PandoraPartyProject

ギルドスレッド

即席事務所と喫煙所

【RP】105号室:アリスターの部屋

他と変わらぬ来客宿泊用の小さな個室だったはずだ。
それが今では壁に遮音材が追加で貼られ、窓に格子が嵌まっている。
トドメとばかりに室内の要所の錠には罠まで仕掛けてあった。
他にも何かあるのかもしれないが……。

ベッド・机・電子端末・本棚以外といったもの以外には、
応接用の一人がけソファ二つとコーヒーテーブルがある。

部屋の主の特性上、生き物が住んでいる匂いに酷く欠けていた。
-
(※悪い人向け:
目標値100<1d100+テクニック×10で鍵をこじ開けられます。
貴方がとても器用な場合、判定無しで十分でしょう。
中身は大抵銃器や弾薬の類ですが、たまにガラクタもあります。
失敗した場合、生身であれば指がかなり深く切れる程度のダメージが発生します)

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(なんか物音がするが、まさか風呂に乱入してくることはあるまいなどという大変甘い見積もりで湯舟に水没してる。つまり、誰もランベールを止めないのである!ゆらゆら。時折、黒い樹脂で覆われた脚が組みかえられたりしている。)
アル?アリスター!!(ガチャッとドアを開けて風呂場へ一直線に駆け出す。そこ時に背後からなにかにのしかかられて、風呂場になだれ込んだ)
なっ……!?
依頼の受付は何処かと思えば、盗っ人にしちゃあ派手に侵入しやがる。お前さん部屋の主と匂いが違うが、何者でぃ?
(ランベールの背中にのしかかるのは和装の獣種。共になだれ込んで揉み合っていたが、ふとお風呂の匂いに顔を上げ)……おや。
(ゆらゆらと湯舟のなかで天井を見ていたが、部屋の中の騒々しい物音に気付いてざばりと体を持ち上げ、バスタブにかかるカーテンを開けた)

ランベール君と、誰さー。
会う約束のある人は今日はいなかったとおもうんだけどなー。
(石鹸をタオルに包みながら尋ねた)
アル、無事でよかった。なんだか水の音がして返事がなかったから、てっきりお風呂場密室殺人事件かと。
(誰、と言われて化野を見る)誰だろうね?
いいことをおしえてあげよう。わたしは呼吸しなくても死なないから溺死なんかしない。
(バスタブの淵にかかった両腕は、長手甲めいて肩から先は黒い炭素系素材で出来ていた。頬に張り付く髪を掻き上げて)

……ところであのね、ふたりとも。ひとつだけいってもいい?
すまねぇ。家主と違う匂いの気配がしたからてっきり……(ひとつだけ。何を言われるのだろうと目をぱちくりさせる)
へい?
えっちー。
(特段見られて恥ずかしいという感性はないのだが、それはそれとして風呂場になだれ込んだ相手に言うべきであろうその一言を、些細ないたずらを咎めるかのように口にした。)
知らないのかい、男っていう生き物は総じてえっちなのさ。(キリッと顔を引き締める)
へぇ。仰る通りで。
ここは責任を持って助兵衛な事に及ぶべk(ランベールに押しのけられる)
わたしのイタチちゃんがやきもち焼くからだめだな。
彼が特段気にしない性格ならわたしも気にせず振る舞うんだけど、あんまり悲しませたくはない。
ついでに言うとランベール君はわたしを選ばなかったからそこでそうしてるんだし、そこの狐さんについちゃわたしは名前もしらない。
人んちに無断で押し入るなんて手順からしてなってないし、応える利益があんまりないよね。
(ぱちゃぱちゃと水音を立てながらそんな思考を口に出し)

だから『石鹸で脳天カチ割られたくねえならとっとと失せろ、畜生共。』といっておこう。
(石鹸を包んだタオル……というか簡易なブラックジャックを振る)
……さて、ラブコメ風なドキドキワクワクを楽しんだところで、詳しいお話を伺いましょうお客様。
たいさん、たいさーん!(などと言ってブラックジャックの前にすたこら逃げ出す。客を置いて)
お風呂場からあるラブもあると思ったんですがねぇ。……あっ。(逃げ足の速いランベールに置いてかれ、仕方ないのでお風呂場から出る)
まいったな、何処に向かえばいいんでやんしょ。
次からはもうちょっと弁えた行動をたのむよ。雰囲気や気分って大事だからな。
(出ていくなら追撃はしないし、それ以上咎めることもないのだろう。ばいばいっと手を振り)
ああ、彼は二階に多分いるとおもう。鍵を閉めろとはいわないけど、ドアだけ閉めておいてね。
(石鹸を石鹸受けに戻して)

