救い出せても、もう……。
……。(構えたまま暫し対峙し、ゆっくりと得物を下ろす)(「冷徹な傭兵のフリをしていても、僕の根本はワダツミだ。なんの権利があって、罪も無い人を傷つけられるだろうか…」)

紅の契約者の部屋は、もうすぐか。
(触手蠢く部屋の先に紅い扉が見えてきた。目の前に立つと、その荘厳な扉が重い音をたてて開かれる)

……。

「久しいな、銀の月。」
(紅いベルベットの絨毯が伸びる先には大理石の階段。部屋の全てが見渡せるその場所に、紅の契約者は座していた)
…………!(誰かに呼ばれた気がする。銀影の中でぱしゃんと跳ねた)
「やはり君は一度殺しても死なないようだ。それとも……」
(水を跳ねるような音を聞いて、すいと革手袋で覆われた右手で銀の影を指さす)
「傭兵ではないのかな。」

こうも考えられないか。約束を破った貴様を冥府の底へ引きずり込みに舞い戻ったのだと。
……俺の死因を忘れた訳ではないだろう、紅の。

「無論。君は自己犠牲に浸るために死を選んだ。
アベリアル夫妻蘇生のために近しい者の肉体を条件にした時、傭兵の君の耳へアルク・ロードの存在が入っていなかったとは思わんよ。」
…………。
(死体の記憶にはしっかりとアルクの姿が刻まれていた。死を覚悟した時の感情さえも)
その理由を喋る義理はない。

それより、随分と出世したな。あのいけ好かない教祖は何処へ消えた?

「私を前にしても他人の話題か。寂しいものだね。」
(問いかけを受けてため息をついてみせる。王座の上で足を組み、口元をゆがませた)
「創立者の教祖様ならこちらに。」
(天井から黒い触手が伸び、人の姿をかたちどる。確かにランベールが過去の記憶で教壇に立っているのを見た男だった)

既に貴様の手の中という訳か。クーデターを考えていたのはいつからだ?
「今更それを聞くのか。……初めから。この組織に属してすぐにだ。」
(銀色の目元を覆うハーフマスクの奥で目を細める。それから少し何処か遠くを見るように視線を虚空へ逸らした)
「どうやらネズミが入り込もうとしているようだね。君が招いたのか?」

元々はお前が此処に俺を引き寄せたんだろう、知った事じゃない。
(目の前で紅の契約者が片手を振れば、それに応じるように触手が脈動して天井の方へ引っ込んでいった。邪悪な気配が上で蠢く。ごくり、と緊張で乾いた喉をツバで潤した)
……。
(何をしたか分からないながらも、助けに行く事はできない状況。きっと大丈夫だと祈る気持ちで見過ごした)
「何人増えようと同じだ。私は……“私たち”はこの世が憎らしい。真なる滅びが来る前に、愛憎をもって壊したい……。
そのために君の身体が必要だ。大人しく差し出してくれるなら義体のひとつも用意してあげよう」

勝手な事を言ってくれる。
俺の身体は俺のものだ……力ずくで奪ってみせろ!
(マントを翻した瞬間が合図になった。紅の契約者が霧をランベールに差し向け、ランベールは見えない攻撃を放つ。互いに得物は干渉せずにすれ違い、ランベールの身体に黒い霧が纏わり付いた)

……ぅっ、これは……!?

(一方で紅の契約者は攻撃を受け、仮面のサイドが砕ける。カラン、と音を立てて床に落ち立て)
(黒い霧が呼び覚ます罪は「正義」。
最初は些細な事からだった。事務所で請け負った依頼や今までの事を思い出し、その全てがエゴにすぎないと自己嫌悪にかられ始める)
……ちがう……。僕はただ、この世界に来て助けてもらった事が嬉しくて……。
僕みたいに困ってる人を助けたいと思ったんだ。

それも偽善だったとしても……一人だけ。たった一人だけ……掛け値無しで力になりたいと、願った人がいた。
(その人の姿を思い浮かべる。霧に力を奪われながら、震える手を天井に向けた)……グレ、…ス……。

「君は誇っていい。魂に触れるまで、私は君が傭兵ランベールだと信じて疑わなかったよ。……さて、これでひとつ。……ふふふ。」
♪~
(鼻歌。そしてルビー色したレーザー閃光の威嚇射撃。さあこちらを向け。)

君は相変わらずダメな奴だな、ランベール君。
大仕掛けってのは一人で片付けるものじゃないんだぜ?

