PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
名前:大人形 富寿
一人称:僕、私
二人称:君、貴殿、貴方
口調:~だ、~だな、~です、~ます
特徴:世間知らず、妄信的、独善的
設定:
豊穣の名家、大人形(おおひとがた)家の三男坊。ほっそりとした顔つきに、高めの身長、穏やかな雰囲気を纏う身なりの良い男性。
総髪を後ろで一つに括っており、中性的な印象……だったのだが、現在は髪は乱れ、顔は青白く骨ばっており、眼球は血に染まったような赤、骨と皮ばかりの体に大きく膨らんだ腹と、異様なほどに長い手足……と、一見して人間には見えない容姿となっている。

彼の生家・大人形家は古くは呪術による都市の守護を担っていた。当代では呪術師としての血は薄れているが、大人形の屋敷には先祖の遺した数多の呪具が保管されている。
三男坊ということもあり、甘やかされて育ったため世間知らずで、思い込みが激しい性質。
かつて豊穣の各地を視察と称して遊び回っている際に毒蛇に噛まれて死病を患ったことがある。その際に出逢った榊 伊慈および「病魔払いの榊一族」に命を救われたことで、彼に心酔するようになった。疑いもなくこづかいの一部を寄付金として納めたり、伊慈の頼みを聞いたりするため、伊慈からは扱いやすい手駒のように思われているが、本人はそれを知らない。
むしろ、伊慈自らの手によって“巫女の肉”を供されたこともあり、無二の親友であるとさえ思っているだろう。

伊慈の依頼により“病毒の八百万”ことトキノエ(p3p009181)と接触。トキノエに身柄を預けるよう詰め寄ったことで怒りを買い“死なない程度の病気”に感染させられた。
その際、彼は熱に浮かされる頭でなお伊慈の役に立とうと行動した。結果として、実家の蔵から持ち出していた“ヒダル神の能面”を被ったことで、半人半妖とでもいうべき化生へと姿を変えた。
“ヒダル神”となる前の記憶は朧げながら残っているため、現在もトキノエを追って豊穣の各地を彷徨っている。トキノエを見つけてどうするのか、誰の頼みでトキノエを追っているのか……既に記憶にないため、存在としては“トキノエを追いかけ害をばら撒く”類の呪詛に近い。
ヒダル神と化した富寿の周囲には腐臭が漂っており、それを吸い込むと激しい空腹感、飢餓感、手足の痺れや眩暈、頭痛などに見舞われる。場合によってはそのまま衰弱死することもあるなど大変に危険。
なお、ヒダル神と化した彼は、二度と病気や飢餓に苦しむことはない。

※『榊 伊慈』:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1540987

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76450
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4414
関連SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4396
名前:フェリシテ・フォートリエ(フェリシテ・エマリー)
種族:人間種
性別:女性
年齢:20歳
一人称:わたくし
二人称:あなた、~様
口調:ね、よ、よね?
特徴:世間知らず、フォートリエ男爵家侍女
設定:
 白百合の如き嫋やかな娘。白磁の肌に、黒曜を思わせる眸、艶やかなぬばたまの髪を持った『黒曜の姫』
 領地さえ有さない貧乏男爵家に生まれ、ある辺境伯家の婚約披露パーティーで26も年の離れた男に求婚された。
 最初こそ戸惑いを隠せなかったフェリシテであったが、望めば何だって用意される環境を良しとして彼の求婚を受け入れた。
 年が離れすぎていたこともあり正式な婚儀はまた後ほどとフォートリエ男爵家はエマリー辺境伯家と契約を結んだという。
 ――フェリシテが20歳になった暁に、エマリー辺境伯家は彼女を娶る為に多額の金銭をフォートリエ家に支払うこと。
 娘を売ったと非難されようと、フォートリエ家が残るためには仕方が無い事であった。
「どうか許して」と告げた母の言葉にフェリシテは首を捻った。愛される事が当たり前であった幼い少女は、ただ、愛されに行くだけだったのだから。

 当時12歳であったフェリシテは溺愛され、何だって求めた者を与えられ続けた。
 幼すぎた彼女は外を知らぬままにぬくぬくと成長する。無垢な娘は自身の我儘を叶える為にエマリー領の領民達が増税に増税を重ねられていることは知らない。
 18歳になった頃、知らぬ男達が『お前のせいだ』と理不尽に糾弾して来たのだという。救われた女はエマリー辺境伯に「おそろしかった」と告げた。
 何も知らないままぬくぬくと真綿にくるまれていた彼女は、またも真実から目を逸らす。
 その方が都合が良いから。だからこそ、そうやって目を逸らして純真な女のままでいた。

 ……今、彼女がエマリー辺境伯と婚儀を結んでいないのは辺境伯家にフェリシテを『買う』だけの金がないからだ。
 美しい彼女を求める声は山ほど有るが全ての我儘を叶えてくれる者はそうそう居まい。
 20歳に成長した彼女はロズスタン・フォン・エマリーと共に没落するつもりはない。
 いつか、あの人が人に非ず、ただの塵と成り果てるならば――女は強かに、全てを捨てるだろう。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76384
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4165
名前:コラット
種族:スカイウェザー
性別:男
年齢(或いは外見年齢):34歳
一人称:俺
二人称:お前、あんた
口調:~だぜ、~だろ?
特徴:軽薄、長身、ザル
設定:
 元大鴉盗賊団幹部。砂場をものともしない俊敏さと機動力を持つ男。
 幼少期は孤児であり、ネフェルスト周辺で悪事を覚えながら生き抜いた過去を持つ。生を渇望するような性格でもなく、とりあえず何となくで生きていた。
 その後、コルボとの出会いにより『この男の大躍進を傍らで見続ける事』を生きる理由とし、付き従ってきた。そしてFarbeReiseファルベライズの一件でコルボが討たれたことにより、再び生きる気力を見失いかける。しかし執念深いアルヴァからの誘いを受け、早々に折れて牢を出た。
 現在はアルヴァが用意していた飲食店のオーナーとして働く傍ら、タッグを組んで義賊として動いている。未だコルボ以上に生きる理由を見つけられてはいないが、望まれるのならばもう少し生きるくらいは良いかと思っているらしい。

 彼の経営する飲食店は休業日不定期で開いている。とっつきやすい性格で、酒が非常に強いこともあり、少しずつ増える常連とは営業時間を越えた後で共に酒を飲んだりもしているらしい。
 その素性を知る者も存在するが、イレギュラーズである少年がちょくちょく見に来ることから、特別危険視はされていないと言う。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2582
名前:カカ・ラ・ソラッド
種族:カオスシード
性別:女
年齢(或いは外見年齢):16歳
一人称:我
二人称:お前、あんた
口調:だな、だろ、だろう?
特徴:
設定:
 ラサの砂漠地帯南部、海風と砂漠風の交わる岩石砂漠地帯ソラッドの地、ラの一族の族長の娘、カカ。男児に恵まれなかった両親のためと必死に研鑽を重ね、女児でありながら、15で成人する男児がうける戦士の儀を自ら望んで受けた。海に住まう魔物をただ独りで討ち取り、その亡骸から己の相棒となる武器を作る。それが部族の戦士の習わしだった。大きければ大きいほどその力を示す証となる。
 両親の心配と部族の期待を背に旅立った彼女は、見事に事を成し、故郷へと帰還した。
 けれど、そこにかつての笑顔はなく。あったのは、無数の血糊と激しい戦闘の跡だけだった。
 そう、まるで風の噂に聞いた、同じ砂漠地帯南部、ディールの地に昔から居を構えていたファの一族のように。いずれの部族も、少数部族ではあっても、この砂漠で生きる者として、けして武で劣る者ではなかったというのに。
 一族のためにと女を捨て、日々を捧げてきた少女。けれどその一族が姿を消し。この1年、彼女はラサを旅して一族を、あるいは、それが叶わないならば、自身の家族を奪った敵を探している。自身の相棒、巨大な魔物の双牙より作った2本の槍とともに。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76140
(一部内容を引用した別関係者の設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2031)
名称や運用その他詳細アレンジ可。
名前:ジュリア゠リヴィ
種族:旅人
性別:女性
年齢:19歳
一人称:私
二人称:~君、~ちゃん/(親しい相手)呼び捨て
口調:~ね、~よ、~なのね、~なのよね?
特徴:銀色のツインテールヘア、グレーの瞳、頭脳明晰、悪戯っ子、情が深い

設定:
異世界からの旅人。出身世界は人間と獣人が共に暮らす、科学が発達した世界……通称では『理想都市』と呼ばれている。
斯く言う彼女自身も獣人としての特徴を有している。獣化部分はシャルトリューという種類の猫に類似しているものの、比較的若いためか毛の色は変わり切っていない状態。

『理想都市』には数多の職業があるが、その中でもジュリアはハード・ソフト両面における情報戦の麒麟児と称されており、あらゆる企業や団体が彼女を獲得せんとしていた。
が、当の本人であるジュリアは束縛を嫌い、自由を愛する性質であることからこれらの勧誘を拒否。
最終的には国や企業に対する一種のレジスタンス的な活動を行う団体に身を置き、作業に従事することとなる。
この団体に身を寄せた理由もまた、『理想都市』がジュリア本人曰く「ちょっと窮屈なところ」だったためであると言っていることからも、彼女がどれほど奔放な存在であるかを示す良い証明であるだろう。

そんなジュリアがこの世界に召喚された理由は不明である。が、本人としては現在の環境を気に入っているらしい。
生きるため、より良い暮らしをするために働く。
「それだけで良い」世界で暮らす彼女は現時点で最早この世界に順応しきっており、今では練達の一都市に於いて自身の腕前を十分に披露している。
……余談ではあるが、彼女が現在の職に就いて以降得ている収入は一月程度で個人の一年分の額に達しているのだが、本人は趣味のコーディネート(服装のみならず、ヘアアレンジやボディペイント等も含まれる)にそれらを費やしている為、常に金欠であるとのことだ。


独特の感性と奔放な気質。それゆえジュリアと仲が良いとされる人物は多いとは言えず、故にこそジュリア自身も数少ない友人を大切に想っている。
──だからこそ、今。「消息の途絶えた友人」の行方を追うため、ジュリアは昼夜を問わずその足跡を探し続けている。
『無辜なる混沌』に召喚されて後、この世界で初めてできた友の名前は、ミシェル・スピヌス(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1640683)。
『渡り鳥』と呼ばれる一族に属し、現在では消息不明となっている彼女の痕跡を、ジュリアは今も掴めていない。

そも、ジュリアとミシェルが知り合った切っ掛け、それ自体がジュリアが現在の職に就いた理由でもある。
旅人としてこの世界に召喚されて以降、当然のことながら右も左もわからなかった彼女が眼をつけ、また同時に目を付けられた相手こそがミシェルであった。
互いにファッションを趣味としていることもあって意気投合した双方は、その後ジュリアの現状を知ったミシェルによって練達に案内され、そのスキルを活かした仕事を見つけることが出来たのである。
──そう言う意味では遠回しな言い方をすれば、ミシェルはジュリアにとって友人であると共に、「命の恩人」とも言える存在とも言えよう。


ジュリアが自身の腰を落ち着ける場所を見つけて以降も、二人は定期的に文通などでの連絡を取り合っていた。
ミシェルの身をジュリアが危惧した理由も、その返信が来なくなってからという理由が大きい。
友情として、また嘗ての恩返しの為に。
ミシェルの安否を確認する日々を、ジュリアは現在も送っている。



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73179

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4462
名前:ミラベル
種族:秘宝種
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):Unknown
一人称:ミラベル
二人称:あなた、~様
口調:です、ます、なのです!

特徴:
『ミラビリス・リベルの朗読』
 疑似的な予知能力。厳密には自身が観測しうる情報を基に、それらがどのような『結果』を齎すかと言う予測を行う情報処理能力と言える。
 この能力の都合上、処理の前提となる情報は多ければ多いほどその精度を高める。が、その反面過剰に集積された情報からの予測は当人の脳へ非常に大きな負担をかけるデメリットも存在する。
「身を削る」という比喩をそのまま体現したような能力であり、またその行使を彼女の製作者たちも幾度となく強制し続けたため、彼女は能力による負荷に耐え切れず死亡してしまった。

設定:
 外見年齢10代半ばの秘宝種。性別も不明だが、本人は女性的な装いを好んでいた。(その為便宜上の呼び名を『彼女』とする)
 ミラベルはニル達の製作者が、その前身として作り上げた比較的初期の『作品』である。コアはアメトリンであり、その位置は頭部に極めて近しい箇所に在った。現在では故人。

 彼女はニルたちが受けていた『プロセス』の概案、またそのプロトコルを設計するためのサポーターとして生み出された存在である。
 その用途ゆえに高い知性のみを目的とされて生み出されたミラベルは、『プロセス』を行うために必要なもの、またその手順、得られるであろうデータを活かす方法などを次々に予測、考案した。現在まで行われている『プロセス』のほぼ全ては彼女によって確立されたものである。
 が、生み出された直後から酷使し続けた影響もあり、彼女自身の命は長くなかった。
 稼働から一年と経たぬうちにその命は尽き、その身体はコアを摘出された後に処分された。
 問題は、そのコアの行く末に在る。

