PandoraPartyProject

ギルドスレッド

惑いの花酒亭

【酒場/RP-3】

それはこんもりとしたチョコレートの山だった。
カウンターの中では店に戻ってきた海種のマスターが屈託なく微笑んでいる。

なぁにこれ、と問う黒豹にお土産だと答えが返ってきた。
一口サイズのチョコレートがころころとカゴに盛られている様は可愛いと言えなくもない。
首を傾げながら一粒を口に放った黒豹に、そういえば、とマスターから声がかかる。

外れは激辛ペースト入りらしいの、と告げられた言葉に黒豹は無言で甘ったるいチョコレートを噛み砕いた。

---------------------

カウンターにマスターからのお土産『海洋水芸チョコレート』が盛られています。
甘くてとろけるようにおいしい。
けれど外れあり、食べる際には乱数チェック。
ゾロ目が出た場合それは激辛唐辛子ペースト配合チョコレートです。
リアクションをどうぞ。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(もく、とチョコレートを噛み締める)
……ちょっとぉ、食べ物系のジョークは洒落にならないんじゃないの…?
ハズレに当たらなかったのは良いけど…。
驚きを仕込んでくれるなら楽しい方面が良かったわ、幻想に来てるサーカスみたいな。
(ゆっくりと開かれたドアが風を招くと、「死角」から現れるように)
こんばんは。……此処です、此処。少しばかり小柄なもので。
一杯頂きに来たのですけれども……もしかして菓子屋でしたか。
(微かな風の流れに獣の耳が揺れた。黄金の眼がドアの方を見て、それから少し視線が下げられる。スツールに腰掛けたままでも見下ろせる小さな新客ににこりと愛想笑いを向けた)
あら、見ない顔ね。いらっしゃい、きちんとした酒場だから安心してくれて良いわ。
チョコレートは…良ければおひとつ如何?ここのマスターの帰郷土産なのよ。
(カウンターの中からおっとりとした海種の女性がにこりと微笑みを向けた)
可愛い海種さんね、良ければカウンターに来ない?まだ他の常連が来なくて寂しいの。
私はリノ、この酒場の用心棒兼お客よ。
それは良かった。
勇気を出して踏み入れた結果が間違えだったら、
あっという間に顔が茹だってしまうところで。
(帽子の座りを直すと、カウンター席に飛び乗って)

おっと、ご丁寧に。ええ、初めましてですの私。
マスターに、用心棒のリノ様ですね。
私、海種のRemoraと申します。レモラで結構ですわ。
よう、今日も寄らせて貰うぜ。
(強面で口調の荒い男が店の扉を開き、席につく)
マスター、帰って来たんだな、お帰り。
…で、この大量のチョコレートはなんだ、リノ。
(飲み仲間が用意したものと思い、苦笑して尋ねる)

っと、新しい客がいたのか。騒がしくしてすまねぇ。
俺は亘理義弘、いわゆるヤクザだ。よろしくな。
海種のボイルは中々洒落にならなそうね。
香草とかと包んであげるべきかしら?
(身軽に椅子へ飛び乗る姿、やはり僅かに視線が下がるのに仄かに笑って)
マスター、あれちょうだい。オレンジの花の。
レモラもどうかしら、チョコレートに良さそうなお酒があるんだけど。
(様はいらないわ、と告げながら注文をいれる。
 頷いた店主は棚から瓶をひとつ取り上げた。蓋を開ければ華やかなオレンジの香りと強めの酒精が鼻先を擽るかもしれず)

はァい、ヨシヒロ。そこのチョコレートの山はマスターのお土産よ。
なんでも酷いハズレがあるらしいわ、気を付けてね。
(ハズレなければ美味しいんだけど、と肩を竦めて馴染みの顔に笑った)
でしたら香草に加えて檸檬も添えてもらえると彩もよく助かりますね。
亘理様も、ご挨拶ありがとうございます。ちっとも騒がしくなどございませんわ。
私はRemoraと申しまして、従者をしております。

(店内を見渡す視線は、かけられた声と柑橘の匂いに引き寄せられて)
へぇ、甘味に合うお酒ですか。
折角のリノ様……ああ、リノのおすすめであれば是非に頂きましょう。
(入り口のドアをゆっくりと開けて中を覗い)
こーんばーんはー……わっ、中こんな風になってるんだ。
(きょろきょろと周囲を見回しながら入ってくる)
……あっ、お邪魔しても大丈夫、ですか?ここ
なんだ、外れもあるのかよ。こういうのはどこでも変わらねえなぁ。
ワサビたっぷりのすしやら、からし入りの大福やらな。
しかし、マスターは海洋に里帰りしていたと聞いたが、海洋ではチョコレートが有名なのか?

俺も様はいらねえぜ、好きなように呼んでくれ、レモラ。
従者って事は、誰かに仕えたりしているのか?
おっと、俺もその酒をもらおうかね。オレンジ酒ってやつか?