(視線を赤髪の男に向けた。)
わたしは人の子の夢、水面に映る者。
依頼人の名は伏せるが君を終わらせに来た。
(格好よくキメたアルの頭の上に向かって、イタチのぬいぐるみが空から飛来してくる。ぶわっと涙を流しながら)
ぎにゃあああああああーー!?
(ドスゥウン!と重い音がする。頭からどっかのカートゥーン漫画みたいに落ちてきて地面に上半身がぶっ刺さった)
…………まいった。今日は落ちてばっかりだ。
待てよ、さっきの人影……メアリアン!
(受け身を取れなかった残念ダメンズを待つまでもなく、転移第二弾がはじまっていた。
巻き込まれた魔方陣に妹らしき姿を見て、ただでさえ衝撃だったのに、降り立った先には豪奢な玉座と、そこに座す死んだはずの人物)

うそ、だろ……。兄上……?

(仮面の外れた紅の契約者の姿に、目を見開いた)
「……!なるほど。ネズミが空から諾々と降るなんて、変わった天気だと思えば……やはり貴様が箱庭を繋げたか、ハインツ。
(立ち上がり、アル達の方へ振り向くのは赤髪の中年。朝長晴明に似ていながらも、不吉を孕むほどに穏やかな微笑みを浮かべている)
「愚弟はさておき、骨のありそうな奴がいるじゃあないか。」


……ア、ル……?(弱ったような声が喉から絞り出される)ハインツにイザークまで……助けに来てくれたのか!……ぐ、グレシアスは……?
(分かってはいながらも、つい視線は求める人物を探す)
……、…?(罠にかかったと思いつつ目を凝らし次に何が来るかと身構えて居たが)…何も来ねえ?
(現状を理解しようと周りを見渡すと事務所のメンバーが何人か居ることに驚いた)

……、何が起きた…?罠じゃ……銀影!?(弱りきったランベールに気が付いて駆け寄ろうと身体が動いた)
(確かつい最近『滅多なことでは驚かない』と誓った。)(だが自称『凡人』にはこんな言葉しか出てこなかった)
……なんだこれ。
(べしゃりと落ちた体をむくりと起こして周囲を見渡す。目の前の見慣れな赤髪の存在を確認して)……よぉ、アンタと会うのは二回目かな。元気してたか?髪切った?(などと軽口を叩く。)
(そして知った)さっき一瞬見えたのも、アンタも晴……ターフェアイトの家族だったひとたちか。
それにしてもこの状態ひどくねぇ?花の一輪くらいあってもよかろうに。(ついで出たのはそんな文句だった)
(尻餅をついた状態から立ち上がりつつも、視線を巡らせ)

……だいたいわかった。
(とりあえずアルクと、雇い主と、殺した方がよさそうな不穏なものと、顔も名前も知らんが敵ではなさそうなものがいるということだけは把握した。じゃあやることは大体一緒だろう。)
(頭の上に降ってきたイザークを張り付かせながら)
ハインツ君は何も知らないよ。黙って連れて来たんだ、知れるはずもない……。
わたしと迷宮の主の契約に従って、かわいいイタチちゃんと君の妹御の願いを叶えた。それだけさ。
(この場に飛ばされてきた者たちが状況を把握し、隊列を整える時間を稼ぎ出すために、油断なく照準しながら赤毛の男を見ている)

……ところではじめまして、『紅の契約者』さん。
なんでこんなことになってるかを、ちょっと冥土の土産感覚で語(ウタ)ってくれないか。
「何も知らんがとりあえず死ね」ってんじゃ、風情がないだろ。
(丁度いいのでランベールのことはアルクに任せる。自分は囮でいいし、イザークだって居る。)
僕はネズミじゃない!アンタ眼科行った方がいいんじゃないか?(ムキー!とやつあたりでぽふぽふアルの頭を叩く。
アルの頭にしがみついたまま、見回して)アル、ここ……壁にいっぱい“人がいる”。(気配を感じ、ふるふる身震いした)
誰か知らんがその通りだ。花の一本くらいは飾っといてほしいもんだな。
(ゆっくり起き上がると、リチャードに同意する。
落ちた帽子を拾い上げ、埃をはらってかぶり直した)

名指しが来るとは思わなんだが、確かに俺もアンタを知っているようだ……ルベライト・キャラハン。
(ハインツは何故か、紅の契約者の名前を覚えていた。少しずつ自分の知らないはずの情報が自分の中に増えていく事に、気分が悪くなって青ざめた)
お盆でもハロウィンでもねぇのに死んだはずの人間がぽこじゃか湧いてきやがる。しかもここは見覚えがあるぜ……白珠の神龍。その本拠地だ。

(言葉に悲痛な気持ちが混じる。足元から崩れそうなほどの絶望だった。声が震えて)
つまり貴方だったのですが、兄上。家族を……キャラハン家を襲うよう、けしかけた犯人は。
あ、いや、俺の言う花ってそういう意味じゃ……あー、説明めんどいからいいか。
見たこともないやつらがたくさんいるから軽く名乗り上げだけでもしておくか、俺は……、(どう名乗るか少し迷って)……とりあえずリチャードだ。ここで本名を迂闊に名乗ったら呪われそうだからな。よろしく。(手をひらりとふって)

……ターフェアイト。(肩を持つ。気休めかも知れないが、『独りではない』と、『絶望に負けないでほしい』と願って)
「土産にする価値もない話さ。
キャラハン家の血の宿命……代々伝わってきた頭首の儀式。その中で私は多くを殺め、妹すらも手にかけてしまった。
最後に生き残った者は、今までこの空間で消えた命と怨嗟を背負う。
理不尽だとは思わないか?滅びの運命が決まっている世界にいながらも、風習や差別に縛られつづけるのは。
だから私が解放してやるのだよ。全てのくびきから、人類をーー……これは聖戦だ!」

(宣言と共に天井から玉座へ、どろりとした気配が落ちる。死した者たちの怨念と殺意に、すでにルベライトの魂もまた取り込まれていた。
黒い気配の全てが混ざり合い、黒い触手がいくつも生え伸びた邪龍へと姿を変え)

『……最早、ワダツミの力などどうでもいい。欲するのはこの魂の受け皿だ。ランベール……神をも受けたその身体、私に捧げるのだ!』
……グレシアス!(求めていた人の声が聞こえて、声に喜色が混じる。しかし此方からは動けず、伸ばした手も彷徨いがちだ)
そこに居るのかい?よく見えなくて。でも……来てくれるって、信じてたよ!(罰に争い黒い霧から抜け出す代わり、正義を見通す“眼”が封じられた。アルクと近づく事が出来れば、抱きしめようと腕をまわすつもりで)
やっぱり君は、僕の大切なパートナーだ。

(目を閉ざしていながらもわかるくらい、邪悪な気配が辺りを満たしていた。声のする方へ視線を向け)
まずはあれを倒さなきゃ。僕は死体の体を使わせて貰っている身だけどね……お断りだ、そんな禍々しい魂の器になるなんて。僕はグレシアスと……仲間たちと、帰るんだ!
……は?…んだよ、目見えてねえのか…。馬鹿じゃねえの…無能な癖に無茶一人でするからだ阿呆…(取り敢えず口で文句を言いつつ体は恋人を抱きしめて尻尾も耳も全身で嬉しさを表していた)

……ま、良いや。生きてりゃ良いや…。俺のが取られなきゃ良い…。銀影は俺が守る。
(内心軽く絶望しかけたが生きてればいいという極論に達した。喋れてるし、壊れていない。それならいい。ギュウゥ…と大事そうに抱きしめた)
……ランベールを殺したのとやっと逢えたわ。俺の両親をネタにして、付け込んで…テメェ、まだ俺から大事なモン奪う気か。…殺しても足りねえわ……。
天義もだけど、目の前から消しても足りねえ…。魂を消しても足りなさそうだ…遺す気もねえけどな…。
甚振って何度も殺したいと思う反面、…視界にも入れたくねえ。

兎に角、死ね。死んでくれ。俺の前から完全に消えろ…紅の契約者!
(憎悪を紅の契約者にはっきりと向ける。朝長の兄?そんなの知ったこっちゃない。そもそも朝長も自分の恋人を殺そうとしたんだ。絶望しようが関係無いし、身内を目の前でグチャグチャにしない理由には足りない)
(酷く吐き気がする。死者と秩序に対する冒涜極まる。何もかもが歪んでいる。何もかもが先を見据えていない。何の敬意も感謝もそこにはない。とはいえすぐそこから吹き上がる憎悪に冷静さを取り戻す)

アルク。
お前さんの一番の望みは、アレだろう、俺の雇い主殿の生存だ。
この場の誰がそれを望んでいると思う?お前さんだ。
切り刻んで殺すのは、二の次の話じゃないか。