 後々の再利用の為に彼女のコアは厳重に保管され続けていたが、『ある実験体』がニルを逃す際に研究施設で暴走した際、トラブルに巻き込まれて失われてしまった。
 彼女の製作者たちはそのコアがどこに消えたかを探したものの、現在までその存在は明らかになっていない。
 ――その数年後。ニルの元へと、何某かから贈り物が届けられた。
 アメトリンを宝飾としてあしらわれた短杖はニルのコアとの親和性が高く、その魔力の生成や循環効率に大きく寄与しており、その利便性の高さゆえ、ニルはその杖を多用するようになる。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4373
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76613
今の姿(杖):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73930
名前:アルヴィン・アルス・アルテロンド
種族:人間種
性別:男
年齢:享年55(現在生きていれば60)、イラストは20代の姿
一人称:俺様、真面目な時は俺
二人称:呼び捨てあるいはあだ名
口調:だ、かよ、じゃねぇの
設定:シフォリィの父親にして先代アルテロンド家当主。そして40~30年程前に、ラサを拠点に活動していた傭兵部隊、『虹霓勇者団』を率いていた総長『蒼銀のアルヴィン』。
性格は自信家だが傲慢ではなく、行動派だが慎重であり、非行に見えて常識人、口調は荒くとも弱きを助ける事がモットーのヒーロー気質。人を纏めはするが個人の選択に任せるタイプ。大体あだ名で呼ぶ。
自称『不可能を可能にする男』であり、二刀流のクリティカルアタッカータイプで数々の猛者や魔物相手に劇的な勝利を収めるほど戦闘力も非常に高かった。一説には特異運命座標だったという噂。
出自はバルツァーレク派の名家アルテロンド家の次男坊で、家の事は跡継ぎとなる兄に任せて見聞を広めるという名目で15歳の頃ラサに出奔。そこで仲間を集めパカダクラ暴走族、後の勇者団となる集団のリーダーとなってヤンチャしていた所、偶然奴隷商に連れていかれそうになった幻想種を助け、成り行きで傭兵団を結成。各地で人助けやら魔物退治やら探検をして数々の冒険譚を打ち立てる。
結成から10年たった頃にとある戦いで右腕を失い、さらに兄が急死したことによる嘆願により勇者団を解散、アルテロンド家を継ぎ、冒険中に恋仲となった幻想種と結婚、シフォリィを含む5人兄妹を設け、その後は領地の治世に専念することに。
シフォリィ15歳の頃にとある魔種との闘いで私設騎士団の若者を庇い致命傷を受け死去。
現在では存在しない。
「俺様は不可能を可能にする男、人呼んで蒼銀のアルヴィン!覚えときな!」
「そういうのいいから」
さらに投稿し直し。改変等裁量により自由です
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/29145
名前:ファムリィ・フェア・フィオレ(後にアルテロンド姓)
種族:幻想種
性別:女
年齢:享年43(現在生きていれば58)、イラストは18歳時~20代の姿
一人称:私
二人称:キミ
口調:ね、よ、なのね、なのよね?
設定:シフォリィの母親でありアルヴィン・アルス・アルテロンドの妻となる女性。同時にかつて存在した傭兵部隊『虹霓勇者団』の一員『白花のファムリィ』。
深緑の魔術使いの家フィオレ家に生まれ、美しい黒髪を始めとした見た目物腰お嬢様だがその実態は超が付くお転婆にして脳筋で猪突猛進そしてくっころ。慈しみの心はある。何がとは言わないがリュミエ様並み。
魔術使いの家に生まれながら伝わっていた熱砂の傭兵や勇者王の物語に憧れ、剣を習得した変わり者。文字通り蝶の様に舞い蜂の様に刺す片手剣での美麗な戦法を得意としていた。
閉鎖的な深緑に嫌気が差して私の勇者様を探しに行くわ!と深緑を出たら見事にザントマン(らしい奴)に捕まり売られそうになった所を偶然通りがかったアルヴィン達パカダクラ暴走族に助けられ、貴方、私の勇者様となりなさい!と無理矢理指名し、困惑するアルヴィンを他所にノリのいい周りの人間に担がれ傭兵部隊、虹霓勇者団を結成する全ての元凶。アルヴィンからのあだ名はくっころするから『コロ子』。
なんだかんだで常識人なアルヴィンを振り回しつつ数々の冒険をしていく内に好感度最低からスタートした彼と段々惹かれあい、後に結婚。シフォリィを含めた五児を設ける。この頃には若い頃から驚くほど母性的に。
シフォリィが5歳の頃に病に侵され、幻想種としては異例の若さで死去。姉妹が持つ緑の宝石は母親の形見を分割したもの。

「虹霓勇者団白花のファムリィの戦いぶり、とくとご覧なさい!」
「くっ、私、絶対に負けないわ!」
こちらも投稿し直し改変自由です!
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/29146
名前:キュンちゃん
種族:怪王種(元オウム)
性別:雄
年齢:不明
一人称:キュンちゃん
二人称:お前
口調:~だ、だな、だろ(素の喋り方)
特徴:復讐者、超強気、おしゃべり、やれば出来る、ふともも派
――――
【設定】
鉄帝国北東部ヴィーザル地方のとある森林地帯をねぐらにする巨大なオウム怪王種。
人間の言葉を理解して流暢に喋ることができ、ありとあらゆる声や音を完全コピーする等、非常に高い知能を有している。
意思疎通は可能だが人間(特にイレギュラーズ)に対して非常に敵対的であり、遭遇しようものなら交戦は避けられない。

元々はとある村の一般家庭で“キュンちゃん”という名前で飼われていた只のオウムだったが、ある日イレギュラーズと怪王種の戦闘に巻き込まれてしまう。
とあるイレギュラーズが見境なしに放った範囲攻撃が原因で“つがいの雌オウムのピーコちゃん”が塵と化す場面を目撃してしまい、人間(特にイレギュラーズ)に対して並々ならぬ憎悪を抱くことになる。

その時、同様に巻き込まれた自身の飼い主が死の間際に放った「許せねぇよ……」という言葉が自分の心を支配する怒りであることを学習・理解する。
イレギュラーズの攻撃を受けた怪王種が散り際にはなった断末魔が伝播・侵食したことにより現在の巨大オウムの姿に変貌した。
「許せねぇよ……」という言葉とその意味は今も心に刻んでおり、人間への復讐心を決して忘れない為の口癖となっている。

大魔種である新皇帝バルナバス・スティージレッドに対して非常に強い興味と羨望を抱いている。
新皇帝派の掲げる政治までは分からずとも『弱肉強食』を根本とする集団ということは本能で理解しており、いずれは新皇帝の肩に乗ってイレギュラーズを塵とする好機を得ることを目的にしている。
――――
【戦闘関連】
怪王種になって以降は強力な戦闘能力を手に入れた他、体の大きさをある程度自在に操れるようになっている。
平常時は一般的サイズのオウムだが、戦闘時には最大で2メートルを超える巨大化した上で襲い掛かろうとする。

戦闘の際、人間への復讐心をオーラに変化させ全身に纏うことで戦闘能力を大幅に向上させる。
この状態でなぜか濡れタオルでしばかれると「ア゛ア゛ッ!!」と汚い声で痛がり、一定時間オーラが消失して大幅弱体化する。

復讐心オーラ状態を維持させると「許せねぇよ……」という口癖と共に超範囲攻撃スキルを仕掛けてくる。
これは“つがいの雌オウムのピーコちゃん”を塵と化したとあるイレギュラーズが使った範囲攻撃を完全コピーしたもの。
コピー元を超えて自身の必殺技にまで昇華させており、イレギュラーズたちに復讐の大渦巻を向ける。

搦め手として、相手の声音や口調をコピーして作戦を阻害する行動も得意。
「止まれ!」「攻撃するな!」「新手の敵だ!」「後ろを見ろ!」など簡単な言葉を使って混乱を誘う。
声のコピー対象に選ぶのは最も喋っている回数が多い人物。
――――
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76062

※ちょろっと修正。改変・アレンジ歓迎です!
名前:ディアディア・ディディチューン
種族:カオスシード
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):17歳
一人称:私
二人称:あなた
口調:~ですね?
特徴:無表情、何故か露出が高い
設定:
 ディアディアは「ラド・バウの審判団」の団長を務めている。
 正確には“そう名乗っている”。
 非公式なのは勿論、ディアディア自身が余り積極的に人を集めていない事もあり、これから先もメンバーは増えないかもしれない。
 だが、ディアディアは下手をすると相手が死ぬまで勝敗が決まらないラド・バウの現状にどうにか白黒つけたいと、審判団の団長を名乗り続けている。余り歓迎されるものでない事を判っているので、人集めはしていない。

 そして今回の厳冬はディアディアに少しの勇気を与えた。
 審判団――即ち“永遠に中立”である自分だからこそ出来る事があるのではないか、と、医療班たちの手伝いなどをしつつ、ラド・バウの備品管理などに力を入れているのが現状である。やっている事は完全に“審判団”とはかけ離れているのだが、ディアディアはそんな事は気にしない。
 助けて、助けて、助けまくる。ディアディアは其の為なら寝食すら――失礼。彼女は睡眠はしっかりと取るし、避難民と共にご飯をちゃんと食べる。だって健康第一だから。
 でも、

 ――退けなくなって死ぬ人がいるのは嫌だ

 其れがディアディアの信条、其の根っこにある。ずっと、ずっと昔から。
 ディアディアは嘗て、恋人を失った。彼もまたラド・バウの闘士だった。何てことない試合だった。なのに彼は「闘士だから退けない」と意地を張って――遠くへと逝ってしまった。
 だからそんな人間をもう出したくない。無理矢理にでも割り入って勝敗を決する第三勢力が必要なのだとディアディアは思っている。
 例え其れが、ラド・バウ闘士のプライドに傷を付ける行為だと判っていても。

「私には恋人がいました。――昔の話ですね」
「白黒つけますね? いいですね?」
「何故この衣装をって? 動きやすいからに決まってますね?」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/70136
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4530
名前:ファイルーズ
種族:海種
性別:女性
年齢:15
一人称:妾
二人称:汝
口調:~ぞ。~なり。~や?
特徴:ターコイズブルーの鱗、物静か、純朴、アンニュイ
設定:
 ラサのとあるオアシスに古くから住む海種一族の娘。鱗の色からターコイズの意味を持つファイルーズと名付けられた。
 一族は湖底に沈む遺跡の守り人かつ遺跡に眠る『何か』を奉る祭司であり、ファイルーズもその巫女として舞を奉納する役目を担っている。その生活は彼女にとって不満と呼ぶほどではないが、おとぎ話で効く『海』と比べれば退屈には感じており、いつか守り人としての役割を終える時を期待している。
 もっとも遺跡に眠る存在は、『扱いを誤れば滅びが訪れる』と伝えられている。その『滅び』の規模が、オアシスだけなのか、ラサ一帯なのか、無辜なる混沌全てなのかまでは失伝してしまい知らないが、彼女とて滅びをもたらすのを承知で巫女としての役割を放棄したいとまで願っているわけではない。
 ……が、もしかしたらどこかに言い伝えを知る邪悪な人物がおり、遺跡を狙おうとするかもしれない。もしそのような者たちがオアシスの周囲しか知らない世間知らずの娘の存在を知れば、捕らえて従わせたり、騙して利用したり、場合によっては心の中の願望を歪んだ形で増幅させて反転させることで協力者に仕立て上げようとすることだろう。
 以前偶然オアシスを訪れたノリアに海の話をせがみ、友達になって貰った。その時にファイルーズの感じた海への憧憬が、好ましからざる運命に繋がらなければ良いのだが……。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/43682
名前:【練達式試作人工知能TypeF】A-001
種族:人工知能
年齢:不明
性別:男性人格
一人称:某(それがし)
二人称:其方、~殿
口調:~だ、だな、であるだろう?
特徴:仮面、優美、優雅、めんどくさがり
設定:
「某は今デフラグで忙しい。28時間後にまた御来訪頂けるかな?」
 練達にヤツェクが頼み込んで作ってもらった人工知能。
『Elegantiae arbiter』E-Aの後継……いわゆる息子的存在として練達に作ってもらったが、そこは流石に練達。
 気品がどうとかイイ性格とか、そういうところにこだわりを入れてしまった。これだから練達の科学者は。
 後継ってのはそういうのじゃないんだよ。今更だけど。
 結果として出来上がったのは「仮面で美貌を隠し優雅で優美に毒を吐き、何かとめんどくさがる」AIであった。
 しかし何にせよ、出来上がってしまったものは仕方がない。専用の小型機器で持ち歩きも出来る、のだが。
 現在はアーカーシュのラジオ中継基地の管理担当AIにして、「アーカーシュ天空放送局」のスケジュール管理などを担当している。
 ……ちなみにだがAは「アルティメット」のAらしい。ほんとぉ? TypeFのFは「ファンキー」じゃないのぉ?

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/45119
委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4536
名前:ムナガ(本名不明)
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):不明(外見は20~30代)
一人称:僕
二人称:君(きみ)、~くん(男女問わず)
口調:だね、だよ、かい?
特徴:長い銀髪、全身に百足の刺青、切れ長の瞳
設定:
「アハハ! その綺麗な瞳、もっと僕によ~~~く見せておくれよ!」

監獄島に収監されている罪人のひとり。
過去に青い瞳の女性のみを狙った連続殺人事件を起こし投獄された。
大罪を犯す前は、「神の手」とまで呼ばれる程の優れた腕を持つ医者であり、その技術は今も健在。
監獄島内に彼専用の医院とも言える個室が設けられ、看守や罪人を診ている。
但し診察や治療には薔薇のコインが必要であり、量は彼のその時の気分で変わる。
診察・治療のするしないも気紛れな場合があるが、医者としてのプライドが高いため、「こんなのも治療出来ないのか」等、適切に煽れば割と簡単に取り掛かってくれるらしい。
青い瞳の女性が投獄されたと知ると追い回しに行くので、不在の場合も多々ある。
性格は奇矯奇怪、気分屋、意外と献身的。

満身創痍のまま放り込まれたチェレンチィと最初に出会った囚人が彼である。
治療の対価として、斬られた左目の方でいいから欲しいと言われ、チェレンチィはそれを承諾した。
驚くべき技術で元の瞳に治し、ホルマリンで満たされた小瓶に入れ、肌身離さず大事に持ち歩いているらしく、時折小瓶を取り出して眺めては愛でている。正直言って気持ちが悪い。
チェレンチィを殺さなかったのは、瞳が「彼女」と余りにもそっくりだったから。生きている瞳を見ていたかったから。
なので、回復した後も何かと世話を焼きにやって来たのであった。
チェレンチィの左目を勝手に「お洒落にした」のは彼の趣味である。
ちなみに、薔薇のコインで薬や道具などを融通してもらっている都合上、ローザミスティカの瞳は狙わないという契約になっているらしい。

能力的には、治療技術・人体知識・薬/毒知識に優れている。
また、力が強くタフ、足が速い。主な得物はメス。
青い瞳の女性は、彼と接触する際警戒が必要となる。



人々の命を救うことを第一に考え、幻想一と名高い医院にて己の全力をただひたすらに注いでいた、そんな彼が道を踏み外す切っ掛けとなったのが、とある貴族の若き夫人――「彼女」との出会いである。
整った顔立ち、綺麗な青い瞳、完璧な所作、穏やかで心優しい精神。
内臓の病気が発覚し、医院を訪れ、ムナガが担当となったことから、彼の人生は徐々に傾いていく。
その美しい人に、恋をしてしまったのだ。
最初はほのかな恋心だった。身分が違いすぎて手などとても出せない、そもそも、相手は結婚しているのだから。
そう言い聞かせて、必死に諦めようとしてきた。
彼女の具合が悪く屋敷を訪れて処置をした際、彼女の夫は姿すら見せず、全て使用人任せであった。
どうも病気が発覚した頃から不仲が続いているらしい。
いわゆる政略結婚であったとのこと、最初の内は回っていた歯車も、徐々に噛み合わなくなってしまったのであろうと。
そんな状況だからかもしれないが――熱のこもったその青い瞳を向けられて、彼女も自分に思いを寄せてくれているのだと、分かってしまった。
相手の立場を貶める訳にはいかないから、お互い表立っては出せないその思い。
決して他人に暴かれてはならぬその秘め事を共有した関係は、彼女の病気が治れば終わり、苦しくも美しい思い出となるはずであった。
しかし、彼女の病気の進行が想定より早く、手術を必要とするところまで来てしまった。
切開の際に麻酔を使おうとしたところ、麻酔は譫言を言うと聞いたので使わないで欲しいと言われ、そのまま続行することに。
両手足を押さえられ、必死に耐える彼女に応えるべく、手早く進めていたムナガであったが。
彼女が突如として恐ろしい力で押さえを振り解き、起き上がったと思うと、メスを持つムナガの腕に縋り付き。
「わたくしのお医者様が貴方で良かった」
その言葉と共に、美しい青い瞳を向け、あどけなく微笑んで。メスに両手を添えると、そのまま自身の胸を深く掻き切って、命の灯を消したのであった。

彼はあの時の彼女の瞳が忘れられなかった。瞳だけでも彼女を手に入れられたら、とずっと考えていた。
そんな折、彼女によく似た瞳の女性とすれ違い、咄嗟に路地裏に連れ込んでしまった。
瞳を見せて欲しかっただけなのに、激しく抵抗されたので、手にかけてしまったのだ。
そこから、堕ちるのはとても速かった。

激痛を伴う毒を用いて相手の動きを止め殺害、瞳をくり抜き奪う。
その犯行の手口から「百足」と呼ばれた彼は、投獄を機に己の名前を捨てた。
それまで他者の為に生きてきたといっても過言ではない彼は、掌を返したように、自分の為に気儘に生きるようになったのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/32233
名前:ポラリス・ヴァルキュリオ
種族:旅人
性別:無性
年齢(或いは外見年齢):20歳
一人称:私
二人称:お前
口調:~ダ。ダナ。なのカ?
特徴:悪い天使・拉致・誘拐・アカデミア
設定:
有望な人類を強い英雄にした上でヴァルハラに送る(=殺す)事を至上の目的としてる天使型の機人の旅人
元の世界では優秀な人材を拉致し(人道を無視し様々な手段を用いて)鍛え、能力の上限になった所でヴァルハラ送り(殺害)してた。
しかしながら混沌に転移し混沌証明により自身の性能が落ち元の世界のように動けなくなってしまった。
その為、自らを鍛える為に様々な修行をしたものの能力の上限に引っ掛かり「これジャ、英雄をヴァルハラ送れないナ…」っと落ち込む&困っていた所をアカデミアの『博士』と出会い協力する間柄になった。
博士の研究を英雄を鍛える&自らの性能を取り戻す為に利用できると考えており、自らの体を昔の性能を取り戻す為に博士の研究の被検体として差し出したり、自らが英雄の素質があると判断した人物を拉致して博士に預け英雄にしようとしてる
「どうセ、英雄をヴァルハラ送りに出来ない個体なんて破棄される運命ダ、失敗しても恨まんゾ」
「英雄の卵ダ!有望だゾ!喜ベ!」
ポラリスは現状博士を有望な協力者と考えており、何より博士を止めるために有望な英雄が来ると考えてもおり非常に協力的かつ好戦的に立ち回る。

きゐことの関係は有望の人材を拉致する時に、偶々目的が一致した(その場所に欲しい物があった)きゐこと一緒に襲撃を行った仲。
とはいえ、きゐこ自身は「まぁ敵になった時は容赦しないわよ!」って感じだしポラリスも「もうちょっと育ったらヴァルハラ送り候補ダナ!」と思ってる。サツバツ!

ポラリスの性能としては、元々の能力でギフトで相手のステータスが分かるギフトを貰ってる他高い索敵能力と解析能力と飛行能力を持っている。
その上で博士により狂気や様々な強化と拉致用の装備(高威力・必殺・不殺・これによりHP0になったら拉致みたいなスキル)を施されてる。

※設定改変やアレンジ歓迎

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76596
名前:赤羽 夕日(あかばね ゆうひ)
種族:飛行種
性別:女
年齢:17歳(旭日の3コ下)
一人称:私
二人称:あなた、君、~さん、名前+階級
口調:です、ます、でしょうか?(旭日に対しては気軽に「ね、よ、なのね、なのよね?」)
特徴:旭日の妹、大きな赤い羽根、天才、ブラコン
設定:

海洋の特務少尉。赤羽隊では兄である赤羽旭日の副官を務める。

天才であり、旭日がなんとか卒業してのけた軍学校を飛び級かつ主席で卒業した経歴を持つ。
その能力は機動力こそ兄に劣るものの、ほかに負けるものはなし。事務作業や隊の指揮においても非常に優秀で「兄と妹どちらが優れているか?」と聞かれれば1000人中999人は妹と確実に答える。

性格は誠実でやさしい……のは表の顔で、信頼できる人物や主に兄には努力家で、でもめんどくさがりで、生意気で、たまに甘えたがりな一面を見せる。特に兄にはその方向性が顕著でいわゆるブラコンである。
与えられた任務や仕事をしっかりこなす一方で、自分のやりたいことを押し通すために裏で手を回す策略家でもある。
赤羽隊の結成および旭日をそのトップに置くことに一枚噛んでいるのも彼女。

兄に抱く環状の本質として英雄ヒーローであってほしいという思いがある。
昔の経験から、旭日の経歴から、向かおうとする先から彼女は旭日にヒーローとしての素質がある、と信じてやまない。変わることのないその気質から成れるように、夕日は日々お膳立てをしている。

実はイレギュラーズのファンであり有名どころの名前と能力はしっかり押さえている。
最近は兄がかかわっている騎兵隊に特に注目しており、その強さとカッコよさに黄色い悲鳴を上げている。

「天才は、二十歳過ぎればただの人。――でもね、お兄ちゃん。英雄ヒーローは違うんだよ 」
彼らイレギュラーズを送り出すことが、私たちの勝利だから 」
「き、騎兵隊!? 本物!? 私お兄ちゃんの妹でよかった!!!」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/59292
名前:アウル・ラルヴィオラ
種族:飛行種
性別:男
年齢:19歳(旭日より1コ下)
一人称:私(興奮すると「俺」)
二人称:貴方、貴公、貴様、~君、名前+階級
口調:です、ですか、でしょうか
特徴:オレンジの大きな羽、容姿端麗、軍学校主席のエリート
設定:

海洋の中尉。赤羽隊次席、副隊長。

非常に優れた成績で軍学校を卒業している次世代のエリート
射撃、指揮、魔法術式の行使等々すべてが高い水準にまとまっており、トップスピードが違うせいでたびたび隊の指揮を放棄する隊長に変わって部隊を指揮する赤羽隊になくてはならない存在。
また赤羽旭日の卒論「機動力の向上法とその有用性」に感銘を受けており隊長に対する感情はよい。

直実で真面目な性格。素直すぎる性格と揶揄されることもあるが、彼のそんな性格に魅かれて信頼を寄せる人は少なくない。
少年の心をもっていることもありたまにロマンやかっこよさに向けて突き進むことも。特に赤羽隊に配属されてからは公報のためのかっこいいポーズや写真写りについて、式典用の魔術の開発などに余念がない。駐屯地の倉庫で埃をかぶっているローの開発品はだいたいこいつか旭日が発案したもの。

戦闘面では単独では秀才と言われる程度にしかできないが、小隊以上の単位の人数で動いているときはそれ以上の非常に高いパフォーマンスを発揮する。
それは血の滲むような訓練と多岐にわたる見識からくるものであって、彼の努力の結果である。本人は「それが、自分の身一つで発揮できない軟弱ものですが」と下碑するが。

「無理に隊長に合わせる必要はない、隊列を乱さずに確実にいくぞ」
「このポーズはこの角度が一番映えると思うんですが……どうでしょう隊長」
「私がイレギュラーズと同等の戦いをするのは難しい。――だが我々なら!」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58382
名前:アザレア・コルウス
種族:飛行種
性別:女
年齢:二十代後半(詳細は伏せられている)
一人称:アタシ
二人称:あんた、君、名前+階級
口調:だろう、だな、~かい?
特徴:黒い羽根、性根がイケメン、面倒見がよい
設定:

海洋の少尉、赤羽隊隊長格の一人

もともと准尉だった叩き上げの女性士官。
隊の中でもっとも戦闘経験が豊富であり、その経験からくる判断に隊が助けられることも多い。
同じ隊長級の中で純粋な機動力に関しては一歩劣ることも多いが、その戦闘能力に関しては隊内トップクラス。距離を選ばず活躍する。

隊の中ではお母さん的な役割を担っており、隊員からの相談を受けたり陳情の窓口になったりすることも多い。典型的な"怒ると怖いけどめちゃくちゃいい人"であり、訓練中にほかの隊員を激励する姿や力強い行動の数々から「姉御」と呼ばれて親しまれている。
ちなみに彼女に対して年齢の話はタブーであり、うっかりその話を振ってしまった人々は例外なく締め上げられている。旭日君は締め上げられた。

姉御肌で男性女性問わずに人気が高い。本人はあまり女性らしくないことを気にしているらしいが赤羽隊のメディア露出によって彼女に恋に落ちる男性が続出してるとか何とか。
実は結婚願望がある乙女な一面もあるのだがそれはなかなか周囲に知られていない。

「さあ、行くよ! うちの隊が顔だけじゃないことをみせてやんな!」
「訓練ももう終盤だよ、ほら頑張んな!」
「――ええ、お話があるので今よろしいでしょうか」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58386
名前:パンタラ・フラベセンス
種族:飛行種
性別:女
年齢:22歳
一人称:私
二人称:あんた、キミ、名前+階級
口調:でしょ、だよ、だよね
特徴:トンボのような虫の羽、スピードジャンキー、要領がいい
設定:

海洋の少尉

隊長格の、赤羽隊の機動力No2のスピードジャンキー。"パン"の愛称で親しまれている。
独特な飛行の軌跡とスピードで非常に高い回避力を誇るほか、その速度を生かした近接攻撃が得意。が、それ以外の戦闘技能は結構ボロボロだったりする。
赤羽旭日と初対面でスピード対決を吹っかけて負けてからは、負けん気はあるものの一目置いている。

自由奔放でさっぱりした性格。
自分が良いと思ったもの、悪いと思ったものに対してストレートな言動を取るが、根が素直でいい子なので問題になったことはあまりない。
気分による調子の上下はあるものの、軍規は守るし、命令も聞く。

彼女の飛行時の特徴として「非常に小回りが利く」ことがあげられる。
トップスピードを維持したまま曲がれる、というより加速と減速性能が群を抜いており加速と減速を繰り返して変幻自在に動けるといったもの。これによって彼女の至近距離での相手を翻弄する能力は非常に高い。

また、彼女は要領が非常にいい。訓練然り、書類仕事然り、持ち前の直感と愛嬌で効率よくこなす姿が見られている。そういった高いセンスを見せることもあるが本人曰く「自由に動ける時間を増やしたいだけ」だそう。
そんな要領の良さを発揮して何をするのかといえば最近はもっぱらローのお世話である。彼女が面白い生物として認定したローが研究の熱中しすぎでぶっ倒れてるところを回収して食事を与えたりベッドに突っ込んだりするのは彼女の日課である。

「さ、さっさと済ませましょ。戦うことだけが人生じゃないんだから」
「死んでるローはっけーん! さーてまずはお風呂かなー」
「"速さ"だよね、やっぱり!!」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58384
名前:ロー・ピングイーン
種族:海種
性別:ロー(不明)
年齢:14歳
一人称:ボク
二人称:あなた、~さん、名前+階級
口調:です、なのです、なのですか?
特徴:優秀な技術者、幼い見た目、ペンギンの海種
設定:

海洋の技術中尉、赤羽隊隊長格の一人

もともと現地での状況対応に必要な支援アイテムの生産・開発のために技術士官として送られたが、自身の開発品に対する理解度の高さと実戦に耐えうるフィジカルを持っていたため人数不足だった隊に組み込まれることになった。

性格は基本的に穏やかだが開発や研究のことになると好奇心をむき出しでテンションが上がってしまう。
人見知りをするが、懐けばぺらぺら話し出すオタク気質。

開発能力に関しては天才的。
非常に早く試作と実験を繰り返し、すさまじい速度で完成度を上げていく。
ただしその代償として開発費をとんでもない速度で食いつぶし、失敗でよく爆発する。それでもめげずに(きちんと片づけをしてから)研究に熱中し、結果を出しているのがローである。
ちなみにこの爆発と徹夜も含めたハードスケジュールによって実戦にも対応可能なフィジカルが完成した。その成長は今も続いているようで食事はおろか水すら飲まずに過ごしてぶっ倒れたり、三日三晩徹夜をしてぶっ倒れたりが日常茶飯事である。

戦闘面ではこと戦うことにおいては最低限度の実力しか持っていない……のだが観察眼と戦場に合わせて自在に装備を変えられる拡張性はピカ一。特に積載性能においては自身の開発した「カーゴ」と呼ばれる装備群を身に着けたローがトップである。
また、赤羽隊では珍しく飛行種ではなく海種であり、装備によって飛行性能を得ている。

予算を食いつぶすそのやり方だが、隊長から「予算なんて余っても減らされるだけなんだからどんどん使ってけ」と容認されている。実際、ローの開発品は質が良く隊全体としても受け入れられてる。爆発が駐屯地の風物詩だ、と言われるぐらいには。
「金がかかりすぎる」とたらいまわしにされてきたが赤羽隊は安心できる場所として認識している模様。

性別は男性……男性であるはずである。少なくとも軍の経歴書には男性と記載されている。
だがしかし声変りが起こってないであろうその高い声と線の細い見た目から実は女性なのでは……? との噂が絶えない。実際にその真相を確かめたことがあるのはローのお世話をよくするパンタラだけであり、本人に聞こうとすると何らかのアクシデントが起こり聞けず、パン少尉に聞けばいたずらな笑みを浮かべて「内緒♪」とごまかされるだけである。