なんにしたって、今の利益を損ねる前提で遊ぶ程の利益がないんだよなあ……。
(利益が上回り隠匿が叶うならばそれなりに危ない橋も渡るだろう。そうじゃないと思うからそうしないのであって、そこにあるのは善性ではなく打算と興味だ。のぼせそうなので湯舟から上がり、体を拭いて着替えを済ませた。)
へぇ。それじゃあ失礼して。
(相手がお風呂からあがる前にそそくさと退散する。
一応引け目は感じていたのか、居間のテーブルにお詫びのつもりか、赤い風車が置かれていた)
うーん…(メイド服を着たイタチが部屋の前をうろうろしている。入る覚悟が決めきれないのだ。
なんたって今日はグラオ・クローネ。恋人たちの日である)
(赤い風車はそっと仕舞っておいた。可愛いあの子に頼んだものとカブるからね?)
(なんだか気配がしてるなあとおもってドアを開けることにした。)

なんだかかわいい恰好してるね、イタチちゃん。
どうしよう……うーん、うーん……。
(肩を落とし気味でなにやら不安そうにうろうろしていた。扉を叩くべきか悩んでいた末に声をかけられれば、プレゼントを背中に隠してアルへ振り向く)
こんばんはアル。……は、流行りだって聞いたから!かっこいい?似合う?
メイド服はかっこいいっていうか、かわいいなんじゃないかな。
メイドでかっこいいまで行くには、人生の積み重ねが要るからな。
(ただし、シャンと背筋を正し何物にも動じない人生を生きる人間は何を着ていてもだいたい格好いいものなのだが。)
おいでよ。あったかいミルクでも入れてあげよう。
うーん、着こなすには熟練度が足りないんだね。
僕もいつか、鋼の肉体に渋い声で「やれやれ……困ったご主人様だ」なんて言えるメイドを目指すよ。
(イメージしてるかっこいいメイドの方向性がズレていた)
……!わぁ、ミルク!ミルクだー!(甘い誘いにぴょんぴょこ嬉しげに飛び跳ねながら、早速部屋にお邪魔しよう。イタチ生活が馴染んできたのか、すっかり本物イタチの動きである)
君すっかりイタチだなあ。可愛いけどね。
(人の姿でないことに散々文句を言っていたのが随分昔みたいだ。コンロに小さな鍋をかけてミルクを温めながら、片手間にポットのお湯で自分用にコーヒーを用意する。それからもちろん……そっとチョコレートの大きな箱を見遣った。)

♪~
(漣や雨音を思わせるノイズ混じりの鼻歌)
(火傷しない程度の温度のホットミルクにお砂糖とバニラエッセンスを少々入れてカップに注ぐ。それから自分の分のコーヒーも注いでテーブルに運ぶ。トレイを持ったもう片方の手に大きなチョコレートの箱もある。)
(プレゼントが散らないように気をつけながら、部屋に入ると真っ先に馴染みのソファーへぴょんぴょん走っていく。クッションを背に、にくきゅうのついた後ろ足を投げ出してお座りした。
ご機嫌そうにゆーらゆーら、尻尾が揺れる)
ミルクみるく〜〜……もきゅ?
(最初からイタチだったような感覚に捕らわれており、アルの呟きに首を傾げてからハッとした)
そんな事ない!僕は邪龍だよ、怖いんだよ!が、がおー。

(待ってる間に聞こえて来た歌は、なんだかアルの魔力を貰った時みたいに心を穏やかにしてくれた。リラックスして耳を垂れさせ気味にして、うとうとしはじめる)
イタチでも、人型でも、邪龍だったとしても、今はわたしの愛しのイザークだからね。
だから怖くないかなって思うよ。
(笑い声混じりに、甘やかに言う。)

すこし眠い?出歩いて疲れたのかな。
(カップをテーブルに置きながら、うとうとしているイザークの姿に目を細めた。)
アル……。(相手の真っ直ぐな言葉にじんわりと胸があたたかくなる。ぬいぐるみの体なのに、頰が火照った)
僕も……好き。アルが好き。この気持ちをどうしたら上手く言葉で表現できるか分からないけど、
今の僕は最高に幸せだよ。

(相手が近づいてくれば、ふるると首を振る)
お買い物くらい大した事ないよ。アルのためなら尚更平気だもん。
わたしは神様ではないけど、その愛には応えようじゃないか。
君には幸せに笑っていてほしいからね。ずっと先も。なにがあっても。
(たとえ永訣の日が来るとしても、だ。それは口に出さず)
(微笑みながらゆっくりと瞬きして小さな頭を撫で、イザークを一度抱きかかえてからソファに座って膝の上に乗っける。)

フフフ、そういって骨折ってもらえるってのも幸せなことなんだろうな。
ということでわたしからハッピーバレンタインだ。
(平たくて大きい箱を開ける。中には様々なチョコレートがたくさん、宝石みたいに並んでいる。オレンジの味も、さくらんぼの味も、抹茶の味も、ナッツの味も、キャラメル風味のものもある。より取り見取りで何から食べてもいいし、最後の一粒まで全て君のものだ。)
神様なんてろくなモンじゃないよ。ある意味自然が生み出した社畜だし。
(ちょっと能力があるからといって、人の願いを聞かされたり、不満があればバチ当たりな事されたり。神様人生にいい思いでがなかったからか、そんな事を呟いた)
ふふ、なにがあってもなんて大袈裟だなぁ。僕を悪用する組織は無くなったみたいだし、イレギュラーズにまつわる事件は仲間がいっぱいだから、きっと大丈夫だよ。
(頭を撫でられると、気持ちよさそうに糸目になった。身を任せるように体が揺れる)

僕はアルに助けてもらってばっかりだ。
どれほどお返しが出来てるだろうって思うくらい……うわぁ!
(不安げな顔が、きらっきらと輝く笑顔に変わる。甘い宝石箱みたいなチョコレートボックスを見下ろすと、抹茶味の方に小さな手を向けて)
アル、あれ食べたい!緑色ですごいね?!何味なんだろう?
まあそんなこと言ったらわたしも人間が生み出した社畜だし?
(人の出来ない仕事のために働いてもいらなくなったらさようならである。皮肉っているがそんな自分の業を愛しているのだ。ケラケラ。)
大体大丈夫なように立ち回りはするけど、世の中何があるかわからないからね。
何があっても強く楽しく生きよう。
(一人で立っていられる程に強くなってくれるならばそれは素晴らしい事だ。……実のところ、彼を子供のように思っているのだろうなと思うこともある。)

いろいろあるねえ。素敵だねえ。
うん、うん、これはねぇ、抹茶味だって。
(ひょいっと一つつまんで、そっと相手の口元に差し出す。)
みんな働きすぎだ。そうだ、社員旅行しよう。
青い海、白い砂浜、きらめく水飛沫と踊るふんどし……!
(和の国出身だからか妙なイメージまで入ってきた。ぷるぷる膝の上で震える)
って言ってる時に限ってランベールが仕事をとってくるんだよなぁ。

んー。なにがあっても一緒に生きよう。
僕にとっての楽しい人生は君なしじゃ始まらないんだ。
(至極当然のように話す。自分の幸せはアルの幸せだ。独り立ちはまだまだ遠そうな甘えん坊イタチである)

抹茶……すごいなぁ。この世界にも抹茶があったんだ!(つままれたチョコをあむっと齧る。一口で食べきれず、むくむく言いながら口の中に入れていった)
きゅっぷい。……ふぁあ、あまぁーーい!
夏に向けて朝長君とかそこらの人に「海辺で安い宿のアテない?」って聞いて予算とか予定組んどこっか。
仕事とバッティングすると悲しいけどね。

極力一緒にいる努力くらいはするよお。
(名付け子なのだから責任があるのだ。付けた側も名前には縛られるし、その戒めが快いものであるように努力はしたい。)