……激情は容易く己を裏切る。
俺は願いを取り違えて後悔するお前さんを見たくないんだ。

俺が前に出る。お前は少し退いて、絶対に攻撃を通すな。
それが今のお前の一番やるべきことだろう?
大丈夫だ、リチャード。
……これは俺の犯した罪。
与えられる運命に抗いもせず、流されていたがゆえの罰だ。
(腰から幾つか香水瓶を手に取り、ルベライトの方へ向けて身構える。その横顔は真剣そのものだ。)
加勢するぜ、アルク・ロード。キャラハン家の因縁、“現当主”ターフェアイト・キャラハンが終わらせてやる。兄上、お覚悟を!
……、…くっそ…。言っておくが俺はアンタ等一族も、トカムも…俺のモン奪おうとした時点で同罪だ。

…本当なら朝長、アンタも排除したいのは変わらねえ。家の事情なんざ知らねえよ、余所でやってくれ…。俺の前にそういうの持ち出すな、腹が立つ。

…加勢するなら別に勝手にすればいい。俺はテメエなんか守らねえし、道具としか思わねえから好きに死に腐れ、キャラハン家。(ダレンに止められて居るのでそれ以上は何もする気は無いが関わりたくもないと朝長に吐き捨てる)

…ダレン、その腐った龍、燃やしてくれ。跡形もなく、だ。攻撃がこっちに来るのは構わん。俺を守れとも言わない。殲滅することだけ考えろ。銀影は俺が護る
俺に利がある場合のみ援護は俺がする。俺の大事なモン奪おうとするキャラハン家はとっとと滅びちまえ(銃をホルダーから抜き、援護射撃に備えた)
ちょっ、なんか僕たちが知らない間にいろんなところがギクシャクしてないか?みんな、ラスボス戦みたいなんだから仲良くしろよぉ!(アルの頭をぽふぽふぽふぽふ)
あ゛?テメエがそれ言うか、裏。(銃をイザークに向けて威嚇。こいつ冷静なようで我忘れ去ってるぞ)
首筋噛みまくったのに対してまだ礼をしてねえんだ。無駄弾で撃ち抜かれたくなかったら黙ってろ >イザーク
……こりゃ、生き残るためには思い出すべきなんだろうが……思い出したく、ないな。
(どんな理由かはわからないが、体が、心が、魂が。ルベライトやメアリアンについての記憶の深掘りを避けようとする。
強く願えば思い出すはずだが、その一歩が踏み出せないまま頭を押さえてうずくまった)
……嫌だ、戦いたくない。俺は「今のまま」がいい。なんの変化も望んじゃいない……!
……望めば、変えられる。
望まぬ生まれも、生きてちゃいけない境遇も、名前も、顔も、心でさえも。
まったく惰弱で、感傷的(ウェット)で、ちっぽけに過ぎる。
(壇上の者をまるで高みから見下すように悠然と笑う。)

一応ランベール君とわたしのイタチちゃんと、アルク君、それからまたほかのわたしのお友達が一応無事で生きてる以上、わたしにはまだ君そのものを憎む理由はあんまないけど、君をここで止めないと君を恨むことになりそうだからね。
キャラハン兄弟二人の救済こそがメアリアンからわたしに託された依頼だし、さ……。
(ぽめぽめと頭を叩かれてる)

あっちょっとぉ、髪の毛乱れちゃうじゃないか。
で、前衛後衛まーかせた。わたしとイザークはちょっと下がって中衛から撃っているよお。
選ばないなんて選択はないぜ、ハインツ君。選ばなきゃ何もかも失って終わりさ。

ところで、メアリアンは君のことも心配していたよ、『先生』。
ずっと愛されてるんだから、胸を張って生きなよ。わたしはそうしてきた。
ケッ、ほんとアンタとは分かり合えねえわな。…分かり合えない部分だけは明確に分かってるだけマシか……。

……ハインツ、役に立たないならこっちに来てろ。役に立たない奴は戦場では足手まといだ。
停滞を望むなら死なない様にだけしてろよ…。(アリスターとは全く逆の事を言いつつイザークに向けた銃口を黒い龍に向け直す)
(なんかわからんけど大変そうだなぁ……みんながんばれ。って顔)
『会いたかったけどよ、アルク・ロード。最初は君をランベールを扱うための丁度いい駒だと思っていたが……嬉しいよ。とても私好みに、臨む姿に育ってくれた。(怨みと殺意の篭った言葉に龍が口角をつり上げて嗤う。どろり……と天井から4つヘドロのようなものが落ちてきて、全長1.5メートルほどの龍に形を変えた。
イザーク、ランベール、リチャード、ハインツに向かって噛み付くようにけしかける)