「これをセットして、ここをつなげば……よし、かんせいでs(ちゅどーん」
「ぱ、パンさん。大丈夫です、自分のことは自分で……確かに昨日から何も口にしてないですが……」
「起動良し、出力安定、巡行モード起動――ロー、行きます!」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58388
名前:アルア・ウォンブラング
種族:獣種
性別:女
年齢:14才
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:です、ます、でしょう
特徴:シルヴァンス、『ハイエスタの拾い子』
設定:
 今は亡き村ウォンブラングの出身である少女。元はシルヴァンスの生まれであるが、自身の家族からはぐれたところをブリギット・トール・ウォンブラングに拾われた。
 広いヴィーザルの地で、飢え死ぬしかなかった娘は、ブリギットに出会ったことでその命を繋ぐことが出来た。
 だが、フギン=ムニンによるあの一日でその幸せは破壊された。
 散り散りになったウォンブラングの子供達。アルアは運が良かった。鉄帝国の動乱が起きた時、彼女は別のハイエスタの集落にいた。
 シルヴァンスに戻ることも出来ない彼女は利口にハイエスタ達によく尽くして暮らしたらしい。
 北辰連合の活動を耳にしながらも遠い世界の話しだと感じていたが――遂に、その噂を耳にした。『おばあさま』が魔種として、活動して居るらしい、と。
 彼女が革命派として幸せに暮らしているのならば顔を出すつもりは無かった。シルヴァンスで、拾われっ子であった自分が彼女の人生を脅かしてはならないからだ。
 ブリギットおばあさまは、屹度後悔するだろう。守り切れなかった子供の一人が他の村に拾われて生き延びていたとしても。
 アルアは運が良かっただけだった。運が良い子供が居れば、悪かった子供も居る。他に死んでいった子供の面影をアルアの中に見てしまうからだ。
 だから、顔を出すつもりは無かった――それでも、聞いてしまったのだ。彼女が革命派から離脱したと言うことを。
 アルアはシルヴァンスだ。武器に対して偏見もなければ慣れっこだ。
 もしも『おばあさま』が終ることを求めているというならば、アルアは迷うことなく武器を手にするだろう。
 使い方だけは『おばあさま』は教えてくれなかったけれど。

「わたしは、とてもよわいです。戦う事しか知らない一族に産まれたのに、戦う事を教わりませんでした。
 それでもしあわせに生き延びてきました。だから、最後の恩返しをしたいのです。おばあさまを、殺しに行きませんか」

 それから、全てが終わったらウォンブラングに『おばあさまの大切な人達』と行きたいと願った。
 あの場所で『おばあさま』の最期を与えてあげたかったのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69054
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4553
名前:レヴァティア・リファルナ・フレイオン
種族:旅人
性別:女
外見年齢:25
一人称:此方(こなた)
二人称:其方(そなた)、呼び捨て、~様(特定個人のみ)
口調:~だわ、~である、~であろう? 非常に女性的な口調(特定個人のみ)
特徴:穏やか、尊大、傲岸不遜、激重、ラスボス系、恋する乙女
設定:
 リースリットの父方、つまりファーレル家の先祖に当たるとされる旅人の女性。
 元の世界では混沌における竜種に近似した上位存在の一角であり、取り分け火炎(=破壊)の力を司る緋色の竜と称された。
 睨むだけで他者を緋炎で焼き尽くす灼眼の持ち主であり、燃える紅玉のような瞳は魔性は別にしてリースリットにも遺伝している。
 ファーレル領で『緋炎の魔神』とされるこのレヴァティアは元の世界では神なる竜種の姫君であり巫女。彼女は美しい女のなりをするも年齢不詳であり、穏やかで優しい語り口だが、本質は尊大で傲岸不遜な人物であった。
 当時は珍しい存在として混沌に召喚された彼女は元の世界における権能とでも呼ぶべき絶大な力を消失したが、それでも埒外の力の一部を取り戻し、『あくまでか弱きいとし子』として人間種或いはそれに準ずる生命と付き合う風情であった。
 或る時レヴァティアは街道で盗賊に遭遇し、ヴァルフリート・ファン・ファーレルなる騎士の救援を受けたのである。彼等は彼女にとって何の脅威にもならない存在だったが、ヴァルフリートは率直にそう言った彼女を「ご自覚を。どうあれ美しい女性の危機を見過ごせぬのが騎士なのです」とまさに英雄譚か伝承歌にしか登場しないような言葉で喝破。
 産まれて初めての『か弱い女性扱い』に衝撃を覚えた彼女は何やかんやと一生で一度の恋をし、ヴァルフリートと添い遂げる事になる。
 二人の人生は愛に溢れ、只管に幸福であり、誰よりも満たされていた。
 故に……と言うべきか。やがて時間の違いが二人を別った時、レヴァティアはその悲しみに耐える事が出来なかった。

 ――ヴァルフリート様の居ない世界なんて、要らない。

 竜の原罪、破壊に身を焦がし、現在のファーレル領一帯を恐怖の坩堝に叩き込む。
 かくて生じた『緋炎の魔神』事件は他ならぬ彼女の息子が彼女を討った事により終結する。
 愛で始まった暴風はやがて愛によって凪に戻ったのである。
 ファーレル伯爵家はこの功績により成り立つが、物語の真相は歴代の当主に口伝で伝えられるのみである。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/50893
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4559
名前:ナターリヤ・ソフィスト
種族:人間種
性別:女性
年齢:22歳
一人称:私
二人称:貴方、貴殿 など
口調:~です、~でしょう?
特徴:鉄帝軍人、ポーカーフェイス(もとい『仏頂面』)
設定:
 鉄帝軍人、階級は中佐。
 ソフィスト家は代々鉄帝に仕えており、特に軍部に多くの人材を輩出してきた。
 過去には皇帝の近衛たる地位の者すらおり、ナターリヤは現在の当主ストライフ・ソフィスト(ソフィーリヤ・ロウライトの兄)の娘である。
 つまりソフィーリヤの姪であり、サクラの従姉妹でもある。
 ソフィーリヤの事は父から聞いてはいるが直に対面した事はない。
 サクラの事も(ソフィーリヤが嫁いで子が出来ているという事は)知っている。
 顔には出さないが、自分と同じ血筋の人間がいる事は興味がある様だ。

 鉄帝では珍しく策略や謀略にも造詣が深い。
 しかしそれは相手を追い落とす為、ではなく『相手を真正面から叩き潰す』ための場を整える事に使われる。
 すなわち敵の謀略を見抜き、防ぐ事には使うが、相手を策略にハメるような事はしない。
 勝負に余分な要素を取り除き、残ったモノだけ――

 そう。最終的に力と力、其れのみで戦う事を望むのだ。

 其れこそが正に真の鉄帝であると信じている。寒き地の魂を宿し実った、確かなる花が彼女だ。
 そういった意味では闘争を好む面もあり、ソフィーリヤに似ている所はあるかもしれない……
 ただし彼女自体は父に似て厳格な人物であり、基本的には堅物である。
 民の事は守るべき存在であるとしている為、過激な鉄帝派ではないが。

 ――なおゲルツ・ゲブラーに恋している。
 きっかけはナターリヤが偶然軍部の一部で行われていた不正に気付いてしまい、しかしその罪を擦り付けられ有無を言わさず拘束。口封じに即座に抹殺寸前まで行った際に――ゲルツが寸での所で救出した事件が契機である。言うなれば『白馬の王子様』に見えたのかもしれない。
 ゲルツと相対する時の思考は乙女そのもの。
 かなり心中の波は凄いのだが、幸か不幸か完璧すぎるポーカーフェイス(仏頂面)は相手にそれを悟らせていない。
 が。勘のいい人なら気づいているかもしれない。そもそも最近、保安部への異動申請をさりげなく出していたりするが故に……

 鉄帝動乱発生後は帝政派に属しているが、南部方面への合流も訴えている。
(上述のゲルツの件が関わってるかは不明だよ。不明だって!)

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71522
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4546
名前:『輝きの君』
種族:旅人
性別:女性
外見年齢:18〜20歳程度 実年齢は不明
一人称:私(わたくし)
二人称:貴方(あなた)
口調:〜です、ですわ、ですわね?
特徴:小柄な体躯 宝石の様な身体 気品に満ちた仕草 美しい装飾の義手 眼帯

設定:
元の世界では不変不滅の硬度を誇り、絶対的な存在となっていた宝石姫。その姿と在り方から『輝きの君』と呼ばれていた。
美徳と正義を輝かしいものとして尊び、それを貶めるのは輝かしくないものとして敵対していた、善性のひと。

混沌世界に召喚され、世界法則によりその絶対性は失われる。そしてその際に人狩りに遭って左腕と左眼を奪われた。
しかしそれで終わってしまわないのが『輝きの君』という存在である。
傷を癒やし、再度力を身に付け、後にキッチリと傷の報いは受けさせている。
だが、その頃には既に宝石の腕の欠片と眼は売り捌かれており、各地に散逸した後だった。

その身に傷がついても尚、輝きが曇り褪せることはなく、自信と生命力に満ち満ちている。
むしろどうせならともっと飾り付けるようにと、装飾的意味合いの強い義手と眼帯を身に付けている。

この世界に滅びをもたらすもの=輝かしくないもの、の暗躍を懸念しており、それを止められる様に活動している。
終焉の監視者『クォ・ヴァディス』への協力もその一つ。
終焉を放っておいては世界の輝きが損なわれてしまうとして、その活動への賛同者となったのだ。
優先順位は低いものの、活動に合間が出来た時には各地に散った自身の身体の欠片探しをしたりもしている。

フローラにとっては、幼い頃に出会った「あこがれのひと」。
欠片探しのついでにフローラを助けたりしたことが切っ掛けである。
短い邂逅だったが、「そうなりたい自分」としての彼女のR.O.Oアバターの雛形になるくらいには影響を与えている。

自称する固有名は特にない。あったとしても現在の自分には合わないものと考えている。
他者から呼ばれる際には好きに呼ばせている。幼い頃のフローラは「きらきらのおねえさま」と呼んでいたとか。
ただし、あまり「輝かしくない」もので呼ばれると不機嫌になる。



イラストページ
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75534

終焉の監視者『クォ・ヴァディス』について
https://rev1.reversion.jp/guild/335/thread/18093
名前:ミレイ
一人称:私
二人称:あなた、〜さん
口調:〜なの、〜だよね

クウハの住居に住む8〜10歳程度の少女霊。
クウハへ大変よく懐いている
無垢で純粋。大人しく、ひかえめ。
素直で心優しい頑張り屋。
ほんのちょっぴり恥ずかしがり。

生前は難病を患っており、外へは殆ど出たことがなかった。
死後も成仏しきれず現世に留まり、両親の様子を眺めていたが
少女の治療費を稼ぐため、日々慌ただしく奔走していた彼らが
悲しみを乗り越え、落ち着いた日常を過ごす様子を見届けるうちに
「自分が死んだのは良いことだった」と結論を出し、外を当てもなく彷徨っていた。

生前殆ど家から出る事ができなかったせいか、外の世界への興味関心が強い。
普通の人間と同じようにものを持つことができる。
霊感がない者と接する際は白い猫耳のフードパーカーを着用し、スケッチブックを用いた筆談を試みることがある。

クウハに大変よく懐き、そんな彼女をクウハもとても可愛がっている。
クウハ曰く「ウチの姫さん」

・イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69180
名前:からす
種族:オールドワン
性別:女性
年齢:23歳
一人称:私
二人称:あなた、~さん
口調:よ、よね、かしら?
特徴:ヤンデレ、嫉妬深い、不安定
身長:168cm
設定:


暗殺家業の女だが、嘉六のストーキングで忙しく仕事は捗っていない。
俗にいう「ヤンデレ」で、基本的に話が通じているとは言い難い。嘉六をよく刺すのだが、理由は「刺したら自分を一番に見てくれる」からである。
嘉六も女の子のやることだからと咎めもしないので増長している。

種族のこともありかなりの怪力。

ろくでもなく退屈なある日。ターゲットはとある男だった。
その隣には知人だろうか、獣人がいたが関係はない。最終的に不都合なものはすべて消してしまえばいい。
闇に紛れ、その二人に近づく。
しかし気配を消したはずなのに、獣人がこちらを見た。
獣人は笑って言う。「こんな夜中に、別嬪さんが出歩いてちゃ危ないぜ。」
その笑顔を見たとき──ああ、月並みだと笑う勿れ、恋に落ちる音がしたのだ。

「ああ、嘉六さん。あなたのお腹からあふれるこの色、あなたの瞳とおんなじで…大好きよ。」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77560

※アドリブ、アレンジ歓迎
書きづらい点、不明点はお任せします
名前:狐達(名前は様々、狐兵達とも呼ばれる)
種族:獣種(式神)
性別:女性
年齢:Unknown
一人称:様々
二人称:様々
口調:様々
設定:
獣種の少女を素体として、稲荷神が作り上げた式神の狐。
量産機に相当する集団であり、式神の機能中枢である尻尾の数は1本。
謂わばハイローミックスの『ロー』に相当する。
尻尾の機能もイナリ達より安定性と生産性を高める為にデチューンされており、魔術的な機能が制限されてしまっている。その為、この狐達は物理兵器を中心に運用している。

兵科:高機動車兵
狐兵達の兵科の一つ、なのだが狐兵達に高機動車を運転する技能をインストールしているだけで、戦車兵達の様に限定された兵科というわけではない。
近年では利便性向上の為に狐達にインストールされている基本ソフトウェアの中に簡易版車両操作ソフトウェアが同梱しているので、狐達であれば誰でもこの車両を扱う事は出来たりする。

歩兵戦闘車より使い易く安価な車両を現場から要望された結果、開発部によって開発された人員輸送用の車両。
ベース車には武装類は搭載されておらずオプション装備、装甲板類もオプション装備となっている。
エンジンは歩兵戦闘車両の物を高機動車に収まる様にコンパクト化、軽量化した物を搭載。
エンジンの出力は、上記の改造の影響で低出力化しているが、高機動車の軽量な車体と四輪駆動で不整地走破能力は非常に高い。

完全武装の歩兵を最大10名を輸送し、輸送や火砲の運搬、トレーラーの輸送などにも使用出来るので使い勝手が良い。
本車をベースにした派生型も色々と検討されている。
狐達の間では訓練以外にも通勤や私的な外出にも使用されているので、狐達の活動範囲内では良く見かける車両となっている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77446
名前:澄原 清治(すみはら せいじ)
種族:旅人
性別:男性
年齢:55歳
一人称:私
二人称:貴方、お前
口調:です、ます、ですか/だ、だろ、だろうな
特徴:佐伯製作所職員、澄原水夜子の父、座右の銘は『万里一空』
設定:
 佐伯製作所『再現性都市』設立に深く携わっている部署の部長職を務める男性。澄原の名の通り、希望ヶ浜では病院を拠点とする澄原家に連なる者。
 澄原晴陽と龍成の叔父にあたり、二人の従妹である澄原 水夜子の実父。
 外見も内面も晴陽に良く似ており、非常に努力家で感情表現が下手くそである。実子である水夜子とは全く似ていないと一族の中でも囁かれる。
 本人も『似ているならば、晴陽が実子で合った方が(本人が努力家で立場を弁えているために、娘に厳しく接さないで済むために)良かった』と発言したことがある。
 ――勿論、水夜子はその発言を聞いており、家庭内の空気感ははっきり言って最悪とも言えよう。

 娘の教育には熱心であり、次代を担うことにある晴陽と龍成の付き人となれるようにと厳しく接してきていた。
 立派に成長し、澄原を担う事になる二人のサポートを行えるまでになれば、将来的には困ることはないと父は水夜子に立場を押し付け続けた。
 それは彼自身のコンプレックスでもあったのだろう。澄原の事業に関わることの出来なかった清治は悔しい思いばかりをしていた。
 何だって要領の良い者が全てを掻っ攫っていくのだ。佐伯製作所に勤めながら清治は娘には『澄原の名を活かした存在になって欲しい』と願っていた。
 ある種の呪縛でもある。
 水夜子に対しては「お前は沢山の信頼を受けて、立派に成長しなくてはならない」と口癖のように言い続けてきていた。
 その為、娘の水夜子が自身の感情を直隠し、何時も巫山戯た空気を纏っていることにも気付いて居ない。

 清治は清治なりに一人娘の水夜子を大切にしているつもりだが、全く以て伝わっていない。
 寧ろ、色々なことが重なって水夜子は「父には利用されているだけ」「利用価値がなくなれば捨てられるでしょう」と言わせるほどである。
 水夜子の希死念慮や其れに近しい命の放り投げバーゲンセールはある意味、彼の教育の賜と言えるのかも知れない。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72840
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4581
名前:シアナス・フォン・ヴァレンシュタイン
種族:人間種
性別:女性
年齢:35
一人称:私
二人称:貴方・貴女
口調:~です、~ます、~ですか?
特徴:献身的、鈍感
設定:
 バスチアン・フォン・ヴァレンシュタインの妻。とは言っても実際には、実家からバスチアンに差し出された人質という側面が強い。
 シアナスの父はバスチアンの家臣だが、周囲には愚鈍な人物として知られている。事あるごとにバスチアンを苛立たせる彼は頻繁に他の家臣たちの前で面罵され、関わろうとする者がいないほど孤立していた……それこそ娘の嫁ぎ先も決まらないほどに。
 もっとも、バスチアン自身もやりすぎは自覚していたらしい。ちょうど彼が妻の不貞をきっかけに最も人間不信になっていた頃、失態を犯したシアナスの父はバスチアンに、これまでの主人の仕打ちに対する報復として謀反を企てているのではないかと疑われるに至った。これは完全にバスチアンの被害妄想であったが、この時父は潔白の証明として、娘を主人の形式上の後妻として差し出したのである。
 これほど冷遇されてなお主人に媚びへつらう父はますます他の家臣たちに侮蔑され、シアナスも今や主人の妻でありながら家臣たちに軽んじられている。もちろんバスチアンがそれを咎めることはない。
 しかし彼女は、自分さえバスチアンを愛せばいつか父が認められる時が来ると信じて、父親譲りの鈍感さを以って全方位から注がれる悪意の中で健気な献身を続けている。そしておそらくは、自分は本心から夫を愛しているから周囲の心ない嘲笑に耐え、夫の全ての行為を肯定できるのだと思い込んでいる。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76658
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4576

キドーにとっては『呆れるほどにくだらねェ、クソつまらねェ』女である。
しかし混沌で嫌と言うほど取り残される憤りや喪う辛さを思い知った今は、良くも悪くも彼女の『幸せ』に無関心では居られない。
名前:【指輪の悪魔:陰】ホウジョウ
種族:旅人・不明
性別:不明
外見年齢:10代
一人称:ホウジョウ
二人称:あなた、~さま
口調:です、ます、でしょう。ややどもったような口調
特徴:顔のほとんどを覆い隠す髪、左手五指の指輪

関係者企画:マクスウェルの悪魔(https://rev1.reversion.jp/character/album_detail/p3p005192/1)

設定:
 美咲が召喚前の出身世界で有していた『虹色の瞳』と呼ばれる強力な魔眼。
 凶悪に過ぎるその力を抑制するため、美咲は13の拘束具を使用していた。両手の指全てに嵌めた指輪・二重にかけた眼帯・首のチョーカー。抑止の原動力として、それぞれに力ある存在が契約で封じられている。

 しかし、召喚・混沌肯定により『虹色の瞳』の力は消滅同然に減衰。
 抑止契約の対象を失ったそれらは、美咲に追随するように人の形態で混沌に現れた。
 ホウジョウはそれらのうち、左手五指の指輪に封じられていた存在こそ【指輪の悪魔】のホウジョウである。
 陽たるモガミとは対照的に陰気。出来れば誰にも見つからぬようにひっそりと生きていきたいと願っている。
 願っていた、が、顕現した。己の身は度し難いほどの苦痛を浴びせた。
 生きていく煩わしさ、死に至るまでの辛さ。そんな物を味わう必要が無かったから良かったのに。
 一体誰のせいで『生きる苦しみを味わう事になったのか』
 その時思い当たったのが美咲であった。
 だから美咲が愛おしい。ホウジョウの好意とは『歪んだ愛情』であり、決して愛し慈しむわけではない。自身が手を掛けて殺すという事そのものである。
 ただでさえ生きているだけで煩わしい人間達だ。それの前に姿を見せて殺す事さえも面倒くさくて堪らない。
 ……勝手に滅亡してくれることが一番嬉しいというのに。それでも、好きになったのだから、仕方が無い。

 ――美咲さまは、ホウジョウの、『ご主人様』でしたもの、愛して、あげなくっては……だめでしょう?
   人間なんて、勝手に、勝手に、ぜぇんぶ、死んでしまえばいいのに……あなたは死ななさそう、だから……ホウジョウが、殺してさしあげます。

 五指とは即ち、誰ぞの意思を其の儘反映し、動作を司る部位である。命を奪うにも誰かが動かなくてはならない。
 ホウジョウはそれ故に『自分が動く価値がある存在』を見定めて、それを愛情と呼び名を着けたのだろう。

 陰気な娘は夜に笑う。
 どうしようもない程に夜が明け、朝が来る、その世界の当たり前が受け入れられないから。
 こんな世界、滅びてしまえと願いながら。


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71850
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4593
名前:志・思華(ゆき・すうか) 偽名:スフェーン
種族:亜竜種
性別:女性
年齢:24歳
一人称:アタシ
二人称:アンタ
口調:だ、だろ、だろうね?
特徴:亜竜集落『フリアノン』出身、ピュニシオンの森『関所守の志遠一族』
設定:
 亜竜集落フリアノンで産まれたが生後間もない内に両親が死去。ピュニシオンの森を護る関所守『志遠の一族』に引き取られた。
 非常に好戦的で森の案内人を務める程に卓越した危機察知能力を有している。しかし、向う見ずというわけではなく危険回避を行なうという意識も強い。
 志遠の一族に『引き取られた』娘ではあったが、戦闘能力を磨くために亜竜集落『ペイト』で暮らしていた。
 大の酒豪で有り、ペイト以外でも酒盛りがあれば顔を出す。酒への察知能力が高いのでは無いかと噂されることもある。
 豪放磊落なアネゴ肌であるが、その出自故に「使い捨ての一族」だと疎まれることも多かった。
 本来の名前である『思華』は呼ばれることもなく、スフェーン(すーちゃん)と呼ばれ有事の際には一番槍になる事を求められるからだ。
 死に至るであろう人間と仲良く出来る者の方が少ないだろう事をスフェーン自体は認識している。
 寂しくはあるが、それも己の使命であるのだから致し方ないと受け入れていた様子でもあった。

 イレギュラーズが森に向かう事があれば、彼女は真っ先に協力を申し出ることだろう。
 珱・琉珂始めとするフリアノンから「フォスの現状を不安視している」との話しが出た際にはスフェーンはペイトから直ぐに走ってやって来た。
 森の中は幼い頃から過ごした彼女にとっての慣れた場所だ。しかし、彼女は不思議な出会いをした事があるらしい。
 帰らずの森と呼ばれるその地で幼い少女を見かけたのだそうだ。彼女のように森に怯えず、強く、そして嫋やかな人間になりたいと『フォス』に何時も語っていた。
 そうした理想を語り合える相手であった『フォス』(礼良)がスフェーンは何よりも大切であったのだから。

「アイツは――『フォス』は家族なんだ。もしも困ってるならアタシが見捨てちゃだめだろう?」
「アタシは危険な事が分かるなら態々首は突っ込まないよ。死んだら何もかも終りなんだからさ」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73772
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4598
名前:亥子(がいし)
種族:神霊(大精霊の一種)
性別:不明
年齢:unknown
一人称:わたくし
二人称:あなたさま、~さま
口調:です、ます、でしょうか等とても臆病な話し方
特徴:豊穣郷カムイグラ付近に存在する『中津国』の主神
設定:
 黄泉津瑞神の旧来の友であり、カムイグラの存在する島、黄泉津に点在する小国『中津国』の主神。
 本体は抱えられたうり坊の方で有り、抱きかかえているのは人の形をした傀儡である。
 傀儡を使用するのは本来の己を見られることが恐ろしい事と『変化はお腹が空くから』という事が理由なのだそうだ。

 亥子は『停滞』の意味を有する存在であった。黄泉津瑞神が瑞兆を与え、萌え盛る繁栄を顕すならば、亥子は対照的に全てを停滞に閉ざす性質を有している。
 その為、余り人前には現れず静かに中津国の者達を眺めている。瑞神とも久しく顔を合せていない。
 だが、その『停滞』の力を存分に活かしているのが自凝島と呼ばれたカムイグラの流刑地の現状維持であった。
 黄泉津各地に齎されたけがれの気配は中津国とて例外ではない。
 先んじて周辺のけがれを排除してから自凝島を退所するのだと神霊の中で伝達が来た際に真っ先に管理に手を上げたのだ。
 芽吹きもなく、停滞を意味し、全てを『閉ざす』性質を持つ亥子はそれ以上のけがれの流出を防ぐことが可能であったからである。
 亥子の献身の甲斐もありけがれの数は徐々に減っては居るが……それでも尚も、湧き出るものは存在していた。
 高天京を中心に神使達が警戒しているが、中津国も自身等で押さえ込むには難しく、八扇の出張所もあるが其れだけでは管理も難しくなってきたらしい。

「わたくしの、中津国をあなたさま方に、お任せしたいのです……どうぞ、どうぞ、お願いさせて頂きたく……」

 力の維持にお腹を空かせながらも亥子は唯、人の子の為に尽くし続ける。
 もしも自凝島のけがれを祓う事が出来たならば、その時は霞帝にたんまりと『おいしごはん』をご馳走して貰うという約束をした。
 その所為か、最近は霞帝が訪れる神使達に『とびきりおいしいもの』を聞き回っているらしい。ニルも問われた際には練達の店を答えたことだろう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4597
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72687
名前:バーテン・ビヨッシー・フィッツバルディ
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):25
一人称:私、僕
二人称:卿、君、~君、~さん、~様、呼び捨て
口調:~だ、~だね、~だろう?
特徴:天才、好奇心旺盛、気品がある、多趣味、変わり者
設定:
 フィッツバルディ後継者候補の一人……ではあるのだが、当の本人にその気が全く無い。
 幼い頃から学問に優れ、家庭教師をやり込めてしまう等、大人顔向けの頭の回転を誇る『天才』だった。
 当然将来を嘱望されたのだが、バーテンは両親や周囲の期待に応える事無く、好きに学び、芸術を嗜み、政治に興味を示す事は無かった。
 極めて好奇心旺盛で無軌道。天才らしい特殊な価値観も持ち合わせており、他人に制御するのが極めて難しい性質。
 バーテンはギフトたる素晴らしい頭脳と、手先の器用さ、端正なマスクと聞く者の心を揺さぶる甘やかなテノール、一流の会話術をも持ち合わせている。
 多才故に悪事を働こうと思えば幾らでも働けたのだろうが、幸いと言うべきか彼の愛読書は『ミステリー小説』であった。
 人生の大目標は無く、小目標を立てたとて、その天才性故にすぐにクリアしてしまうバーテンは殊の外『探偵』なる役割に憧れる。
 両親――ビヨッシー伯の領地における不正会計事件、市井の殺人事件、近所のネコチャンの探索……
 バーテンにとって謎は自身の人生を彩り、持て余す好奇心を満たす唯一の友人となったのである。
 ……とは言え、『放蕩息子』であるバーテンの仕事は決して公的なものではない。評価される類の動きでもない。
 極近しい肉親や一部の友人は彼の灰色の頭脳を頼りにするが、外から見れば完膚なきまでのごくつぶし。
 ご近所さん(貴族)からも「働いていない嫡男殿」と揶揄されるがどこ吹く風である。
 従って、レイガルテの血を引きながらもフィッツバルディ後継の有力候補と見做している人間はほぼ皆無である。
 当人も望んていないのだから幸福な事ではあるのだが……まぁ、皆無である。
『双竜宝冠』事件においては友人であるマサムネ・フィッツバルディとヴァン・ドーマン伯爵令息の『依頼』を受けてメフ・メフィートに姿を現す。
 兄であるミロシュ・コルビク・フィッツバルディが殺害された事を悲しむ一方、五里霧中のこの状況に高揚を隠せない――
 天才とは何時の世にも凡百の理解の及ばぬものであるという事になるのだろう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4529
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/59409
名前:紅塵こうじん
種族:ゼノポルタ(鬼人種、獄人)
性別:(本来は)男性
年齢:26歳(現在のもの、慧の5つ上)
一人称:アタシ
二人称:あなた、(名前)さん
口調:~だね、~だよ、~かな? と若干中性的、所謂オネェとはまた別

【設定】

「アタシは紅塵こうじん、よろしくお願いするね。さて、あなたはアタシと遊んでくれるヒトかな?」
「一緒に遊んでくれるのは大歓迎、でも抗ってくれるのもカッコよくてアタシは好きだよ」

カムイグラの首都から離れた地の豪族、多聞家に仕える人物。
布で隠れているが、かなりの美形。左額には短い銀の角、右額には折られた角の断面がある。
鬼血を糸状にし、それによる斬撃と拘束で戦う。

中性的で、声もどちらか分かりづらい。外見は男性寄りに見えることが多いが、後述の理由で違う場合もある。
“羅刹女の一族”出身だが、肉体的にも精神的にも不適格と片角を折られ追い出された。
そこを先代の多聞家当主に拾われ、現在はその娘に護衛の一人として仕えている。

快楽主義的な傾向があり、好きなものや大切なものは守るが、それ以外には無関心。
己にとって快であるものには力を尽くす人とも言える。

・“羅刹女の一族”
ある山の宝を守る鬼人種一族、ほとんどが女性。
宝を求めるものを誘惑し、欲に抗えぬならば追い返し、耐えるならば宝を分け与えるという。
詳細は不明だが、宝は病に効果のあるものらしい。

特殊体質ギフトと悪癖
相手を誘惑する際、相手が欲する性別に変化できる。
山を出てからは弱体化し、欲する対象を知られたくないという相手には効果がない。
オンオフは可能だが、己の意志で性別切り替えはできない。

この変化で相手を誘惑し堕落させることと、性的な意味で食うことを楽しむ悪癖持ち。
先代にめちゃくちゃに説教され、今は抑えられているが……食う方は偶にやる。

・『八重 慧』との関係
同じ家に仕える同僚、来た時期は慧の方が早い。
遊び相手にしようしたことがあり、慧からは苦手意識を持たれている。

・他関係者との関係
百華(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1281390)は恩人の娘で、現在の主。
百華が12歳ほどの時からの付き合いで、公的な場以外では「お嬢」と呼び、接する際はなるべく女性になっている。

・補足
名前以外はアレンジや変更、OKです。

・イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76633

※リンクミスのみ修正、再投稿です
名前:エリカ・フユツキ
種族:人間種
性別:女性
年齢:13歳
一人称:私
二人称:貴方/貴女(クロバに対しては『死神さん』)
口調:~です。~ですか?
特徴:
 天義の中西部にあるエルエア修道院のシスターとして生活していた少女。
 本来の名はユーティア。孤児であるため家名はない。
 修道院は小さいながらも長い歴史を持ち、織物や作物、ワインなどを生産していた。
 そして修道院とエリカは、討伐された魔種アストリア枢機卿と不思議な関係があった。

 アストリアは邪悪な性格だが、天義に潜伏し枢機卿まで上り詰めたほど、社会性それ自体は高い。
 そして執政官エルベルト・アブレウと心からの交友を結ぶなど妙に人間らしい所がある。
 修道院では優しく振る舞い、様々な便宜――多くは不正な物であったが――を図ってやっていたらしい。
 実はアストリア自身が反転する以前に所属していた場所でもあったようだ。
 エリカはアストリアに良く懐き、アストリアもかつての自身に良く似たエリカを可愛がっていたようだ。

 修道院は魔種アストリア枢機卿が懇意にしていたため、冥刻のエクリプス後に風当たりが強くなる。
 シスター達はいずれも清廉潔白だったが、国民からは敵意ある視線を向けられ、異端審問や宗教裁判などを実施すべきといった要望が数多くあった。
 そこでシスター達を守るため他の修道院などへ逃がし、修道院は取り壊されることにいなる。
 けれどアストリアに可愛がられていた少女エリカには行く宛がなかった。
 彼女は存在そのものが不正義であった。

 クロバはそんな彼女をエリカと名付け、聖職者として独り立ち出来るまで、引き取ることにした。
 というよりも状況上、ほとぼりが冷めるまで深緑の領地に住まわせる他になかったのだ。
 アストリアを討伐したクロバ自身が、彼女にとってはトラウマでしかないことを知りながら――

 初めは口も聞いてくれなかったエリカだが、最近では打ち解けた様子を見せる。
 だが自尊心が低く悲観的で、時に希死念慮や依存が見られる。

 時は折しも天義に不審な神託が降り、きな臭さが広がりつつある今。
 優秀な聖職者、つまり神聖魔術師が一人でも必要な状況となり、優秀なエリカは神学校への特待待遇と現場の聖騎士の補佐、及びイレギュラーズとの共同作戦要員として、再び天義へ招かれた。
 クロバは心配したが、彼女はそれを強く望み押し切ったのだった。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76582
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4604
名前:ミア
種族:人間種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):13
一人称:わたし
二人称:あなた、〜さん
口調:〜です、ます
特徴:誠実、献身的、努力家、演技派、守銭奴
設定:
天義出身の人間種。かつてアドラステイア周辺に存在していた村のの娘。
両親とは死に別れ、アドラステイア下層で生活していた。疑心暗鬼に陥り周囲の子供たちと監視し合いながら、いつかは己も疑雲の渓に突き落とされる恐怖を抱えて生活していた。

【派遣会社ルンペルシュティルツ】
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4150

現在は派遣会社ルンペルシュティルツの総務見習いとして、キドーの執政官兼秘書のアリアンヌ・バダンデール(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1379378)の下で働いている。
普段はセム・アルカロイド(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1570209)ら、元アドラステイア所属の子供たちと共に生活している。
多少抜けた所はあるが仕事の覚えが早く、アリアンヌは勿論社長のキドーにも重宝されている。

明るく人懐っこい素直な『いい子』として振る舞っているが、実際は見捨てられたくないが故の必死の演技である。
ミアの心は未だにアドラステイアにあり、魔女裁判にかけられ突き落とされる恐怖を抱え続けている。子供ながらに裏切ることも裏切られることも知り、その上イコルで幻を見せられてきたミアは、自分も含めた全てのものを信じられなくなってしまったのだ。

いつか、領地ルンペルシュティルツで過ごすうちに、アドラステイアの呪縛を断ち切り新しい自分に変わりたいとも思えるようになる……のかもしれない。
数字は人間が間違えない限り決して裏切らないので、金勘定をしているときだけは心が安らぐ。

アドラステイアにいた頃のクセで、目上の大人をファーザー或いはマザーと呼んでしまうことがある。
キドー曰く「強欲さも自分勝手さも足りねェ。役には立つが媚びた態度が気に入らねェ。ファーザーなんて呼び方はもっと気に入らねェ。俺がやりてェのは家族ごっこでも洗脳でもなく会社だぞ!」


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76574
名前:『花魚娘娘』姚・依依(ヤオ・イーイー)
種族:旅人
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):外見10代後半。
一人称:わらわ
二人称:そなた、~殿(対コンレイも同じく)
口調:~じゃよぅ、~かのぅ?、~じゃなぁ
特徴:口調だけなら眠そうな間延びロリババ。しかし声と態度が超絶甘ったるいため周りが放っておけない。傾国のめんどくさがり。
設定:
『再現性九龍城』に住まうアイドル的娘娘。
正体は五百年毒の海を漂って人の姿を得た海月。
自分が可愛いことを利用して、いろんな人に『お願い』をしながら日々を過ごしている。
彼女に魅了された人々ファンが彼女を守り世話をする形で一派閥「花魚幇」を組織している。
ちょっと忘れっぽいのは計算の内。
数百年レベルで心の底からの感動に出会えていない。出会いたいとも思わない。喜ぶのとか疲れるんじゃよぅ。
たまに戯れでえげつない依頼を出したりする。
それに応えて彼女の気を引こうとする者は少なくないが、多くはその後が杳として知れない。
九龍城の『内側』を知るとも言われているが、真偽は謎。

ギフト:『渇きの海』
海は常に満たされていなければいけない。
彼女が『お願い』を口にすると、それを聞いた人間は彼女に協力したくなる(個人差あり)

「わらわ、菓子が欲しいかもじゃ」
「コンレイ殿、コンレイ殿や。もう行ってしまうのか……?」
「好きで……大好きで……うたもなみだも朽ち果てて。もう、疲れてしまったんじゃよぅ」

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4600
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58428
名前:ドレッドレオ
一人称:俺
二人称:お嬢さん、お兄さん、あんた
口調:~だよな、~だな、~だろう?
特徴:褐色肌、筋肉質、ハーフアップ
設定:
 ドレッドレオという男は、売れるものなら何でも売る。
 質が悪くても買う客はいるが、質が良いに越した事はない。
 だからドレッドレオは質の良いものしか売らないと決めている。
 宝石は瑕のないよく磨かれたものを。
 金銀は質が良く不純物の少ないものを。
 奴隷は縁者のいない、見目麗しいものを。
 ドレッドレオは今日も、何処かに雑な露店を開いて客を待つ。

 彼は意外にも、客に対して真摯である。
 ただし、アフターケアはしない。
 売り買いをする間は大事なお客様なので丁寧に扱うが、売ってしまえばあとは他人。どうなろうが知った事じゃない。
 例えば呪いの宝石を買って、化け物に成り果てようとも――其れは着けた奴が悪いのであって、売った奴が悪いんじゃない。嫌なら買わなければ良いだけの話だからだ。
 紅血晶は化け物になると言われる宝石だが、質そのものは悪くない。
 粗雑な品でないのなら、希少価値があるのなら、高価で出回っているのなら、ドレッドレオに仕入れない理由などなかった。

「引っ掛かったあんたが悪いんだぜ。俺は売った。確かに言わなかった事もあるかもしれないが、其れはあんたが聞かなかったからだ。聞かなかったあんたの、着けちまったあんたの責任なんだよ」

 だがそんなドレッドレオの軽薄さに気付く者は少ない。
 何故なら彼は、商売をしている間だけは真摯にしてくれるから。
 だから人はドレッドレオが扱う“質の良い”商品を求めてやってくる。
 或いは恋に落ちる娘もいる。そんな娘をドレッドレオは、一晩だけ可愛がってやる。ちゃんと「一晩だけだ」と言い置いてから。そうじゃなきゃ損得が釣り合わない。

 ドレッドレオは今日も、黒髪を揺らして客を待つ。
 買ってくれそうな客には、其の良く回る口でおべっかを売る。
 褒め言葉はタダだ。幾ら売っても良い。
 そうすれば重さのある金が転がり込んでくる。其の為なら誠意も褒め言葉も惜しまない。――売り買いの間だけだが。
 どうせこの世は金で動いている。善意などありはしない、あるのは策謀と欲望だけ。

 そう、俺にだって欲望はある。
 商人として成りあがりたい――ほうら、可愛らしい願いだろ?
 叶えてくれるのはあんたたち。これでも感謝してるんだ。いつもありがとうな、愛してるぜ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4589
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77758
名前:ディラン・クラウザー
種族:人間種
性別:男性
年齢:16歳(セシルの2歳上)
一人称:俺(畏まった席では私など)
二人称:君、~さん、セシル
口調:だな、だろ、かもな(畏まった席では敬語も使う)
特徴:

天義貴族クラウザー家の三男坊。
セシルとは幼馴染みであり、家がお隣さん同士の関係。
幼い頃から一緒に遊び、ちょっとした冒険を楽しんだり、
なんてことのない日常を過ごしたりする相手だった。

ディラン自身も両親や兄弟から深い愛情を注がれて育ってきた。
つい最近までは聖都に存在する騎士学校で学んでいた。

そうして16歳を迎えた年の冬――騎士学校の課程を修了した数日後の事。
ディランは突如として騎士学校をやめた。

両親はそれ自体は咎めなかった。
家督を継ぐべき嫡子としての立場は長男と次男、上2人がいる。

もちろん、ディランもまた聖騎士を目指すならそれが一番であったのだろう。
それでも、ディランが何をしようと自由だ――とは彼らの弁である。

それは確かに温かく優しい言葉であった。
けれどディランには耐えがたい物があったのかもしれない。
自由にしてもいいという優しさと、期待していないという無関心は薄氷の如きものしかないのだから。

そうして騎士学校をやめたディランは冒険者になった。
セシルが手紙で教えて貰ったところによれば、海洋付近の海辺の町を巡ってから幻想王国との国境辺りを回ったという。
セシル自身がイレギュラーズとして経験した冒険のことを手紙で知らせた時も、ディランはそのことを喜んでいた。

――あぁ、けれど。
ことここに至って、ディラン・クラウザーという男の消息はようとして知れぬ。
幻想王国との国境線――ヴィンテント戦線は、『遂行者』達の手で戦乱に突入したばかり。
セシルがそのことを心配して送った手紙の返事は、未だに来ていない。

そうして、よく似た衣装と顔の特徴をした少年がいたという話は果たして偶然だろうか。

その場所が、第二の聖都とも言われる天義の大都市『テセラ・ニバス』――
帳を下ろして『異言都市(リンバス・シティ)』へと変質した町であったなら。

もしも本当にそこにいるのなら――ディランはどうしてそこにいるのだろうかと。
今はまだ、その理由は判然としていない。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4609
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76771
名前:壬生
種族:ウォーカー
性別:不明(両性)
年齢:Unknown
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て
口調:~だ、~だな、~だろ?
特徴:気まぐれ、執念深い、わがまま
身長:男体時190cm、女体時170cm
設定:


その神は全能である。
祈れば我らに囁きを。捧げれば我らに実りを。
その神は全能である。
敬虔であれば恵みを。不敬であれば神罰を。
神罰を。
神罰を。

その神は、邪教の拝する邪神であった。

「別世界?じゃあもう、神様稼業しなくていいね。」

邪悪そのままに、その神は自由を得てしまった。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4608
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77762

※アドリブ、アレンジ歓迎
書きづらい点、不明点はお任せします
名前:忘憂のヤクモ
種族:八百万
性別:女
外見年齢:9つ
一人称:私
二人称:君
口調:だ、だろ、だろうな?等少年のような口調
特徴:『忘憂大社』の頭目、樹の精霊種
設定:
豊穣郷に存在する『忘憂大社』に拠点を構えている八百万。神木である『厄裳(やくも)』と同じ名を持つ幼い娘。
忘憂大社が何処に存在しているかは誰もが把握できず、突如として出会うための道が開くのだとも噂されている。
ヤクモは『厄裳』よりお役目を賜っている。それこそが記憶――否、『起憶』の改変である。
神木『厄裳』は大精霊の一種で有るが信仰が薄れ、今や知る者は少ない。黄泉津瑞神とは友好関係にあったが、何時しか姿を雲隠れしてしまったという。
雲隠れをした神木は一人の八百万を己が巫女に選び、己の力を行使させることとした。
ヤクモは人々の記憶を切り売りする商売をしている。
神木の力により他者の過去の辛い記憶を『切り捨て』て、幸福の記憶をねつ造し挿入する事が出来る。勿論、切り捨てた記憶は他者に売り払う。
勿論の事だが、記憶の売買は有料だ。時には略奪を、時には物々交換の一種として、『物忘れ』かと思いきや厄裳の為にヤクモがせっせと記憶を集めた可能性もある。

――辛い記憶なんて不要だろ?無くした方が幸せだろう?
なら、私が買い取ってあげよう。君の幸せな記憶を対価に、君の辛い記憶を一つね。
痛くも無いし、悲しくも無い、ただ眠る様に一切を忘れるだけさ……さぁ、君の記憶を見せてくれ……。

厄裳がヤクモに記憶を集めさせるのは全てを改変し己が大精霊として顕現するためであろうと誰もが言うが正確なことは不明である。
ただ、唯一。厄裳は肉腫の如く人の肉体に乗り移り強い力を与えることが出来ると言うことだけは確かなことだ。
ヤクモはその依代として動き回る。高天京で噂を聞いたのであればご用心。
彼女は今も、何処かで人の記憶を奪い去り、切り取り、売り払う。商品は多岐に亘り、気付いた頃には『知っている誰かの者』も瓶に詰められ売られているかもしれないのだから。

忘れたい記憶があるとき、その社への道が拓ける事だろう――さあ、無くしたい記憶はどれだい?

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4583
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/42490
名前:剣豪のヤサカ
種族:八百万
性別:女性
年齢:25歳
一人称:私
二人称:お前、~様
口調:だ、だろう、だろうな等男性口調
特徴:忘憂神社用心棒、元捨て子
設定:
豊穣郷のどこかに存在する『忘憂大社』にて用心棒をしている八百万の娘。
頭目ヤクモの娘――ではあるが、捨て子であった『ヤサカ』を拾い育てたのがヤクモであっただけで血の繋がりは無い。
姿価値は似ていないが、親子関係は良好。寧ろ、盲目的にヤクモの事を『愛しき母上』として敬愛している。
様々な剣豪や戦士の記憶を求めた大精霊・神木『厄裳』がその記憶全てを生まれて間もない頃に拾われてきた娘に埋め込んだため根っからのバトルジャンキー。
厄裳の事を認識せず、全ては母親ヤクモの異能力と加護であると認識している。ある意味で『ヤクモにとっては都合の良い娘』である。
厄裳の巫女であるヤクモが記憶の蒐集を求めており、其れ等を売買することを生業にしている事を知っていることから殺した相手の記憶を奪う事に躍起になっている。
それも厄裳が憑いた結果の能力で有り、死した相手は魂すら残さずに全て『瓶詰め』にしてしまうという。
ヤサカは産まれながらのバトルジャンキーであるため強敵であればあるほどにその記憶に強く惹かれる事がある。
記憶蒐集マニアであり他者の膨大な記憶を埋め込まれ、本来の『少女』としての自我が胡乱なヤサカ自身は『他人の記憶を奪う』事に対しては特段気にしている様子はない。
様々な流派の剣術を操り他者を、その攻撃に『記憶の楔』を打ち込むことが出来る。詰まりは、記憶を奪う際の目印である。
魂に割れ目を作ると言っても過言ではないが、それも大精霊『厄裳』が分けた権能でしかなく、ヤサカ自身は其れを上手くはコントロールできない。

もしも、厄裳とヤクモが力を失い、その姿を儚くも消してしまったならば、奪い去った記憶さえ無くしてしまったヤサカには何も残らぬであろう。
其れが酷く恐ろしいが故に、ヤサカは戦い続ける。ただ、愛しき母上と、素晴らしき忘憂神社のために――
彼女が求める素晴らしき『記憶』を奪い去るためならばどの様な苦しみさえ厭わぬと堂々と宣言をして。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4584
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/45970
名前:朽木生駒
種族:八百万
性別:不明
年齢:不明
一人称:僕(僕ら)
二人称:君、~殿
口調:です、ます、ですか、ですね?
特徴:忘憂神社の住民。厄裳の『眷属』、ヤクモの忠実な部下
設定:
豊穣郷のどこかに存在する『忘憂大社』にて巫女ヤクモの補佐を行って居る八百万。
似通った外見の者が三人おり「兄弟です」と朽木生駒は言う。その為か、自身等のことを纏めて『僕ら』と呼び、名の呼び分けを行なっては居ない。
大精霊『厄裳』の忠実なる信仰者にして、巫女ヤクモの名代を勤め上げる『神官』の役割も担う。
忘憂神社に迷い混んだ者に対して記憶の売買や『記憶の切り取り』は朽木生駒が行なう事が覆い。厄裳による侵食とも呼べる加護を受けており、その力を行使し続けることが可能。
複数人で『一人の朽木生駒』を演じている理由こそ、厄裳にある。
大精霊『厄裳』による侵食と、肉腫めいた体の乗っ取りにより、朽木生駒達は己の自我を上手くは保っては入れなかった。
厄裳が為に記憶を集めるだけの人形のようにヤクモに使役されることとなった時『限られた生まれの記憶だけは誰か一人が隠し持っておこう』と決めたという。
其れを奪われてしまわぬように『三つ子』は自身達は一人の朽木生駒であると本来の名も、本来の己の個性も捨て去って、ただの一人となった。
そこまでして厄裳に尽くす理由は、その大精霊を古くから信仰していた家系だった、という事だけに他ならない。
朽木生駒は元は『畝傍』と呼ばれた家の分流の生まれであり、豊穣郷に存在する自凝島の管理者でもあった本家に対し厄裳や豊穣の大精霊達の管理を任されていた。
狂化する精霊達を相手取り戦うための技能は十二分に身に付けてあった。
忘れられた朽ちた聖域『厄裳』の管理など朽木生駒達でも十分だと思われていた――だが、朽木生駒はしくじった。逆に厄裳に『飲まれてしまった』のだ。
ある種の狂気にも思える大精霊の侵食は耐え難いものであったのだろう。
それ故に畝傍の家を捨て、朽木生駒は忘憂大社にてヤクモの名代として今日も営業活動を続けている。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4585
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/53304
名前:夢鬼のコヅヱ
種族:鬼人種(?)
性別:女
年齢:21歳
一人称:わたくし
二人称:あなた様
口調:です、ます、でしょう
特徴:獄人、忘憂大社の『夢鬼』、厄裳の信仰者
設定:
豊穣郷のどこかに存在する『忘憂大社』にて社の管理を行っている獄人。
幼少期に両親に売り払われ、使用人として八百万の家に奉公に出ていたが酷い虐待を受け続けてきていた。
生きることにも疲れた頃、忘憂大社へと辿り着き、ヤクモに保護されることになる。ヤクモに保護されながら、接触した厄裳に心酔したという。
母親のように慈しんでくれたヤクモが『厄裳』と同等の存在であるという認識により、厄裳様とヤクモに呼び掛けている。
実際は『神霊・厄裳』の存在には気付いて居らず、ヤクモが傀儡であることなど考えはしないであろう。
厄裳から分け与えられた権能(本人は崇高なりし加護であると認識している)は記憶の欠片より無数の『夢の欠片』――憂女衆を召喚する事であった。
コヅヱが非戦闘状態に限り相手の思考と記憶を断片的に読むことが出来る為、苦しみ寄る辺のないものを見定めては『記憶の売買』を持ちかけている。
また、思考を断片的にでも読み取れることで危機察知能力も高く招かれざる客に対しての対処にも一役買っているそうだ。
憂女衆はコヅヱに言わせれば「厄裳様の為の手脚」であり、其れ等は誰かの記憶を核にして生まれ落ちている。
それ故に、その記憶達をコヅヱは愛していた。何せ、厄裳が食べこぼした欠片から生まれ出てたものだ。愛さずにはいられない。
その愛こそが厄裳から預けられた狂気の種であり、他者の記憶を奪おうとする度にコヅヱは蝕まれるように狂気に陥ってゆく。
その事実を誰も教えず誰も見て見ぬ振りをする。元より、コヅヱも教えられたとて止まる気もさらさら無いのだろうが――

コヅヱは何処に居たって不幸な娘だった。だが、その出自はすべて厄裳に捧げてしまったため彼女の中には残っていない。
厄裳という神霊に全てを捧げ食べて貰った後だ。残ったのは彼女への高い忠誠心と、母親のように慕った『ヤクモ』という存在への甘えと愛情だけだった。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4590
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65573
名前:憂女衆
特徴:厄裳の権能を行使した『夢鬼』コヅヱが召喚する存在、人の形を取っている
設定:
豊穣郷のどこかに存在する『忘憂大社』にて社の管理を行っている獄人『夢鬼』のコヅヱが召喚する人間の形をした傀儡。
憂女衆と其れ等は呼ばれるが、その存在の真実は神霊『厄裳』が食べこぼした誰かの記憶の欠片である。
それらは人間の言葉を話すが、それぞれが別々事を話す。真実に誰かの奪われた記憶の欠片なのである。

単純な物忘れかと思いきや、それらは厄裳と呼ばれる神霊が摘まみ食いしているという伝承があった。
嫌な記憶を食べてくれる神様だと信じられており、それが転じて『嫌な事が起りにくい』とされていたそうだ。
だが、それも遠い昔であり、その頃苦しんでいた民達の記憶を摘まみ食いしていた厄裳はそれ以上に『人から奪い取ればもっと愉快だ』と気付いたらしい。
非常に行際悪く悪食である。厄裳がぽろぽろと零した記憶の欠片を塵のように集めてコヅヱが行使する召喚術は憂女衆を作り上げた。
憂女衆は外見こそ仮面の女達である。だが、核たる記憶が別人であるため戦い方も様々だ。
一概に戦闘方法を定義できず、核記憶の元所有者の戦闘を真似て戦う事もあった。
厄裳にとっては「二次利用とは賢いことだ」との事である。
憂女衆達はそれぞれがコヅヱの指示で動いており、仮面を割ることでその存在を消失する。
だが、幾らだって厄裳が食い散らかせば残弾が補給されると言った様子で憂女衆は召喚され、増え続けていく。
忘憂大社を護る優秀な捨て駒であると同時に、数を駆使した戦闘で十二分に役に立つことであろう。
コヅヱが居なくなればその召喚もストップするが、コヅヱが死亡したならば厄裳は又次の誰かに召喚の権能を分け与える筈である。
それだけ、記憶を喰う事が厄裳にとっては日常で有り、喰わなかったものを売買しながら『新たな食事』を求める事は必要な事であるのだ。
信仰を失った厄裳と忘憂大社は今や――悪しき神の荒魂のみが存在する異郷に転じてしまったのであろう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4591
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65866
名前:厄裳
種族:大精霊(神霊)
性別:不明
年齢:unknown
一人称:わらわ
二人称:お前様、呼び捨て
口調:じゃ、じゃろ、じゃろう
特徴:忘憂大社の神木。大精霊が人の形を取った者、荒魂
設定:
忘憂大社に存在している神木『厄裳』が人の形を取ったもの。旧くは大精霊の一柱であったが廃れた信仰により今は悍ましき力だけを有している。
豊穣郷の神霊である黄龍(麒麟)と関わり深く、麒麟の良き友人であったがあるときその記憶を食べて伽藍堂にしてしまった事により袂を分かった。
飽くなき程の記憶への執着と暴食。厄裳は人の記憶にこそ魅入られたのである。
神霊という立場故に長すぎた澱のような毎日。生死さえも曖昧な存在であるそれらに悦楽と呼ぶべきは少なかった。
代わり映えのしない中で人の営みは何と愉快なものであるか。気付いた瞬間に厄裳は記憶を食い散らかした。
厄裳という存在は『人では無く神霊だった』が故に、人などただの養分、食料でしかなかったのだ。良き隣人かそう認識を改めた刹那からそれはただ貪り喰らうことを続けて居る。
それ故に厄裳は己の力を『忘憂大社に踏み込んだ者』に植付けた。肉腫の如く取り憑き、時には己の狂気全てをその対象へと与え続けた。
厄裳の加護は狂気とも同義であった。故に、魅入られる者は多数存在していた。
最初に選んだのは自身と同じ名を持った娘であった。ヤクモと呼ばれた彼女に自身の持ち得る権能を分け与え行使した。
今現在の忘憂大社は神霊による閉じた空間に他ならない。其れ等が作る異空間であるが故に、何時何処から繋がってしまうかも分からず、黄龍は辿ることは出来ないという。
時々パスが繋がったときにその存在を感じるが直ぐに雲隠れをしてしまう。
しかし、最近はその存在を如実に感じるらしい。それも罪人の流刑地である自凝島から。

――いつか、自凝島の罪人全ての記憶を食い散らかし、その地より黄泉津を乗っ取らんと目論むのみ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4586
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71759
名前:キルケ・ハウグリン
種族:鉄騎種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):永遠の18歳
一人称:わたし
二人称:きみ
口調:だね、だよ、だよね
特徴:脱いだらすごい

ロック・ハウグリンの妻であり、第五階級市民(グロース将軍の設定した新しい市民階級。格差でいう一番下)におとされたことで生活苦に陥り自ら軍に志願した。
この時点で子供はおらず、夫ロックとは近い将来子供をもつことを決めていた。それは叶わなかったが。
夫方の親戚であるコルキスのツテを使って色々すっとばしての部隊配属が決まる。
古代兵器である『シュヴァイン』という剣に適合しており、これを用いた剣術と召喚魔法を行使できる。

・戦闘スタイル
古代兵器シュヴァインを用いたアクロバティックな剣術と、修められた召喚魔法によるモンスターの召喚をあわせて戦う。
彼女の好みから『羽の生えた豚(アデュナトン)』が召喚モンスターとしてよく用いられる。沢山呼んでウェーブをおこしたり、自らが騎乗して飛んだりと結構便利に使えているらしい。

・トラウマと戦う意志
両親の死去から『置いていかれる』ことに強いトラウマを抱えており、夫であるロックの死去は彼女にとって強烈なトラウマとなった。
彼女がこのトラウマを解消するには、全てを忘れ閉じこもるか夫の残り香を求め彷徨い続けるかの二択しかなかった。
親戚であるコルキスはまだ子供を持っていない彼女の身体を慮り前者を薦めたが、キルケは後者を選んでしまった。
例えそれが自らにかける呪いだと分かっていても、夫の存在を追い求めてしまった。
それは復讐ではなく、執着でもなく、仮に言葉にするなら『愛』であった。
夫を愛するがゆえ、彼女は戦場に立つことを決めた。

・すごい格好と夫の趣味
夫ロックを愛するキルケは若くして結婚しており、貞淑でありながら体型には恵まれていた。
そんなキルケの隠れた積極性はロックの勇敢な精神とおかしな化学反応を起こし、ベルトと鎖だらけのコスチュームをコートの下に着込むという奇行を生み出した。
通常時は毛皮のコートや軍服を纏っているが、本気になるとこの姿で戦いに挑む。
それは当然、今世に散った夫の残り香を求めてのこと。つまりは愛である。

・隠れた趣味
ぶたさんが好き。豊満な隊形だったロックもぶたさんのかわいらしさと清潔さを感じ惚れ込んだという経緯がある。
なので料理が非常に得意で、相手を太らせる料理を特に好む。
好きな相手を太らせる系女子である。

関係者
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72842
設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4612
名前:ウェンズディ・ランブロウ
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):16歳(享年)
一人称:僕
二人称:君、~さん、(チェレンチィに対して)チェーニ
口調:だね、だよ、だよね?
特徴:穏やかな物腰、利発、聡明、薄幸、世間知らず、本の虫
設定:
 チェレンチィが『君』と呼び、今でも大切に想っている青年。
 彼抜きではチェレンチィのことを語れぬほど、関わりがとても深い存在である。
 通称は「ウェズ」。
 心優しい性格で、読書がとても好き。特に勇者王アイオンの物語が好きで詳しい。

 幻想貴族・ランブロウ家に生まれるも、「当主が家庭を持つ女性と無理やり関係を持ち、その結果出来てしまった不義の子供」であり、その事実をどうしても隠したい当主によって世間から遮断され、屋敷の離れにて幽閉されて生きてきた。
 名前の由来は「水曜日に生まれたから」という単純なもの。
 当主が無理やり関係を持った女性(=ウェンズディの母親)とその家族は秘密裏に暗殺され、不幸な事故で亡くなったことにされており、自分もいつかそうなるのだと、諦めと恐怖の中、日々を過ごしていた。

 離れにて彼の為に働く使用人は必要最低限の人数だったが、自身の母親のことを教えて貰ったり、新しい本を用意して貰ったり、献身的に世話をして貰えたりと関係はとても良好であり、不自由はなかった(使用人たちはむしろ、高い給料で言い包められてはいたものの、彼の扱いがあまりにも悪い当主に不満があるようだった)。
 しかし、成長するにつれ、どうしても「外の世界」を見てみたくなった少年時代の彼は、一人で離れを少し抜け出して帰ってくる計画を使用人たちの助けを借り決行。
 憧れの「外の世界」に飛び込んだ彼は、最初は目を輝かせて街を歩いていたが、次第に道に迷い、空腹になり、どうすればいいか分からなくなってしまう。
 困り果て、慌てた彼が曲がり角でぶつかったのが、スラムからたまたま街まで出て来ていたチェレンチィであった。
 素っ気なく対応して去ろうとする彼女を何とか引き留め、案内を取り付けることに成功。
 彼女も本当はお人好しであったのだ。

 名前を聞くと、自分の名前が分からないと言った彼女に、好きな小説の主人公の少年と同じ「チェレンチィ」という名前を与え、後に女であったと知ると慌てて「チェーニ」という愛称を付けた。
 彼女の持っていた少ない食料を分けて貰い、見覚えのある道まで送って貰って無事に帰った彼は、もっと外を見たいと、それからも時々離れを抜け出すように。
 何の因果か偶然か、彼が離れを抜け出した日がチェレンチィが街に出る日と重なることが多く、再会を重ねて仲を深めていった。
 世間知らずな彼に彼女は「外の世界」のことを教え、学のない彼女に彼は本で得た知識や物語を教えた。
 しかし、その穏やかで楽しい交流は、チェレンチィが人買いに攫われてしまい唐突に終わることとなる。

 時は過ぎ、青年となった彼は、以前よりも死の予感をひしひしと感じており、遂にそれが現実のものとなった。
 夜寝ている所に暗殺者が忍び込んで来たのである。
 しかも、その人物は殺し屋となったチェレンチィであった。彼女も驚いた顔をしていた。
 嘗ての交流の際、彼女が人を殺したことがあると聞くと「自分はいつか殺される運命だから、殺されるのなら君がいい」と漏らし、彼女も了承していたその願いが叶う時が、何の因果か偶然か、やって来たのだ。
 言葉を交わし、彼女があの頃からずっと自分を大切に想ってくれていたのは分かったし、本当は殺したくないと思っているのも分かったが、共に逃げられるほど体力はないし、何より彼女を危険に晒したくないと思った彼は、母親の形見である金色の砂時計のピアスの片方を彼女に託し。
 「死ぬその時まで生きる事を諦めないで」
 「君自身の手で僕に会いに来ては駄目だよ」
 と、願いの言葉も一緒に託した。
 彼女が自分の望みを叶えてくれようとするのも分かっていたし、自分を殺した後に後を追うのだろうとも分かっていたから。
 聡明で人の気持ちに敏感な彼は、そこまで分かってしまったのだ。
 でも、きっと、彼女にはこれからもっと素敵な出逢いと物語が待っているだろうと。
 ――そんな予感がしたから、彼は最期に我儘な「願い呪い」を遺したのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75626
名前:ザカライア・ランブロウ
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):55歳
一人称:私
二人称:呼び捨て、貴公、貴様
口調:だな、だろ、だろう?
特徴:野心家、商人気質、完璧主義、プライドが高い
設定:
 幻想貴族・ランブロウ家の元当主。
 ランブロウ家とは、元々は商人一家であり、主に絵画・彫刻等の美術品や工芸品、楽器の売買から、芸術家や音楽家のパトロン・プロデュースも手掛け、天才的ともいえる手腕で比較的短期間で一財を築いた一族である。
 嘗て幻想国家が財政難に陥った際、全面的に支援を行い、その功績が認められ爵位を賜るにあたったとされる。
 その為貴族としての歴史は浅いし、貴族となった後も変わらず商業的活動に暇がない。
 貴族的派閥としてはバルツァーレク派に属する。

 ザカライア自身も一族の血を色濃く受け継いだやり手の商人であり、手段を問わず、一族の力を今よりも強め、いずれは更なる高みへと昇るのだと野心を抱いていた。
 貴族としての名を上げることにも熱心で、他家との繋がりを広げたり、支持をしているバルツァーレク家、ガブリエルの困りごとが聞こえて来ては解決したりして印象を強めてきたのだ。

 ある日こんな話が聞こえて来た。「最近活動が活発な殺し屋一団の存在にガブリエルが頭を悩ませている」と。
 ルイバローフという名のその一団は、幻想国内にて領地を問わず様々な場所に秘密の拠点を持ち、殺しの仕事を引き受けているという。バルツァーレク領や、バルツァーレク派に属する貴族もその毒牙にかかるのではと伯が心配しているという話だった。
 これを解決しない手はないとザカライアは思った。この話を彼にもたらした「とある男」が、「敢えてルイバローフに殺しを依頼し、指定の場所に来たところを捕まえたら良いのでは?」と冗談めかして軽く言ったからである。
 彼は昔、一時の過ちから、家庭を持つ女性を無理やり手籠めにしたことがあった。その結果彼女が妊娠、自分との子供を産んだと知ると、自身の経歴に少しの傷も付けたくなかった彼は、部下を使い彼女とその家族を秘密裏に暗殺。僅かな情はあったのか、彼女と自分の間に出来た子供は殺さず、屋敷の離れへ幽閉し生活させていたのだった。
 成長した隠し子を隠し通すのが段々厳しくなっていたので、これを機に、「明るみに出てしまえば自身の傷になる存在の排除」と「大貴族への献身による名声の獲得」、両方を叶えようとしたという訳である。
 容易に捕まえられるよう、殺しの実行役には一番経験の浅いチェレンチィを指名。その他のメンバーも芋づる式に捕らえる算段で、ありとあらゆるコネや人脈を駆使して即座に監獄島に収監する用意まで整えた。

 結果は、隠し子の暗殺には成功。しかし、チェレンチィを捕らえることは出来たが、他のメンバーは捕まえられなかった。まるで蜥蜴の尻尾切りのように。
 ……否、尻尾切りではなく。彼らは仲間を囚われたことへの報復として、ザカライアの悪事や件の隠し子のことなどを公にし、ザカライア・ランブロウの名声を一気に地へと落としたのだ。
 それまで積み上げた塔がガラガラと音を立てて崩れ落ち、窮地に立たされた彼には、逃げることしか出来なかった。
 ――彼の所在は今も分からないままである。

※改変、アレンジ、現在の所在や扱いの付け足しなど、諸々歓迎です!

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75627
名前:秦・蓮花(しん・りぇんふぁ)
種族:亜竜種
年齢:unknown
性別:女性
一人称:アタシ
二人称:お前さん、呼び捨て
口調:じゃ、じゃろ、じゃよ
特徴:亜竜集落フリアノン出身、クレープに釣られる
設定:
 亜竜集落フリアノンの秦家の長老。鈴花にとっては親戚筋にあたる秦家当主。
 秦家は食物庫の管理を行っていた一族と言われており、現在でも食物の調達や管理を行っている。その中でも蓮花は筋金入りの食いしん坊である。
 一族の者からは『ばっちゃ』と呼ばれており、普段は落ち着き、どっしりと構えているが『美味しいそうな食材』が来るとどうしようもなかった。
 角なし(尾なし、翼なし等と呼ぶ事もある)の齎す摩訶不思議なグルメが蓮花に新たなる路を開いてしまったのだ。
『くれーぷ』はすごい。『くりーむ』が入っている。その上で様々な味を楽しむことが出来るのだ。飽きることはない。『あいすくりーむ』も感動的だ。『はんばーがー』を考えた者には勲章を遣りたい。
 情報過多すぎる外の文化に触れたいが蓮花は残念ながら長老である。
 外に出ることは叶わず、里長代行の立場に立つこともある為、鈴花に食糧事情の改善にも繋がるというありがちな理由をつけて『調査』に送り出したのだ。

 その外見は非常に幼く見える。童女のような外見をしており、外の者が見れば一族の愛らしい娘でしかないが永きを生きた長老である。
 一族の者達には「美味しい者を食べたからこうなった」だとか「怪しい果物でも囓ったんだろう」と言われているが真偽は不明。普通に若々しい外見をしているだけであるかもしれない。
 また、蓮花は『ビストロ・スーパー・アイズ』というギフトを有している。
 食材を見た時、それがどう料理すれば美味しく食べられるのかひらめくことが出来る。蓮花自身が食べられない無機物や毒物に対して対しては無効――ではあるが、毒物であれども毒抜きが出来る者であれば調理可能である。
 鈴花は似た世界からの贈り物ギフトを有しているために、実の子供の様に可愛がっている。
 ただし……端から見れば童女が姉に甘えているようにも見えて仕舞うのはご愛敬なのである。
 琉珂に言わせれば「蓮花ばぁばに任せれば食べられない者はない!」との事だ。琉珂が食材に使うとんでもない材料の一部は蓮花が食用と判断したものが多いというのは……鈴花には暫く秘密にしておこう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4552
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77844
名前:ダレン・ランブロウ
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):32歳
一人称:俺/然るべき場では「私」
二人称:呼び捨て、お前、貴様/~様、~殿
口調:だな、だろ、だろう?/です、ます、ですか?
特徴:実直、真面目、努力家、騎士道精神
設定:
 幻想貴族・ランブロウ家の現当主。
 前当主であるザカライアとその妻の間に出来た次男坊。
 母親と長男は流行り病で相次いで死去しており、父親であるザカライアは悪事を公にされ行方をくらませてしまったため、彼がランブロウ家を継ぐこととなった。
 「商いについてはお前はてんで向いていない」と父親に言われ、自分でもそう思っていて、あれこれ知略を巡らせるよりは体を動かす方が好きで騎士になることを夢見ていた。
 実際、家業を継ぐことは全く考えておらず、鍛錬を重ね夢を叶えて、大貴族の擁する騎士団に所属していたのだが、当主失踪の一報を受け渋々家に戻って来る形に。
 父親のせいで没落寸前まで落ちぶれた家を何とか立て直すべく、奮闘の日々を送っている。
 商人的なことにも、貴族的なことにも、まるで縁は無かったのだが、どうやら才能はあったらしく、部下や親交のある貴族の助けを借りつつ、少しずつ良い方向へ導いていけているようだ。
 曲がったことはあまり好まないが清濁併せ吞む器量も持つ、割と柔軟な性格。

 因みに、着ているスリーピーススーツは昔、練達の商人よりもたらされた「英国紳士」と呼ばれる人々の服装であり、伝統的に当主が着ることとなっているらしい。
 他の貴族が着ているような煌びやかな服装と違い、とても動きやすいので彼的には気に入っているようである。
 眼鏡は実は伊達で、知的に見えるから掛けているだけだったりする。
 持っている杖は仕込み剣になっており、有事の際も対応可能である。

 父親の隠し子――ウェンズディの存在は、父親から直接聞くことはなかったが、何となく直感で感じ取っており、こっそり離れに行っては交流を持っていた。
 ウェンズディ暗殺の日にも、何となく嫌な予感がして急に家に帰ってくるなり周りの制止を振り切って彼の元に向かうと、そこには事切れた彼とチェレンチィの姿が。
 すかさず剣を抜き斬り付け、躱されたが、チェレンチィの左の視界を奪い、それが結果的に彼女を捕らえる決定打となった。
 その後、ウェンズディの遺した日記を読み、彼にとって彼女がこの上なく大切な存在だったことを知る。
 イレギュラーズとなって戻って来たチェレンチィと再び出会うことがあれば、ダレンは彼女に複雑な感情を抱くだろう。

※改変、アレンジ歓迎です!

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/66201

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