それは何気ないマスターからの誘いだった。
『海洋のプライベートビーチで遊びませんか』と。
なんでもパトロンのひとりから貢がれたとか、なんとか。
妖しく笑うマスターはそれ以上を語ろうとしない。

海洋の端、それほど広くはないが海の綺麗な浜辺だという。
一休みできるバンガローもあるし、小型のボートや浮輪も貸し出してくれるらしい。
随分と気前の良いパトロンである。

誘いを断る手はないだろう。
薄暗がりの酒場に一時の別れを告げ一同は陽の当たる海辺へと訪れた。


青い海、白い砂浜、たまにナマコやヒトデにウミウシ。
完璧な夏がそこにあった。


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夏の特別スレッドです。
シチュエーションは海洋の浜辺、いわゆるプライベートビーチ。
椰子の木に囲まれ浜辺の端には岩場が広がっています。
泳いだりBBQしたり、お好きに遊んでください。

浜辺には色々なものが流れ着きます。
綺麗な貝殻、小石のようなシーグラス、誰かからの手紙が詰まった瓶。
ヒトデ、ウミウシ、ナマコ、カツオノエボシ、クラゲ、マンボウ―――…。

ダイスを振って50↑なら貝殻やシーグラス等が拾えます。
50↓の場合はヒトデとかウミウシとかナマコ等が流れ着きます。
沖にリリースしましょう。

ゾロ目が出たらマンボウが打ち上げられます、海に返してきなさい。
尚ゾロ目が出る度に打ち上げられるマンボウは同じ個体です。

（空と海の境目を見失う、そんな光景であった）

すごォい、海ってこんなにキレイなのねぇ。砂浜も真っ白だし、砂漠ともまた違う質の砂だわ。

（爪先で白砂を蹴れば手足のコイン飾りが音を立てる。
　星空を模したパレオを抓んで持ちながら寄せる波から逃げるように歩んだ）

（見慣れない物が打ち上げられてると思い近づいたらナマコであった。
　この浜辺に打ち上げられ暫く経っているのか、ぐんにゃりしている）

……………………………………………………えい、それ、自分でも動けっ。

（え、これ自分が処理しないと駄目？　と助けを求める目で周囲を伺うも
　最終的には諦め、爪先で転がしながら波の向こうへ戻した。嫌そうに）

（危うく何かぬめったものを見付けそうになったが視線をそらし）

あら、きれーい。これ硝子かしら？
うふふ、綺麗な翡翠色。

（親指の先ほどの鮮やかなシーグラスを見付け摘み上げる。
　宝石みたい、と満足げ）

…なんだこりゃ。
（ふと岩陰に目をやると、つぶらな瞳の平たい魚がじたばたしている。）
マンボウか、これ。いや、見るのは初めてだがよ。
…仕方ねえ、海に戻してやるか。
（サーフボードのように脇に抱え、海へと向かう。
　腹の深さまで進んだところで、戻してやった。）