部屋は広く、のんびりとした空間となっていて
クローゼットにタンス、広いベッドなどがあり
基本的に生活必需品のものはすべて揃えてある

……………ｹﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯ…！……ﾊｰｯ……や、ば……無理、しすぎた……？……ｾﾞｰ………どこ、だっけ……あった……………………ﾊｰｯ……よし、行こう
(一階の方の部屋を用意してもらってはバタンとベッドに倒れて、咳が止まらず化粧台の引き出しを開けて吸入器を探して、見つけるとそれを使ってから部屋を出て街角へと向かう)

はいよ、到着！
（言うが早いか、テキパキと闇魔嬢をベッドに寝かしつける）

…っ…そ、こ…に…
(胸元を抑えながら化粧台のタンスを指さして、どうやら吸入器があるらしく)

分かった
（吸入器を探しあて、闇魔嬢に渡す）

…………っ……ﾊｰｯ………
(受け取って吸入器を使って何とか落ち着きを取り戻し)

大丈夫か？（大丈夫には見えないが）

…なん、とか…？……ここまで、悪化する…とは思わなかったけどね…
(弱々しく笑って)

…喘息か（少し聞くのを躊躇いながら）
それは世間一般で言うところの喘息と同じものなのか？

ううん…僕の場合は特殊でさ…引き起こしてる原因が人格なのさ
(ちょくちょく吸入器を使いながら)

…………治療の目処は？

一般的な喘息の対処法しかなくてね…治る見込みは絶対にないんだって、ハッキリ言われちゃったよ……
(苦笑い混じりに笑いながら)