景色が綺麗な部屋。
そこで紅茶を嗜んでる多数魂所持者が1人。
今日も誰かと話すのを楽しみにしている様子。

それは何より（アホ毛ゆらゆら）

麗ちゃんほんとハイスペック……（むしゃむしゃ

僕だもの！（ドヤ顔）

ハイスペックなのは羨ましいぜ…（もぐもぐ）

ふふーっ、でも、これでもさ
上谷兄よりレベルは下なんですよ？

あれま、ホントだ。　…家事レベルは多分負けてそうな気もするけども…！

ふふーっ、上谷兄の攻撃で1発喰らえば即死ですとも！

ふぅ…やっと戻って来れた。

おかえり？

なんかよく分からんが、突然軽装備の男達に拉致されて、狭い部屋に監禁されてね。暫く出してもらえなかったんだけど、昨日やっと出してもらえたよ。強面の男性に「釈放だ」って言われてね。
本当に訳が分からないよ。

なんかしたの？

特に何もしていない。いつも通りにしていたよ。(不思議そうに)

いつも通りって？

強いて言うなら、夜の酒場で酔い潰れてる女の子がいたから、その娘の家まで送って行ってあげた。夜道に女性一人では危ないからね。
その後彼女の気分があまり優れないようだから朝まで介抱してあげた…ただそれだけなんだけど…

お、おう…
(普通だけど何故捕まったんだろう…朝まで介抱…？とか思いながら)

即死は危ない……
っと、お帰りー……え、介抱してただけなのに捕まるのか？
この世界の警察ってそんなに捕まえるハードル低いのか…（怖い…）

きっと、違反したんだよ
日本と一緒かと。年齢のせいとか。

酒を飲んでいたから恐らく未成年ではないだろう…
というか彼女の所持品を漁っ…見せて貰ったから確実だね。
うーむ、何がいけなかったのだろうか…やっぱり彼氏持ちの娘と本番はまずかったかな？
しかし彼女は嫌がって無かったが…(早口でブツブツ)

おい、漁ったとか言いかけたよな？
本番ってなんだ本番って……酒に酔ってたのを機になんかやらかしたな？

彼女が酒に酔ってるのをいい事に私が一線を超えたとでも？
彼女からはちゃんと同意をさせ…じゃなかった、麗には私がそんな失態を犯す女に見える？(挙動不審に目が泳ぎ)

挙動不審に目が泳いでるのが何よりの証拠だと僕は思うのですが？

うぅ…(目逸らし)

……
(ジーッと見て)

アウトじゃないかな！ボクよくわかってないけど！！！！

っ………(顔を覆いながら何処かに去る)

あー、逃げたー！せっかく、正直者には僕が何でもしてあげる権利をやろうと思ったのになー！（どこかに去る様子を見つつ）

(舞い戻り)はい、私がヤリました

カタカナで言うな。というか、戻るの早いな！？

なんだかよく分からないがやってしまったんだな…。　というか凄い勢いで戻ってきたな…

余程僕のことをお気に召したらしい…

はい、この度私アリシア・アド・アイトエムは、酒に酔ってほとんど意識の無い娘に手を出しましたこと
兼ねては私が犯罪者になったと誤解させてしまうような発言をし、皆様に心配、不安などをさせてしまったこと
心よりお詫び申し上げます。(深く頭を下げて)

うむ、私は麗を愛してるからな。そしてさっき、何でもしてあげるって言ってたよね？(麗に駆け寄り)

はいはい、愛されても僕は君を愛せない。んで、何でもしてあげるって言ったから仕方ないから叶えてあげよう。何がお望みだい？

麗の…からd………麗の作ったスイーツが食べたい。(ちょっともじもじして)

言いかけた言葉は聞かなかったことにしとくし、スイーツは何がお望みだい？

苺のケーキが食べたいな。作ってくれるかい？

はいはい、ショートケーキでいいかい？
(メモ帳に書いて)

トッピングに愛もよろしく。

そんなものないかなー。
チョコプレートに書くなら別途料金だが

全て麗に任せる。麗が私のために作ったモノなら例え泥団子であろうと完食する自信がある。
美味しいものなら尚更ね。

人を殺す前提では作らんよ僕。

ボク泥団子なら作れるよ！！
麗ちゃんボクにも愛情ちょーだい！！

シウル姉にはいっぱいあげるー！！
(にへーと笑いながら)

やったぁー！！！ボクからもいっぱいあげる！！！

やったぁぁぁぁっ！！

泥団子かー、俺は創ったのは大分前だけど…あと出せるのはパンぐらい…？
（愛情をブワっと渡すこの感じ、平和だなぁとか思ってる顔）

パン！！！も！！すき！！

僕も！！！

嬉しいことを言ってくれるじゃぁないか…これはパンを上げねば（謎の使命感

やったぁぁぁぁっ！！ラスクだ！ラスク作らねば！

おおお！！ボクあれたべたい！目玉焼きとベーコンのっけるやつ！！！