お、新しい客か、俺が言う事じゃねえが、開いてるぜ。っと、お前さんは、アレクシアか。
この間の依頼ぶりだな。

さて、俺もチョコを一口頂こうか。
(山盛りになっているチョコレートの内から一つ、ひょいと口の中に運ぶ。)
33
…ごふっ。(大当たりに咳き込むヤクザ)
あらステキ、きっと白ワインが欲しくなるわ。
(軽口を叩きながらマスターへと目配せをする。
 女店主の繊手は注文を受けた3杯分、グラスに注いでそれぞれの前へと差し出した)
正確にはオレンジの花のお酒、よ。ウォッカで出来てるから気を付けて。
言うでしょ、チョコレートにはオレンジが合うって。
(飲みましょ、と促す。
 強いアルコールが舌を焼き、柑橘の爽やかな甘い香りが立ち上るか)

有名っていうより、大体どこでもこういう土産物はあるってことじゃない?
焼き菓子やチョコレートなんて代表格みたいなものよ。
(グラスに口を付ける前、新たな気配に視線をドアへ向ける)
あら、アレクシアじゃない。――ヨシヒロとも、お知り合いなの?
まぁいいわ、いらっしゃい。ステキな偶然だわ。
(大当たりを引き当てたヤクザを笑いながらドア前に佇む彼女を誘おうか)
(知ってる顔を見つけて安心したように近づく)
あっ、知ってる人がいた!良かったー!おじゃましまーす!
ふらふらーっと歩いてたらランプが素敵で覗いてみたんだけど、ちょっと私が入って良いような場所なのかわかんなくてドキドキしちゃった。えへへ。
ところでこのお菓子……(言いかけたところで咳き込む義弘を見て)
……食べないほうが良いやつ?
承りました、ワタリ。
ええ、従者ですので今日も誰かに。
そして明日はまた違う誰かにといった生活です。

(グラスを受け取れば、液体を灯りに透かして)
へえ、果実ではなく花でこんなに見事な薫りが。
全く花も実もある植物で。

……折角ですし私もチョコをいただきましょうか。
目の前で当たりが出てしまった以上、気楽に選ぶことができますものね。
(声を押し殺すように微笑みながら、山へと手を伸ばし)
(チョコの風味を口に残したまま、花酒を舐めるように)
……うん、問題なく。良い肴に良いお酒で。
海洋のチョコとは懐かしい、ありがとうございます、マスター。

そちらの方も、これは食べた方が良いものですよ。
リノの勧めてくれたお酒によく合います。
どうも、やってるかい。
(ドアの開く音と共に人型の女がやってきた。
 カウンターのマスターの姿に安堵したような表情を浮かべ
 しかしその所為で客人達とチョコの山に気づくには一拍の遅れが生じる)

おや、今日は賑やかだな。それにどうしたんだ、このチョコレート。
グラオ・クローネはとっくに終わったと思っていたんだが。
(小首を傾げてマスターを見る。食べる分には構わない雰囲気で更に首を傾げた)

とりあえず温かい茶をもらえるかい。(それから、と初対面の2人へ顔を向け)
そちらは新しい店員、という風でもないな。
私はラダだ。私と同じく客という事でいいのかな。
別に普通の酒場よ、ここ。少しマスターが変わってるだけで。
って、やぁん!お酒引っ込めないで!
(取り上げられそうになった酒のグラスを死守して吐息を零す。
 チョコレートについてはころころと笑って)
大当たり付きの海洋土産のチョコレートよ、別に怖いものじゃないわ。
味は良いのよ、味は。
(酒と共にチョコレートを味わうレモラを指し、ね?と首を傾げた。
 自分もオレンジの香り高い酒を少しずつ舌に乗せる)

それにしても職業従者、っていうだけでも珍しいのに主を変えるの?
忠臣はなんとやら、なぁんて言うけどそういうのは気にしないタイプなのかしら。
(面白がる色合いが金目に滲む。酒を舐めながらにんまりと笑った)

はぁい、ラダ。今夜は賑わってるわよ、なにせマスターも帰還してるもの。
(見知った顔にひょいとグラスを掲げてみせる。
 注文を受けたマスターは微笑みながら慣れた手つきで茶を淹れ始めた)
チョコレートはマスターのお土産、それと紹介するわ。
海種のレモラと幻想種のアレクシア、今日は女の子が多くて華やかよ。
ヨシヒロが珍しく黒一点というところかしら。
(酒で滑りの良い口がつらつらと謡うように新顔を連ねる。
 ラダもどう?とチョコレートをひとつ勧めた)
ふふ、よく聞かれます。
同じ方に仕え続けるのも良いのですけれど、
優秀な力はより多くの人のために振るうべきです。

それに、そっちの方が面白いもので。
(カウンターに頬杖をついたまま、不敵に微笑みながら)

ええどうも、はじめましてラダ様。
客のRemoraにございます。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM