PandoraPartyProject

ギルドスレッド

鍛冶工房『イグニスの金床』

【RPスレ】鍛冶工房カウンター

鍛冶工房『イグニスの金床』の依頼受付カウンター。
奥には鍛冶道具や炉が置かれている。
エリシルはここで鍛冶の依頼を請け負ったり、武具を作ったりしているようだ。

■概要
鍛冶関連のロールプレイを行うスレッドです。
所属していない方でも書き込みは自由なので、依頼人や武器商人など、場面にあった立場でのロールプレイを推奨します。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
うむ……やろう。
(真剣な表情で、ゲンリー殿がハンマーを持ち上げたタイミングで自身の手に持つハンマーを振り下ろす。
赤熱した鉄鉱石が叩かれ鍛えられ、不純物を排出していく)
(エリシルのタイミングを汲み取りながら、相手の槌に合わせてこちらの相槌を打ちおろす。互いのハンマーがぶつかることなく、しかし、できるだけ間を空けずに。『鉄は熱いうちに打て』の言葉通りにハンマーを打ち下していく)

ほう、お主、ニホンから来おったのか。
儂の知り合いにも、ニホンから来たヤツがおるぞ。もっとも、どうやらそのニホンにも色々とあるようじゃがの。
(リュスラスの言葉が耳に入り、手を止めずに語りかけた)
私も、かの国からやってきたという旅人には会ったことがあるが……その「ニホン」も世界によって様々あるようでな。
そちらの方のニホンとは、異なる様子の国かもしれん。
(互いのハンマーがかち合うことのないよう、タイミングを合わせてリズミカルにハンマーを打ち下ろす。
鉄はだんだんと鍛えられ、平たく延ばされていく)
……もうそろそろ、頃合いとしては良さそうか。
ゲンリー殿、どうだろう。そろそろ鋳造に移っても?
(延ばされた鉄の様子をうかがいながら)
おや、ご存じとは。
だが私が元居た世界の話をすると、日本人に「俺の知っている日本じゃない」と言われるな。戦いばかりの相当変わっている日本らしい。

ただ――戦いがあれば武器も研究される。
鍛冶屋に寄ったのも少し下心があったからだな……素材までは手前の炉などで用意できたが、どうしても鍛冶の腕だけは一朝一夕では身につかん。で、困ってた
ふむ……?つまり素材はあるがそれを武器に仕上げるだけの腕がない、と。
一応ここの工房では、素材を持ち込んでもらうことも出来るから、持ってきてもらえれば作れないこともないな。
あんまりに特殊な素材だと、ここの炉で扱えるか分からないが。
(念のために炉に石炭を投入しながら)
全くその通りだ。武器に仕上げる腕が無い。
素材は、不純物を含む銑鉄(硬鉄)、不純物の少ない鋼(軟鉄)なのだが
素材よりも、作り方がムズいかもしれん。

ほしいのは日本刀である
うむ、良い頃合いじゃな。再度熱して、型に流し込むとしようか。
(ハンマーを下ろし、再びふいごを手にして炉の方に向かう)

ニホン刀か……現物を見たことはあるし、製法を聞いたこともあるが、中々の難物じゃの。
硬い鉄と柔らかい鉄を重ね合わせて何重にも九十九折にして鍛える……
あれを一振り作る時間で、普通の剣なら十や二十は作れるのではないかの。
カタナか……話には聞いたことがあるが、それ専門の鍛冶師が居るほど製法も構造も特殊だと聞くな。
非常に心苦しいが、私も作ったことのない武器だ。魔法の鉱石をこねくり回してカーン、というわけにもいかない。

よし、では熔かしにかかるとしよう。
(鍛えた鉄を粘土の容器に移し、炉の中へ)
うむ、済まない。
難易度が異形過ぎることは、理解しているでな。得物十、二十に相当する報酬も難しい。
その上、日本刀の中でも、常から外れた造りをお願いすることになるので、十、二十では済まんと思う。気が向いたら、懐が暖かくなったら、という事に致そうか。

(それはそれとして、これから鋳造、という様子にわくわくしている)
鍛冶師としては、一度挑戦してみたくはあるがの。
じゃがまあ、似たような物も含めて作ったことの無い代物を、仕事として受けるわけにはいかんじゃろうなあ。

(忙しなくふいごを動かして)
鋳造のためにはもっと温度を上げねばならぬからの。
リュスラス、熱くなるから気をつけるんじゃぞ。
ロマンで作る分には、一介の鍛冶師として挑戦してみたい気持ちはあるがな……
如何せん、現実的ではないのが厳しい。コスト面も、製造面もな。