ん、美味しいー?ならよかったよお。買ってきた甲斐がある。
わたしは食べれないからね、わたしの代わりにどんな味か説明してくれると嬉しいな。
……!いいね、それ!すごくいい!!
今年こそは海の邪龍っぽく日焼けの似合うイケメンになるんだ!
(きりり。日焼けしてワイルドに夢を詰め込んだサーファー系の自分を思い浮かべ、興奮気味に両手をバタバタさせた)
仕事はお休みにしよう。オンオフ切り替えは大事だからね。

うん、約束だ。勝手に居なくなっても、探しに行くからね。僕は執念深いんだから。(いまいち迫力のないぬいぐるみ姿ですごむ)

まったりとしていて、しつこくない味かなぁ?
それでいてふわって感じで、ぶわーって感じ!
………、……次までに食レポの勉強、するよ。
(無邪気に答えた後に自分のボキャブラリーのなさに衝撃を受けたのだった)
あの……アル。僕からもプレゼントがあるんだ。
……。
(日焼けが似合うイザークの姿が真面目に想像がつかないので無言になった)
ね、オンオフ切り替え大事。ぱーっとやすんでぱーっとはたらく。これがいいよね。

なんか死亡通知が届いたり一年見つからなかったら先に進んどいてー。
忘れろとは言わないけど、そういう湿っぽいの苦手なんだよねー。益がない。
(のほほんとしているがシビアな話である。)

語彙力は死ぬほどおいしいことはわかった。
うん、うん、プレゼント?見たい見たい。
(本人はすっかりその気でご機嫌だ。ふんふん鼻歌まじりに)
とりあえず予約をとっておくね。ランベール以外のみんなで。

湿っぽいかな?大切な人がピンチなのに、じっとしてられないよ。
……探すのはきっと、生きる希望だ、わ
どうしても忘れろっていうなら、忘れるまでざんげちゃんにハンマーで叩いて貰うしかないよねぇ。

……あのね、バラがありますって書いてあるお店に行ったんだ。
(と俯きがちに取り出したのは沢山の薔薇ーー…
に囲まれながらマッチョなオールドワンとブルーブラッドがレスリングしている薄い本。
タイトルは『ケモ受け!薔薇祭り』)
お花が本になっちゃった……。
仲間外れは可哀想だし、連れてってあげよう。ランベール君も海に浸しといたら少し元気になるかもだし……。
んー、おぼえてていーよ。でも、人の脚を引っ張るのは好みじゃないから是非希望を探しておくれ。それがわたしの望みだ。
(ぽふぽふとその頭を撫で……)

薔薇あります、かー……
薔薇は薔薇でもそっちの薔薇……
(とりあえずチョコ箱をおいといて、作者の名前をちょっと見てから薄い本を開く。わあー、海苔みてーなのががはられたご立派様だー)

したいの?
(めっちゃ単刀直入に)
オンオフの切り替えが大事なら、常にオフのランベールはオンにするべきだと思って。
(真顔でさらりとのたまう。撫でられるのが大好きで、手が伸びれば自分からも頭に擦り寄った)
なんだかんだ話しても、結局はそういう状態にならないと、どうなってしまうかは分からないや。
感情を簡単にコントロール出来るなら、僕は今ここでアルとイチャイチャできてなかったもの。

それでね、薔薇とメイド服をお店で買ったら、
お花屋さんの薔薇が買えなくて……。
同じ赤いの。これで許してくれる?
(と追加で取り出したのは、一輪の真っ赤なチューリップだった)

したいってな、なななっななにを!?
(明らかに挙動不審に辺りを見回しはじめ)
腹立つ以上に、心配なのさ。
彼はもう少し人を向いてたように思っていたけど、変わってしまったからな。
君とは頻繁に話すから君の変わり方を受け入れられもするし、こちらから働きかけることも出来るけど。
(ね、かわいいかわいい、って柔らかい声で。)