(アルからかけられた言葉には、逆に不機嫌さを滲ませた)『黙りたまえ。メアリアンに託された?馬鹿を言うんじゃない。あれは、あんなものはメアリアンとは言わない。
そこで情けなくすくんでいる男が描いた成れの果てだ。本物のメアリアンは……あの時、この場所で……頭首の儀式で、私が最後に息の音を止めたのだから!』
…うるせ……チッ!!(「うるせえ、俺はテメエなんてハナから眼中にない」「そもそも俺はテメェを知らない」と口に出そうとしたがランベールに向かってくる龍のようなものに対して反射的に懐からナイフを抜きつつ庇いに行く。攻撃にまでは間に合わないだろうがランベールは死守する気だ)

俺のモンに手ぇ出すなって言ってんだろ!!!?(庇って噛みつかれたとしても一言叫ぼうか)
えー、なんか俺のところにまで来たんですけどこれって完全にとばっちりじゃないですかやだー。(向かってくる『龍』を一旦ひらりとかわして)どうせ寄ってくるなら美人がいいな、こんな悪趣味な男とその分身みたいなのは死んでもノーサンキューだ。
……あ、でも兄貴とやら、ターフェアイトに似てんな、やっぱ。(うーん?とぶつぶつなにか呟き初め)……ワンチャン、イけるか?(イけねーよ!)

んで、そこの見た感じ同種さんよー、『変わらない』為には『変わり続けなきゃいけない』んじゃねーかな。……なんつってな。
そうなのさ。『走り続けなくては留まることができない』んだ。よくわかるじゃないか。
(リチャードに、陽気に笑って。)

死んだ彼女ならそうすると「信じて」、君達を「案じて」、彼女の意思でもってわたしに「お願い」したんだぜ。
たとえ君達みたいに薄情な人間に忘れ去られたとしても、地の底に埋もれた淡い面影・不完全なる断片だったとしても、彼女のお願いには違いないんだろう。
だからわたしは彼女のお願いにこたなくちゃいけない。人の作った機械だからね。
(滑らかな挙動で一歩引き、銃口を向けた。イザークを追尾するものは実質自分を追尾するものだろ。一緒にいるんだからね。魔法火花めいてレーザーライフルが赤い閃光と熱量を散弾めいて吐き出す。)
あぁ、良かった。グレシアスだ……。(ひと肌の温もり。ふわふわの黒い髪。確かめるように触れていって、嬉しそうに微笑んだ)
グレシアス、よく聞いて。僕たちは『混沌肯定Lv.1』によって、個々のスペックが決まっているから、味方の数がそのまま戦力になる。
目が見えないからこそ、神経を研ぎ澄ませて感じたら……ルベライトの混沌に取り込まれている命は100、いや……200を超えている!
(つまりはLV200のようなもの。正攻法では倒せない事を示した。
話の途中でアルクの状況に変化があった事に気付き、見えない目のまま驚きに目を見開く)グレシアス!?

(アルクはランベールへの攻撃を庇いきった……代わりに、腕へ邪龍が噛みつきを放つ。捉えた瞬間その龍は霧と化し、アルクの「罪」を悪しき方向へ沸き立たせようとするーー)
…ッ゛!(恋人を守る様に庇って噛みつかれた腕に痛みが走るが今までの事を考えると屁でもない。腕を振って床にでも叩き付けようかとした瞬間に霧散して、それが傷口から自分の中へと入ってきた。)

――……うるせえ。俺の本名を気安く呼ぶな。(次に口を突いて出たのは「自分が頼りたいときに傍にいてくれなかった好いてる男」への憤りからの言葉だった)
アンタ、俺の事をついさっき大切なパートナーっつったよな?なら、なんで居て欲しい時に支えようとしない?だらけて、面倒ごとを全部俺に押し付けた?いくら言っても聞き耳持たねえ…?

大切なパートナーのケアすらできない奴がどの口でほざくんだ、それを。最低の男だよなぁ、お前は。人が避けてる事とか平気でしてくるよな?言われたくないって判り易い事平気で言って来る口で良くもぬけぬけと言えるな、アア”!?

…ッ、…?………俺から、離れてくれ。今、感情が抑えられねえから…(溜まっていた文句を吐き出したところで自分の変化に気が付き片手で頭を抑えつつ目の見えていないランベールを突き飛ばそうともう片方の手を突き出した)

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