(ふいごを動かして炉にどんどんと空気を送り込みながら)
ウンチクに近くなり、気分を害するかもしれんので、話の続きは挑戦したくなったらにしやう。

鋳造は、実はやったことがないので、良い勉強になる。インゴットもこれで作るわけだな。
そして、鍛造して不純物を廃してから鋳溶かして型に入れるのは、良い知恵を授かった。
だが……中々暑いものだな。
その薀蓄とやらは、後で休憩するときにでも聞かせてもらおうかの。
(ふいごの送り込む空気が石炭を灼熱させ、炉の温度が次第に鉄の溶融温度に近づいてくる)

インゴッドのう……金や銀なら、それほど温度を上げずとも溶かして型に流せるのじゃが。
鉄はそこからさらに温度を上げねばならぬでの。地金を経由するとなると再加熱が必要になって面倒じゃし、燃料代もかかる。だもんで、直接鉱石を加工する方が多かったな、儂は。
そうだな、休憩を挟んだ際にでも、ゆっくり話を聞かせていただこう。

インゴットに加工するのは……銀や金ならよくそうしてから扱ったが、鉄は私もそんなにやらなかったな。
インゴットにしてから加工をするほど、大量生産するわけでもなかったし。
(炉の中を確認する。鉄鉱石は熔け、どろどろの液体状になっている)

熔けたか。そろそろ流し込んで問題なかろう。
型を準備してくる。
うむ。先程の粘土型じゃな。
流し込む準備はしておく。

(ふいごを置いて、溶けた鉄を取り出せるように構えた)
感謝する。さて、と……
(二つの粘土型を隙間が出来ないようにガッチリ組み合わせ、鉄線で固定する。
そして湯口に漏斗を差し込んだものを、二つ用意して炉の近くの床に配置)
では、取り出すぞ。
(炉から溶融した鉄を取り出し、差し込まれた漏斗へと手早く流し込んでいく)
ふう……漏れ出すこともなさそうだな。実のところ少々冷や冷やしていた。
(熔けた鉄が型に流れ込んでいくのを、じっと見つめながら)
(溶融した鉄を全て型に流し込み)
鉄が足りん、ということも無さそうじゃの。
ここからしばらくは冷却時間じゃな。一休みするかの。
そうだな、あとは冷えて固まるのを待てばいい……休憩とするか。
もう一つ依頼が入っているから、休憩の後は其方に取り掛かるが。
茶でも淹れてこよう。
(工房の奥にあるキッチンに向かう)
お待たせして申し訳ない。茶が入った。
(冷たい紅茶を注いだグラスを3つ、お盆に乗せて運んでくる)
おう、すまんの。いただくぞい。
(汗を拭いた後、冷えた紅茶を一気に飲みほして)

ふう、一息つけたわい。
次はどんな注文が入っとるんじゃ?
もう一件の依頼は、鉄製の鏃とハルバードだ。
鏃の方は消耗品だし鋳造で何とかなるだろうが、ハルバードの方が少々手間になるな。
デザイン面の要望もあるゆえに……まぁ、彫金して仕上げる想定でいるが。
ハルバードとはまた難物じゃな。槍に斧、突起の3つを一つの穂先に纏め、かつ実用に耐える強度を持たさにゃならん。相当に鍛えてやらんとな。
矢尻はまあ、お主の言うとおり鋳造してちょいと磨けば形にはなるが……それなりの数がいるのではないか?
そこなのだ。念を入れて鍛えねば、斬る、突く、穿つの機能を全て満たせないからな……
鏃はそうだな、ざっと50はいると見ている。サイズが小さいから、型さえ用意すれば一度にそれなりの数を作れるだろうが。
(優雅な所作で茶をいただきながら)これは済まない。全く作業に貢献していないというに。

ハルバードか。練り材を使うというのはどうだろう?
不純物をあまり含まない練鉄を平たく伸ばし、不純物を多く銑鉄を包むように赤熱鍛打することで不均質な練り材になる。剛性も靱性も備える武器向けの素材だ。
(リュスラス殿の話を聞いて腕を組みつつ頷く)
なるほど、心金を皮金で覆う手法か?
古来から利用された技術だし、確かに理に適っているな。
肝心な部分が抜けていた。済まない。芯鉄ではないのだ。
不純物を多く含む銑鉄を砕いて、熱して、同じく熱した軟鉄に練り込む形なのだ。
硬い部分と柔い部分が、不均質に、マダラ模様のごとく入り乱れた練り材になる想定だ。
私は古武道を使うのだが、元の世界で師の得物のウンチク話を話半分で聞いててだな。
どうもこれは、灌鋼というようだ。日本刀の分類における『古刀』の鉄に近いらしい。