そうだね。出たとこ任せで、できれば堂々と。

ふふ、ありがとう。
許すも許さないも、薔薇が欲しいんじゃなくて赤い花が欲しかったからね。
受け取らなかった他の色んな花より何より、君から貰えるチューリップが一番いいお花。そうだろ?
(殺風景な部屋の中で目を引くみずみずしさと鮮烈な赤。春に街のそこここを彩るらしいけれど、それよりも少し早く手の中にある。うれしいなあ、とため息交じりに目を細めて、蕩けるような笑顔を浮かべる。)

いや、何って。えっちな本を堂々と持ってくるってことはそうしたいってことなのではないかって。
ランベールが、変わった……?
(どんな風に、と聞く前に優しい声と掌が降りてきて、幸せそうに尻尾をゆーらゆーら揺らす)
よく気づいたね。たしかに、変えたらしいんだ……普段使いのシャンプー!
「これからの時代はノンシリコン泡シャンプーだよね!」
みたいな事を渾身のドヤァ!顔で語りながら『トモナガキヨシ』のセール棚から爆買いしてたよ。水の神さまは綺麗好きだからね。

あのね、次はもっといっぱい、もっと赤い薔薇を用意するから……、……アル……。
(相手の言葉が嬉しくて、つられてほっこりと口元が緩む。
失敗しても、素直にプレゼントしてよかった。
そんな事を思いつつ、金平糖を取り出してぽいと口に頬張った)

僕は臆病だから、そういう事をする勇気なんてなかなか出せないけど……。
(青い金平糖で人の姿へと変われば、しゃららん!と効果音がすると共に雪の結晶のようなエフェクトが辺りに飛び散る)
お店で得たのは薄い本だけじゃないんだ。
アル、えっと……。
(なんか足を肩幅に開いて相手に向き合い身構える。そわそわして)
ど、どうしよう。ソファーに座ってる人ってどうやって壁ドンすればいいの!?

(本を買った先で男らしさ=壁ドンとかいう斜め行くアドバイスを受けていた。パニクって目をぐるぐるさせる)
見た目というよりは、ふてぶてしくなったな、彼は。
(それより今はお花の方が興味ある。赤いチューリップに視線を落とし、矯めつ眇めつながめつつ)
薔薇でもひなげしでもガーベラでもブーゲンビリアでもヒヤシンスでもハイビスカスでも、なんでも見て考えるといいよお。この世には色々な花がある……

……?
(視線を上げ)
壁ドンねー……別にそれそのものが男らしいとも思わないけどな。
(相手の手首と襟首をつかみ、自分の方へ引き寄せてソファの背凭れに手をつかせようとする。正直、からかって遊んでいる以外の何物でもないといえばない。)

……で、ここで気の利いた口説き文句はあるかな?
あぁ、前になんか言ってた気がするなぁ。探偵語録だっけ?
『探偵はピンチの時ほどふてぶてしく笑うものだ』って……ランベールは本みてその気になるとすぐにやりたがるから。
この間も、ぬいぐるみがふわふわになる裏ワザとかを本で読んできて、大変な目にあったよ……。
(たらいの上で洗剤の原液に浸されて叩き洗いされたトラウマがよみがえる。
あわわわわとがくがく震えた)
赤いお花は僕のいた島だと彼岸花しかなかったから、お花屋さんで見てびっくりしたよ。
「これ全部赤く染めたの?」って聞いたら困ったように笑われちゃったけど。
そういえばね、チューリップって、たまねぎから育つみたいだよ?お店で切り花にする前、下にくっついててビックリしたんだ!
アルがそんなに嬉しそうな顔してくれるなら、僕……ノゥカに相談して庭一面のたまねぎ畑をつくるよ!(キリリッ)
ふえっ?……へ、にゃわー!?
(視界が切り替わったかと思えばソファーに片手をついていた。
ドキドキさせるつもりがドキドキさせられっぱなしで、相手の流し目にぼっと真っ赤になる)

……き、君に毎日、僕の淹れたモーニングコーヒーを飲んでほしい。

(プロポーズめいた言葉を吐いてから、顔を隠すように相手の胸へうずめた)
たまねぎ?球根かな。
何なら君の好きな花も知りたいし、図鑑を見て育てたいお花を決めて、植木鉢あたりから始めるのがいいかもよ。いきなり畑一面は、大変すぎるからね。

(胸に顔を埋めた青年の後ろ頭をいい子いい子と撫で)

で、いいよぉ。毎日まってる。ブラックでお砂糖いっこが好みさ。
(相手をドキドキさせておいてこの軽率さであった。)
えっ、あれタマネギじゃなかったの!?……植物ってややこしいね。(本気でタマネギだと思っていたらしく、耳をぴくぴく揺らしながら興味深そうに唸った)
育てたいお花かぁ。……ダリアがいいな。お花屋さんが教えてくれたんだ。暑い時期に綺麗で大きな花を咲かせてくれるって。

(相手の胸からそろっと顔を上げて相手を上目遣いで見つめる。頰を赤らめたまま、ふにゃっと柔らかく笑み)
嬉しいな。が、頑張っておいしく淹れられるようにするね…!
(かっこいい。胸を射止められてまた胸に顔を埋めた)
ダリアかー……図書館で植物図鑑とか育て方の本とか、一緒に調べよっか。
調べてから実際にやってみるって素敵なことさ。あとは見切り発車とか勢いでいこう。何かあったら農家の人に聞いてもいいしね。

楽しみにしてるけど、わたしの寝顔でびっくりしてコーヒー溢したりしないでよ?
(胸に顔を埋める相手の額にキスしようとする)
図書館デートだ!いいね、一緒に調べてみよう。
二人で大切に育てれば、きっと素敵な花が咲くよねぇ。
……のーかのひと?あぁ、牛の人かぁ!(挙げられた稟議書のイメージが濃ゆくこびりついていて、誰だか理解するのに少し反応が遅れたのだった)

……はぅあ!?
(甘い空気に酔いしれてぽけーっとしながら話を聞いていたが、唐突に頭の中に相手の寝顔がスライドしてくる。
耳と尻尾の毛を逆立てて、キスされながらホラー漫画みたいなツラになるのだった)
とてつもなくあり得るけど、どうしよう。
コーヒーを持ちながらムーンウォークで背中を向けつつ起こしに来れば大丈夫かなぁ。
うーん、わたしも眼を閉じて寝る努力はしようかな。何事も譲り合う精神がだいじだ。
ただまあ、息してないけど死んでるわけではないってことについては慣れてもらいたい……
(思えば旧い友にも言われていたのである。『見てて不穏だから俺に見えるとこで寝るな』と)

あの稟議書の牛の文字は中々強烈なインパクトだったよねえ。
……コーヒーとか飲み終えたら早速図書館デートするぅ?
死んでたらそれはそれで怖いよね!?
……そうだ、次の機会に可愛いアイマスクでも買ってみようか。青色とか似合うかなぁ?(自分のマフラーと同じ色もいいかなぁなんてキラキラ目を輝かせた)

一文字で理解するのには時間がかかったけど、そういえば庭の方にいたなーって思い出した途端すんなり受け入れられたよ。
(ぴくぴく、耳を揺らして相手の提案をしっかりと受け止める。ぐっと拳を握り)
分かった!今すぐ淹れてくるよ!
(ててててっと流し台の方まで足早に移って、早速お湯を沸かしはじめた)
えーと、珈琲の元……。
寝ていると思えば寝ているし、死んでいると思えば死んでいるように目に映るかもしれない。お人形ってそんなものだろ。わたしも御多分に漏れやしない。
アイマスクかー、それもいいけど

ああー……
(簡素な流し台の近くには挽かれたコーヒーの粉の袋とかドリッパーとかいろいろあるがカップはない。何しろコーヒーカップのやつはテーブルの上でコーヒー受け止める為に忙しくしてるからな。)
お人形……。そういえば僕もぬいぐるみだから、やっぱり寝顔は怖いのかなぁ。
(フェルトのまぶたがパチパチと瞬く。かくんと首を傾げ)
むしろ目を開きっぱなしで寝ないとぬいぐるみとしては不自然……?
アルを見習って目を開けて寝れるように練習しようかなぁ。自分でも習慣づいたら、たとえ目を見開いたまま寝てても自然と受け入れられるかもしれない。

……あれ、カップがない。(お湯を沸かしはじめてから気づく。パカパカキッチンの戸を開けまくり、長年開けられていなさそうな小さな引き出しに、埃かぶったカップをふたつ見つける)
洗えば使えるかなぁ?

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