……受け売りだけど
ほう……なるほど。それはまた興味深い。
炭素を多く含み、硬い銑鉄と、炭素をほとんど含まず、伸びのいい軟鉄を混ぜ合わせて、それを形を整えて……
(図と一緒に紙に書き留めている)
金気が苦手な身の執念に近いな。
ゾワっとしない金属で練り材造ったら大丈夫な気がしてな。少なくとも金属成分を含む石――鋼石(コランダム)は大丈夫だったので。
一応の最有力候補がミスリル銀。持っているわけではないので、いづれだが。
鉱石から不純物を廃する、いつもの行程の前に、鍛え過ぎた軟鉄、鍛えがやや甘めな硬鉄を用いて、練り材を造る部分が加わる感じかな?
鍛えすぎの柔らかくなりすぎた失敗作があるなら、軟鉄として再利用できると思う

赤熱鍛打して形を整えることや、「武器として丁度良い靱性と剛性を備えた!」と手応えを感じる部分は、いつもと変わらないとおもう。私には経験値が足りない部分だが。
ふむ、そうか……確かに純粋な金属よりは、リュスラス殿が扱える目もあるかもしれないな。
軟鉄ならば工房の在庫にあったはずだし、何とかなるだろう。後は練り材を作る工程か……
(目を閉じて黙って聞いていたが、何かを思い出したように目を開き)
灌鋼……そういえば昔聞いた事がある。
二種類の鉄を重ねるなり巻きつけるなりした上で泥等で封じ、炉にかけて練り合わせる、とな。
この方法なら従来の炉の温度でも、肩さの違う二種類の鉄を混ぜ合わせる事ができるというが、使えそうかの?
なるほど……泥で封じることで内部に熱を貯め、温度を確保する方法だろうか。
練り合わせるのも、相応に温度を高めて柔らかく出来れば、通常通り鍛える過程で混ぜられるだろうし。
不可能ではないと私は考える。
(工房奥の倉庫から、鉄屑で満載の木箱を持ってきた)
倉庫を見てみたら、鍛えすぎて柔らかくなりすぎた鉄がこれだけ見つかった。
これだけあれば、ハルバードの穂先と石突を作るには足りるだろう。
 流石はドワーフ殿。既知であったとは。
 そして、泥をかける。日本刀でそういうのを見たことあるが、完全に失念していたな。すると、土にも拘りができそうなところだ! ここの土はいい、あそこの土はだめだ等の。

 うむ、これだけあれば大丈夫とおもうぞ、エリシル。
 費用も対してかからず、タダの鉄あるまじき靱性と強度、曲がるかもしれないが折れない。ハルバードにはぴったりな素材と思う。
土……そうか、そこらの泥を適当に採取してきて使うのも、少々よろしくないな。
かといって遠出も出来ない現状、幻想国内に良質な泥があるとよいが。

軟鉄の量は問題なさそうで安心した。
硬鉄の方は、依頼人が持ち込んだ鉄鉱石がある。それを砕いて織り込めば、要件は満たすか。
…………ふと疑問に思ったが、「鉄による練り材」は「鉄製」にカウントしてもよいものだろうか?
鉄と鋼の中間地点な気がするな。
鋼は鉄に対して炭素で合金化したものだと知るが、合金までは行かないからな・・・。

鉄から不純物を排除したり、合金化するのは、本来は素材屋とか製鉄所がやる領分だ。
昔は製鉄技術が未熟だったから、そこを鍛冶屋が工夫して、叩いて不純物を除去したり、練り材にして半合金にするなどが、そんなイキサツだったと心得る。
なるほど、区分けとしては半合金というところになるか。
まぁ、鉄の分類で問題はなかろう。依頼主から「頑丈にしてくれ」との要望もあることだしな。
(メモを貼り付けた袋の中から持ち込まれた鉄鉱石を取り出し、質を確認しながら)
……よし、そろそろ取り掛かるとするか。
(腰を上げて、依頼人の持ち込んだ鉄鉱石の袋を持ち上げる)
うむ。なんにせよ、先ずは炉の火じゃな。
温度を上げねばならん。
(エリシルに続いて腰をあげ、ふいごを手に取る)
うむ、まずは何をするにも炉の火が重要だ。
(炉の近くに袋を下ろすと、もう一つのふいごを手に取り)
私にも鍛冶の才があれば、手伝えるのだがな。
どうも、私は蛮族の出なので文明の利器から遠いらしい。行動を伴わない知識ばかり増えていく。知恵も弱い。
蛮族……いや、まぁ、蛮族だろうと貴族だろうとハンマーを手にすれば誰にでも鍛冶の道は開かれる。
都会育ちの私が言うのもなんだが、実家は教会で鍛冶には縁遠い。出自は別段問題なかろう。

知恵は、そうだな……ものの見方次第、と言えようか。
(ふいごで空気を送り込み、炉の温度を上げながら)
さて……そろそろ温度は上がってきたか、材料を用意しよう。
(鉄くずを木箱から器に移して炉の中へ。そして鉄鉱石の袋からいくつか取り出し、丈夫な袋の中に)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM